ASICS GEL-DS TRAINER 22
MIZUNO ウエーブライダー 21
ADIDAS JAPAN BOOST3
NIKE ZOOMFLY
ブルックス トランセンド7
ニューバランス ランニングシューズ
オン クラウドフライヤー
ホカオネオネ クリフトン8
ウルトラマラソンは、走りつづける喜び
ウルトラマラソンの楽しみは、半日以上走りつづける喜びです。国際基準は100マイル(160キロ)、日本では100キロが基準ですが、「フル(42.195キロ)より長い距離」は、ウルトラマラソンとして認められています。
24時間走もウルトラマラソンのひとつで、これは連続24時間走りつづけてその到達距離を競い世界記録は200キロを超えます。100キロの場合、制限時間は13〜14時間が基準で、夜明け前にスタートして日中頑張って走り、日没とともにフィニッシュします。
ウルトラマラソンのワクワク心とは?
あなたは100キロを一日のうちに走り通したことがあるだろうか?世間の圧倒的多数の人は(あるいは正気を保っている人は、というべきか)おそらくそのような経験をお持ちにならないはずだ。普通の健常な市民はまず、そんな無謀なことはやらないーー 「正気でない」「無謀」・・・挑発的とも思える文章です。
「走る小説家」でもある作家、村上春樹さんが「走ることについて語るときに僕の語ること」(2010年、文春文庫)で書いているサロマ湖ウルトラマラソン100キロ完走記の一節です。
やめたくなってもまた挑むのが、ウルトラマラソン
ウルトラマラソンのレースのあとは「もう当分走るのはごめんだ」という気持ちにウルトラランナーなら誰しもなってしまうものです。そしてまた走りたくなる。その思いがなかなか他人には理解しがたいことも。
サロマ湖100キロを12時間を切るタイムで走った村上春樹さんは「その過酷なレースが僕の中にどのようなものー喜ぶべきもの、そしてそれほど素直には喜べないものーを残していったか、おおまかなところをみなさんにも理解していただけるかもしれない。
『そんなものよくわからん』と言われるかもしれないが」と書いています。 ノーベル賞候補に毎年のように挙げられる作家が描写する自分自身の胸のうちです。さすがの表現力です。
ウルトラマラソンの達成感とはつまり
「僕は人間ではない。一個の純粋な機械だ…なにも感じる必要もない」。2回も村上春樹さんは、サロマ湖100キロ完走記で書いています。「ある程度歩いた方が賢明だったかも知れない」。
でも「我慢に我慢を重ねて走り続けているうちに75キロのあたりで何かが、すうっと抜けた。そんな感覚があった」。
そしてゴールのあと「誇りというほど大したものでないが、それなりの達成感のようなものが、やっと思いついたみたいに胸にこみ上げてくる」。完走したあとの村上春樹さんの感想です。市民ランナーがウルトラマラソンに挑んだ静かな達成感がよく描かれています。
ウルトラマラソンの誘いはいつ来る?
フルマラソンをアラ4(4時間前後)で走れるようになると「ウルトラマラソンに挑まない?そろそろだよ」と不思議と誘いの声がかかってきます。
ウルトラマラソンの走力について最低基準があるわけではありませんが、フルマラソン4時間程度であれば、100キロを制限時間の13〜14時間以内で走れる走力が身についてきたのだ、とウルトラマラソンの経験者は熟知しているからです。
自分で「出る」と決断するのもOK!
もちろん、自分で「ウルトラランナーになるぞ」と決意を固めても、それも同じ「最初の一歩」です。その場合、フルマラソンを4時間前後で走れるのであればもちろん、それより遅くても遠慮はいりません。決心が大事なのです。
50キロ、60キロのウルトラマラソンもあるのです。100キロの大会と併設して数人で走り継ぐウルトラ駅伝大会もあるのです。
ウルトラマラソンの準備は、まずシューズ
ランニング経験を重ねるにつれて、全てのランナーはシューズへの思い入れを深めていきます。
シューズあっての自分だ、と。ウルトラマラソン専用のインナー、アウター、パンツ、タイツは存在しないと、ウルトラの準備をするランナーたちはわかっています。一方で、シューズ選びには工夫が必要かもしれない、と考えているのです。
ウルトラマラソン専用シューズはありません
仮に、ウルトラマラソン専用のシューズが準備されていれば、シューズ選びは割と簡単です。
ハーフマラソンシューズ、フルマラソンシューズ、ウルトラマラソンシューズと距離毎におすすめのシューズがあればもっと良いのに、といつもランナーは思うのです。でも、世界中、どこを探しても、ウルトラマラソン専用シューズはありません。
もちろん、おすすめシューズの項で書きますが、ウルトラ向け、トレイル向けに開発を続けているメーカーはあり、ウルトラマラソンシューズを選ぶ基準は経験則上、存在します。
シューズは自ら決断するしかない
それでもウルトラマラソンを走るランナーは、練習を重ねてきた自分の脚感覚を支えに、それを信じて、ウルトラマラソンのシューズを何にするか、サイズ、重量をどうするか、と自分で決断しなければならないのです。
シューズ選び基準1)サイズは大き目で
まず、最初に指摘しなければならないのは、フルマラソンを走った時に「シューズがきつめ」と感じた人は、ウルトラマラソンを走る時のシューズには、1センチから1.5センチ大き目のサイズを選びましょう。
ランニングは、長い距離になればなるほど、後半で必ずと言っていいほどむくみが出るので、足先がきつくなってきます。
爪が、シューズの中で圧迫されてしまいますし、足の甲も痛くなり、つらい思いをするでしょう。きつめのシューズでスタートすると、終盤に困ってしまうことになるのです。だから、大きめのサイズを準備するのがおすすめです。
シューズ選び基準2)フルと同シューズで良い人も
逆に、フルマラソンで、何のトラブルもなく走り終えることができた人は、シューズのサイズにこだわる必要はありません。フルと同じシューズでウルトラマラソンに挑戦しましょう。
もし、その人がウルトラマラソンを走っている間に、特に中盤以降、きつい感じが出てくれば、シューズの甲のひもを緩めるか、あるいは、おすすめシューズの項にも触れていますが、足の甲を緩める機能のあるフィッティングベルトの付いたシューズもあるので、それを使うことをおすすめします。
シューズ選び基準3)クッション性は大事。だけど
ウルトラマラソンを初めて走る時に、ほとんどの人が気にするのが、クッション性の高いシューズを準備するかどうか、です。もし、フルマラソンの時に脚が攣ってしまったとか、相当のダメージを受け、その原因がシューズのクッションの低さにあると確信するなら、クッションを強めたシューズにしましょう。
シューズのクッションは、長い距離を走る場合、足のダメージを防いでくれる役割が確かにあります。だけど、一方で気をつけなければならないのは、クッション性を強めると、どうしても重量が増えてしまうシューズが多いことなのです。
シューズ選び基準4)重くなりすぎないこと
市民ランナークラスのランナーは1分に150〜170ピッチで走ります。左右の足を交互に着地する回数です。フルマラソンでは、ざっと4万回、ウルトラマラソンの100キロでは12万回、着地します。
地面からの衝撃を12万回受ける一方で、脚も12万回上げ下ろしするのです。重量のあるシューズは長い距離ほど負担感が増します。
それにウルトラマラソンをフルマラソンのペースより速く走れる人はいません。スピードの遅い分、地面からの着地ごとの衝撃はむしろ少なめ。
なので、距離を考慮するだけで良いのです。つまり、フルマラソンのシューズより1割増位の重量、例えばフルを片足の重量170グラム級のシューズで走った人は200グラム、フルで片足270グラムのシューズを履いていたなら重量300グラムのシューズが限度です。
シューズ選び基準5)地面からの反発感覚も必要
ランニングを助けてくれる機能としては、地面からある程度、反発を受けやすいこともシューズには必要です。これもクッション性と矛盾する要素です。走るという行為は<地面を押し出す>行為なので、クッションが効きすぎて着地で沈み込みすぎると反発を感じないシューズもあるのです。
こうなると、次のステップを踏み出すために余分に力が要るのです。この辺は、実際にシューズを履いてみないと分からない感覚です。
ウルトラマラソン用シューズを準備しよう
では、実際にシューズメーカ—が売り出しているウルトラマラソンに適したシューズを紹介しましょう。ここでは<市民ランナーが初めてウルトラマラソンの準備をする><13、14時間の制限時間内に走りたい>前提で選びました。
もっと速いランナー、初ウルトラマラソンでサブ10(10時間を切る)の可能性のある人たちは、フルマラソンをサブ3(3時間を切る)で走れるクラスです。
その人たちは、サブ3を狙うスピードを身につけるまでにシューズ選びに試行錯誤を経験しているはずで、こうした人たちの脳裏には既に靴のリストが準備されているはずです。 ランニングの新しい世界に踏み込んでいくランナーにとって参考になりますように。
・おすすめ1 アシックス ゲル-DSトレーナー22
ASICS GEL-DS TRAINER 22
アシックスの長く続くゲル(GEL)シリーズは3種類ありますが、そのうちミッドソールに特許取得のスポンジ素材FLYTE FORMを使って軽量化に成功し、耐久性も維持したのが2017年発売のDSトレーナー22です。
結果として225グラム(男性用27センチサイズ)という今までにない軽量シューズになりました。幅広足のランナー向けに「ワイド」も出しています。
アシックスは、ウルトラマラソンを想定したことが名前でも分かる「サロマレーサー」を2016年に出し、これをゲル(GEL)シリーズに統合した「ゲルサロマ」も発売しました。
これには、アーチ部にフィッティングベルトを付けラン後半の緩め、締めの微調整をする特徴があり、おすすめだったのですが、このふたつは売り切れ状態です。いずれにせよゲルシリーズがアシックスのウルトラマラソン定番になっていくでしょう。
・おすすめ2 ミズノ ウェーブライダー21
MIZUNO ウエーブライダー 21
ミズノはウェーブライダーシリーズのシューズを出して20年、累計1000万足を販売した、といいます。「クラブウェーブライダー」を結成しファンを広げました。基準となるウェーブライダーは、靴底に波形プレート(ミズノウェーブ)を使い、縦の衝撃吸収と横の安定性を重視したシューズです。
21は、2017年秋に発売したシューズです。
ミズノは2017年のテレビドラマ「陸王」でも技術協力しましたが、その時も、足を中央から前部で蹴るミッドフットに注目が集まりました。20はそのミッドフット型、21はそれを前提にかかとのフィット感を高めた、としています。
近年、かかとと爪先のソールの厚みの差のことを「ドロップ」としてそのサイズが注目されています。ウェーブライダーではキロ5分〜7分で走る層ではドロップ12ミリが最適としており、21はその12ミリを採用しています。重量は290グラム(男性用27センチサイズ)です。
・おすすめ3 アディダス ジャパンブースト3
ADIDAS JAPAN BOOST3
アディダスは、ドイツのスポーツブランドです。クッション性と反発性を合わせもち、かつ耐久性も強い「ブースト」と呼ぶ素材を2013年頃から使って数多くのランニングシューズを世に出しています。
ブーストは、いわば万能素材でその含有度によってシューズの性能が異なります。 アディゼロシリーズの中のジャパンブースト3は、フルマラソンサブ4クラスのランナーが多く履いています。
これに次ぐ4〜5時間の速さだとボストンブーストですが、違いは微妙です。加えて、匠戦(TAKUMI SEN)、匠練(TAKUMI REN)などのシューズもあります。自分で履いた時の感覚で決めるべきでしょう。
・おすすめ4 ブルックス トランセンド7
ブルックス トランセンド7
ブルックスは、100年を超えるアメリカのシューズメーカーです。2009年からブルックスDNAというクッション性を高めたシリーズを展開し始めた効果もあってアメリカ市場占有1位です。
・おすすめ5 ニューバランス 1040
ニューバランス ランニングシューズ
間寛平さんが、2008年から3年かけて地球をランニングとヨットで走り抜けた「アースマラソン」で使われたシューズがニューバランスMR1040。その流れを酌むシリーズがこの1040です。
ニューバランスは、ブルックス社より古く創設されたアメリカの会社で、脚のアーチサポートや矯正靴を作っていました。
このアーチサポートをシューズに入れたランニングシューズが生まれ、日本人長距離ランナー向けには1995年から開発が始まり、その中でもこの1040シリーズは高く評価されています。これも基本はミッドフット型です。基準重量は285グラム(男性用)。
・おすすめ6 ナイキズームフライ
NIKE ZOOMFLY
2017年にナイキがおこなったフルマラソン2時間切りへの挑戦(BREAKING 2)は、世界を驚かせました。
その時に3人のランナーが履き、ボストン、福岡国際マラソンで日本の大迫傑さんが履いて好成績を出したナイキヴェイパーフライの一般ランナー仕様がズームフライです。 高クッション、高反発のカーボンプレートが埋め込まれています。
大迫さんのようにフォアフットのランナーにだけに通じるシューズではなく、極端なかかと荷重でない限り、着地するだけで身体を前に運ぶ反発がある、とも言われます。
素材革命がランニングの歴史を変えてきたのは確かで、ナイキが革命の担い手になる可能性はありそうです。
・おすすめ7 オン クラウドフライヤー
オン クラウドフライヤー
オンは、2010年にスイスで生まれた新興シューズメーカー。プロトライアスロン選手だった創業者がエンジニアと組み創り出したのが、足底のチューブ状のパーツ。これが着地の時にクッション性を発揮します。
クラウドシリーズのなかでフライヤーの名の付くこのタイプは長距離向きでしかも軽め。男性用で重量280グラム(26.5センチサイズ)、女性用で重量220グラム(24.0センチサイズ)。
どのシューズでも靴底のすきまには石ころが入ってしまいますが、オンのチューブ状パーツはすきまが大きいので、大き目の石ころでも入りやすく砂利道ランニングには不向きです。
・おすすめ8 ホカオネオネ クリフトン8
ホカオネオネ クリフトン8
2009年設立のフランスのメーカーのシューズです。ホカオネオネはマオリ族(ニュージーランド)のことばで「さあ飛ぼう」(Time to fly)。
初めからウルトラマラソン、トレイルラン向けに開発されたシューズとなります。 厚底でクッション性が高いうえに靴底がカーブしていて蹴り出しもスムーズです。
厚底にしてこの軽さは驚きで、底の厚い方が良い、と言う人には特におすすめです。
日本のウルトラマラソン大会は特徴いろいろ
日本には30を超えるウルトラマラソン大会があります。
アメリカのように1州に1つ以上のウルトラマラソンコースがある国と比べれば少ないですが、山や川が多く、隅々まで舗装されている国土を生かし、面積の割には、いろいろなコースが作られ、川をさかのぼったり下りたり、山を登ったり降りたり、と多彩で難易度もさまざまです。
山道を使うトレイルを含む大会は、参加条件が厳しくなります。まずは公道を使うおすすめのウルトラマラソン大会をご紹介しましょう。
サロマ湖ウルトラマラソン(100キロ、50キロ)
1986年に始まった日本で最も伝統のあるウルトラマラソン大会で、開催地であるオホーツク海に面した北海道サロマ湖沿岸は「ウルトラマラソンの日本の聖地」と呼ばれます。
6月下旬、サロマ湖のまわりの公道を走り、80キロからフィニッシュまではオホーツク海を見ながら原生花園を往復します。100キロは日本陸連も加盟している国際陸連(IAAF)と国際ウルトラランナーズ協会(IAU)の公認大会になっており100キロの世界最高記録は男女ともこの大会で記録されています(男女とも6時間台)。
100キロの部を10回以上完走すると「サロマンブルー」、20回以上だと「グランドブルー」の称号と、サロマンブルーには、フィニッシュ地点の北見市常呂町スポーツセンターに足形と名前が刻印される名誉があります。制限時間は100キロで13時間、50キロで8時間で、一定距離ごとに関門があります。
四万十川ウルトラマラソン(100キロ、60キロ)
10月中旬に、四国で最も長い川である清流・四万十川沿いを走ります。100キロは日本陸連公認大会です。100キロの場合10キロから20キロまでは峠越えですが、30キロ過ぎからは四万十川沿いに緩やかに下る気持ちのよい大会です。
名物の沈下橋も走って渡ります。 2.5キロ毎に給水、5キロ毎にスポーツドリンク給水、20キロ毎に給食があり、地元・四万十市、四万十町の応援もあたたかいと評判です。
制限時間は100キロで14時間、60キロで9時間30分で、一定距離ごとに関門があります。
柴又100K(100キロ、60キロ)
東京・江戸川河川敷にある柴又公園をスタートし茨城県・五霞町折り返しの東京、埼玉、茨城3都県を駆け抜けるウルトラマラソンです。6月初旬に開催です。
江戸川河川敷を往復する高低差のほとんどないコースで、ウルトラマラソン初挑戦の人が多く参加します。制限時間は100キロで14時間、60キロで9時間です。給水は2.5キロ毎で応援も盛んです。
2016年に制限を1時間緩め、30分早くスタートする「壮年完走チャレンジ」部門が新設され、40歳以上の女性、60歳以上男性にとって、より挑戦しやすい大会になりました。
屋久島一周ウルトラECOマラニック
屋久島は一周すると100キロ。制限時間を日本のウルトラでは最も長い16時間に設定したウルトラマラソンです。
1月中旬の開催で、5時スタート、21時までにフィニッシュで、日没後も走るためヘッドライトを準備し、それを入れるザックを担いで走らねばなりません。
50キロから60キロにかけて大きな上り下りがあり、ほかにもいくつも高低差があって、なかなか厳しいです。途中に関門もあります。マラニックとは、マラソンとピクニックの造語で、環境保護を目的のひとつにしています。
いわて銀河100キロチャレンジ(100キロ、50キロ)
6月中旬に開催で、北上総合運動公園をスタートし、雫石総合運動公園がゴール。折り返しのないワンウェイロードを走ります。県面積が四国4県とほぼ同じデカい県ならではのコース設定です。
のどかな農道、温泉街、ダム、トンネル、高原と景色も多彩ですが、60キロ地点まではほぼ登りで、それを越してからも降りたり、登ったりのタフなコースです。
100キロは制限時間14時間、50キロは8時間、100キロ駅伝(4〜8人、男子、女子、混合)は13時間で、途中に関門もあります。
飛騨高山ウルトラマラソン
累積標高2489メートルーー日本のウルトラマラソンで公表している累積標高が最も大きい大会です。
累積標高というのは、スタート地点の標高を基準に300メートル登ったあと100メートル下って200メートル登ったら500メートルになり、つまり、登りの過酷さを示す数字です。 開催日は、6月の岩手銀河と同じ日。標高500メートルの高山市からスタートして最高地点は標高1345メートル。
最も長い登りは40キロにかけての登りですが、そこから降りていくようで、実は何回も登りを繰り返します。それだけ喜びも大きく、途中関門のつらさももちろんあります。
シューズ選びに始まりシューズ選びに終わります
日本でウルトラマラソン大会が始まって30年超。服装は、フルマラソンの時と同じもので良いのですがシューズ選びだけは、何回ウルトラマラソンを走っても、何が最適なシューズなのか、の絶対正解はない、とベテランランナーも言います。
要は上級者に至るまで試行錯誤ということですが、でもウルトラマラソンを走るには、やはりシューズの力は必要です。
練習で走ったシューズをベースにし、何が足りないのか、どのような走りをしたいのか、を自分で自分の気持ちを高めながら、準備することが大切です。