検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【初心者でも簡単】アーモンドの栽培方法!種から育てる6つのコツをご紹介!

健康や美容によいアーモンドを栽培してみませんか。大きめの鉢植えで育てることやマンション住まいの方でも育て方によってはベランダでも栽培することができます。アーモンドの種の植え方から、植え替え、収穫までの方法、挿し木、冬の越し方、大事な6つのコツをご紹介します。
更新: 2022年1月13日
kurashi
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

アーモンドを栽培するにはまずは種の準備から

まずは種を準備しましょう

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

アーモンドを栽培するためには、種まきをするための準備が必要です。秋に収穫した分の種がある場合は、まず風通しのよい日陰で種をよく乾かしてから、袋に 入れて冷蔵庫で保管するようにしましょう。

アーモンドの育て方で注意すべき点は種まきです。種まきをするのは3月後半ぐらいが適しており、この時期に種まきをすると発芽率も高まります。

5月から梅雨の時期は種まきは最も避けたい時期です。その理由は土の中でカビが生えてしまったり、種が腐ってしまうこともあるからです。

また種まき前には、アーモンドの種を水に一晩つけておいたり、水につけたまま冷蔵庫に入れておくと発芽率が高まりますのでオススメの方法です。もし種から育てるのに失敗してしまった場合や、発芽しなかった場合は、苗木から育ててみてもよいでしょう。

種から育てた場合は、1年目は花がつきにくく、結実しにくいのですが、苗木の場合、接木苗であるため、1本だけでも実が生りやすくなるというメリットもありますのでこちらの育て方の方がオススメです。

アーモンドを収穫するには植え方にもポイントがあります

1粒ずつ6号以上の鉢に植える

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

アーモンドの種まきは、必ず6号以上の鉢に植えるようにしましょう。小粒から中粒程度の赤玉土が7割、鹿沼土が3割で土を混ぜ合わせて鉢に8分目まで入れておきます。 種の植え付けは鉢の土の表面から3センチから4cmぐらいの深さの位置に種を入れておきましょう。

鉢の土の表面が乾かないように水やりを行うと、だいたい1ヶ月から2か月ぐらいで発芽していきます。

発芽した後の肥料について

アーモンドの種が発芽した後は果樹用の有機肥料を土に混ぜて育てていきます。化成肥料でも問題ありませんが、与える肥料の量によっては肥料負けしてしまう場合がありますので、与える肥料は有機肥料のほうがよいでしょう。

鉢か地植えで育てる方法

アーモンドは鉢植えでの育てる方法と地植えで育てる方法があります。地植えで育てる場合、最初に鉢で3年ほど育ててから、地植えすると丈夫な株に育ちますので、鉢でしっかり育ててから植え替えるとよいでしょう。

アーモンド栽培で失敗しないためのポイント

梅雨の時期は根腐れに注意

アーモンドは発芽後、幼木として成長をしていきます。3月末に種を植えた後、6月の時期には細い幹が伸びてきます。この時期は梅雨の時期であるため、雨が鉢に大量に当たると根腐れしやすくなりますので、雨が降る時は鉢が雨にかからない場所に移動させておくとよいでしょう。


夏の時期は直射日光に注意

鉢での育て方は、コンクリートの照り返しや直射日光に注意しましょう。照り返しや直射日光でダメージが加わると、幼木が日焼けをしてしまうため、うまく育たなくなってしまったり、枯れてしまうこともあります。

鉢植えを動かして、半日は日陰になるように調整すると枯れずに育てることができます。コンクリートの照り返しはかなり熱を持っているため、オススメの育て方は鉢植えの下にすのこを敷いたり、すだれで直射日光が当たらないように影を作ってあげるとよいでしょう。

アーモンドを上手に栽培するには剪定も行いましょう

アーモンドの剪定の時期について

アーモンドの剪定も重要な育て方の一つです。剪定は夏と冬の時期に行います。剪定に必要な道具は、大きめのハサミと枝が太い場合はのこぎりも用意しておくと良いでしょう。

また大きめの木の場合は素手で触るとキズが出来てしまうため、軍手をはめて行うとよいでしょう。冬の剪定は余分な枝をしっかりと切り落としていきます。夏の剪定は余分な枝がないか補助的に行います。

内側に向かっている枝や枝が重なっている部分を切り落として、枝を軽く仕上げていきましょう。夏の時期は、風通しがよくなるように剪定を行うとよいでしょう。また日光が当たらず、日陰になってしまう部分は、日が当たるようにして剪定していきます。

冬の剪定は正月明けがベスト

剪定をする際に、花芽を全部切り落とさないように気をつけなければなりません。5芽ぐらいの越して枝を切り落としていきます。花芽がよくわからない場合は、お正月明けに剪定をすると、花芽が膨らんできますので、わかりやすくなります。

葉芽は細く尖っていますが、花芽は成長し、ふっくらとしているので区別しやすくなるでしょう。

アーモンド挿し木で栽培して増やそう

挿し木で苗を増やそう

アーモンドは種から発芽させるまでに1ヶ月はかかります。またすべての種がすべて発芽するわけではありません。そこでアーモンドの剪定で切り落とした枝を使って挿し木に挑戦してみましょう。

剪定で切り落とした枝を適当な大きさに切りそろえ、土に植え替えて育てていきます。挿し木を土に植える前に、枝の根本部分を一晩水につけておきましょう。

根本の先に発根促進剤をぬっておくと、根が出やすくなります。挿し木をそのまま鉢に枝を指して、鉢の土が枯れないように育てていきましょう。種から植えた時と同じように、肥料を与えて育てていきます。

50cmから1mほどに成長してきたら、主幹の先端部分をハサミで切り落とし、幹から横枝が出てくるようにしていくと、花がつきやすくなり、実も収穫しやすくなります。日光が当たるように調整するとよいでしょう。

アーモンドの栽培で花が咲く時期

桃の仲間


アーモンドは桃の仲間の植物です。アーモンドの花は桃の花によく似ており、うっすらとしたピンク色の花弁が美しいのが特徴です。桜と同じ時期に花が咲きますので、アーモンドの木でお花見が出来ます。

鉢で育てていくのもよいですが、庭木として育てれば毎年美しいアーモンドの花を楽しむことができるでしょう。花が咲くのは8月ぐらいで、花が散った後に実が出来、実が少しずつ大きくなっていきます。

1本の場合は受粉しにくいことも

アーモンドを鉢植えで育てている場合、なかなか実がつかないこともあるかもしれません。枝が1本の場合、自花受粉が起こりにくいため、枝は2本以上あった方がよいでしょう。

鉢植えが2つ以上ある場合は、風の力を借りて自然受粉が起こりやすいように鉢を並べて置いておくとよいでしょう。また綿棒の先に花粉をつけて開花した花芯部分に花粉をこすりつける人工授粉という方法もあります。

アーモンドの栽培で実が収穫できるのは9月過ぎ頃

アーモンドの実を上手に収穫するには

アーモンドの実は茶色くなるのは正常なもので、未熟な実は緑色をしています。緑色をした実は大きくならずに落下していくので、取り除いておきましょう。8月になると収穫時期になります。

収穫時期の目安は実が割れて中の殻が見えてきたら、木から実を取り、中に残っている果肉を綺麗に取り除きます。1週間ほど陰干しした後、来年の種として使う分を取っておき、残りは美味しく頂きましょう。

中に殻があるので殻を割るとアーモンドの可食部分の実が出てきます。中の実はフライパンで炒ったり、油で揚げると美味しくいただくことが出来ます。

来年の花の芽は7月にできる

来年度の花の芽ができるのは7月から9月の時期です。翌年の3月には再び花が咲きますので、その準備をしているのです。冬の時期は木や枝の管理をしっかりと行っておきましょう。

アーモンド栽培は根腐れ、害虫に注意しましょう

根腐れに注意

アーモンド栽培で気をつけたいのが、根腐れをしないように注意することです。梅雨や雨の時期は雨に当たらないように鉢を移動させるなどの工夫をしましょう。また梅雨の時期の根腐れだけでなく、冬の時期の根腐れにも気をつけましょう。

寒さや乾燥によって枯れやすくなりますので、冬の時期は屋内に入れて育てるとよいでしょう。

害虫に注意

アーモンドの木は害虫が発生しやすくなります。アブラ虫がつきやすいので、市販の薬を使ってアブラ虫対策を行うとよいでしょう。市販薬を水で薄めて、木や枝に吹き付けるとアブラ虫退治をすることができます。

薬の成分が強すぎてしまうと、アーモンドの木が薬で枯れてしまうので注意する必要があります。5月から6月の時期はコスカシバという害虫に注意しましょう。幼虫が木の幹や枝を食べていくため、木が弱くなります。

幼虫は見つけ次第殺し、水で虫を吹き飛ばし、喰われてしまった部分は、ナイフで削り落とします。


アーモンド栽培は大木で育てることもできます

庭がある人は大きく育てよう

アーモンドはそのまま育てていくと4mほどの大木として育てていくことができますので、庭がある人は大きく育ててみてはいかがでしょうか。たくさんのアーモンドを収穫することができるでしょう。毎年春先には、美しい花を咲かせてくれますので、庭で花見を楽しむことができます。

冬を越すときは、マイナス7℃までであれば寒さに耐えることができますが、やはり冬の時期は寒さ対策を行っておきましょう。寒い時期は特に霜がつきやすくなるため、霜対策も行う必要があります。

植木の場合は温かい場所へ移動することができますが、庭木の場合はそういうわけにもいきません。敷き藁や不織布を根本部分の木にカバーしておくと、寒さや霜対策を行うことができます。

不織布は光を通すものの方が、根元を丈夫に育てることができますが、遮光性が高いと根本が軟弱になりやすいので気をつけましょう。

アーモンドは栽培後4年目以降が実の収穫しやすくなります

初年度は実が生りにくい

アーモンドは初年度からすぐに立派な実がなることはあまりなく、植えつけてから4年目以降にしっかりとした実がなりますので、収穫しやすくなるでしょう。収穫後はできるだけ早く乾燥させないと、カビが生えてしまったり、虫がつきやすくなりますので注意しましょう。

最初は小さな実ですが、だいたい4年目を過ぎると実も大きくなってきますので、市販のアーモンドと同じくらいの大きさに近づいてきます。その年の成長具合によっても実の大きさに違いがあるでしょう。茶色くなり、割れた実を振るい落とすと実が落ちやすくなります。

割れた実から殻を取り出すのは重労働ですが、さらに殻から実を取り出す作業はもっと大変です。ペンチで挟んで殻を砕いて取り出すという方法もありますが、アーモンドの殻ごとペンチで挟んで固定してから金づちで叩くと、固い殻が割れて、中の実が取りやすくなります。

アーモンドの栽培は観賞用として楽しむのが一番

家庭菜園では観賞用

アーモンド栽培は種植えの時期や育て方に気をつけるだけで、家庭でも鉢で育てることができます。家庭で育てる場合は観賞用として育ててみるとよいでしょう。

毎年、春先になると薄い桜色の花を咲かせてくれ、秋にはアーモンドの実を食べることができます。3月末に種まきを行い、芽が出るまでに1ヶ月はかかります。梅雨の時期、雨が降る時は根腐れしないように気をつけて育てていきましょう。

挿し木でも育てていくことができます。挿し木で育てる場合は、枝の根本を1晩水につけて土に植え替えます。

剪定は冬と夏の二回に分けて行うとよいでしょう。冬の剪定がメインで夏の剪定は補助的に行うとよいでしょう。枝が重なった場所や日が当たりにくい場所を剪定していきます。

実を収穫するときは、日陰で1週間ほど干してから中の実を取り出しますが、殻が固いのでペンチで押さえてから金づちで叩くと中の実をうまく取り出すことができるでしょう。