オオモンハタとは
オオモンハタとは、スズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属の魚です。ハタは言わずと知れた高級魚で冬の定番の鍋料理などで食べると絶品!!もちろんそれに属するオオモンハタもとても美味しい魚です。生息域は沿岸の岩礁帯で最大50センチ程の大きさになります。
オオモンハタの特徴
ハタ類は数十種類いて、見分けるのが難しい時があります。ここではオオモンハタとそっくりなホウセキハタやキジハタという魚と見比べながら解説します!
オオモンハタ
まずはオオモンハタからです。
体の表面に大きな斑点模様があるのが特徴です。まさに大紋があるハタですね!オオモンハタは尻ビレの縁が白くなっているのも特徴なのですが、これは個体差があるようなので注意が必要です。食性はカニやエビなどの甲殻類のほか小魚などを捕食しイカやタコも捕食するようです。大きさは50センチ程までに成長します。
ホウセキハタ
次はホウセキハタです。
みなさんは見分けが付くでしょうか?こちらのホウセキハタの特徴ですが斑点模様の隙間が小さいのが特徴で、60センチ程まで成長します。オオモンハタと違い尻ビレの縁が白くなっていないのも特徴です。生息域や食性もほぼ同じです。
キジハタ
こちらはキジハタです。
キジハタはオオモンハタと違い体に縞模様がありますね。背びれの形も違いますし、体全体に斑点模様があるオオモンハタに比べますと、体の下側(お腹側)には斑点模様が無いのも特徴です。キジハタはオオモンハタとマハタを合わせたような模様が特徴なんですね!
こちらはマハタです。さすがに違いがはっきりしてますね。オオモンハタもホウセキハタも全てのハタ類の生息場所や食性は似ているので、オオモンハタを狙って釣っていたらマハタが釣れたなどはよくある話なんです。
オオモンハタの釣り方
オオモンハタの釣り方ですが、ルアーやワームなどを使ったルアーフィッシングや生き餌を使った釣りが主流で、船や磯などから狙うことができます。オオモンハタのポイントは潮通しが良くベイトフィッシュ(小魚)が多い場所ほど良く釣れ、地磯や沖磯、沖堤防などが好ましいです。
ロッド リール
ルアーやワームを使った仕掛けをご紹介します。 ロッドは6~8フィート程のルアーロッドで、リールは2000~3000番のスピニングリール。ラインはPEの0.8でリーダーはフロロカーボンの12~16ポンドがおすすめです!
いきなり高価な専用の物ではなくものではなく、シーバスロッドやエギングロッドなどでも代用できますので、まずはオオモンハタを釣りあげるための道具を揃えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私は沖磯でフカセ釣りをする時にエギングの道具とルアーを持って行き、アオリイカはもちろん、青物やオオモンハタなどの根魚もこれで代用しています。
ルアー ワーム
ワームでの釣り方の場合は20g程のジグヘッドを使いベイトに似せたワームを使いましょう。ボトムに沿って引いてきたり、小魚がいる層をゆっくり巻いてくるとヒットします。 ルアーはバイブレーションを使い中層などのベイトがいる場所を探るように巻いてくるとヒットします。
オオモンハタの時期
オオモンハタに限らずハタ類は春から秋が旬でオオモンハタはなんと「夏」が旬の魚なんです。旬は夏ですが冬場でも釣ることができ、大型の物は冬場に釣れる事が多いです。
釣れる時間帯はベイトフィッシュの活性が高い、朝マズメや夕マズメが多いですが、日中でも釣ることができます。オオモンハタは行動範囲が広く、日が落ちた後でも積極的に捕食するため夜釣りでも釣ることができますよ!
オオモンハタ 価格
オオモンハタの価格ですが、ハタ類の中では安価ですが高級魚です。価格としては地域や時期によって決まってはいませんが数千円から数万円することもあるそうです。こんなに高価な価格のオオモンハタが釣れたらテンション上がりますよね!
オオモンハタの食べ方
オオモンハタはとても美味しい魚です!!食べ方や料理をご紹介します。
鍋
冬の定番「鍋」ですが、これが絶品です!オオモンハタの旬は夏で一番脂が乗っている時期です。この時期に釣れたオオモンハタを捌いて冷凍保存しておき、寒い時期に鍋で食べるのがセオリー。もちろん冬場に釣れたオオモンハタの鍋料理も絶品です!
刺身
オオモンハタの刺身も絶品!釣り人しか味わえない最高級の味です。オオモンハタの皮と身の間にはたっぷりと脂が乗っているので、皮を引かずに炙ってポン酢で食べてみてください!最高に美味しいですよ!
煮付け
根魚の定番の煮付けですが、さすがハタ!高級料理店のような味で淡白なのに深い味が最高です。臭みや癖がなくぜひ試してみてはいかがでしょうか?
味噌汁
オオモンハタの味噌汁は一味違います。オオモンハタの「アラ」で出汁を取た味噌汁は天下一品なんです!そこに、オオモンハタの身を入れるのも良し、シンプルに豆腐とネギだけでも良しと最高の味噌汁のできあがりです!
捌き方
オオモンハタに限らずハタ類は骨が大きく硬い魚です。普段使う三徳包丁などではなく「出刃庖丁」を使って捌いていきましょう。
オオモンハタ まとめ
オオモンハタはルアーなどで手軽に釣ることができ色々な食べ方もある魚です。高級魚をご自身で釣って食べる幸せを味わえるなんて最高ですよね!!ぜひみなさんもオオモンハタを釣りあげて食べてみてください。