検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【大事な作物を病原菌から守る】ダコニールの効果的な使い方や注意点を解説!

ダコニールをいう薬剤を知っていますか?ダコニールはたくさんの作物に使用することができ、たくさんの病気の予防に効果的です。そんなダコニールの正しい使い方やポイント、薬害の可能性について詳しくご紹介します。参考にしてみてください。
更新: 2021年4月14日
naru
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ダコニールの特徴

ダコニールは、多くの作物の色々な病気に効果が期待できるとても優秀な薬剤です。園芸用として、水和剤、粉剤、くん煙剤があり用途に合わせて使うことができます。ダコニールは、約70種類以上の作物が登録されていて150種類以上の病気に効果があります。ダコニールは、有効成分が微粒子なので作物に均等に付着させることができます。ダコニールは、薬剤を使用したときの汚れが少ないです。また、作物は同じ薬剤を使用していると効かなくなってきます。しかし、ダコニールは耐性菌が出現することはほぼありません。なので、使い続けることもできます。

ダニコールはカビに効果あり!

作物の病気のほとんどがカビによるものです。ダコニールは、カビの病状に幅広く効果があり、基幹防除剤として最適です。さらに、病気の症状があまり進んでいないものから何の病気にかかっているかがわかるものまで同時に使用することができます。病気の症状がわかってからだと、病気を押さえきることができずに枯らしてしまう可能性が高くなります。ですが、ダコニールを使用することによって、早めの予防をすることができる他ダコニール自体が低価格なので、低コスト・省力で病状に対応することができます。

ダコニールの成分

ダコニールに含まれている成分についてご紹介します。 ダコニールは、有効成分TPN(テトラクロロエチレン)が含まれている保護殺菌剤です。テトラクロロエチレンは、40%含まれています。野菜や果物、花などの様々な栽培に使用することができます。 製剤の性状は、類白色水和性粘稠懸濁液体という液体です。有効期限は約5年、雨にも強くできています。

ダコニールの上手な使い方

ダコニールを使うときの、上手な使い方についてご紹介していきます。薬害が出ないためにも、上手に使う方法をしっかり覚えましょう。上手な使い方のポイントは5つあり、ご紹介していきます。


上手な使い方1

ダコニールを散布するときは、薬剤が作物を覆うように全体的に散布しましょう。もちろん、葉の裏側にもしっかり散布してください。ダコニールは、作物を覆って病気を予防することができる保護剤の役割を果たしてくれます。なので、葉の表はもちろん葉の裏側もしっかり散布してあげてください。ダコニールの有効成分は、粒子がとても細かいので高い効果を期待することができます。

上手な使い方2

ダコニールは、病気を発生させないようにすることに期待ができます。なので散布は必ず、病気の発生前から発生初期に散布してください。ダコニールは、「胞子発芽阻止」と「胞子作成阻止」の作用で高い予防効果を期待することができます。なので、病気の発生前の散布はとても大切なことです。

上手な使い方3

ダコニールでの予防散布を忘れてしまい、病気にかかってしまった場合はまず治療剤を散布してください。病気が収まったら、ダコニールを散布して予防しましょう。そうすることで、次の感染を予防することができます。

上手な使い方4

ダコニールを散布するとき、環境や天気などの条件によっては効果が薄れてしまう可能性があります。作物の成長の違いに合わせて散布しなければ、効果が薄れていきます。葉の小さい作物へのダコニールの散布量と、葉の大きな作物のダコニールの散布量は違ってくるということです。また、新芽が出てきたらその新芽にもダコニールを散布してあげることを忘れないようにしてください。定期的な散布がおすすめです。

上手な使い方5

ダコニールを散布するときは、風向きや天候を見てから行いましょう。ダコニールを散布したい作物だけにかかるように、風が強い日の散布はやめましょう。できるだけ、作物の近くで確実に散布してください。効果も上がりますし、周囲の迷惑にもなりません。使用した後は、必ず使用記録を付けるようにしましょう。


ダコニールで病気を予防しよう

作物は、なぜ病気にかかってしまうか考えたことがありますか?実は、一定の条件がそろってしまうと病気にかかってしまいます。害虫が運んできた病原体があるときに、病気にかかりやすい環境で、その作物が病気にかかりやすい体質だった場合はは必ずと言っていいほど病気にかかってしまいます。 ダコニールは、病気が葉に侵食してしまうことを防ぎ、さらに病気を他の作物へ移動させることを防いでくれます。例えばキュウリなどは、うどんこ病にかかりやすいので予防しておくことをおすすめします。天気や毎年の病気の状態を確認して、早めのダコニール散布で予防しましょう。早めの予防は、病気にかかりにくくなるほか、そのあとの病気の予防も楽になります。

病気が発生してしまう条件をできるだけ避けるために、ダコニールの散布以外にも条件を変えてあげることも病気予防になります。肥料を変えてみたり、栽培環境を変えてみることも一つの病気予防です。作物によっては、速度の速い病気にかかりやすいものもあります。大きな被害が出ないように、予防してあげてください。

ダコニールを散布するきの服装

保護具を正しく着用しよう

ダコニールを散布するときは、適切な保護服で散布しなければいけません。薬剤を吸い込んでしまったり、浴びてしまわないように保護服を着用します。 まず、表面に薬剤がついてしまっても浸み込んだりしない素材で作られているフード付きの長袖長ズボンを着用しましょう。手袋は必ず準備します。マスクは、普通のマスクではなくて農薬用マスクを使用してください。農薬用マスクは、微粒子であるダコニールを吸い込んでしまわないようにするためにとても大切なものです。曇り止め加工がされている眼鏡も準備します。これは、目に薬剤が入ってしまわないようにするためです。フードの中に帽子もかぶるようにしましょう。 作業が終わったら、すべてしっかり洗ってください。うがい・手洗いも忘れず行いましょう。

薬害を受けない使い方をしよう

使用するときの注意


使用前には必ず容器を振ってください。そして、石灰硫黄合剤との混用は控えてください。 稲に使用するときは、薬害が出てしまう可能性があるので「ヒドロキシイソキサゾール剤」と一緒に使用するのはやめてください。他にも、りんごの栽培への使用も薬害がでてしまうので止めましょう。また、なしへの使用も二十世紀以外の品種には薬害の恐れがあるので使用しないでください。他にも、薬害を出してしまう作物があるので確認しておきましょう。

高温時の使用

ダコニールを使用したとき、薬害が出てしまった場合の条件について説明します。ダコニールは、25℃を超える真夏の高温時に薬害が出やすいと考えます。薬害の特徴は、葉が黒ずんでしまいます。葉が枯れてしまったりすることはないですが、葉が黒くなってしまいます。光合成は行えるようなので、特に切り取ったりはしなくても問題ありません。薬害を防ぐためには、高温時の使用は避けたほうがいいです。夏は、早朝の涼しい時間帯や曇りの日を選んで散布しましょう。

ダコニールを正しく使って病気予防しよう

ダコニールを使用すると、ほとんどの病気を予防することができることがわかりました。農薬を正しく使うためのポイントについて説明します。 ダコニールに限らず、農薬を使用するときはしっかり製品のラベルを読んで使用しましょう。農薬取締法により、使用時期や使用回数、使用液量などが定められています。しっかり守りましょう。

ダコニールが使える作物の確認も

次に、ダコニールを使って病気予防することができる作物をしっかり確認しておきましょう。使用できる作物とかかりやすい病気を調べて確認しておくこが予防にはとても大切なことです。 ダコニールを散布するときは、薄める量をしっかり守って液を作りましょう。ダコニールであれば、ダコニール500mlに対して500lの水にいれて薄める必要があります。使用液量をしっかり守ってください。 使用時期や使用回数についても確認しておきましょう。使用時期とは、使用できる収穫前の作物への日数のことです。使用回数は、ダコニールを使うことができる回数のことです。注意事項をしっかり守って正しい使い方をしてください。