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ハイノキの育て方!シンボルツリーを育てる5つのポイントは知ってる?

常緑樹でありながら細くて繊細な枝や葉っぱ。更にかわいい白い花を咲かせてくれるのでシンボルツリーとして人気のハイノキ。育て方は基本が分かっていれば初心者でも育てられます。ここでは庭木でありシンボルツリーとしてのハイノキの育て方のポイントをふまえてご紹介します。
更新: 2024年9月3日
sarabande
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ハイノキという植物は?

原産は温暖地方の常緑樹

★科、属名・・・・・ハイノキ科 ハイノキ属 ★学名・・・・・・・symplocos coreana ★自生地域・・・・・関東から西 ★常緑樹 ★樹高・・・・・・・4mくらい 漢字で書くと「灰の木」。これはハイノキを燃やした後の灰を媒染剤として使われていた事が語源となっています。アジア、オーストラリアなど温暖地で生育しており約300種類くらいあると言われているハイノキ。

日本では関東から九州にかけて分布しています。常緑樹であるけれど温暖な地域の木なので関東より東だと葉が落ちる可能性があると言えるでしょう。白い花を咲かせやがて緑色の実がなります。

秋くらいに濃い紫色に変わりその様子はとても可愛いらしくもあり、シックな感じでもありますね。別名「イノコシバ」と言われ猪を捕まえた後にこの枝で縛っていた事からついたようです。

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ハイノキの特徴と魅力

成長が遅いので育てやすい

庭木の特徴としてまず成長のスピードというのはすごく影響します。あまりにも成長が早いと常に剪定していないと伸びすぎて幹があっという間に太くなりますね。そうなると人の手ではどうしようもなくなります。また植えている場所によっては枝の伸び具合で隣の家に侵入してしまう、そうならないようにこまめな剪定が必要なんです。

しかしハイノキは成長が遅いという特徴があり狭い庭でもまた、上に高いスペースがないという時、鉢植えで育てようとする時などこの成長の遅さが役に立つ場合が多いです。さらに成長が遅いと剪定の回数も極端に少なくてすみますね。このようにハイノキは育てるのに手入れの手間が省けるという特徴で人気がでてきています。

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細く繊細な枝と葉

どっしりとした樹木も迫力やインパクトがあって魅力的ですが、庭事情でそんなに大きな樹木は植えられない,剪定がなどの手入れがしやすい細い枝が良い、またプランターでも育てたいという点でも最近は小ぶりな庭木が人気が出てきていますね。

小高のハイノキの枝や葉が細いので剪定もしやすく、淡緑色の葉は5cmほどの大きさで先がとがった広被針形で、その繊細な形でゆらゆらと風に揺れるその様が何とも風情があるのが特徴です。庭木として人気の1つでもありますね。

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白い花の魅力と花言葉

開花期は4~5月で、白くて小さな5枚花弁であり、中央部分から長目のおしべがいくつもあるのが特徴です。この白い花が散りばめられたように咲きます。その有様は本当に通る人の目をひき何とも可愛らしい様子です。

やがてこの花が秋にかけて実をつけ最後には濃い紫色に変わります。 花言葉は「誕生花」。沢山の花をつける事からついたのかもしれませんね。見ているだけで元気になる、そんな咲きっぷりが人気の1つと言えるでしょう。

黒紫色の実が魅力

春に白い花を咲かせた後に緑色の実になります。1cmくらいの小さな物で細長い形です。それが秋になると濃い黒紫色に変わっていきオリーブの実を少し小さくしたようなシックな感じを醸しだします。

食べる事はできませんが野鳥がついばんだりします。花を楽しんだ後に、更にその後の実がなっている様も何とも可愛らしく魅力的で、このように1年を通して幾通りもの顔がありその分楽しみ方も豊富にあると言えますね。

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シンボルツリーとは?

庭木として1番の存在感

「家を建てたらお庭も作りたい。」「庭に沢山の植物を植えたい。」その庭木の中でも大き目で存在感のあってその家のシンボルとなるような一本の木。また目立つ庭木であるので、その木の事をシンボルツリーと言います。

庭木の中でもとりわけ目立つために、家に迎え入れるお客様はもちろん、通りすがる人も目につくような庭木なので慎重に考えて植えたい所ですね。植え付けた時は背の低い未成熟な苗だったのが、子供の成長、家族の移り変わりとともに成長する樹木。まさに家族とともに歴史を刻むと言っても良いでしょう。

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シンボルツリーの選び方

庭の中でそびえ立つシンボルツリー。その家を表す物の1つと言えますね。選び方はその人の好みですが、その家の大きさ、庭の大きさ、周りの環境、手入れの仕方など充分に考慮した上で選びましょう。一度地植えしてかなり成長してしまうと植え替えようと思っても簡単には抜く事ができないからです。

高木で常緑樹が主流ですが狭い庭、小さな家の場合には低木タイプが良いでしょう。狭い庭に背の高い木ではアンバランスになりますね。また手入れするのが面倒な人には肥料いらず手入れいらずの種類の物、害虫が苦手な人は害虫がつかないタイプ、花が咲くタイプが好きなのか、葉の形が好みなのかなどで決めると良いでしょう。

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その他の人気のシンボルツリーは?

シマネトリコ

科名・・・モクセイ科 属名・・・トネリコ属 常緑株立ち樹木で、沢山の小さな葉が重なりあう姿が人気であると言えるでしょう。幹や茎も細く、葉も小さめで華奢な様子ですが、この株立ちのおかげで下部分はいくつもの細い茎が上の方でぎっしりと緑色の葉が重なり合います。生命力がすごくて実生でも育ち、挿し木でもすぐに発根するのも特徴だと言えます。

オリーブ

科名・・・モクセイ科 属名・・・オリーブ属 鉢植えでも育つので、今では町中やオシャレな雑貨屋さんなど多く見られるオリーブ。細長い葉が風に揺れると葉の裏の銀色がキラキラとそよぐ姿がとても人気です。

生育もよく花は小さな物ですが実がなればその実を食べたり調理に使ったりと幅広く活用できます。こまめな剪定は必要ですがそれでもお洒落な姿に魅了され、買わずにはいられない樹木の1つですね。

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ヤマボウシ

科名・・・ミズキ科 属名・・・ミズキ属 5~6月に4枚花弁の白い花が咲くヤマボウシ。その姿も素敵ですがそれが赤い実になり緑の葉に赤い実のコントラストがとても可愛らしいです。

又その実はジャムや果実酒などにも利用されますので見て楽しむ、食べて楽しめますね。更に秋頃には紅葉に変わり1年中色んな顔を見せてくれます。ハイノキ同様に生育のスピードが遅いのが特徴で剪定しなくても自然に樹形が整えられのも人気の1つです。

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ソヨゴ

★科名・・・モチノキ科 ★別名・・・冬青・フクラシバ きれいな緑色の葉が特徴で冬でもきれいな緑色の葉という意味で別名「冬青」と言います。春には白い花が咲き、その花が秋には赤い実になります。ただ雌雄異株であり実が付くのは雌の株だけです。根が横に伸びるタイプなので植え付けの時にスペースを考慮する必要があります。

鉢植えでも育てられますが横に大き目の物が良いでしょう。ソヨゴも成長が遅いので剪定する手入れが少なく、自然に樹形が整えられるのが初心者向けと言えますね。

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ハイノキの育て方ポイントを5つ。

ここではシンボルツリーとしても人気のハイノキの育て方のポイントを 「植え付け」「肥料のやり方」「剪定の仕方」「増やし方」「害虫」の5つに分けてご紹介します。

ハイノキの育て方ポイント①植え付け

植え付けの場所をよく考えて

ハイノキは庭木の中でも成長が遅いというのが特徴と述べました。それでも将来は4mくらいにはなりますので、そのスペースを考えて植え付けしなければなりません。これはどのシンボルツリーでも同じ事が言えます。

例えばその木が高く成長した場合にそのまわりの植物はちゃんとした日光に当たっているか、よく考慮する必要があります。地植えする場合は場所をよく考えてから植え付けましょう。購入するハイノキの苗はその成長が遅いという特徴を踏まえてある程度大きな苗木が良いでしょう。

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ハイノキの育て方ポイント②肥料のやり方

肥料は少なめで大丈夫

ハイノキは比較的に肥料なしでも問題なく育てられます。この点でもハイノキは手入れいらずの植物と言えます。あえて与えるのならば成長が遅いので緩効性の肥料で良いでしょう。与える時期は1~2月に寒肥料として撒いてあげると良いですね。

さらに活気づく春4月くらいにもう1度、追肥料与えれば充分ですね。この時は即効性肥料がおすすめです。

ハイノキの育て方ポイント③剪定の仕方

剪定の頻度も低い

成長が遅いので、剪定もあまりしなくても良いという手入れいらずです。時期はいつでもいいですが冬の苗が休眠する時期に強剪定してしまうと、その後中々伸びてきませんので注意しましょう。するのであれば枯れた部分を軽くカットする程度にとどめておきます。

春の活発な時期であれば、形を整える程度で交差する枝を取り除き風通しをよくしてあげましょう。あと注意する事は植えている場所が隣の家のすぐ横であれば、伸びている枝が隣の家の敷地まで侵入していないかをいつも管理して剪定する必要があります。トラブルを避けるためですね。


ハイノキの育て方ポイント④増やし方は?

挿し木で増やす

ハイノキは一般的に挿し木で増やす事ができます。最適な時期は湿気の多い梅雨の時期か秋頃で良いでしょう。元々ハイノキは成長のスピードが遅いので、苗が休眠する冬の時期は避けた方がいいですね。

元気の良い茎カットして土に挿す部分の葉を取り除き、さらに上部の葉も2、3枚残してあとは全部カットしてしまいます。これを赤玉土に挿しておきます。そのまま日の当たらない場所で管理して、土を乾く事がないように水やりを行いましょう。発根したのちに地植えではなくまずはプランターに植え替えする事をおすすめします。

ハイノキの育て方ポイント⑤病気や害虫

カイガラムシやアブラムシ

ハイノキはあまり害虫もつかない樹木ですが、カイガラムシやアブラムシなどの害虫がつく場合があります。大きさは1~3mmくらいの小さな虫ですが数が多いので放っておくと幹の成長に影響があり最悪は枯れてしまう恐れがあるのでしっかり駆除しましょう。

その方法は割りばしなどできれいに取り除いた後に、害虫専用のスプレーを噴射しておく事をお勧めします。予防として冬の間に根元部分にオルトランなどを撒いておくと根っこから吸い上げてやがて幹や葉に行き渡り、害虫が出やすい春ごろには寄せ付けないようになります。

まとめ

庭木として育てやすい

成長が遅いという特徴の為に、せまいお庭でも育てやすく剪定の頻度もかなり低い為にシンボルツリーとしての人気が高まってきているハイノキ。肥料などの手入れもほとんどいらず、害虫もつきにくい。更にかわいい白い花を咲かせ充分に楽しんだ後には、また可愛らしい実がなります。一年中にきれいな緑色を楽しめるので言うことなし!

ですね。細い枝の為にプランターでも見栄えがします。手入れいらずのシンボルツリー、ちょっと樹木の栽培に挑戦したいと思っている初心者でも簡単に育てられますよ。