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チワワ(八の字)結びの結び方!実践で使える基本の結び方を解説!

リールを使わず釣る場合は欠かせない「八の字結び」ことチチワ結び。意外と知らないチチワの事や、正しい結び方、チチワ結びを行うことで期待できる効果などについて詳しく解説していきます。この記事で簡単かつ頑丈なチチワ結びをマスターしましょう!
2020年8月27日
咲良09
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チチワ結びとは?どんな結び方なのか

「チワワ結び」とも呼ばれるチチワ結びは、釣り糸の結び方としてはやや難しい方に入り、釣りにある程度慣れ、より強度や糸の連結を強めたくなった場合に使われる結び方の1つです。 仕掛けを作る時に応用して使われることが多いオーソドックスな結び方で、これから仕掛け釣りを行いたいという方も、そうでない方も、覚えておいて損はありません。

なぜチチワ結びと呼ばれている?

チチワは漢字で書くと「乳輪」と書き、字の通り、連結した2つの輪っかがまるで女性の乳輪のように見えることからそう呼ばれるようになりました、といっても「乳輪結び」と書くといかがわしいものに聞こえてしまうため、漢字名で呼ばれることはほとんどありません。 もっと言ってしまえば「チワワ結び」と呼び間違えやすいので、必ずチチワ結びと呼ばねばならないという決まりもありません。チチワ結びは言ってしまえば俗称のようなものです。

チチワ結びのほかの呼び方

チチワ結びは、輪っかを2つ作り、数字の8を作るいわゆる「8の字結び」のひとつ、チチワ結び以外にも「エイトノット」と呼ばれることもあります。名の由来を知ると呼びにくいという方や、もっとシンプルに覚えたいという方は「8の字結び」と覚えるようにしましょう。このチチワ結びはこれから紹介する結び方の基本形となる結び方のため、名称を覚えておいて損はありません。

チチワ結びのやり方


チチワ結びは穂先にあるリリアンに直接ラインを結びつけるのが特徴、いくつかある手段の中で最も簡単で、かつ最も覚えやすい結び方とされています。 まずは糸の端を折り返し、2本束ねた状態のまま小さな輪っかを作ります。このときに糸を折り返す目安は10センチほどで、作る輪っかも後のことを考え、大きくしすぎないのがポイントです。輪っかを作った後は形が崩れないよう反対側の指でつまみ、結んでいるほうの親指と人差し指で、輪っかを一回、くるりと回すようにねじりましょう。

2つの輪で「チチワ」を作る

ねじった個所が戻らないよう、指先で押さえ直したら、ねじった輪っかの中に折り返し部分の先端を向こう側から通して「8の字」になるようにします。この時の目安は4~5センチほど、最初に折り返したもののちょうど半分くらいの長さになるよう、調節しながら通し結び目を締め、同じ要領で輪っかの先にも、1センチほどの小さな結び目を作ることで、チチワ結びは完成します。 「8の字結び」にするだけでなく、先にもう1つ小さな結び目を作るというのが最大の特徴です。

より正しく丁寧に結ぶためのコツ

チチワ結びは非常にシンプル、それ故に奥が深く、正しい結び方ができていないなんてこともよくあります。結ぶ時は必ず手順を把握しておき、不安だという場合はメモに残しておいたり、輪っかの大きさを微調整しつつ、慎重に行うとよいでしょう。 数字で覚えてしまうというのもアリで、定規などを用意して糸の長さを測り、最初は10センチ、折り返しは5センチと覚えるのもおススメです。何より最初は誰だって完璧には結べないもの、何度も試行し、感覚で覚えるようにしましょう。 一発で完璧に結びたいという方は、ダイワなどが「8の字結び」を簡単にできる道具を取り扱っているので、結ぶ時に使用するとよいでしょう。

いきなりリリアンに結ぶのは禁物!

チチワ結びは穂先のリリアンに結びつける結び方だといいましたが、いきなりリリアンを取り付けることは禁物。穂先の先端部よりリリアンが大きいと、穂持ちにしまえなくなるのみでなく、肝心の穂先が出てこないなんてこともあります。チチワ結びをやる前は必ずリリアンが通るか確認してから行うようにし、もし通らなかった場合は穂先を穂持ちにセットした状態でリリアンを取り付け、それからチチワ結びを行うとよいでしょう。 釣り糸の結び方は釣りの基本、まずは入念な確認が必要です。

チチワ結びの利点と、他の結び方の紹介

チチワ結びは簡単なため、釣り初心者向けと思われがちですが、その強度は非常に強く、仕掛け釣りを行う場合は欠かせない結び方の1つ。魚や釣り場に合わせ、仕掛けをしょっちゅう作り替える釣りには向いていませんが、1つの仕掛けを使い続ける場合は非常に有効で、沖釣りや落とし込み等で持ち前の強靭さをいかんなく発揮します。 ただし、ウキを用いる仕掛けでは結び目が邪魔となってしまうため、万能とは言えないのが難点。 沖釣りで狙える魚はアオリイカやアマダイ、ブリやアジなど、落とし込みで狙える魚はスズキやチヌ、メジナやカワハギなど、全体的に海釣りに強い結び方といえます。


頑丈かつ簡単!まずはチチワ結びから

チチワ結びの利点は何といっても簡単なこと、言ってしまえば「仕掛け釣り」の第一歩のようなものなので、チチワ結びができるようになったら、ほかの結び方にも挑戦してみましょう。チチワ結びと8の字結びをマスターすれば、後の結び方は「応用」と言うようなもの。 何より、チチワ結びは強靭ですが万能ではないので、釣り場や道具に合わせて、ほかの結び方もできるようにしっかり覚えておきましょう。

外掛け結びのやり方

釣り針の結び方にも色んなものがありますが、特にこだわりがないのであれば「外掛け結び」を覚えるだけで十分です。この外掛け結びはチチワ結びと同様に、強靭かつ簡単な結び方の1つで、覚えておいて損はありません。 まずは糸を20センチほど折り返し2束に重ね、結ぶ針に添え、糸を折り返し出来た輪っかを少し余るようにして針を指先に挟み、しっかり押さえます。このとき針が刺さってしまわないよう、扱いには気を付けましょう。

最低でも5回巻きを目安に

押さえた後は余らせておいた糸と、メインの糸を一緒に巻いていきます。巻く回数は最低でも4~5回、回数を重ねるほど強靭になりますが、最後の引き締めも難しくなります。巻きつけた後はほどけないよう指で押さえておき、巻き付け終わったら糸を折り返し、先ほど作った輪っかに通し、メインの糸をしっかり引き締めます。 この時、あまった糸が全部引っ張りこまれるまで引き締めるようにし、あとは余分なラインをカットすることで完成です。

電車結びのやり方

外掛け結びやチチワ結び以外でもうひとつ覚えておきたいのが電車結び、名の通り糸と糸を、まるで電車のように繋ぎ合わせる結び方で、糸が切れてしまったなどのアクシデントの際に役立ってくれます。電車結びは糸を2本使用するのが特徴で、2本合わせた糸の片方を三回を目安に、輪を描くように動かし、先端にできた輪っかに糸を通していきます。 もう片方の糸も同じようにし、結び目を舌や水などで軽く湿らせた後、そのままゆっくりと引き締めましょう。


結びにくい場合は手を入れ替えて

もう片方の時を結ぶとき気を付けたいのが、使用する手が逆になること。利き手なら簡単でも右手/左手ではうまく動かせず中々結べない…と言うこともあるでしょう。そんな時は思いきって左右の糸を入れ替えてしまうというのもアリです。左右逆にすることで、利き手で同じ手で片方の糸も結べるようになり、電車結びがぐんと簡単になりますよ。

こんな結び方はNG!結びきる前にひとひねり

チチワ結びの基本的な部分は「8の字結び」の要領とほぼ同じ、それ故に正しい結び方ができず、持ち前の強度や連結力がうまく発揮できないなんてこともあります。「糸を束ね折り返し、輪っかを作ったあと」が特に間違えやすい箇所で、輪っかを作ってもすぐには先をくぐらせず、交差部分を1回ひねるのがポイントです。 この「ひねり」がチチワ結びの強度や連結力をグンとあげてくれ、糸がすっぽ抜けてしまったり、強度が足りなかったり、といったトラブルを未然に防いでくれます。ひねる角度の目安はおよそ180度、半回転でも十分なくらいの強度が期待できますが、より強固にしたいという場合は思い切って一回転(360度)してしまうのもよいでしょう。 ただ、糸はひねる回数が増すごとに最後の締め込みがやりにくくなるため、大物を相手にしたいという場合でもない限りは半回転~一回転で十分でしょう。また、強度をあげすぎると摩擦で負担がかかり、ラインを傷つけてしまう場合もあるため、ひねる回数には気を付けましょう。

チチワ結びに関するまとめ

釣り糸は自動糸結びで手段もありますが、自分で結んだ糸で行う釣りは楽しさもひとしお。たとえ釣れなかったとしても、釣りへの自信を与えてくれます。 結び方も決して難しくはなく、何度も試行すれば必ずできるようになっているので、うまく結べなかったと諦めず、何度もチチワ結びに挑戦してみてくださいね。