観葉植物とは
通常、屋外に生息している植物を屋内に持ち込み管理し成長、花、葉の変化を楽しみ、自然の雰囲気を鑑賞する植物。 ホテルや美容室、病院、飲食店、会社等々に置かれることも多くなってきています。 購入先は、フラワーショップはもちろんホームセンターやスーパーなどで購入可能です。 ほとんどの観葉植物がパキラを含め温かい地方の植物が多いため寒い時期は、室内での管理が必要となります。
パキラが与えてくれること
手をかければかけるほど、ちゃんと答えてくれる観葉植物パキラ。 私たちに与えてくれる5個の利点を紹介します。
パキラがあれば空間がおしゃれに変わる
パキラは、空間をおしゃれに変えてくれます。 サイズは、大小さまざま! 小さいものは部屋のアクセントに使用し、大きなものは隠したい場所に置くことでおしゃれな目隠しになります。 部屋の雰囲気を変えたいときには、大きな役割をはたしてくれます。 照明の下に置いたりパキラの土壌にフィギアを置くことで空間がガラッと変わります。 下記で説明するハイドロカルチャーもおすすめ。 パキラは、インテリアにも最適です。
リラックス効果
植物は、人をリラックスさせてくれる化学物質「フィトンチッド」を放出してくれます。 植物に傷などがついた際に、防虫効果や殺菌力を持つ揮発性物質がでます。 それが、私たちに大きな効果を与えてくれます。 自律神経を整えリラックス効果を与えてくれ、疲労回復などに役立ちます。 観葉植物が部屋にあると落ち着くのは、このような効果があるからなんです。
空気清浄・加湿効果
植物は光合成をし、二酸化炭素を減らしてくれて、酸素を増やし、空気を浄化する働きがあります。 他にも、乾燥が気になる冬に湿度を調整してくれる働きもあります。 根から水を吸い上げて葉の気孔から水蒸気をだし部屋の加湿をおこなってくれます。 室内の湿度に合わせ水蒸気の量を調節してくれます。 乾燥している時は多く、湿気が多い時は少なくと、人間にはありがたい性質です。
パキラで目を癒す
植物の多くは綺麗な緑色をしています。 緑色には、人間の目を癒す効果があります。 視覚疲労や目の緊張を和らげます。 このように観葉植物「パキラ」は、人間に沢山の効果を与えてくれます。
パキラの最適な置き場
パキラは、日光が大好きな植物ですが、日光の少ない日陰でも成長することが可能です。 なので、室内での管理も可能です。 その際は、冬場の室内の温度は、5℃以上を保ってください。 パキラの適した置き場所は、日当たりのよい部屋が最適です。 日陰でも管理は可能ですが、元気の無い幹や葉になってしまいますので気を付けましょう。
直射日光に注意
夏場の直射日光や西日は太陽の光が強いので、パキラの葉が日光の力で焼けてしまいますので、直射日光が当たらない、明るめの日陰を探して置いてください。 その他にも、水不足や乾燥も招いてしまうので、気を付けて置き場を決めましょう。
パキラへの水やりの頻度
パキラの育て方で重要な水やり。 水やりの頻度は、多くてもダメ。 頻度少なく、水不足になり土が乾燥してもダメ。 パキラは湿潤が好きな植物。 ですが、水不足や乾燥にも強い植物ですので管理は神経質にならなくても大丈夫です。 土が乾燥してきたら、たっぷりの水を与えて、受け皿に水をためないことが育て方や管理するうえで大切です。 受け皿に水がたまった状態で管理をしてしまうと根腐れの原因になるので注意下さい。
水やりで空気を入れ替える
水やりは、水不足や乾燥を防ぐだけではなく、空気の循環も行っています。 水不足だから土の表面だけに水を与えると、土の中にある古い空気を押しだせなかったり、根の隅々まで水が行き届かなくなってしまうのでたっぷり水を与えることをおすすめします。 水やり後は、受け皿に水をためず根腐れに注意してください。
季節に合わせた水やりの頻度
季節ごとの水やりの頻度は ・1月から4月は1週間に約1回。 ・5月から9月は1週間に約2~3回。 ・10月から12月は5日に約1回。 こちらを水やりの頻度としましょう。 パキラを置く明るさや温度・湿度などで変化しますので、こちらの頻度は、あくまで目安として楽しんでください。 寒い秋、冬時期に水やりの頻度を控えるのは、水不足気味に管理することで根腐れ防止につながったり、寒さへの抵抗力を強くするためです。
パキラの葉への水やり
葉への水やりは葉水と言い、水やりと一緒に育て方の一つとして覚えておくことをおすすめします。 葉水は霧吹きなどで葉に水を直接かけることです。 葉水を行うことにより葉っぱがイキイキと育ち、病気や虫を防ぐ効果があるので、毎日葉水を与えてください。
パキラの水やりに使う水
パキラにの育て方で重要なのは水ですが、その水は水道水で良いのか不安な方がいると思います。 特にハイドロカルチャーでの育て方をする方。 結論から言いますと、日本の水道水でしたら問題ありません。 また、水道水に含まれている塩素の殺菌効果で、土の菌やウイルスを倒す効果があると言われています。 ですが、地域よって水道水の塩素の量が変わります。塩素が苦手な植物には良くありません。 例えば、酸性の水が好きな湿地のランや、根っこがむき出しのランなどです。 そんな時は、水道水を汲み置きして塩素を取り除いてから使用しましょう。
水やりのしすぎ!?根腐れの防ぎ方
パキラの育て方で大切なのは、根腐れをさせないことです。 根腐れとは植物の根が酸素不足になってしまうことです。 根腐れをおこすとだんだん元気が無くなり、次第に枯れて死んでしまいます。 原因は、根っこの酸欠や水はけの悪さ、水・肥料の与えすぎなどです。 水不足もパキラにとってよくありませんが、与えすぎもよくありませんので注意が必要です。 パキラの葉は元気なのに鉢に溜まった水から異臭がしたら根腐れの可能性が高いです。 それを放置しておくと、葉の色が黒っぽくなり手遅れになってしまいます。
水やりのしすぎ!?パキラの根腐れを復活させる方法
根腐れの原因の多くは、水のやりすぎです。 その場合は受け皿の水をすて一定の期間、日当たりが良く風通しの良いところに置き、水不足状態にし乾燥させてください。 冬場など寒い時期は外気に当てないように注意してください。 上記の方法で回復しない場合は、挿し木を行います。 根腐れが発生すると、根が腐り、次に幹が腐っていき、最後には葉が枯れていきます。 挿し木を行う際は、元気な部分までを切り、切った切り口を乾燥させて土に植えてあげましょう。
ハイドロカルチャーとは?
ハイドロカルチャーとは、水耕栽培のことです。 その文字の中でハイドロとは、水や水素ことを指します。 土などを使わず、水が大好きな植物を水を使用し育てます。 ハイドロカルチャーで活躍するアイテムが、ハイドロボール。
ハイドロボールとは?
ハイドロボールとは、人口的に作った軽石のことです。 土を使わないので清潔に観葉植物を楽しみたい方におすすめです。 他にも利点として虫、臭いの発生がほとんどありません。 肥料を溶かした水を使用して育てます。 ガラス容器を使用すればおしゃれなインテリアに変わります。 ですが、根が常に水の中にあるので、根腐れに注意下さい。
ハイドロカルチャーでの育て方
ハイドロカルチャーは、容器の底に水が少しあれば大丈夫です。 初めての方は、水量がわかりやすい透明な容器がおすすめ。 容器の中の水が無くなったら、容器の1/5〜1/4まで水を入れます。 パキラの育ちが良い5月〜9月頃は、1〜2週間に1回液体肥料を水に加えてください。 寒さが厳しくなる冬は、ハイドロボールが乾いて2〜3日経ってから水を与えるようにしましょう。
水やりのしすぎ!?ハイドロカルチャーでの根腐れの防ぎ方
ハイドロカルチャーで育てるのなら、水・肥料の与えすぎは注意してください。 そして、ハイドロボールがあまりにも古い場合は取り替えをおすすめします。 もし根腐れが発生したら、鉢の中を綺麗にしハイドロボールを変えてください。 また、水を与える頻度を減らし、日当たりが良く風通しが良いところへ移動します。 これで戻ればよいですが、これでもダメな場合は上記で説明した挿し木を試してみましょう。
パキラのある世界
私たちに多くを与えてくれるパキラ。 育て方次第でいろいろな表情を見せてくれます。 パキラも生き物です。 育て始めたら責任を持って最後まで大きく育ててみましょう。 大切に育てればきっと、あなたにいろんなドラマを与えてくれるはずです。