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ハナミズキの花の見頃な季節は?開花時期や花言葉など楽しむための情報まとめ

ハナミズキの花は、アメリカ合衆国から日本へのお返しとして贈られた花です。日本が送ったソメイヨシノへのお礼として贈られたことで、「返礼」という花言葉がついています。そんなハナミズキの花の特徴や育て方のポイント、ハナミズキノすすすめスポットなどをご紹介。
2020年8月27日
kaorin007
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目次

ハナミズキの花の特徴

ハナミズキの花の基本情報

科名:ミズキ科 学名:Cornus florida 別名:アメリカヤマボウシ ハナミズキの名前は、ミズキの種類の中でも目立つ花をつけることから名付けられたといわれています。また、別名の「アメリカヤマボウシ」は、原産地がアメリカということと日本のヤマボウシに似ているところからつけられています。

ハナミズキの花の特徴

ハナミズキは、花だけでなく紅葉時期など四季折々に美しい姿を楽しむことができます。そのため、庭木などに使われることが多い木です。また、街路樹や公園などでもよく見かけられるのが特徴です。 ハナミズキの花葉特徴的です。ハナミズキの花とされる部分は、実は「総苞(そうほう)」といわれる部分になります。「総苞(そうほう)」は、花などの基にあるつぼみを包んでいた葉のことです。 そのハナミズキの葉が、白やピンク、赤などに色づき花びらのように見られています。実際のハナミズキの花は、総苞(そうのう)の中央付近に集まっている小さなものです。

原産地や分布

ハナミズキの花の原産地は、北アメリカです。アメリカの東海岸からミシシッピ川までの間にハナミズキの花の自生しているのが見られます。 アメリカ北部の地域では、日本の桜前線のようにハナミズキの花の開花状況を地域の情報として届けるくらいです。

ハナミズキの開花時期

ハナミズキの花をつけるのは、4月~5月にかけてです。もっとも見頃になるおすすめ時期は、4月中旬~下旬にかけてでしょう。 ハナミズキの楽しみ方は、花だけではありません。開花時期を過ぎ秋を迎える10月頃には、赤い実を付けます。また、晩秋の季節になれば鮮やかな紅葉を楽しむこともハナミズキならではの魅力です。 紅葉が見頃になる季節には、ハナミズキのまた違った美しい姿を観賞することができるでしょう。春夏秋冬のどの季節にも味わいのあるハナミズキは、庭木としても最適ですね。

ハナミズキの花色と花言葉


ハナミズキの花言葉:返礼

ハナミズキの花の全体的な花言葉は、「返礼」「永続性」「私の思いを受けてください」などです。 ハナミズキには、白色や赤色、ピンク色などの種類がありますが、花言葉は色によって変わることはありません。また、ハナミズキの西洋での花言葉には、「逆境に耐える愛」という意味も込められているようです。

ハナミズキの花言葉の由来

「返礼」の由来は、1912年に当時の東京市長だった尾崎行雄が、アメリカ合衆国の首都・ワシントンDCへソメイヨシノの花を送ったことから来ています。日本から送った桜の花の「返礼」にアメリカから送られたのが、ハナミズキの花なのです。 その時贈られたハナミズキの花は、白色の花が40本とピンク色の花が20本の合計60本だとされています。それらの花は、日比谷公園や小石川植物園などに植えられました。 その後戦争を経て、現在では東京都立園芸高等学校に原木が残されているのみとなっています。

ハナミズキの花の品種・種類

チェロキーチーフ

チェロキーチーフは、古くから親しまれているハナミズキの花の種類です。花付が良く街路樹などに良く使われています。花色は、赤系の比較的大きめの花を付けるのが特徴です。 洋風・和風を問わず庭先を飾ってくれるので、庭木としておすすめの品種です。北海道から沖縄まで幅広い地域で栽培することができます。

ジュニアミス

ジュニアミスは、ピンク色の花をつけるのが特徴的なハナミズキの花の種類です。ちょうど桜の季節が終わった頃に見頃を迎えるから、春の庭先を長く感じさせてくれるでしょう。 花びらの周辺が鮮やかな赤色のなるのもジュニアミスの魅力です。ハナミズキの花の中でも人気を集める品種だといえるでしょう。

クラウドナイト

ハナミズキの花のオーソドックスな白色を好むなら、クラウドナイトの品種がおすすめです。花付きもよく小振りなので育てやすい品種だといえるでしょう。 まさに花・実・葉の三拍子そろって楽しめるのが、この品種です。何科の記念樹として植えるには、最適の花気だといえます。


ハナミズキの花の育て方

ハナミズキの花の植え付け・植え替えポイント

ハナミズキの花の植え付け時期は、落葉を終えた頃の11月~3月頃が適期です。主に庭先などへ地植えすることが多いので、植える際は日当たりのよいところを選ぶとよいでしょう。 ただし、西日がきついとことや直射日光が1日中当たるところなどでは、根元が乾燥してハナミズキ自体が弱ってしまうことがります。できれば、午前中に日当たりが充分ある場所を選ぶようにしましょう。 鉢植えの場合の植え付けや植え替えは、春先の3月頃がおすすめです。丈が80cm程度の者なら6~7号鉢に植え付けるとよいでしょう。

ハナミズキの花への水やり

ハナミズキの花を植え付けた際には、充分に水を与えることがポイントです。 ハナミズキの花は、比較的乾燥に強いのでその後はほとんど水やりの心配がいりません。真夏に日照りが続いた時や少し乾燥が気になる時に充分水を与えるだけでOKです。

ハナミズキの花へ肥料を与える時期

ハナミズキの花への肥料を与える時期としては、12月~2月頃です。肥料を置くポイントは、伸びた枝先の真下に穴を数カ所作り肥料を置きます。 肥料の成分は、窒素、リン酸、カリウムを含んだものを選びましょう。粒状堆肥や牛糞や醗酵油かすなどを混ぜて与えておくと効果的です。

ハナミズキの花の剪定方法

ハナミズキの花は、枝数も少なく比較的自然に形を整えるので剪定を施さなくても大丈夫です。 とはいっても庭のスペースには、限りがあります。少しこじんまりとハナミズキを整えたいなら、適度に剪定をおこないましょう。 ハナミズキの花の剪定時期は、落葉後が適期です。剪定方法は、見やすい高さで主幹の頭の部分を切り詰めます。込み合っている枝や絡んでいる枝などは分岐している所の上から切るとよいでしょう。

ハナミズキの花が楽しめるおすすめスポット

日比谷公園

日比谷公園には、ハナミズキの林があります。見頃の季節には、ハナミズキの花が見物客を迎えてくれハナミズキの花のアーケードという感じです。 ハナミズキの足元には、時期を同じく開花するシャガの花が咲き素敵なコラボレーションを見せてくれます。 ハナミズキの林の場所は、日比谷公園の第2花壇から雲形池へ向かう道筋にあります。純白のハナミズキの花の姿は、まばゆい場からの美しさで感動的だといえるでしょう。


日比谷公園|公園へ行こう!

名古屋城内

名古屋城内も四季折々の花々が美しい景色を届けてくれる観光スポットです。中でも二の丸茶亭裏にあるハナミズキは、4月~5月に素敵な姿を見せてくれます。 二の丸茶亭は、風格のある佇まいで二の丸庭園にふさわしい建物だといえるでしょう。木曽ひのきを使った建物は、今と昔の素晴らしい融合が見られるところです。

神奈川県立東高根森林公園

神奈川県立東高根森林公園は、多摩丘陵の自然の美しさを伝える公園です。 この公園には、弥生時代から古墳時代に使われていた竪穴式住居跡が発見された場所があります。また、周囲のシラカバ林は、樹齢150年~200年ともいわれ学術上でも高い評価を認められている場所です。 美しいハナミズキを愛でながら、神奈川県立東高根森林公園で、日常生活ではなかなか味わえない世界を感じることができるかもしれません。入園料も無料で、終日営業しているのもうれしいですね。

県立 東高根森林公園
東高根森林公園は、川崎市のほぼ中央部に位置し、文化財である東高根遺跡や天然記念物であるシラカシ林を有する、多摩丘陵の懐かしくも美しい自然を今に伝える県立公園です。

まとめ

ハナミズキは、比較的世話のかからない花木です。四季折々の趣ある姿を見せてくれるのも素敵ですね。春先の花から秋口の鮮やかな赤い実、そして燃えるような紅葉。ハナミズキは、春夏秋冬の庭先を彩るのにふさわしい花だといえるでしょう。 ハナミズキには、「返礼」という花言葉があります。何かのお礼に心からの「ありがとう」の思いを込めて、ハナミズキの花を添えてみるのもいいかもしれませんね。