ドライフラワーとは?
ドライフラワーとは、花や葉のついている枝などを乾燥させることで、長い時間観賞を楽しむことができます。花を乾燥させて鑑賞を楽しむという方法には、押し花やプリザーブドフラワーという方法があります。しかし、ドライフラワーは花をそのまま乾燥させるため、押し花やプリザーブドフラワーとは違った美しさを楽しむことができます。
ドライフラワーと押し花の違い
押し花とは、厚みが薄くて水分の少ない花を紙に挟んで重しをして、水分を抜くことで花を長く楽しむ方法のひとつです。ドライフラワーは花のボリューム感をそのまま楽しむことができる点が、押し花とは異なる点です。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い
プリザーブドフラワーとは、生花から色素を抜き取って特殊な加工をしたものです。プリザーブドフラワーは枯れることがありません。また、生花ではないため水やりなども必要ありません。プリザーブドフラワーは、高温多湿の場所をさけて保管することでより長く楽しむことができます。生花のような色を楽しむことができる点が、ドライフラワーとの大きな違いです。
ドライフラワー・基本的な作り方
ドライフラワーの基本的な作り方は、花や枝、葉や実などドライフラワーにしたい植物をさかさまに吊るす吊るし方をしておいて、乾燥させるだけで簡単にドライフラワーが完成します。 1、 花びらや葉、実などが重ならないように整えます。 2、 茎や枝などをまとめます。 3、 吊るし方は、風通しがよく直射日光の当たらない場所に吊るします。 4、 数日間~数週間乾燥させたら、ドライフラワーの完成です。
基本的な作り方・注意点
ドライフラワーの基本的な作り方は、とても簡単です。ドライフラワーを美しく完成させるためにはしっかりと乾燥させることがおすすめです。ひとつだけ、注意する点があります。ドライフラワーを早く乾燥させたいからといって、直射日光に当てる吊るし方をしてしまうことはおすすめしません。ドライフラワーを直射日光に当ててしまうことが原因で、色あせたり仕上がりが悪くなったりしてしまう恐れがあるため、吊るし方に注意することをおすすめします。
ドライフラワー・おすすめの作り方
ドライフラワーの作り方のおすすめは自然乾燥ですが、ドライフラワーを簡単に作るおすすめの方法があります。ドライフラワーは自然乾燥でゆっくりと乾燥させることで、美しいドライフラワーを作ることができます。しかし、できるだけ早くドライフラワーを作りたかったり、手早く簡単にドライフラワーを楽しんだりしたい場合には、ドライヤーや電子レンジを使った作り方をおすすめします。
ドライフラワー・ドライヤーを使った作り方
ドライヤーを使った、簡単なドライフラワーの作り方をご紹介します。ドライフラワーを簡単に作るためには、乾燥の時間を短縮する必要があります。そこで、ドライヤーを使って乾燥させることで、簡単にドライフラワーを作ることができます。
ドライヤーを使った乾燥方法
1、 ドライフラワーにしたい葉や花、枝や実などが重ならないように整えます。 2、 葉や実は乾燥に時間がかかるため、少なめにすることをおすすめします。 3、 ドライフラワーにしたい葉や花を、紙の袋に入れましょう。 4、 葉や花に風が直接当たらないように注意しながら、ドライヤーで紙袋の中に温風を贈りましょう。 5、 5分を目安にドライヤーで温風を当てたら、紙袋から葉や花を取り出します。 6、 逆さまにする吊るし方で、風通しのよい場所に吊るします。 7、 1~2日経ったら様子をみて乾燥していたら、ドライフラワーの完成です。 ドライヤーを使って乾燥させる場合には、ドライヤーや熱くなった紙袋、温風などで火傷をしないように注意して作ることをおすすめします。ドライヤーの温風をドライフラワーにしたい葉や花に当ててしまうことで、葉や花を傷めてしまったり、仕上がりが悪くなってしまったりすることがあるため、注意が必要です。
ドライフラワーの簡単な作り方・グリセリン
ドライフラワーの作り方には、グリセリンを使った方法があります。グリセリンとはアルコールの一種で、食品や化粧品、医薬品などに使われています。グリセリンには水分を吸着する作用があると考えられています。高濃度のグリセリンは水分を奪って乾燥させる働きがあります。ドライフラワーを作る際には、花の水分を乾燥させる必要があるためグリセリンの作用を利用することができます。グリセリンは薬局などで手に入れることが可能です。
グリセリンを使ったドライフラワーの作り方
1、ドライフラワーにしたい葉や花、実や枝を整えます。 2、花瓶と熱湯、グリセリンを用意しましょう。 3、グリセリンと熱湯は1:3の割合になるようにして、花瓶に注ぎます。 4、ドライフラワーにしたい葉や花の茎には、切り込みを入れましょう。 5、切り込みを入れた葉や花を、グリセリンを入れた花瓶に挿します。 6、10日ほど、冷暗所で保存するとドライフラワーが完成します。
ドライフラワーの作り方・グリセリンを使う効果
ドライフラワーの作り方でグリセリンを使うことで、葉や花の乾燥を促して簡単にドライフラワーを作ることができます。グリセリンを使うことで、花の色があせにくくなったり、葉が落ちにくくなったりする効果が期待できます。グリセリンを使った7ドライフラワーの作り方は、グリセリンをしっかり吸収するように茎に切り込みを入れておくことをおすすめします。
ドライフラワーの簡単な作り方・シリカゲル
ドライフラワーの簡単な作り方には、シリカゲルを使う作り方があります。シリカゲルとは、酸化ケイ素を主成分として作られています。シリカゲルは水分を吸着する性質を持っています。シリカゲルを使うことによって、簡単にドライフラワーを乾燥させることができます。シリカゲルは、クッキーやせんべいなどを乾燥している状態に保つために、商品と一緒に袋の中に入っているものです。
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方
1、ドライフラワーにしたい葉や花、実や枝を整えます。 2、シリカゲルと、密閉容器を用意します。 3、密閉容器の底が隠れることを目安にして、シリカゲルを敷き詰めましょう。 4、シリカゲルの上に、ドライフラワーにしたい葉や花を乗せます。 5、密閉容器のフタをしっかり閉めます。葉や花をつぶさないように注意しましょう。 6、1~2週間を目安に乾燥が完了して、シリカゲルを使ったドライフラワーが完成します。
ドライフラワーの作り方・シリカゲルを使う効果
ドライフラワーの作り方で、シリカゲルを使うことによって、花の色を鮮やかに残す効果が期待できます。また、シリカゲルの作用によって簡単に乾燥させることが可能になるため、シリカゲルを使う作り方もおすすめです。
ドライフラワー・電子レンジを使った作り方
ドライフラワーは、電子レンジを使った作り方をすることで、簡単に乾燥させることができるためおすすめの作り方です。電子レンジを使うことで、ドライフラワーが簡単に早く乾燥します。
電子レンジを使ったドライフラワーの作り方
1、ドライフラワーにしたい葉や花、実や枝を整えます。 2、電子レンジ対応の耐熱容器とシリカゲルを用意します。 3、容器の底が見えなくなることを目安に、シリカゲルを敷き詰めます。 4、シリカゲルの上に、ドライフラワーにしたい葉や花を乗せます。 5、容器のフタはせずに、500ワットの電子レンジで1分半を目安に加熱しましょう。 6、加熱が終了したら、容器を取り出して冷まします。 7、冷めたら、花を取り出してドライフラワーの完成です。
電子レンジを使ったドライフラワーの作り方の注意点
電子レンジを使ったドライフラワーの作り方で注意することは、電子レンジに対応している容器を使うことです。また、加熱時間はお使いの電子レンジやドライフラワーにしたい花の種類や大きさによって、調節しながら加熱することをおすすめします。電子レンジで加熱することによって、簡単に乾燥させてドライフラワーを作ることができます。電子レンジを使う際には、花が焦げたり、シリカゲルや容器が高熱になったりするため、注意して行いましょう。
ドライフラワーの作り方とおしゃれな吊るし方
ドライフラワーは、自然乾燥の吊るし方で作る場合には乾燥させている間も、花の香りや美しさを楽しむことができます。完成したドライフラワーのオシャレな吊るし方や飾り方をご紹介します。
並べて吊るして飾る
ドライフラワーの飾り方は、吊るす方法がおすすめです。吊るし方はさまざまなアレンジが可能です。花の種類ごとにまとめたドライフラワーを並べて吊るすとおしゃれに飾ることができます。
花瓶やポットに飾る
ドライフラワーを、花瓶やポットにおしゃれに飾る方法もおすすめです。ドライフラワーは花瓶に飾っても水を替える必要がないため、気軽に楽しむことができます。
瓶に入れて飾る
ドライフラワーを可愛らしい瓶にいれて飾る方法もおしゃれです。瓶の中にドライフラワーを並べていれたり、無造作にドライフラワーを瓶に入れたりしても可愛らしく飾ることができます。
リースにして飾る
リースにして飾る場合には、ドライフラワーにする前に花をリースの形に作りましょう。乾燥することでボリュームが減るため、多めに花を使ってリースを作りましょう。
花束を可愛いドライフラワーにして長持ちさせよう
記念日や結婚式など、大切な思い出の花束をいつまでも楽しむために、ドライフラワーにすることをおすすめします。花束をドライフラワーにする際には、花の茎を輪ゴムやひもでまとめ直します。乾燥して茎が細くなった場合に、抜け落ちてしまわないようにするために、茎を1本ずつひっかけながらまとめましょう。まとめた花束は、自然乾燥の吊るし方でドライフラワーにします。乾燥したら、花束をまとめ直したり、リボンやヒモを使ってアレンジしたりしても、可愛いドライフラワーの花束になります。
ドライフラワーの作り方・おすすめの花の種類・7選
ドライフラワーを作る花は、水分が少ない種類をおすすめします。バラやカスミソウ、スターチスやセンニチコウは花に水分が少ないためドライフラワーにおすすめの花です。また、ラベンダーはドライフラワーにしたあとにも、豊かな香りを楽しむことができます。その他にも、ミモザやアジサイもドライフラワーにおすすめです。ドライフラワーにおすすめの花の種類を7つご紹介します。
7-1・バラ
バラは水分が少ないため、ドライフラワーにおすすめの花です。バラは自然乾燥の吊るし方でドライフラワーにする作り方をおすすめします。バラは見た目が鮮やかなことと、豊かな香りはドライフラワーにしたあとも楽しむことができます。バラをドライフラワーにする際には、トゲを切り落としておきましょう。
7-2・カスミソウ
可愛らしい小さな白い花が咲くカスミソウは、水分が少ないためドライフラワーにおすすめの花です。カスミソウも自然乾燥の吊るし方でドライフラワーにする作り方をおすすめします。
7-3・ミモザ
ミモザは黄色くて小さな花をたくさん咲かせます。ミモザは鮮やかな黄色の花の色と、ボリューム感をドライフラワーにして楽しむことができます。ミモザも自然乾燥の吊るし方でドライフラワーにすることが可能です。
7-4・センニチコウ
ピンク色の丸い形の花が特徴のセンニチコウは、花の水分が少ないためドライフラワーにおすすめの花です。センニチコウは花の水分が少ないことから、簡単にドライフラワーを作ることができます。センニチコウの丸い形の花もそのままドライフラワーにして楽しむことが可能です。
7-5・スターチス
ピンクや紫、青など鮮やかな花の色が特徴のスターチスも、水分が少ないためドライフラワーにおすすめの花です。スターチスは水分が非常に少ないことから、早く乾燥するため花の色を鮮やかに保つことができるため、ドライフラワー作りの初心者にもおすすめの花です。
7-6・ラベンダー
ラベンダーはドライフラワーにしたあとも、豊かな香りを楽しむことができるため、おすすめの花です。ラベンダーは自然乾燥の吊るし方でドライフラワーにすることによって、乾燥させている間も香りを楽しむことができます。ラベンダーはドライフラワーにすることで、長く香りを楽しむことが可能です。
7-7・アジサイ
アジサイは花の水分が少ないためドライフラワーにおすすめの花です。アジサイの丸い形は、ドライフラワーにしても美しい色や、独特の丸い形を楽しむことができます。西安とアナベルというアジサイの種類は、ドライフラワーおすすめです。
ドライフラワー・作り方・まとめ
ドライフラワーの作り方について、おわかりいただけたでしょうか?ドライフラワーは、水分の少ない花を選ぶことで初心者でも簡単に作ることができます。ドライフラワーは吊るしておくだけで自然に乾燥させて作ることが可能です。ドライヤーや電子レンジ、グリセリンやシリカゲルを使うことで、簡単にドライフラワーを作ることもできるのでおすすめの方法です。バラやスターチス、あじさいやラベンダーなど、鮮やかな色や豊かな香りを、ドライフラワーにすることで長く楽しむことができます。思い出の花束もドライフラワーにしておくことで、いつまでも飾っておくことが可能です。お気に入り花で、ドライフラワーを作ってみませんか?