サンケイダイアジノン粒剤3 400g
日本化薬 ダイアジノン粒剤3
サンケイダイアジノン粒剤3 700g
ネキリベイト 600g
ダイアジノン粒剤5
ダイアジノンとは?
殺虫剤の一種
ダイアジノンとは有機リン系の殺虫剤の一つで日本化薬が製造しています。農薬として稲にはウンカ・ツマグロヨコバイなど、野菜にはアオムシ・アブラムシ・コガネムシ類など、果樹にはシンクイム・カイガラムシなどに有効で防疫としてハエ・蚊・ゴキブリに使われる事もあります。
ダイアジノンの成分・効果
ダイアジノンには大きく分けて3種類もの製品があります。 それぞれの種類と成分・対象の作物と害虫をご紹介します。
ダイアジノン粒剤3
日本化薬 ダイアジノン粒剤3
「畑の常備薬」として知られるダイアジノン 3%低濃度粒剤です。こちらは畑作物の重要な各種作物や土壌の害虫に利用できます。 〇性状 淡黄褐色細粒 〇有効期限 4年 〇毒性 普通物(毒劇物に該当しないもの) 〇有効成分 ダイアジノン(PRTR・1種)3%(2-イソプロピルー4-メチルピリミジルー6)ジエチルチオホスフェート 〇その他成分 不活性鉱石粒状物 及び結合剤等 97% 〇特徴 ネキリムシ類・タネバエ・ケラ・コガネムシ類幼虫など速効的で土壌害虫に幅広く使え土壌混和処理によって各種土壌害虫に発揮します。
ダイアジノン粒剤5
ダイアジノン粒剤5
こちらも「畑の常備薬」と知られておりダイアジノン 5%粒剤で適用作物の種類が多くなっています。 〇性状 類白色細粒 〇有効期限 4年 〇毒性 普通物(毒劇物に該当しないもの) 〇有効成分 ダイアジノン(PRTR・1種)5%(2-イソプロピルー4-メチルピリミジルー6)ジエチルチオホスフェート 〇その他成分 不活性鉱石粒状物 及び結合剤等 95% 〇特徴 ネキリムシ類・タネバエ・ケラ・コガネムシ類幼虫など速効的で土壌害虫に幅広く使え60種を超える作物群に幅広く適用します。 使用方法や使用時期のバリエーションが豊富で害虫や栽培体系の特性に合わせて使用できます。大豆畑の主要な子実害虫を生育期散布で防除できドリフトによる散布時の薬品飛散が抑えれます。
ダイアジノン粒剤10
こちらも「畑の常備薬」として知られ、高濃度の10%粒剤です。こちらは無人ヘリコプターでの散布も可能となっています。 〇性状 類白色細粒 〇有効期限 4年 〇毒性 医薬用外劇物 〇有効成分 ダイアジノン(PRTR・1種)10%(2-イソプロピルー4-メチルピリミジルー6)ジエチルチオホスフェート 〇その他成分 不活性鉱石粒状物 及び結合剤等 90% 〇特徴 マメシンクイガ・タネバエ・ネキリムシ類・シバツトガ等の害虫に防除効果を高く発揮します。高濃度粒剤は少しの量で優れた効果を発揮する為、散布時間が短くなります。大豆に関しては無人ヘリコプターで散布が可能です。
ダイアジノンの使用時期
サンケイダイアジノン粒剤3 400g
害虫や作物に合わせよう
ダイアジノンの使用時期は対象の作物に影響を及ぼす害虫によって決まってきます。例えばドウガネブイブイやマメコガネ・ヒメコガネなどのコガネムシ類は幼虫期を土の中で過ごし6月~9月頃に成虫になって作物の葉を食い荒らし土の中に産卵してその卵が孵化すると幼虫達は作物の根を9月頃から食べ始め被害を出していきます。そして冬季の間は一度収まり4月になると再び作物が荒らされます。 こういった場合は薬剤(ダイアジノン等)を使用した幼虫への防除が効果的となります。使用時期としては害虫の卵が孵化する8月半ば~9月下旬の時期を狙いダイアジノンを土壌に混ぜ込むのが有効的です
ダイアジノンの使い方
サンケイダイアジノン粒剤3 700g
作物に合わせて使おう
ネキリベイト 600g
ダイアジノン粒剤は土壌混和が害虫等に効果的に効きますが、そもそも農薬は製品ごとに法律で使える作物が決められています。なので使用する前にしっかりと使い方などを確認する事が大切なので覚えておきましょう。 上記で記載したようにダイアジノン粒剤は10・5・3と有効成分濃度によって分けられています。この3種類の中で使用できる作物の種類が多いのは「ダイアジノン粒剤5」になります。
ダイアジノンの使い方・使用方法
①庭で家庭菜園する場合は作物を育てる場所の雑草を掘り起こしダイアジノンを混ぜ込み殺虫してから作物を育てると被害が抑えれます。 ②夏の野菜などの作物が終わる時期に一度土壌にダイアジノンを混ぜ込み、春先の作物を育てる土作り前に一度ダイアジノンを混ぜ込む事で一年を通して被害が抑え込む事ができます。
まとめと注意事項
いかがでしたでしょうか?ダイアジノンは作物を育てる上でとてもやっかいな害虫を抑えこんでくれるのでとても便利ですね。便利ゆえ色んな作物に使いたくはなりますが必ずダイアジノンが使用できる対象作物のみにご使用ください。10・5・3でも対象作物は違い、対象作物以外は安全試験がされていないので作物自体が食べられるかもわかりません。 例えばりんごですがこのりんごはダイアジノン粒剤を地表に撒いての使用が可能な対象となっていますがダイアジノンを使用した散布日から2ヶ月もの期間が空かないと食べる事が出来ないと記されています。つまり対象作物でも収穫して食べるには作物・使用方法ごとにダイアジノンの決まった期間がありそれらを守らないと何かしらの影響がみられる可能性があるという事です。なので絶対に使用する際は絶対に決まりを守りご使用ください。