SUP(スタンドアップパドルボード)とは
SUP(スタンドアップパドルボード)概要
SUP(サップ)とはスタンドアップパドルボードの略で、空気を入れて膨らませるソフトタイプの物や、サーフボードの様なハードタイプがあり、どちらも水面の上に立てる安定感のあるものが主流で、水面の上に立ったり座って、パドルを漕いで移動します。発祥はハワイで、初期はサーフィンの指導、撮影や救出で使用してましたが、ボードの小型化で姿を一旦消します。そんなSUP(サップ)が再び注目をされたのは2000年過ぎで、やはりハワイで再ブレイクし、昨今では世界各国でSUP(サップ)が普及し、サーフィンは勿論、様々な楽しみ方で使用されています。サーフィンの様に体力をフルに必要としないので、年輩や初心者の方のライディングを多く見かけます。
SUP(スタンドアップパドルボード)の種類
SUP(スタンドアップパドルボード)の構造
SUP(サップ)には浮力は2種類のタイプで構成され選び方が分かれますが、「ハードボード」と「インフレーターブル」ボードに分かれます。SUP(サップ)の「ハードボード」はポリウレタンフォームの素材に樹脂でコーテイングしてある物が主流で、サーフボードと同じ構造で安定感があり、スピードが出せてサーフィンに向きます。「インフレーターブル」構造は空気を入れて膨らませるタイプの物で、様々な形状や大型の物があり、安定感はハードタイプに敵いませんが、持ち運びや浮力に優れ、最近では転倒しない、超安定感の初心者仕様の物もあります。
SUP(スタンドアップパドルボード)の形状
SUP(サップ)はここ数年で様々な形状の物が増え、大きさも様々ですが、サイズは9フィートが最小で、大きな物は12フィートの物もあり、大人が2人乗っても余裕な物もあります。一般的には10フィートが多く使用されます。形状は様々で、スピードを重視した細い幅のヨットの様な形状の物、楕円形のオールラウンド形状、サーフィン用のサーフボード形状、ヨガ用の幅広の長方形タイプ形状、ボードの両サイドにチューブが付き、釣りや初心者の向けで転倒しない事に特化した物など、SUP(サップ)は豊富な形状でこれからも進化していきます。
SUP(スタンドアップパドルボード)の購入方法
SUP(スタンドアップパドルボード)の購入、選び方
SUP(サップ)はインターネットでも購入可能ですが、現物を確認してから購入する選び方を、おすすめします。サーフショップやアウトドアショップ、スポーツショップで購入可能で、良い選び方です。重量や硬さは勿論ですが、大きさも実際に持って運ばないと解りません。選び方は実際に使用する用途で変わると思います。はっきりと用途が決まっていないのでしたら、オールラウンドモデルを選択する選び方が妥当です。釣りで使うなら、クーラーが設置出来て、浮力の高い物、ヨガをメインに使用するなら、専門の物を選択する選び方などの購入方法です。初心者はショップの店員さんに相談しましょう。
SUP(スタンドアップパドルボード)に必要な道具
SUP(サップ)で必要な道具
SUP(サップ)で必要な道具はインフレーターブルでしたら、空気を入れるポンプとチューブが必要です。中古品やサービス品では付いてない事がありますので、初心者の方は注意が必要です、パドルとSUP(サップ)と足を繋ぐリューシュコードも必要です。パドルは安いものから高い物までピンキリですが、潮流や風から命を守る大切な道具なので、良い物を選びます。クルージングを楽しむ遊びではフローティングベストが必要です。釣りでも同様で、釣りの場合は竿立てやクーラー、椅子の付いている物を選ぶ事が無難です。釣りをするなら道具が固定出来ないとと危険です。初心者は釣りやクルージングをトライする前に、充分練習してから行う事が大事です。何れの遊びも安全を考慮した道具が必要です。
SUP(スタンドアップパドルボード)スクール、ツアー
SUP(サップ)のツアーやスクール
SUP(サップ)のツアーやスクールは、SUP(サップ)購入する前に体験する事が出来、安全面の知識や遊びの楽しさ奥の深さを知る事が出来、購入する前に体験する事をおすすめします。湘南や伊豆では2時間のSUP体験で5000円~8000円位で体験講習を行っていて、クルーズや波乗りの体験が出来ます。波乗りはルールもあるので体験で教わる事が出来お得です。またSUP(サップ)でヨガも体験から始める事が出来、3時間7000円~1万円で体験出来ます。沖縄やハワイなどの旅行先でも同様の体験ツアーがあり、いつもと違う海をSUP(サップ)で楽しめます。
SUP(スタンドアップパドルボード)で遊ぶ場所
SUP(サップ)で遊べるフィールド
SUP(サップ)で遊ぶフィールドの多くは湾内の波静かな海や、波のある海岸です。SUP(サップ)でクルージングやサーフィンでの遊び方です。河川を下るツアーや遊びもあります。池や湖でクルーズ、バードウオッチング、ルアーフィッシングなどの遊びもあります。また釣りでは干潟や港湾内などの汽水域で使われます。自然に溢れる水上で、パドル操作が可能な場所ならどこでも遊べ、大変な装備が必要無いのがSUP(サップ)の良い点です。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方①
SUP(サップ)サーフィン
SUP(サップ)サーフィンは浮力のあるボードと、推進力のあるパドルのお陰で、波のポイントにたどり着く事は容易です。しかし波を掴んでテイクオフする事は容易ではありません。これは普通のサーフィンでも一緒ですが、時間と経験を積んで上手になっていくものです。波を捉えるのが普通のサーフィンより容易で、体力も使わない利点があります。SUP(サップ)でサーフィンを是非という方は、ハードタイプのボードと、パドルも軽量で水を多く漕げる高価なものを購入する事が、賢い選び方とお勧めします。安価なパドルを購入すると、パドルの柄が折れて大変な目に合う事もあります。装備で安価な物は避ける事ですね。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方②
SUP(サップ)川下りクルーズ
河川の中流から下流域でSUP(サップ)で川をくだりながら自然観察を楽しんだり、緩やかな瀬の流れでスリルを味わったりする遊びです。カヤックでも行われますが、SUP(サップ)では立つことが出来るので、見える景色が違います。川の中や川岸や、遠くの景色がカヤックとは一味違う景色が楽しめます。またSUP(サップ)では川までのアプローチがカヤックとは違い、ボードが軽いので楽です。装備はライフジャケットとウエットスーツが必要です。最近では各地でツアーもあります。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方③
SUP(サップ)カヤックスタイルクルーズ
SUP(サップ)は装備を変える事で遊びの幅が広がります。パドルをカヤックのパドルに替え、外装品のカヤックシートを取り付けるとカヤックスタイルで遊ぶ事が出来ます。空気抵抗も減り、スピードが出るので遠距離クルーズが楽しめます。ボードにクーラーを取り付ける事が可能な装備品があり、お弁当や飲み物を装備しておけば一日クルージングを楽しめます。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方④
SUP(サップ)ヨガ
SUP(サップ)でヨガをやる事が少し前から流行しています。不安定な水上でバランスを取って体幹を鍛えるという方法です。スクールや体験もあり、初心者でも乗り方からヨガメニューなどを教われます。料金は3時間で7000円~1万円位です。ボードの上でリラックスし、床の上とは全く違った体験が出来ると好評の様です。一応、ウエットスーツとライフジャケットの装備は必要です。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方⑤
SUP(サップ)ロングクルージング
SUP(サップ)で1日をかけて、5㎞~15㎞のロングクルーズするツアーが湘南海岸であります。沖縄では離島まで船と並走し海を縦断し、離島に行くツアーもあります。個人では装備などに無理があるので難しいですが、沖縄のSUP(サップ)の達人は沖縄本島を1周した強者もいます。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方⑥
SUP(サップ)レース
SUP(サップ)のレースは「日本SUP振興会」などの団体が主催し、日本全国各所で個人、チームでのスピードレースが行われています。個人でスピードを競う競技や、ドラゴンSUP(サップ)と呼ばれる4人乗りの大型のSUP(サップ)を息を合わせて漕ぐレースもあり、遊びのクルーズも良いですが、レースに照準を合わせたスポーツとしてもSUP(サップ)の楽しさを味わえるのではないでしょうか。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方⑦
SUP(サップ)シュノーケリング
SUP(サップ)で泳いでいく事が困難な沖の小島や、入江の裏側のプライベートビーチへ行き、手付かずの自然をシュノーケリングで観察する事が出来ます。伊豆や南紀ではこの様なポイントが沢山あり、非常に楽しめます。安全装備は必ず用意し行くことをおすすめします。また、沖縄ではリーフエンドまで泳ぐのが大変なので、リーフエンドまで行く「足」として多用され、非常に有意義なシュノーケリングが楽しめます。
SUP(スタンドアップパドルボード)の遊び方⑧
SUP(サップ)釣り
SUP(サップ)は海の上に浮かぶボードの上での遊びなので、釣りも可能です。魚が一番釣れる波の崩れるブレイクラインの裏側を狙えるので、非常に高効率の釣りが可能です。誰も攻めていないポイントが狙えるので、驚くような釣果が望めます。ですが初心者は必ずSUP(サップ)を充分に練習して、装備を揃えてから行きましょう。釣りは意外と道具も多く、SUP(サップ)の上は不安定で移動中は常にパドルを漕ぐので、道具が全て固定出来る装備が必要です。また、揺れた時でも落ちない様に細かい道具はライフジャケットに装備し、安全第一で行う必要があります。SUP(サップ)は非常に流されやすいので、釣りに集中したい場合はアンカーなどの道具も必要です。
SUP(スタンドアップパドルボード)まとめ
SUP(スタンドアップパドルボード)の用途
SUP(スタンドアップパドルボード)は初心者からプロのサーファーまで楽しめる楽しい乗り物です。用途は使う人によって、または季節などでも様々ですが、筆者も使っていますが、どんな遊び方をしても便利で楽しく、SUP(スタンドアップパドルボード)に乗った人は、みんな笑顔でトライします。唯一、風にはとても弱く、風速が5m以上吹くと帰るのが困難ですので、風には気を付けて、天気図を確認してから遊びに行くことをおすすめします。休日の遊び方が大きく変わる、アクティブな人も、そうでない人にも是非おすすめしたいSUP(スタンドアップパドルボード)遊び方のご紹介でした。