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ハナミズキの剪定ガイド!正しい時期や、枯れさせない方法・コツを伝授!

ハナミズキの剪定についてまとめました。剪定時期や剪定方法、さらには用意したい道具や剪定と一緒に行いたい施肥の方法についてもご紹介しています。ハナミズキの美しい花をより長く、よりたくさん楽しむために、ぜひ正しい剪定方法をマスターしてくださいね。
更新: 2021年11月25日
吉岡てんぱ
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庭木として人気が高いハナミズキ

ハナミズキは4月ごろから5月ごろが開花期で、満開になった姿の美しさから、庭木としても人気が高い植物です。また、管理や手入れが簡単なことから、街路樹にもよく利用されます。

ハナミズキは、基本的に手入れをしていなくても樹形は整うのですが、大きくなると高さが10mくらいになることもあります。そのため、庭木としてコンパクトに育てるためには、やはり剪定が必須になります。剪定に失敗してしまうと、枯れることもあるので、剪定時期や剪定方法をしっかり頭に入れてから、剪定にとりかかってくださいね。

ハナミズキの剪定前に揃えておきたい道具

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木バサミ

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木バサミは植木バサミとも呼ばれていて、柄の隙間が大きいという特徴があります。この隙間があることで、剪定の際に、対象の枝以外を挟んで傷つけてしまうことを防ぐことができます。木バサミは、直径5mm~1cm程度の枝の剪定に向いています。

剪定バサミ

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剪定バサミは、ヨーロッパ生まれのハサミで、柄の内側にバネが付いているのが特徴です。バネがあるため、形が馴染まない剪定バサミを長時間使っていると、非常に手が疲れてしまいます。購入の際は、一度握ってみて、自分の手に合う形の剪定バサミを選びましょう。剪定バサミは、直径2cmくらいまでの枝の剪定に向いています。

刈り込みバサミ

刈り込みバサミは、両手で扱うハサミで、樹形を整える際に使用します。柄の長さは様々あり、伸縮機能が付いたものもあります。ハナミズキは背が高くなるため、柄が長いタイプの刈り込みバサミの方が、剪定しやすいのでおすすめです。

剪定ノコギリ

剪定バサミや刈り込みバサミで剪定できないような太い枝には、剪定ノコギリを使用します。両刃のものは、対象の枝以外の枝を傷つけてしまうことがあるので、片刃のものを購入しましょう。目が粗いものほど、太い枝を切るのに向いています。

脚立

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ハナミズキが大きく育っている場合、脚立があると便利です。脚立もサイズがいろいろあるので、今後どの程度の高さまで育てたいか決まっていれば、その高さに合わせて購入しておくと、長く使用することができます。


軍手

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剪定は、滑り止めが付いた軍手をつけて行うようにしましょう。剪定の際は、枝と接触して怪我することも多いですし、ハナミズキの葉は触れることでかぶれることもあるため、注意が必要です。

ハナミズキの剪定時期

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ハナミズキの剪定は基本的には越冬中に行います。ハナミズキの生長が穏やかな時期に剪定すると、枯れるリスクが低くなる上、失敗しにくいです。ただ、あまりにも枝が自由に伸びすぎていて、樹形が気になる場合は春にも剪定を行うことができます。

ハナミズキの冬の剪定方法

ハナミズキの冬の剪定は、11月頃から2月頃の越冬中に行います。越冬中は葉が落ち、樹形を整えやすいので、剪定初心者の方にも、比較的簡単に作業できます。とはいえ、気分が向くままどんどん剪定してしまうと、ダメージを与えて枯れることもあるので、丁寧に剪定するようにしましょう。

高さを決めて主幹を剪定

まず、高さを決めます。仕立てたい高さよりやや低めにしておくと、葉が茂った時に丁度良い高さになります。高さを決めたら、主幹をその高さ付近の枝分かれしている部分の直下で剪定します。

花芽と葉芽を見分ける

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11月下旬ごろにハナミズキを観察すると、2種類の芽があることに気づきます。丸く膨らんでいるのは「花芽」で、小さく細い芽は「葉芽」です。花芽を剪定してしまうと、翌春に花が咲かなくなってしまうので、しっかり見極められる時期になってから剪定すると、翌春花が全く咲かないという失敗を防ぐことができます。

樹形を整える

主幹で高さを落としたら、次に枝を剪定して樹形を整えます。特に、太い枝の残し方で樹形が決まってくるので、太い枝を剪定するときは、丁寧に、慎重に行いましょう。少し離れた場所からハナミズキの全体を確認しながら切ると、失敗が少なくて済みます。

太い幹を剪定した後は、細い枝を剪定します。細い枝は、付け根から剪定しますが、花芽ができるだけ残るようにします。春になれば、たくさん新しい枝が出てくるので、花芽がない枝は思い切って強めに剪定しても大丈夫です。

ハナミズキの春の剪定方法

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ハナミズキの樹形がどうしても気になるときは、花が咲き終わった5月下旬なら剪定することができます。日射しが強くなって剪定すると、徒長枝という勢いの強い枝が伸びてしまい、栄養がそこに奪われ、ハナミズキの樹勢が衰えてしまいます。

そのため、6月になったら、剪定は諦めた方が無難です。 しかし、基本的に春の剪定はあまりおすすめできません。暖かい時期に無理に剪定を行うと、失敗して最悪枯れることもあります。そのため、越冬中に計画的にしっかりと剪定することが重要になります。

ハナミズキは剪定すると花が咲かない?

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ハナミズキは冬に剪定すると、翌春花が咲かなくなったり花が少なくなったりすることがあります。強めに剪定した場合は、2年間花が咲かなくなることもあります。そういった失敗を避けるためにも、剪定をするときはしっかり計画を立てて、花芽の有無などを確認しながら丁寧に、行うようにしましょう。

間違った剪定で枯れることも

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ハナミズキの剪定の際、時期を誤ったり、必要以上に強く剪定を行うと、ごくまれに枯れてしまうことがあるようです。特に、若い木の場合は、枯れるリスクが高いので、注意が必要です。

うまく剪定する自信がない場合は、造園業者などに剪定を頼むという手もあります。1度プロの剪定を見てコツを掴めば、次回から自分で行うこともできるようになるので、無理はしないようにしましょう。

ハナミズキの剪定時の肥料について

肥料の与え方

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ハナミズキの剪定時期は、肥料をあげるのにも適した時期です。11月から2月頃、葉の大半が落ちたころが施肥に適しているので、剪定を行う際は同時に肥料を与えてあげましょう。

肥料を与える場所は、一番外側に張り出している枝の直下あたりが最適で、ぐるりと1周10cm程度掘り返し、肥料を混ぜ込みます。肥料の量は、ご使用になる肥料のパッケージ通りで構いません。

ハナミズキに適した肥料①堆肥

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堆肥は家庭菜園などの管理でよく用いられますが、ハナミズキのような庭木の管理にも適しています。堆肥は遅効性の肥料なので、長く効果が続きます。また、花壇などと違って、庭木の根元の土は管理が難しいので、土壌改良も期待できる堆肥はぜひ使用したい肥料です。

ハナミズキに適した肥料②緩効性肥料

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堆肥とあわせて、速効性や緩効性の化成肥料を与えるのもおすすめです。花を咲かせるためには、リンやカリウムが必要になるので、それらが含まれた化成肥料がおすすめです。

肥料は花後にも


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ハナミズキには、冬以外にも、花後に肥料を与えるようにしましょう。方法は、冬の施肥と同じですが、幼い木の場合は過剰に肥料を与えることで、花が付きにくくなることもあります。春の施肥は、冬より少し控えめに与えると、失敗を防ぐことができますよ。

ハナミズキの剪定後の枝を楽しむ方法

ハナミズキの剪定をした後の枝は、処分するという人も多いかと思いますが、せっかく手入れして大切に育てているハナミズキです。ぜひ上手に飾って、剪定後の枝も楽しんでみませんか。

枝に飾りつけをする

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ハナミズキの剪定の時期は、ちょうどクリスマスシーズンに重なります。そのため、デコレーションして飾るのもおすすめです。ハナミズキは、細い枝がたくさん生えるので、飾り付けをするにはぴったりの木です。

実を飾る

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ハナミズキは、冬にとてもきれいな赤い実を付けます。残念ながら有毒なため、食べることはできませんが、剪定の際に実が付いた部分を切り落とせば、観賞用に使うことができます。生けるだけでもかわいいですし、リースなどのデコレーションに使うのもおすすめです。

正しい剪定方法でより多くの花を楽しみましょう

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ハナミズキの剪定の方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか。ハナミズキは、剪定などの手入れ次第で、花の数が大きく異なってきます。ぜひ、上手に管理して、株いっぱいにハナミズキの花を咲かせてあげてくださいね。