検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

トマトの育て方講座!真っ赤なトマトを実らせる、栽培の3つのポイントをご紹介!

トマトの栽培方法について知っていますか?手軽に栽培できるイメージがあるトマトですが、意外と育て方は難しいものがあります。すこし、手間のかかる育て方ですがおいしいトマトを作ることができます。植え付け時期や収穫などのついてもご紹介します。
更新: 2021年6月18日
naru
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

トマトの種類と品種

トマトは、約8000種類以上の種類があるとされています。日本では、約120種類が栽培されています。大きさや色で、使う目的によって分けられています。 トマトの色と大きさによってどんな目的で食べられているのかご紹介していきます。

トマトの色

生で食べるのに向いているトマトの色は、ピンク系のトマトです。薄い赤色やピンク色のトマトで、皮が薄いのが特徴です。香りもトマト独特の匂いが薄いため食べやすく、主に生で食べられています。

主に加工用として栽培されているトマトは、赤色のトマトです。濃い赤色が特徴で、皮が分厚く香りが強いです。ケチャップなどの加工品に使われています。 白や黄色、緑色のトマトは酸味が強いのが特徴です。主に、サラダなどにして他の食材と混ぜて食べられています。模様のついているトマトもあって、見た目も楽しむことができます。

トマトの大きさ

トマトは、大玉トマト、中玉トマト(ミディトマト)、小玉トマト(ミニトマト)に分けられています。これは、トマトの重さで分けられていることがおいです。 大玉トマトは150g以上のトマト、中玉トマトは40~150gのトマト、小玉トマトは40g以下のトマトのことを表しています。

トマトを栽培してみよう!

家庭菜園を始めたら一度は育ててみたいのが、トマトです。手軽に始めることが出来そうなイメージがありますよね。しかし、実際育ててみると、害虫がわいてきたり、思ったように実がつかなかったり、栽培方法が意外と難しいのが特徴です。 トマトの栽培で、大切なポイントは病気に気を付けてあげることです。トマトは、「連作障害」に注意が必要な野菜です。同じ場所で野菜を育てていくことで起こってしまう病気で、野菜の生育が悪くなってしまいます。トマトを育てるときは、新しい土にしてあげるか、植え付けの場所を変えてあげてくださいね。

トマト育て方!梅雨対策

トマトは雨が苦手で、太陽を好む野菜です。なので、トマトにとって梅雨時期はとても苦手な時期です。梅雨の天候のせいで、トマトが不調になってしまったり、実が割れてしまったりすることがあります。実が割れてしまったら、傷んでしまい、害虫がよってきてしまう原因になってしまいます。 トマトを育てる中で大切な「梅雨対策」についてご紹介します。梅雨に入る前に、栽培環境をしっかり整えておきましょう。

梅雨対策1「雨除けをしよう」

梅雨前は乾燥気味な環境で育てていたトマトは、梅雨に入って雨が続いてしまうと大量の水分を吸収してしまいます。大量の水分を吸収することによって、実がどんどん膨らんでいきます。皮が実の成長に耐え切れずに、実が割れてしまうのです。 このような実割れを防ぐためには、雨除けを行わなければいけません。支柱とビニールを使って、簡易なビニールハウスを制作します。そうすることで、雨をよけることができて、実割れの確率が下がってきます。

梅雨対策2「植え付けを遅らせる」

苗の販売が始まって植え付けると、ちょうど梅雨時期に実が収穫のタイミングになります。トマトの実は、青いうちは実割れの確率が低いです。なので、植え付けるタイミングを遅らせることで、梅雨時期に赤いトマトを実らせることがなくなります。 5月上旬~中旬ごろに植え付けを始めると、梅雨時期を避けることができますよ。収穫時期の調整をしてあげるのも、トマトの栽培方法で大切なことです。

トマトの種まき・苗植え

トマトの植え付け方法についてご紹介します。 トマトは、種からと苗から育てることができます。トマトの特徴は、地植えでもプランターでも育てることができるところです。両方の育て方を紹介していきます。

トマトの栽培用土作り

鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土2:牛糞1の配合で作ります。最近では、トマト専用培養土も販売されているので、そちらもおすすめです。 地植えの場合は、土に苦土石灰をまいておきましょう。植え付けの2週間前に行ってください。


トマトの種まき栽培

トマトの種まきの時期は、4~5月頃です。連結ポットなどの種まき用の仕切りがされてある容器に植え付けていきます。 種まき用の容器にバーミキュライトをいれて、土を湿らせていきます。種を蒔いたら、上から土を薄くかぶせます。土が乾いてしまわないように管理していきましょう。 約2週間ほどで発芽します。発芽後間引きを行い、葉が4ほど成長したら育苗ポットに鉢上げしましょう。花が咲き始めるまでそのまま育てていきます。間引きの方法は後程紹介します。花が咲いたら、あとは地植えはプランターへ植え替えてください。

鉢植えやプランターでの栽培

植え付けの時期は、霜が降りなくなった4月下旬ごろです。植え付けは、晴れた日の午前中に行うと根がつきやすくなります。鉢植えやプランターで育てることができるのは、小玉トマトや中玉トマトです。10号の鉢に1本の苗が目安です。 鉢の底に鉢底ネットを敷いておきます。土を入れて湿らせたあと苗と同じ大きさの穴をあけます。 苗を植え付けるときのポイントは、浅く植え付けることです。 プランターや鉢は、奥行きのあるものを選んでください。十分に根を伸ばさないと実がつかない可能性があります。プランターは、2本の苗に対して野菜用の40Lプランターを選んでください。苗の間隔は、40cmです。

地植えでの栽培

トマトを地植えにするときは、事前に土を掘り起こして肥料を混ぜて水をかけて湿らせておきましょう。植え付け3日前に行います。 苗通しの間隔を50cm以上開けて植え付けていきます。苗を入れる穴を掘ったら、中に水を注いで苗を浅く植えていきます。実がつき始めたら、株元にビニールやわらをしいて水分の蒸発を防いでください。

トマトの育て方!間引きの方法

トマトの種を蒔いたとき、成長の悪い苗を数回に分けて間引きを行わなければいけません。間引き作業は、野菜を育てていく中でとても大切な作業です。 間引きを行うタイミングは、発芽直前と葉が4枚ほど生えてきたときです。間引きしていく苗は、一番背が高いもの、茎が細いもの、葉の形が悪いものです。間引きをしない苗は、葉の色やつやが良く、葉や茎のしっかりしているものです。間引きを行うことで、きれいな苗にだけ栄養を与えることができます。 間引きをするときは、ピンセットなどで他の苗に影響が出ないようにそっと抜いていきます。種から育てた場合は、間引きを行ってあげてくださいね。

トマトの栽培で大切な水やりと肥料

トマトの育て方:水やり

トマトへの水やりは、土の表面が乾いてから行います。乾燥気味に育てることによってトマトの味が濃厚になり、水やりを多めにして育てることによってトマトがジューシーに育つ特徴があります。 どの水やりでの栽培がいいのかは、一概には言えません。ですが、栽培しているときに水やりの頻度や量を頻繁に変えてしまうとトマトの実が避けやすくなります。自分好みのトマトにするために、栽培する前から水の量を決めて栽培していきましょう。

トマトの育て方:肥料

トマトへ与える肥料は、リン酸成分をたくさん含んでいる有機肥料を与えてください。窒素成分が多く含まれている肥料は、葉は茂って実に栄養がいきにくくなってしまったりするので使用しないことをおすすめします。 地植え栽培するで場合は、前もって肥料を混ぜておきます。土に堆肥や有機肥料を混ぜ込んでおいて、トマトの実が親指ほどに成長したら化成肥料や薄めた液体肥料を追肥として与えてください。

トマトの栽培で大切な支柱

トマトを栽培していく中で、必ず必要になるのが「支柱」です。支柱を立ててあげることで、トマトを倒れないようにしてあげます。 鉢植えでの栽培も地植えでの栽培も支柱を立てるタイミングは同じです。、苗の植え付け時に一緒に支柱を立てておきます。麻ひもなどで支柱を苗を結んで固定してあげましょう。支柱には、いろんな特徴を持った種類があります。自分のトマトの栽培方法に合わせて支柱を選んであげましょう。

トマトの栽培で剪定が必要な理由

トマトを栽培していく中で、剪定という作業はとても大切です。トマトの苗の特徴は、しっかり根が張ると上や横に向かってつるを伸ばし始めます。つるや葉を伸ばすために栄養を使ってしまうと、実がつきにくくなってしまいます。 葉がたくさん茂ってくると、病気や害虫の被害にあいやすいです。定期的な剪定を行うことで、株を元気に育てて収穫量を増やすことができます。トマトの実をたくさんつけるためには、とても大切な作業です。

トマトの育て方で大切なわき芽かき

わき芽ってどこ?


トマトのわき芽の場所は、幹と太い枝の分かれ目から生えている細い枝のことです。このわき芽をそのまま伸ばしてきますと、株が大きく茂りすぎて湿度が高くなりすぎます。 つるが伸びるのと並行して、わき芽もどんどん生えてきます。実がつくまでは、必ず1週間に1度のペースで摘み取っておきましょう。わき芽かきの目安は、最初に咲いた花の下の茎と葉が黄色くなってからです。

わき芽かきの方法

わき芽は、よく晴れた午前中に行います。わき芽は手作業で行います。雨の日に行わない理由は、わき芽を取り除いた場所から雑菌が入りやすくなるためです。 わき芽が2cmほどの小さいものであれば、手で簡単に摘み取っていくことができます。手で摘み取れないほど成長したわき芽は、ハサミなどで切り取っていきましょう。

トマトの育て方で大切な摘心

摘心をする理由

トマトは、とても成長がはやいのが特徴の野菜です。どんどん上に向かって伸びていくことで、栄養が伸びることに使われていくことになります。摘心をしてあげなければ、実に栄養が回らなくなり、結果的に実つきが悪くなってしまいます。 ある程度の高さまで伸びたら、幹の先端を摘み取ってあげて成長を抑制してあげなければいけません。この作業のことを「摘心」といいます。摘心は、上へ伸びるために使うはずだった養分を、花や実につかうことができます。

摘心の方法

大玉トマトの場合、花が咲いた枝が5段ほどついてきたとき先端を切り取ります。ポンとは、花の咲いている枝の2枚上までは葉を残してあげます。葉を残しておくと、花に雨がかかってしまうことを防ぐことができます。

トマトの栽培!収穫時期と方法

トマトの花が咲いたら、筆などを使って受粉させておきます。そうすることで、約60日ほどでトマトの収穫を行うことができます。 収穫のタイミングは、へたの近くまで真っ赤になったら、へたのすぐ上を切り取ります。切り口を早く乾燥させるためにも、晴れた日に収穫を行いましょう。

ミニトマトを栽培しよう

ミニトマトの栽培ポイント

ミニトマトの栽培のポイントは、気温と土です。気温は、昼間30度、夜は20度が適温です。植え付けの時期によって調整しましょう。 また、ミニトマトの場合も「連作障害」が起こってしまわないように新しい土を使うようにしましょう。

ミニトマトの育て方

植え付け方法は、普通のトマトと同じ方法で植え付けていきます。植え付け時に支柱も忘れず立ててあげてください。肥料の与え方や水やり方法にも違いはありません。大きく成長して来たら、摘心とわき芽かきを行ってあげましょう。

ミニトマトの収穫は、植え付けから約40日前後で行うことができます。清潔なハサミでへたの上を切り取っていきましょう。ミニトマトは、大玉トマトなどと違って、育てやすいです。リコピンやカロテンも豊富に入っているのも特徴の一つです。最近では、ミニトマトにたくさんの品種があります。いろんなミニトマトを育ててみてください。

トマトの育て方で注意したい病気と害虫


尻腐れ病

尻腐れ病は、5月~10月頃に発生しやすい病気です。トマトの実の部分が黒くなってしまいます。苦土石灰を蒔いておくことで改善されますが、水溶性カルシウムを含んでいる専用のスプレーを使用すると即効性があります。 窒素成分を多く含んでいる肥料を使用しているとかかりやすい病気です。窒素成分があまり入っていない肥料を選ぶようにしましょう。

タバココナジラミ

タバココナジラミは、1mmほどの大きさの白っぽい虫です。この虫は、薬剤に対して耐性を持っているものが多く、一つの殺虫剤では駆除しきれません。殺虫剤の種類はたくさん準備しておきましょう。 苗についていることが多いので、購入の時は虫がついていないか確認してから購入しましょう。

トマトの育て方で大切な3つのポイント!

育て方のポイント1「病気の防除」

トマトは、たくさんの病気にかかりやすいのが特徴である野菜です。なので、病気の防除はとても大切です。病気の予防用の薬剤を使用して、はやめの予防を心がけましょう。植え付け後、1か月たってから農薬を散布して防除しましょう。

育て方のポイント2「トマトの剪定」

わき芽かきを行い、摘心を行ってあげることでトマトの収穫量を上げることができます。こまめなお手入れがトマト栽培のコツです。摘心は、風通しを良くしてくれるので病気の予防にもなります。シンプルな作業ですが、収穫量も上がるので必ず行ってあげましょう。

育て方のポイント3「連作障害を防ごう」

最初のほうに説明した「連作障害」を防ぐことも、トマトの栽培にとても大切なことです。トマトの生育をよくして、たくさん収穫がしたいので植え付けの時は新しい土を使うようにしましょう。

おいしいトマトを栽培しよう

いかがでしたか?わき芽かきや間引きなど、トマトの栽培で必ず行わなければいけない作業についてご紹介してきました。支柱をたてて上げることで、トマトの苗が倒れてしまうことを防いでくれます。ミニトマトの場合でも、支柱を忘れずに立ててあげてくださいね。

トマトは、サラダにしたりスープにしたりすることができます。品種もたくさんあり、それぞれ違った特徴があるのも魅力のひとつです。家庭菜園では、違った品種のトマトをたくさん育てて、収穫時期が来たら食べ比べしてみるもの楽しそうですね。ぜひ、栽培に挑戦してみてください。