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クロダイ釣りを攻略したい!悩める疑問を解決する7つのコツを大公開!

クロダイ釣りは、初心者でも比較的入門しやすい釣りですが、好釣果を得るためには、クロダイ釣りに関する様々なコツを習得しなければなりません。この記事では、クロダイ釣りで釣果アップを目指すうえでぜひ知っておきたい、7つのコツについて解説していきます。
2020年8月27日
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入門しやすく 奥深い「クロダイ釣り」

クロダイ (チヌ)は、日本全国の沿岸部に生息している魚で、エサ釣りからルアーフィッシングに至るまで、様々な釣り方のターゲットとして人気の高い魚です。 クロダイ釣りは、初心者や子供でも簡単に入門することができる釣り方が多数ありますが、その一方で、経験豊富な ベテランのクロダイ釣り師をうならせる奥深さを秘めていることも事実です。

クロダイ釣りの釣果アップのコツを解説!

クロダイは生息数が多く、様々な釣り場から狙うことができる魚ではありますが、大胆さと繊細さとの両面を持っていることも事実ですので、釣果アップにつながる様々なコツをマスターすることは、クロダイ釣りで好釣果を得るうえで肝心なことでしょう。 ここでは、初心者がぜひとも知っておきたい、クロダイ釣りの「7つのコツ」について徹底解説していきます。

クロダイ釣りのコツ1【全般的なコツ】

釣りの経験が浅い初心者が、クロダイ釣りで好釣果を望むのであれば、釣り方に関する具体的なコツを学ぶ前に、クロダイの習性についての基礎的な知識を頭に入れておく必要があります。 ここでは、クロダイをメインターゲットとする釣り方全てにおいて、全般的に適用できる「3つのコツ」を取り上げます。

クロダイ釣り全般1: ポイント選び

クロダイは基本的に、一定の水深とエサが集める条件とがそろっていれば、どのような釣り場でも釣れるチャンスがありますが、爆釣を期待するのであれば、より大型で多数のクロダイが集まり、積極的にエサを捕食しようとしているポイントで竿を出したいものです。 ここでは、初心者でも気軽に楽しめる、クロダイ釣りで狙い目の「3つのポイント」をご紹介します。

クロダイ釣りのポイント1【堤防や港湾岸壁】

堤防や港湾岸壁はクロダイ釣りに限らず、様々な釣りを気軽に楽しめる 初心者向きの釣り場 ですが、外海に面しているポイントや先端部のポイントは、食物連鎖ピラミッドの底辺に存在する プランクトン類 が集まりやすく、「大型のクロダイも姿を現す一級ポイントである」と言えるでしょう。 また、岩礁帯の付近にあるポイントや、足元直下の際 (きわ)は、クロダイが身を隠しやすく、クロダイのエサである甲殻類が豊富に生息していることから、重点的に狙いたい有望ポイントです。

クロダイ釣りのポイント2【テトラポッド周辺】

テトラポッドの周辺は、複雑な潮流が形成されるため、プランクトン類やプランクトン類を捕食する魚が集まりやすく、隠れ家にもなることから、クロダイ釣りではぜひとも狙いたいポイントです。 ただし、テトラポッドの上に登って釣りをする行為は、非常に危険性が高く、釣り初心者にはあまりおすすめできませんので、水中に沈んでいるテトラポッドの周囲に仕掛けを投入する形で狙うように心掛けましょう。

クロダイ釣りのポイント3【小磯】

本格的な磯でのクロダイ釣りは、到底初心者にはおすすめできませんが、磯場の中でも 比較的足場が良く、波や潮流がおだやかな「小磯」であれば、初心者でも容易に挑戦することができ、本格的な磯同様の エキサイティングなクロダイ釣り を堪能することができます。 小磯とはいえ、クロダイをはじめとする様々な魚が好む環境がそろっており、釣りの組み立て方の難易度もグッと上がるポイントですので、ステップアップを目指す初心者の練習場として最適なのではないでしょうか。

クロダイ釣り全般2: 時期の選定


クロダイが狙える時期は、クロダイ釣りが可能なポイントが立地する地域によって異なりますし、時期によっては、クロダイ自体は多数いるものの、初心者向きのコンディションではないこともしばしばです。 ここでは、1年を4つの時期に分け、それぞれにおける傾向について解説していきます。

クロダイ釣りの時期1【3 - 5月】

クロダイは3~5月の時期、産卵のために浅場にやってくる「乗っ込み」を迎え、海藻類が繁茂するポイントを中心に、大型のクロダイが多数接岸しますが、クロダイ釣りの経験が全く無い初心者にとって、ややハードルが高い時期でしょう。 基本的には、「水温がほんのわずかに上昇する時期」ということになりますが、乗っ込みへの突入時期は地域差があり、外海から流入する海水の影響をどの程度受けるポイントなのかによっても変わってきますので、釣り場周辺の釣り具店の情報を参考にして釣行するのが無難です。

クロダイ釣りの時期1【6~8月】

6~8月の時期になると、春に産んだ卵からかえったカイズ (20cm未満のクロダイのこと)たちが、堤防やテトラポットの周辺などに集まるため、大型のクロダイは期待できないものの、他の魚と併せて狙う 五目ウキフカセ釣り などでも、カイズの数釣りを楽しむことができます。 ただし、エサ取りの活動が活発になる時期でもあるため、特に初心者の場合は、エサ取りに対する有効な対策について知っておく必要があります。

クロダイ釣りの時期3【9~11月】

9 ~11月は多くの魚たちにとって、冬場に深場に移動する前の荒食いの時期となり、夏場に減少する溶存酸素量も回復し始めることから、全体的に水中の生き物たちが活性化します。 釣れるクロダイの平均サイズは、夏場のカイズが少し成長した程度ですが、この時期のクロダイは非常に食欲旺盛で、多少条件や釣り方に問題があっても、活発にエサをくってくれる機会が増えますので、クロダイ釣りに入門する初心者は、夏終盤からこの時期に掛けて釣行することをおすすめします。

クロダイ釣りの時期4【12~2月】

クロダイ釣りにおいて 最も難易度が上がる時期 が、12~2月の 低水温期 で、多くのクロダイは、水深の深い場所に移動してしまいます。 当然、「初心者が簡単にクロダイと出会える時期である」とは言い難いですが、水深が深く、潮流がおだやかなポイントであれば狙える場合もあり、釣り方やエサを工夫すれば、コンスタントに好釣果を得られることもあります。

クロダイ釣り全般3: 天候の判断

天候はクロダイ釣りに限らず、どの釣りにおいても、釣果を大きく左右する要素となりますが、天候の影響がどのような形で釣果に影響を及ぼすかは、魚の種類によって異なります。 クロダイの場合、水が濁っている状態を好む傾向があり、実際、コマセを使う釣り方で用いられる「チヌ用配合エサ」と呼ばれるものの中には、濁りを発生させることで警戒心を抑制し、クロダイの食欲を効果的に刺激するように作られているものが市販されています。

濁りが発生する原因は、主に降雨による雨水の混入で、特に河口部では、増水によって上流域の植物プランクトンが流されてくるため、様々な魚たちの絶好のエサ場となります。 なお、海上の天候が荒れることによるシケも、濁りを発生させる要因となりますが、波が高い状態で、外海に面したポイントや砂浜で釣りをするのは危険ですので、必ず波が穏やかになってから釣行するようにしましょう。

クロダイ釣りのコツ2【釣り方別のコツ】

クロダイの釣り方は様々で、それぞれの釣り方には、釣果を決定付ける 釣り方のコツ が多数存在していますので、クロダイの習性についての基礎的な知識と併せて活用できれば、一層釣果は伸びていくことでしょう。 ここでは、「4つの釣り方別」の様々なコツをご紹介していきます。

クロダイ釣りの釣り方別1: ウキフカセ釣り


ウキフカセ釣りは上の動画のように、コマセを用いてクロダイを広範囲から寄せ、オキアミなどの付けエサを付けた仕掛けに装着されたウキでアタリを取る釣り方で、釣り場を問わず楽しむことができ、釣り初心者でも比較的簡単に入門できる釣り方です。 ここでは、ウキフカセ釣りの仕掛けの作り方のコツと、実際の釣り方のコツとについて見ていきます。

ウキフカセ釣り仕掛けの作り方のコツは?

ウキフカセ釣りで狙うクロダイは、海底付近のエサを中心に捕食している個体ですので、エサが海底にしっかりと着いている状態になっているかどうかか肝心で、エサが宙に浮いた状態になっていると、クロダイのアタリは出にくくなり、エサ取りにエサを取られてしまいます。 タナの設定が適切でも、潮流によってエサが浮き上がってしまうこともありますので、ガン玉オモリの重さを調整したり、比重の重い道糸やハリスを使用したりして、確実にクロダイにエサを届けられる仕掛け作りを心掛けましょう。

ウキフカセ釣りの実際の釣り方のコツは?

ウキフカセ釣り初心者が特に気を配りたい点は、コマセと付けエサとの同調についてです。 コマセが持つ 強力な集魚効果 を十分に生かし、クロダイの意識を付けエサに向けさせるようにしなければ、好釣果はまず期待できませんので、潮流の状態や水深などから、まいたコマセがどのように拡散していくのかを的確に判断し、コマセが効いているエリアに付けエサがある状態を作り出すことが求められます。

クロダイ釣りの釣り方別2: 落とし込み釣り

落とし込み釣りは上の動画のように、シンプルな道具と仕掛けとを用いて、堤防付近に潜むクロダイをカニエサや貝エサで狙う釣り方 (足元の際 (きわ)に仕掛けを投入する釣り方を「ヘチ釣り」、足元よりも少し沖に仕掛けを投入する釣り方を「落とし込み釣り」と呼ぶことが多い)で、クロダイとの スリリングで繊細な駆け引き が魅力です。 ここでは、落とし込み釣りの仕掛けの作り方のコツと、実際の釣り方のコツとについて解説していきます。

落とし込み釣り仕掛けの作り方のコツは?

落とし込み釣り仕掛けは、道糸、ハリス、ガン玉オモリ、ハリ (必要に応じて、スイベルも使用)というシンプルなもので、クロダイのアタリや引きを釣り人にダイレクトに伝達してくれます。 使うガン玉オモリの重さは、エサの落下速度や強風時の扱いやすさなどを決定付ける要素ですし、チヌがいるタナが浅い場合は、ハリスの長さにも工夫の余地がありますので、初心者がマスターすべきコツはたくさんあります。

落とし込み釣りの実際の釣り方のコツは?

落とし込み釣りは、ひたすら堤防や港湾岸壁を移動し続けながら、クロダイが潜んでいそうな場所に仕掛けを投入する釣り方です。 釣り方自体は単純明快ですので、一見すると、釣果アップに直接的につながるコツは少ないように感じますが、徐々にエサを段階的に落下させていく「キザミ」と呼ばれるテクニックなどもあり、細かな 釣り方のコツ を習得することができれば、他のどんな釣り方よりも好釣果を得ることができます。

クロダイ釣りの釣り方別3: ウキダンゴ釣り

ウキダンゴ釣り (「紀州釣り」とも呼ばれる)は上の動画のように、オキアミなどの付けエサを、「ダンゴ」と呼ばれる集魚エサで包み込んで投入し、ウキでアタリを取る釣り方で、ウキフカセ釣りよりも簡単に付けエサとコマセとを同調させることができ、エサ取りが多い状況でも対応しやすいため、初心者でも挑戦しやすいクロダイ釣りです。 ここでは、ウキダンゴ釣りの仕掛けの作り方のコツと、実際の釣り方のコツとについて解説していきます。

ウキダンゴ釣り仕掛けの作り方のコツは?


ウキダンゴ釣り仕掛けでは、クロダイのアタリはもちろん、ダンゴが割れた瞬間や魚の寄り具合など、水中の様々な情報をウキで捉える釣り方であるため、ウキの選び方は釣果に直結する大切な点です。 ウキダンゴ釣りで使用されるウキは、棒型や玉型のもののほか、トップ部の付け根にそろばんのたまの形状のふくらみがある「ソロバンウキ」(「永易ウキ」とも呼ばれる)などがあり、それぞれ特徴が異なっていますので、状況に合ったベストなウキをチョイスするようにしましょう。

ウキダンゴ釣りの実際の釣り方のコツは?

ウキフカセ釣りと同様、ウキダンゴ釣りで狙うクロダイは海底付近にいる個体ですので、付けエサを包んでいる ダンゴ が割れた後、付けエサが海底から離れてしまわないように、ガン玉オモリを装着したり、道糸のテンションを調整したりするコツが不可欠です。 また、ダンゴが割れるタイミングを適切に調整することも、エサ取りから付けエサを守り、クロダイの釣果を伸ばしていくうえで重要になってきますので、ウキダンゴ釣り初心者はいち早く、ダンゴを握る回数で割れるタイミングを変えるコツをマスターしたいものです。

クロダイ釣りの釣り方別4: チニング

近年、上の動画のように、ルアーフィッシングでクロダイを狙う釣り方が人気を集めており、チヌ (もともと、関東での呼称はクロダイ、関西での呼称はチヌだった)をルアーで狙う釣り方であることから、「チニング」と呼ばれています。 ここでは、チニングのセッティングのコツ と、実際のゲームのコツとについてご紹介します。

チニングのセッティングのコツは?

チニングでは、釣り場の状況やクロダイのコンディションに合わせて、シンキングミノー、フローティングミノー、バイブレーションプラグ、メタルジグ、ワーム、ラバージグなどの多彩なルアーを、的確に使い分けることが大切です。 また、ベリーフックアイにスプリットショットシンカー (ガン玉オモリでも代用可能)を装着する、「Mリグ」と呼ばれるチューニングを施したシンキングミノーなども用いられており、高い実績を挙げています。

チニングの実際のゲームのコツは?

チニングは他のルアーフィッシング同様、ポイントの見極め方、ルアーの選び方、ロッドアクションの付け方、釣行のタイミングなどの諸要素を総合的に勘案してゲームを組み立てていくことが、好成績を叩き出すうえで大切でしょう。 また、状況によっては、ルアーロストの危険性が高い釣り方やポイントで釣果が伸びるケースもあり、「安価で高品質なルアーを多数用意しておくことも、結果的にクロダイと出会える確率を上げることにつながる要素の1つ」と言えるかもしれません。

クロダイ釣りのコツをつかんで 爆釣を目指そう!

クロダイの習性に関する知識を深め、各種クロダイ釣りに存在するコツをマスターできれば、必ず努力に見合った結果を得ることができます。 この記事をお読みの皆さんも、自分のクロダイ釣りをとことん研究し、釣果アップを目指していきましょう。