アロマティカスの特徴
アロマティカスという植物についてご紹介します。アロマティカスは、シソ科の多年草植物です。葉は、丸みを帯びていて多肉質のプニプニとしたさわりごこちです。そして、葉はミントのようなさわやかな香りがします。この香りを生かして、料理やハーブティーに使用したりします。「食べられることができる多肉植物」として人気のあるアロマティカスです。
園芸分類は、ハーブとなっています。草丈は、20cm程度のものがほとんどです。 乾燥にもとても強く、害虫や病気にもかかりにくいのが特徴です。増やし方や育て方も比較的簡単で、見た目もかわいいことから人気の出てきている観葉植物です。
アロマティカスの花言葉
花言葉「友情」「沈静」
アロマティカスの花言葉には、「友情」や「沈静」というものがあります。アロマティカスの花言葉の由来は、実ははっきりとした由来がありません。「沈静」というのは、東アジアで傷の手当てにアロマティカスが使用されてい合ことからつけられたといわれてます。
アロマティカスを取り入れた生活
アロマティカスは、料理に活用したりすることができます。具体的に、どんな活用方法があるのかご紹介していきます。
ハーブティー
アロマティカスをハーブティーとして楽しむこともできます。寒い季節にぴったりの活用方法です。細かくちぎってハーブティーにしてしまうと青臭さが目立ってしまうので、粗めにちぎることをおすすめします。
デトックスウォーター
夏の水分補給にぴったりのデトックスウォーターに、アロマティカスがぴったりです。最近健康にいいとして人気のあるデトックスウォーター、さわやかさがプラスされることで飲みやすくすることができます。
料理
アロマティカスをいろんな料理に使用することができます。オムレツの中にいれても、アイスのトッピングにしてもおいしく食べることができます。アロマティカスを使うことで、さわやかにすることが出来るのでおすすめです。
アロマティカスの効能
治癒や癒しに効果的
アロマティカスは、原産である東アジアやインドなどでは治癒薬として使われています。やけどや傷に塗ることによって治るのが早くなるとされています。日本でいうところのアロエのようなものです。 さらに、アロマティカスの香りには癒しの効果があります。少し疲れたときや癒されたいときなどにアロマティカスの香りは最適です。アロマティカスを、香水代わりに使用する人もいます。人工的な香りではないので、苦手な人は少ないのではないでしょうか?
アロマティカスの育て方1「管理場所」
アロマティカスの管理場所についてご紹介します。アロマティカスは、室内のカーテン越しの日差しに当てて育てることをおすすめします。アロマティカスは、日当りのいい場所を好みます。夏場の強い日差しには当ててはいけませんが、それ以外の季節であれば日当りのいい場所で管理してあげましょう。 夏の直射日光に当ててしまうと、葉が茶色くなってしまったりぐったりしてしまい、枯れる原因になってしまいます。夏の管理場所には注意しておきましょう。
アロマティカスは、寒さにも弱いので冬の間は室内の温度が低くなりにくい場所で育ててあげましょう。他にも、風通しが悪い場所で育ててしまうと、根腐りや茎腐りがおきてしまい枯れる原因になります。室内の温度管理がしやすい場所で管理してあげてくださいね。
アロマティカスの育て方2「植え付け・植え替え」
これから、アロマティカスの基本的な育て方についてご紹介します。アロマティカスは基本的に鉢植えで育てていきます。これから、鉢植えでの育て方を紹介しています。
植え付け方法
アロマティカスは、苗から育てることができます。春~秋にかけて植え付けを行います。寒さには強くないので、冬の植え付けは控えてきましょう。植え付け時の土は、観葉植物用ではなく、ハーブ用の土をおすすめします。できるだけ、水はけのいいものを使いましょう。
植え替え方法
アロマティカスは、繁殖力が強い植物です。なので、鉢のなかの根がすぐにいっぱいになってしまい、根詰まりを起こしやすいです。そのため、定期的に植え替えを行わなければいけません。 鉢の底から根が出てきたら植え替えのタイミングです。株分けを行って一回り大きな鉢に植え替えをしてあげましょう。できるだけ、夏の時期に行いましょう。湿気に弱いので、梅雨前に行うことをおすすめします。根をすこしハサミで切ってあげても大丈夫ですよ。
アロマティカスの育て方3「水やりと肥料」
水やりの方法
アロマティカスの水やりについて説明します。アロマティカスは、水のやりすぎに注意が必要です。乾燥に強い植物なので、乾燥気味に育てていきましょう。 水の与えすぎが、アロマティカスが枯れる一番の原因です。過湿に注意しながら水やりを行っていきましょう。土が完全に乾くまでは水やりを行わないでください。冬は、土の表面が乾いてから3日ほどしてから水やりを行いましょう。
肥料の与え方
アロマティカスには、基本的に肥料を与える必要はありません。ですが、春頃に間違えた育て方をしているわけでもないのに元気がない場合は、根元に薄めた液体肥料を与えてあげてください。
アロマティカスの育て方5「剪定・切り戻し」
アロマティカスは、すぐに葉が茂ってきます。なので、剪定などを行って風通しを良くしてあげなければいけません。剪定をすることで、室内へ飾るときもスマートな印象に仕上がることができます。風通しを良くしてあげるためにも、剪定は必ず行ってあげましょう。
剪定を行うおすすめの時期は、梅雨の前です。根元の近くの葉を間引きしていきます。風通しをよくしてあげることで、蒸れを防ぎましょう。株がこんもりして来たら、枝も切ってあげてください。
アロマティカスの育て方6「増やし方」
株分けでの増やし方
アロマティカスの増やし方は株分け方法があります。株分けでの増やし方についてご紹介します。株分け方法は、株が大きく成長したときに行います。植え替えのタイミングと合わせて行うことをおすすめします。 大きく成長した株を、鉢から出して茎が均等に分かれるように分けていきます。1つの株を約3個ほどに分けることができます。アロマティカスの株は、大きく育てすぎると木質化してしまうのでなるべく早めに株分けを行っていきましょう。
挿し木(挿し芽)での増やし方
アロマティカスの増やし方は、挿し木をして増やす方法があります。挿し木での増やし方についてご紹介します。アロマティカスの挿し木を行うタイミングは、4月~6月です。剪定の時に摘み取った新芽を使って挿し木を行うことをおすすめします。土へ植え替えるのではなく、水へつける水耕栽培をすることもできます。
挿し木の方法は、枝の先端を10cmほどにして切り取っていきます。このとき、切り口が斜めになるように切りましょう。上のほうの葉を4枚ほど残してあとの葉は取り除きます。容器に赤玉土(小粒)を入れて、茎をさします。 土が乾いてしまわないように、水やりを行って管理していきます。根が生えてきたら、植え付けと同じ手順で植え替えを行ってあげましょう。
アロマティカスの冬越し
アロマティカスは、気温が10℃以下になってしまうと枯れる原因になってしまいます。寒くなる前に、室内で一番暖かい場所で管理しましょう。もちろん、日当りのいい場所で管理することが大切です。日当りが悪いと、葉が黄色くなってしまいます。アロマティカスを育ててみて、葉がひょろひょろになってきたりしたら場所を移動させてあげましょう。
アロマティカスの夏越し
アロマティカスは、日本の夏に弱い植物です。なので、夏は風通しのいい場所で管理していくことを意識しましょう。また、葉が茂ってくると蒸れてしまうのでこまめに間引きを行ってあげてください。 梅雨や夏の湿気がとても多く、暑い季節はとにかく風通しのいい場所で管理することが大切です。夏の時期を上手に過ごせるように、管理場所などを工夫してあげましょう。
アロマティカスを水耕栽培で育ててみよう
水耕栽培とは
水耕栽培とは、簡単に説明すると土の代わりに水を使って栽培を行っていく方法です。水耕栽培のメリットは、植物に直接栄養を与えることができたり、雑草を取り除かなくてもいいというメリットがあります。管理も簡単で、室内でも栽培することができます。 なんといっても、殺虫剤を使用しなくても済むことや水耕栽培のほうが成長のスピードも速いです。ガーデニング初心者でも、水耕栽培であれば簡単に栽培することができます。 室内で育てることが多いので、水耕栽培は気候や温度を気にしなくても済みます。土耕栽培であれば、雨や風などで収穫量が減ってしまうデメリットもあります。ですが、水耕栽培では気にしなくてもいいのが魅力のひとつです。
アロマティカスを水耕栽培してみよう
アロマティカスの水耕栽培方法について紹介します。アロマティカスを水耕栽培することによって、根の成長を毎日みることができます。水耕栽培を行う枝は、挿し木と同じ方法で作ります。 挿し木と同じ方法で作った枝は、土に挿すのではなく水にさします。透明の瓶などにさすことで見た目もよく見えます。水はなるべく毎日取り換えてあげましょう。暑い時期は、水が腐りやすいので気を付けておきましょう。
水耕栽培を行うアロマティカスは、風通しのいい場所で管理していきましょう。風通しの悪い場所で栽培すると、葉がすぐに茶色くなってしまったり枯れる原因になってしまいます。なので、室内の風通しのいい場所で管理していきましょう。約2週間ほどで根がたくさん伸びてきます。そのまま水耕栽培で育てても問題ありません。もちろん、土へ植え替えてあげても大丈夫ですよ。
アロマティカスを寄せ植えしてみよう
寄せ植えのポイント
ハーブを寄せ植えするときは、ハーブの好む環境で育てることができるものを寄せ植えすることが大切です。そうしないと、枯れる原因になってしまいます。枯れることのないように、寄せ植えするハーブの性質についてしっかり調べておきましょう。おすすめは、飼育環境のなるべく同じものを寄せ植えすることです。そうすることで、枯れる心配もしなくて済みます。
寄せ植えにおすすめの植物
アロマティカスとの寄せ植えでおすすめの植物は、「ローズゼラニウム」です。ローズゼラニウムは、バラのようないい香りをさせます。この香りは、ストレス解消やホルモンバランスを整えてくれる効果を期待することができます。 そこに、アロマティカスのミントのさわやかな香りをあわせることで、さわやかさを加えることができます。とても相性のいい植物です。とても相性もよく、管理環境も似ているので枯れる心配もしなくて済みます。寄せ植えにおすすめの植物です。
アロマティカスの栽培で注意しておきたい害虫
アロマティカスは、そのまま食べることもあるのでできる限り殺虫剤を使いたくありません。ですが、害虫は寄ってくることがあります。どんな害虫がよってくるのかや駆除の方法についてご紹介します。
カイガラムシ
アロマティカスにカイガラムイがついてしまうと、養分を吸い取ってしまうので株が弱り、最悪の場合枯れる原因になってしまいます。カイガラムシには、たくさんの種類が発見されています。野菜や果物、花や観葉植物などに発生します。 こまめにカイガラムシが発生していないか確認して、見つけたらピンセットなどで取り除いていきましょう。発生初期であれば、手作業で駆除することができますが、発生から日数がたってしまうと難しくなってきます。早めに見つけて駆除していきましょう。
ナメクジ
ナメクジは、植物の葉や花、新芽などを食べてしまいます。大量発生してしまうと、茎以外すべて食べられてしまうこともあります。土の中に生息していることが多いので、植え替えの時に探して見つけたら駆除しておきましょう。雨上がりにアロマティカスを確認すると見つけやすいです。
ナメクジの通った後には、白く光って濡れた後があります。後を見つけたら、どこかに生息している可能性が上がります。ナメクジの農薬を使わない予防方法をご紹介します。
ナメクジは、カフェインが嫌いなのでコーヒーのかすを鉢の周りにまいたりおいておくと効果があります。コーヒーのかすは消臭剤や除湿剤にもなってくれます。コーヒーかすを良く乾かして可愛い入れ物に入れると、アロマティカスの鉢と一緒に飾っても違和感がありません。ぜひ、試してみてください。
アロマティカスは多肉植物?ハーブ?
これまで、アロマティカスその育て方についてご紹介してきました。植え替え方法も、増やし方も難しいものではありません。育て方も簡単なので、初心者~上級者まで幅広く楽しんでもらえる植物です。室内に飾ることで、ハーブのいい香りと多肉植物ならではのかわいらしい見た目を楽しむことができます。
株分けや挿し木などの増やし方で、たくさん増やして室内のいろんな場所へ飾ってあげてもおしゃれです。また、ハンキングや小鉢などに植え替えてあげても飾る場所を探すことなく、室内で栽培することができます。間違えた育て方をしなければ、枯れることの少ないアロマティカスは、本当におすすめの植物です。
ミントを甘くしたような香りが特徴で、見た目は多肉植物です。ハーブとしても、多肉植物としても他に染むことができます。ハーブと多肉植物、両方の性質を持っている植物なんて、お得な気分になりますね。興味がある方はぜひ、栽培してみてはいかがでしょうか?