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【殺虫剤の基礎知識】オルトランの使い方!安全性や効果的な撒き方のコツを解説!

花や野菜を虫から守るのに欠かせない殺虫剤。中でもオルトランは使いやすく、色んな植物に使うことができるので人気があります。ただ、殺虫剤は危険というイメージもあり、初めて使う人にとっては少し不安ですよね。本日はオルトランの安全性や効果など基礎知識をご紹介!
更新: 2024年2月4日
かなえ
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オルトランとは?

オルトランはガーデニングにも使える殺虫剤

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オルトランとは、殺虫剤のこと。土にパラパラと撒くことで、花や野菜を害虫から守ることができます。

家でガーデニングをしていると、アブラムシが寄りやすいナスやトマト、キュウリなどの夏野菜、キクやカーネーションの花類もオルトランがあれば、害虫被害を予防することができます。

オルトランの種類は2つ

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オルトランの種類は大きく分けて2つ。水で薄めて使う「水和剤」とそのままパラパラ土に撒くだけの「粒剤」があります。

どちらも一度使えば、長期的に害虫を駆除・予防する効果があるので、自分が使いやすい方を選びましょう。

基本的に、どちらも効果や予防・駆除できる害虫の種類は同じですが、植物や作物によっては若干違いがあることもあるので、注意してくださいね。

オルトランで駆除できる害虫

オルトランを使えば、比較的色んな種類の害虫を効果的に駆除・予防することができます。実際、どんな種類の害虫を駆除・予防することができるのでしょうか。オルトランで効果的に駆除・予防できる害虫をいくつかご紹介していきます。

ネキリムシ

ネキリムシとは、土の中に潜み植物の苗の根元を食い荒らす害虫。昼間は土の中に隠れており、夜に活動を始めるのでなかなか見つけることができず、被害に遭ってからネキリムシの存在に気づく人も結構います。

ネキリムシはコガネムシやコメツキムシの幼虫のことで、見た目はぐにょぐにょと気持ち悪いのが特徴的。朝、起きて知らない間に苗の根元に穴が開き、食べられたような形成があれば、ネキリムシによる仕業の可能性が高いでしょう。

アブラムシ

有名な害虫なので、一度は名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。アブラムシは葉っぱの裏側にくっついていることが多く、植物の汁を吸って弱らせます。

放置していると急激に増えてしまうため、一度見つけたらすぐに対処をする必要があります。大量発生すると見た目的にも気持ち悪いですし、ガーデニング被害も大きくなってしまうので、気をつけましょう。

ハモグリバエ

植物の葉に突然白くて虫が這ったような白い線が見つかれば、それはホモグリバエの仕業です。気にせずにそのままの状態にしておくと、どんどん白い線が増えていきますよ。

最終的には、葉が真っ白になりすべて食い尽くされてしまいます。ちょっとした白い線であれば気のせいかなと放置してしまいがちですが、原因がホモグリバエだった場合、植物が弱ってダメになってしまう可能性も。

少しでも植物の見た目がおかしいなと思ったら、オルトランなどの殺虫剤を撒いておきましょう。

ケムシ

刺されると皮膚が腫れたり、痒くなるやっかいな虫。人に害を与えるだけでなく、植物の葉や野菜を食い荒らすケムシもいるため、見つけたらすぐに駆除するようにしましょう。

特にチャドクガには要注意。ほかのケムシに比べて毒性が高く、近くにいるだけでかぶれやかゆみなどの症状があらわれることがあります。


オルトランの毒性について

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害虫の駆除・予防にオルトランが効果的と分かったものの、やはり人体への影響はないのか気になりますよね。「オルトランの毒性はどのくらいなのか」「オルトランを使った野菜に毒性はないのか」について確認しておきましょう。

オルトランの毒性は強力ではない

基本的に農薬と呼ばれるものすべてに毒性はあります。毒性がなければ安全ですが、その分害虫の駆除や予防の効果も薄くなってしまうことでしょう。オルトランの毒性は普通レベルとされており、特別強力な毒性があるわけではありません。

説明書通りの使用方法で量を守って使えば、安全に使うことができますよ。

オルトランで害虫駆除した野菜は安全?

野菜や果物を育てるのに、オルトランで害虫を駆除したときに一番気になるのが安全性ではないでしょうか。特に、家で育てた野菜や果物を子供に食べさせるとなると、安全性は必ず確認しておきたいですよね。

気になる「オルトランで害虫駆除した野菜は安全?」に対する答えは、イエス。どのくらいの量が人体へ影響を与えるかちゃんと実験などを行ったうえで販売されているものなので、使い方と使用量をきちんと守って使えば大丈夫といえるでしょう。

気になる症状が出てきたらすぐに病院へ

基本的にオルトランは、使い方と量を守れば人体に影響はないと言われていますが、人によっては喉がイガイガしてきたり、頭痛の症状があらわれることも。

万が一オルトランを使用したときや、オルトランを使用して育てた作物を食べて不快な症状が出てきたときは、すぐに病院へ行くようにしてください。

病院へ行く際は、使用したオルトランの種類や使った期間、量なども答えらえるようにしておきましょう。

オルトランが使える作物

オルトランは野菜や果物、観葉植物など幅広く使える

オルトランが使える作物は、ナス、トマト、きゅうりなどの夏野菜だけでなく、ダイコンやキャベツ、ブロッコリーにも使えます。植物や野菜の種類によって、オルトランを使う時期、量、使い方が違うので、事前に本や園芸ショップなどで確認するようにしてくださいね。

オルトランの撒き方

それでは、実際にオルトランの使い方について詳しく説明していきます。水和性の場合と粒剤の場合、それぞれの撒き方を覚えておけば、どんな植物でも害虫駆除・予防ができるようになりますよ。

オルトランの撒き方:水和性の場合

水和性のオルトランは、基本的に薄めて使います。撒き方は、スプレーなどで少しずつ葉や茎に吹きかける方法が一般的。ジョーロでかけても良いのですが、すぐに流れ落ちてしまうので、効果的な撒き方をしたいのであれば、スプレーを使うことをおすすめします。

オルトランの撒き方:粒剤の場合


粒タイプのオルトランの撒き方は、土にパラパラと振りかけるだけ。苗を植える前に、土へ事前に混ぜて使ったり、育ってきた植物の近くに撒いて使います。水で薄めたりする必要もないので、撒き方は粒剤タイプはとても簡単。初心者にもおすすめです。

オルトランの撒き方のコツ

オルトランの撒き方のコツ①量を守る

オルトランは害虫を駆除・予防するのに効果的な殺虫剤ですが、たくさん使えば効果があるというものでもありません。適正量を超えて使ってしまうと、植物に負担がかかり枯れてしまうことも。

オルトランの撒き方のコツ②使用時期を守る

オルトランの効果を最大限に引き出すには、撒く時期も重要。植物によって、オルトランの効果が出やすい適切な使用時期があるのです。種を植える前に土に混ぜておくもの、苗を植えてから撒くもの、収穫の数週間前に撒くものなど種類は様々。オルトランは適当撒くのではなく、適切な時期に撒くようにしましょう。

オルトランの使用量

オルトランを使う上で一番大事なポイントが使用する量。水和性、粒剤どちらのオルトランも使っても安全な量と回数が決まっており、量と回数の上限は植物によって違います。

ここを間違えてしまうと、大事な植物を枯らしてしまうことも。一体どのくらいの量が適正なのか、しっかり覚えておきましょう。

水和性のオルトランの場合

ツバキの場合の例ですが、まずオルトランは水で1500倍に薄める必要があります。そして与える量の目安は、1㎡あたり200~700ml。根元付近にジョウロやスプレーなどで与えます。

初めて使う場合は、200mlから与えてみて、害虫の駆除具合や植物の様子をみながら徐々に与える量を増やしていくと良いでしょう。

粒剤のオルトランの場合

粒剤のオルトランを観葉植物に与える場合、1㎡あたり3~6グラムが目安です。見た目的にはかなり少ない量で「本当に効果があるのかな」と心配になってしまうかもしれませんが大丈夫。

少なすぎるような気がするからといって、勝手に量を増やして与えないよう気を付けてくださいね。

オルトランの効果や期間について

オルトランを撒くと、実際どのくらいで効果が出てくるのか気になりますよね。オルトランの撒き方が分かったら、次はオルトランの効果が出てくる時期や効果が継続する期間について確認しておきましょう。

オルトランの効果が出始めるまでの期間は?

オルトランを撒いてから効果が出始めるまでの期間は、約1週間程度。撒いてからすぐに効果があるわけではありません。少しずつ時間をかけて薬の成分が、土の中や植物に行き届いていきます。

オルトランの効果が継続する期間は?

オルトランを撒いてから効果が持続する期間はだいたい1か月程度。比較的長い間効果が続くので、こまめに撒く手間が省けます。害虫が積極的に活動する期間は、1か月に1回のペースでオルトランを撒くと、植物や野菜たちを被害から守ることができますよ。

オルトランの使い方の注意点


オルトランを安全に使うためには、注意点をしっかり守ることが大切。自分の勝手な判断で撒く量や時期を誤ると、植物が枯れてしまうだけでなく、人体に悪影響を与える場合もあります。オルトランを使用するときは、以下の注意点をしっかり守って使うようにしましょう。

オルトランの使い方の注意点①量と回数を必ず守る

なかなか効果が出てこないからといって、決められた量以上のオルトランを土に撒いたり、植物にかけてはいけません。オルトランを使っても人体に悪影響がない量や回数を超えて使ってしまうと、体に異変が出てくることも。

ルールを守らず体に悪影響が出てしまった場合は、すべて自己責任です。誰も責任をとってくれません。

そもそも、オルトランはゆっくりと効果があらわれてくる性質があります。効果がなかなか出てこないと焦ってしまう気持ちもわかりますが、1週間は様子をみるようにしてみましょう。

オルトランの使い方の注意点②ペットや子供を近づけない

決まった量と回数を守って使えば人体へ悪影響はないと言われるものの、やはり撒いた直後にずっと近くにいるのは危険です。特に気を付けてあげたいのが子供とペット。大人に比べて体が小さいため、オルトランによる被害の影響が出やすい傾向があります。

また、知らない間にオルトランを撒いた土を直接手で触ったり、舐めたりしていれば、大事故につながりかねません。オルトランを撒いた後は、子供やペットを外に出さない、柵を立てておくなどして絶対に近づけさせないようにしましょう。

オルトランの使い方の注意点③暑い時期は避ける

オルトランを真夏の暑い時期に使うのは避けましょう。オルトランには、アセフェートという殺虫成分が含まれており、高温になると毒性のあるガスを発生させるからです。

正しい使い方をしていても、暑さの影響で有毒ガスが発生し、気分が悪くなってしまうこともあります。どうしても夏にオルトランを使用したい場合は、朝や夕方の涼しいときに使うようにしてくださいね。

オルトランで花や野菜を守ろう!

GFオルトラン粒剤 200g

出典:楽天
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オルトランを使えば、花や野菜を害虫から守れる

花や野菜を育てると、どうしても害虫に悩まされることが多いもの。できれば無農薬で育てたいという人もいると思いますが、無農薬で育てるには、かなりの手間と労力がかかります。

一方、オルトランを使えば、手軽に花や野菜を害虫から守ることができますよ。使用方法と量を守れば、人体への害もないと言われているので、ガーデニングの際にオルトランの力を借りてみてくださいね。