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ナギの育て方!枯れる理由は?特性と合わせて育てるコツをご紹介!

今回はナギについて情報を多数ご紹介していきます。神社のご神木としても有名な樹木ですが、観葉植物として自宅でも育てることが出来ます。ナギの育て方はとてもシンプルで、初心者でも簡単に育てられます。是非こちらの育て方を参考にしてみてチャレンジしてくださいね!
更新: 2021年3月3日
hanashin
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目次

ナギとは

ナギの基本情報

ナギとはマツ鋼マツ目マキ科ナギ属に分類されている樹木です。別名ではチカラシバやセンニンリキなどと呼ばれています。漢字では、「梛」と書きます。 ナギにまつわる風習では、熊野神社や熊野三山系の神社ではご神木とされてきました。縁結びのお守りとして使用されています。

ナギの木の高さは20m程にもなり、温暖な気候の場所に自生している雌雄異株です。葉形は楕円状披針形をしており、針葉樹ではありますが広葉樹に似ている形をしているのも特徴の一つです。

ナギの枯れる理由とは?

ナギが枯れる原因として考えられるのが、乾燥と寒さによるものだと考えられます。ナギは病害虫の心配などは特にしなくても良い丈夫な木としても有名です。 乾燥しているのは単純に水が足りないからで、水を与えてやれば良いです。

寒さに関していうと、ナギは耐寒性があまりなく寒さに弱いので、それも枯れる要因の元です。 東北地方では育てる際は室内で管理し、育てることが多いです。寒さに十分に注意し、暖かい環境で水も適度に与えながら育ててあげることが大切です。

ナギの分布地域

ナギの木は本州以南の温暖地に分布しています。他にも日本では四国や九州、南西諸島などの温暖な地域を好みますので自生しています。海外では中国の海南島や台湾に自生しています。その高さは20mに達するほどの大きな常緑高木です。昔から縁起の良い植物として有名です。

ナギの特徴

ナギの木は昔から日本人には縁深い樹木で、日本各地の神社ではご神木として親しまれています。ナギの木の葉は、葉脈が縦方向に走っていて、丈夫で切れないことから縁結びのとしても有名です。

凪という漢字に通じている事もあり、船乗り達の信仰も集め、海の安全のお守りともなっています。船乗りだけではなく一般の人々も、ナギの葉を災難よけにお守り袋や鏡の裏に入れる風習も古くからありました。

またいくら引っ張っても切れないその強度の強さから、夫婦の絆が切れることのないようにという願いが込められて鏡の裏に忍ばせてあったという逸話や、鏡の裏に入れておくと会いたいと思った人が現れるという話もありました。これらのお話も踏まえてこの木に関する逸話は多い事で有名です。

ナギの名所は?

熊野速玉大社


和歌山県新宮市にある熊野速玉大社には、樹齢約1000年の大きなナギの木がそびえ立っています。こちらのナギの木は日本最大級で、天然記念物にも指定されている由緒ある木です。平重盛が植えたものだという伝説も残っています。気になる方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

春日大社

春日大社は世界遺産にもなっている由緒ある建築物です。この場所にはナギだけの林がございます。こちらも熊野速玉大社と同様に天然記念物に指定されています。こちらのナギの木は1000年以上も前に植栽されたとされています。

春日大社ではこのナギの木を榊の代用として、このナギを神事に使用してきた歴史があります。こちらのナギの木を気になる方は是非足を運んでみてくださいね!

ナギの育て方

神社ではご神木とも呼ばれる樹木です。縁起の良い樹木とされているナギはどのように育てれば良いのか分からない方も多いです。ナギは観葉植物として自宅で育てる事も可能です。こちらを参考にして、ご興味ある方は是非行ってみてくださいね!

ナギの選び方

ナギは移植を嫌う樹木ですので、種から増やしていきます。ナギの苗木は流通されているものは少なく、ホームセンターなどであれば、観葉目的の幼苗を手に入れることができます。

ナギの種まき

ナギの種を蒔く際に使用する土は、赤玉土や市販で売られている培養土を使用しましょう。土に種をまいて、一週間に1回ほどのペースで水やりをして乾燥を出来る限り防ぎます。そして時が経ち、翌年の春頃には芽を出します。

ナギの植え付け、植え替え

ナギは良く根を張る木です。ナギの地植えを行う場合は移植を嫌います。地植えしたものを移動してしまうと、根付きが悪くなりますので、最初植え付けを行う段階で大きくなる事を想定しつつ、スペースを確保出来るような場所を選択する事が大事です。

ですので地植えの場合は植え替えは必要ありません。鉢植えの場合は、根が回ってきたら鉢を増やすようにしましょう。

ナギの置き場所


ナギは日当たりの良い場所を好む木です。暖かい場所に自生している木なので寒さに当たってしまうと株が弱まります。 耐寒性はあまりなく、寒さが苦手な方なので、東北以北の地域では鉢植えで育てます。観葉植物として育てている東北では、寒いので室内で管理しないと枯れてしまうのです。鉢植えで管理する際は十分に気をつけましょう。

ナギの水やり、肥料

ナギを鉢植えで育てる場合には、土が全体的に良い乾いてきたらたっぷりとあげてください。ただし、冬の時期は数日に一度で結構です。庭植えでナギを育てる場合は水やりは特に必要ありませんので覚えておきましょう。

使用する用土

市販で売られている、増加用培養土か観葉植物用培養土の土を使用しましょう。地植えの場合には日当たりの良い場所であれば、土質は特に気にしなくても良いです。苗よりも一回り大きな穴を掘って植え付けを行ってください。すくすくと育ちます。

ナギの管理方法

観葉植物として育てる場合、通常の自生しているものよりは小さいナギですので、室内で育てることも可能です。極端に寒い場所には置かず、日光によく当たる場所に置いておきましょう。

ナギの育て方.日常管理編

こちらの動画ではナギの育て方では大切な管理方法を、短時間ですが学ぶことができます。ご興味ある方はご視聴してみてくださいね!

ナギの増やし方

植物の増やし方は、株分けや挿し木や葉挿しなど色々とありますが、ナギは移植を嫌う木ですので、種から増やす方法でやります。挿し木ではありませんので注意してくださいね!

ナギの剪定


剪定の時期

ナギの剪定に適している時期は4月です。

ナギの剪定方法

ナギは自然にしていても樹形が乱れず、あまり枝数も増やさない木ですので、剪定もシンプルで簡単です。見た目で伸び過ぎてしまっている枝や、混み合っている枝を取り除いてしまうだけで大丈夫です。ナギを初めて育てる方でも、剪定方法は簡単にする事が出来ます。

ナギの病害虫

ナギが育つ上で被害をもたらすような病害虫は特にいません。ナギの株元におがくずの似た塊を見つけたら、テッポウムシが入り込んでいる可能性がありますので、直ちに駆除しましょう。

ナギの育て方のポイント

ナギの樹木はとてもデリケートな樹木で、移植を嫌いますので、植え替えは行わないようにしましょう。植え替えを行わずあらかじめスペースを確保するのがポイントとなります。 そしてナギを増やしたいのであれば、挿し木ではなく種から増やすやり方なので注意しましょう。

よく間違えて通常の挿し木のやり方でやってしまう方もいますので気をつけてくださいね! また管理場所も大切で日光はよく当たる場所に置いておくことが大切です。寒い地域の方は、寒い風に当たると株が弱まってしまいますので注意しましょう。

ナギの育て方についてのまとめ

いかがでしたでしょうか?ナギは神社などではご神木として有名な樹木です。自宅でも育てることのできる観葉植物ではありますが、耐寒性が弱く暖かい気候を好むので、日光の良くあたる場所で管理していきましょう。

これからナギの木を育ててみたいという方は、是非こちらの記事をご参考にして、自宅でチャレンジしてみてくださいね!縁起の良い樹木としても有名なナギは、観葉植物としては小さいですが存在感があり家の中でもとても見栄えがしますよ。 寒い地域で育てる際は、室内で日光のよく当たる場所で管理していきましょう!