【超簡単】シルクスクリーンTシャツを自作するやり方を教えます!のイメージ

【超簡単】シルクスクリーンTシャツを自作するやり方を教えます!

高級な響きのするシルクスクリーンプリントですが、意外に超簡単!近所のホームセンターや画材屋さんに行くだけで材料が全て揃ってしまう上に、オリジナリティあふれるTシャツが簡単にできます!これを機にシルクスクリーンに挑戦しようではありませんか!!

2020年06月06日更新

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服飾・製品デザインの経験を基にしたファッション情報・DIY情報を初心者からマニアまで満足できるように分かりやすく提供します!より多くの方が「楽しい!」と思えるノウハウと、時折クスリと笑える蘊蓄(ウンチク)を交えて掘り下げて行きます!
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目次

  1. 簡単に自作Tシャツを作りたい!
  2. シルクスクリーンプリントとは何?
  3. その他のプリント
  4. シルクスクリーンをやってみよう
  5. 注意する事
  6. 必要な道具
  7. シルクスクリーンの準備
  8. 木枠に張る
  9. カッティングシート処理
  10. シルクスクリーンに挑戦!
  11. シルクスクリーン -Tシャツ選び-
  12. さらに簡単!?手で描いてみる!?
  13. その他のアイデア
  14. 耐水性に関して
  15. まとめ
  16. 最後に

簡単に自作Tシャツを作りたい!

お店にあるようなお洒落なTシャツを自作したい!という願望は誰しも一度は持ったことがあるのではないでしょうか?好きなTシャツにオリジナルのデザインをプリントして可愛く着こなしたいものですが...どうも初心者には難しそうですね...

シルクスクリーンプリントは超簡単!

難しそうだからと言って気を落とすことはありません、実はとっても簡単なのです。工房にあるような大掛かりな設備は必要なく、近所のホームセンターだけで事が済むやり方があります! 最初は戸惑うかもしれませんが、落ち着いてやれば超簡単です!

シルクスクリーンプリントを使おう!

今回はシルクスクリーンプリントと呼ばれる技法を用いてオリジナルTシャツを自作してみます。お店に並んでいるものにも使われているやり方なので安心で便利な方法となっています。

シルクスクリーンプリントとは何?

作業に取り掛かる前に少しだけシルクスクリーンプリントについて知っておきましょう。プリント内容を知るだけでも作業の進め方をスムーズにできますので是非とも知識として身につけましょう!

シルクスクリーンプリント -説明-

シルクスクリーンは版画の一種で、メッシュ生地を木の枠などに張り、メッシュ生地を塞ぐための薬を塗りつけ、インクが通過する部分と通過しない部分を作りプリントするやり方です。 文章を読むだけでは何のことだか想像が付かないかとは思いますが、版画の布バージョンだと思って頂ければ結構です。

シルクスクリーンプリント -版-

先ほど紹介した"版"は、簡単にご説明すると"ステンシル"や"スタンプ"のようなもので、一枚の版を作ることで何度も同じ柄をプリントすることができます。チームTシャツなどを自作したい時には超おすすめです! また、基本的に一つの版に対して一色の色しかプリントができません。プリントスキルが上昇すれば複数の色でプリントできますが、初めての一発目から挑戦するのは控えましょう。

シルクスクリーンプリント -インク-

インクの種類は非常に豊富で、大きく二つに分けると布そのものにインクを接着する"顔料タイプ"と、布に浸透させてプリントする"染料タイプ"が存在します。売られているものの殆どは取り扱いや処理が楽なことから"顔料タイプ"であることが多いです。

その他のプリント

お店などで頼めるプリントの中には、プリント後にインクが浮き出る発泡性のモノや、キラキラした光沢が出るものもあります。今回の自作Tシャツでもインクを別途手に入れてプリントすることができますので、こだわりのTシャツを求めたい方は購入してはいかがでしょうか? ちなみに、今回挑戦するインクも"顔料タイプ"に区分されているので、表面にインクを接着している状態の仕上がりになります。

シルクスクリーン豆知識

元々木枠にシルクを張っていたことから"シルクスクリーン"と名付けられています。しかし絹は柔らかく耐久性も高くなかったため、安価で丈夫なメッシュ生地が用いられることになりました。今ではシルクを用いプリントしている工房はほぼありません。

シルクスクリーンをやってみよう

以上で説明したように、版画やスタンプのように布へプリントすることができます。お家でのやり方は工房のような大掛かりなものではなく、簡単に手に入るものだけで自作できますのでご安心を!

Tシャツを選ぼう!

化学繊維(ポリエステル、ポリエチレンなど)にもプリントができるのですが、天然繊維(綿、麻など)の構成量が多い方が比較的綺麗に仕上げられます。化学繊維の生地はよく伸びるものが多いのでプリントする時にズレたりする恐れがあります。新しく購入する際は綿のTシャツを探しましょう。 勿論化学繊維のモノでも可能なので挑戦するのもアリです。

作業環境

なるべく広い場所で行いましょう。インクが飛んだりする可能性もあるので、周りに新聞紙を引いたりして汚れるのを防ぎましょう。机がガタついたりしていると上手くプリントができない可能性があるので、安定した場所で行いましょう。

注意する事

常に手はきれいに保ちましょう。インクが手に付いたまま作業をするとTシャツにインクを付けてしまう恐れがあります。服装に関しても汚れても大丈夫な服装で臨みましょう。 特に道具が汚れると思わぬアクシデントを招く恐れがありますので、随時布で拭き取りましょう。布に付いたインクにも注意です!

必要な道具

枠を作る時必要なもの

枠を作る時必要なもの ・木枠(100均で手に入る額縁やコルクボードで可能) ・テトロン紗(木枠に張る布、1mで1000円程度) ・アイロン(圧着するため) ・ガンタッカ(1000円前後で購入可能) ・カッティングシート ・カッター or ハサミ

プリントする時に必要なもの

・アクリル絵の具(トールペイント用がおすすめ) ・スキージー(インクを塗る際のヘラ) ・マスキングテープ(太いもの) ・不要な布(飛んだインクなどを拭き取るもの) ・固めの画用紙(下に移らないようにするため) ・ドライヤー

その他あればいいもの

ファブリック(テキスタイル)メディウムと呼ばれるものがあり、これを用いることでインクの割れや剥がれを防ぎます。こちらはアクリル絵の具に混ぜて使うもので、割合はモノによって異なりますのでメディウムに記載されている容量を守りましょう。

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メディウムを使わなくてもそこそこの耐久度はありましたが、長い間使いたい方はメディウムを混ぜてプリントしましょう!

シルクスクリーンの準備

準備する道具を揃えたらいよいよ実行です。一つ一つ手順を踏めば簡単ですので落ち着いて作業しましょう。

木枠を用意する

本来は鉄の枠などを用いるのですが、今回の自作Tシャツでは100均で手に入る材料でお手軽に枠まで自作してしまいましょう!

出典: https://www.photo-ac.com

コルクボードを購入した方はコルク部分を取り外して枠のみにしましょう。すでに枠状のモノを購入した方はそのまま使用できます。

テトロン紗をカットしましょう

出典: https://www.amazon.co.jp

次にテトロン紗をカットします。木枠よりも若干大きくカットするのがポイントで、ぴったりのサイズで挑戦するのは避けましょう。 引っ張りながらテトロン紗を張るので、手で持って引っ張れるように余らせておきましょう。

木枠に張る

出典: https://www.amazon.co.jp

木枠にテトロン紗を張る時に注意が必要なのは、テトロン紗がたるまないようにすることです。ガンタッカを用いて対角線上に留めていけばたるみなく張ることができます。

図で解説

図内の白い部分がガンタッカで留めた部分で、赤丸の部分が次に留める部分です。

まず角を一か所ガンタッカで留め、次に対角線上の角をガンタッカで留めます。この時大事なのがしっかりと引っ張りながらガンタッカで留めるようにしましょう。しかし引っ張りすぎると破れたりするので注意です。

二か所留めた後は、残る二つの角を止めます。順番は上下どちらでもいいので引っ張りながらガンタッカで留めましょう。

最初のやり方と同じように対角線上の角を留めましょう。ここで引っ張りすぎると留めた部分から破れる恐れがあるので注意しましょう。テトロン紗全体にたるみがなく、ピンと張られていればOKです。

以上の過程で4角は止められたので、とりあえずは安心です。あとは補強と安定性のために上下左右を少し引っ張りながら留めていきましょう。

ここでの順番は上下左右または左右上下という風に留めましょう!

これにて木枠は完成です。張ったテトロン紗のハリを確認するために何度も手で押しているとたるみが生まれることがあるので、心配になるとは思いますがたるみの確認は程々にしておきましょう!

カッティングシート処理

カッティングシートを木枠の"内側"のサイズに合わせてカットします。木枠内側の横長が10cmであればカッティングシートも10cmにカットします。

次にカッティングシートにプリントしたいデザインを描き、カッターで切り抜きます。ここで覚えておいてほしいのが、切り抜いた部分がプリントされるということで、文字の部分だけを切り抜くようにしましょう!

特に注意が必要なのは、aやBのような文字をカットしたい時は、周囲が囲まれている部分が画像のようにすべて切り抜かれてしまうので、木枠にカッティングシートを張った後に囲まれている部分の内側を張り付ける必要があります。

デザインが決まってカットが完了したら型枠に貼り付けましょう。ここで間違えてはいけないのは貼る向きです。必ず窪んでいる側にカッティングシート貼りましょう(ガンタッカーで留めてない裏側の面に貼ります)。

最後に木枠の内側にマスキングテープを貼って木枠とカッティングシートの間にできた隙間を埋めましょう。以下の画像(枠の黄色い部分)のように枠にテープを貼って強度をあげます。

シルクスクリーンに挑戦!

いよいよプリントです。プリントしたい部分の上にインク(アクリル絵の具)を乗せてスキージーを使って一気に塗ります。やり方のコツは力を込めすぎないように緩やかにスキージーを引きましょう。 また、インクの量は気持ち多めに置きましょう。線が細い場合は少量でいいのですが、文字が大きい場合はたっぷりと乗せましょう。

ここでも注意!

インクがTシャツの背中側や裏地に滲む可能性があるので、布の下には画用紙を敷いておいて滲みを防ぎましょう。 また、木枠が動かないように片手で押さえながらスキージーを引きましょう。難しいようでしたら二人で行うのが好ましいです。 すり終えたらすぐに木枠を外し、汚れない場所に移動させましょう!

仕上げ

Tシャツのプリントができたらドライヤーで乾かしましょう。ある程度乾くまではTシャツに挟んだ画用紙は外さないようにしましょう。ある程度乾けば画用紙は外して構いません。 乾いた後はアイロンで圧着しましょう。念のため一枚いらない布をアイロンとTシャツの間に挟んで体重をかけてじっくりと圧着しましょう!

後処理

木枠に付いたインクは水で洗い流して乾かしておきましょう。インクが余ることもありますが、流してしまって結構です。乾いた後、何度でも使えるので丁重に扱いましょう!

シルクスクリーン -Tシャツ選び-

基本的にどんな生地にでもプリントできてしまいますが、前述の通り綿などの天然繊維が適しています。しかし、プリントする時に注意を払えばそこまで難しいものではありません。 無地Tシャツなどでよくあるのが"ドライTシャツ"というもので、今回の方法でプリントするとひび割れする恐れもあるため、ポリエステル含有率の高いモノにはメディウムを使いましょう!

さらに簡単!?手で描いてみる!?

厳密にはシルクスクリーンではないのですが、筆でもプリントができちゃいます!こちらのやり方は用意する道具も少なくお手軽なのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

必要な道具

・筆(二本) ・アクリル絵の具 ・メディウム ・画用紙 ・アイロン ・不要な布

手描きの注意

手描きの場合はミスに注意です。筆からインクが落ちたり、文字を間違えた場合はやり直しがきかないので一発勝負です。筆の風合いは版を用いた時では表現できないので味がありますが、ちょっと注意が必要です。

筆で描く

基本的に紙に絵を描く時と同じで、布の下に画用紙を敷き筆で描写していきます。絵の具の量が多すぎると盛り上がってしまうので二本の筆を使って絵の具を取り除きながら薄く描写しましょう!

仕上げ

版を使うやり方と同じく、ドライヤーで乾かしてアイロンでプレスをすれば出来上がりです。筆を使って描写するのが難しいだけで後はシルクスクリーンのやり方と同様です。

その他のアイデア

実は版が一枚あれば布以外にもプリントができます。絵の具を使用していることから既にお気付きの方もいらっしゃると思いますが、アクリル絵の具は本来紙や木材に使用するものなので、看板やポスターなんかにも使えます。この場合はメディウムが不要ですので安価でチャレンジできます。

耐水性に関して

今回のやり方はアクリル絵の具によるプリントですので耐水性は高いのですが、"耐摩耗性"は市販のモノより劣っています。耐摩耗性とは"擦れ"に対する耐性で、服同士の擦れや洗濯時の擦れによって色落ちする可能性があります。 洗濯する際は色移りはしませんが、念のためネットに入れることをおすすめします。

まとめ

ドキドキのシルクスクリーン

最初から最後まで慣れていてもドキドキの自作シルクスクリーンですが、仕上がりに近付くにつれて楽しみは増えていきます。業者さんに頼むと時間がかかる上にお金もかかりますので、自作Tシャツはお手軽で楽しさ一杯です!

意外に簡単でした!

手順が多いようでしたが、実はそこまで時間はかかりません!木枠を作る段階が特に時間がかかりそうですが、20分もあれば木枠は完成します。 一番の肝はオリジナルのデザインを形にするカッティングシートの過程となりますので張り切って挑戦しましょう!

最後に

お家でできる自作シルクスクリーンプリントですが、今回のやり方をマスターすれば市販のモノよりもお洒落にできる事もあります。一枚の版があれば何枚も仕上げられますので、チームTシャツやユニフォームにもぴったりです!慣れた人はアイロンプリントや手描きと混ぜ合わせてもかわいくできますのでこれを機に挑戦してみては!?

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