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サイディングとは?初めての外壁リフォームで失敗しない基礎知識を解説!

初めてのリフォームってどんな風にすればいいかわかならないですよね?サイディングってご存知でしょうか。今は、色々な種類のサイディングがあります。どんな外壁リフォームの仕方があるのでしょう。サイディングを使った外壁リフォームについてのご紹介です。
2020年8月27日
マカロン
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外壁材のサイディングとは

サイディングとは

サイディングとは、住宅の外壁の素材のひとつです。 住宅の壁に貼って使います。 サイディングはサイディングボードともよばれ、ひとつひとつが板状の形状になっています。 建物の骨組みに合わせてサイディングを貼り付けていきます。サイディングが普及される前は、モルタルや土壁が主流でした。

サイディングの特徴

サイディングは工場で作られるので、品質が安定しています。 そして、デザインが豊富です。素材感を感じられるサイディングや素材のバリエーションが豊富にあります。 施行面でも、簡単に施工できるので工期が短くでき、費用も安くできます。 サイディングの重量が軽いので、耐震性にも優れます。

出典: http://www.nichiha.co.jp/wall/fuge.html

外壁リフォームが必要な目安

外壁材の劣化のサインとは

外壁材が劣化してきたサインとはどんなものでしょう。 見てわかるサインについてまとめました。 ・外壁表面にひびが入る ・接合部目地のひび割れ(シーリングの切れ) ・外壁に白い粉みたいなものが浮く ・白い錆や赤い錆がでてくる 上記のような症状がでてきたら、外壁材の劣化のサインです。

外壁材サイディングの種類

サイディングの種類は4種類

サイディングの種類は大きくわけて4種類あります。 窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングです。 それぞれの特徴を理解し、自分たちのスタイルに合ったサイディングを選びましょう。

窯業系サイディング

窯業系サイディングとは

窯業系サイディングとは、サイディングの中でも色や柄の種類が豊富です。 軽量で耐火性に優れています。厚みにバリエーションがあり暑さが増すと価格も上がります。 理想の外観に近づけやすい、幅広いデザインがあります。 主原料はセメント、繊維質となっています。

窯業系サイディングの価格の相場

材料費の目安ですが、3000円/㎡~の相場です。 ※価格は予告なしに変更になる可能性があります。

金属系サイディング

金属系サイディングとは

金属系サイディングとは、主原料がカラー鉄板やアルミニウム合金でできているので軽量。シャープな印象を受けるものが多いのでモダンな住宅に採用されることが多いです。 軽量なので、建物にかかる負担が少なくすむので重ね張りという貼り方のリフォームに最適です。 耐震性に優れます。

金属系サイディングの価格の相場

材料費の目安ですが、4000円/㎡~の相場です。 ※価格は予告なしに変更になる可能性があります。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングとは

樹脂系サイディングとは、北欧でよく使われている外壁材です。 主原料は塩化ビニル樹脂で、輸入住宅の外壁でよく使われます。 色褪せや塗膜の剥がれなどの劣化は発生しないので、メンテナンスにおいては優れます。 しかし日本での普及率は低いです。

樹脂系サイディングの価格の相場


材料費の目安ですが、9000円/㎡~の相場です。 ※価格は予告なしに変更になる可能性があります。

木質系サイディング

木質系サイディングとは

木質系サイディングとは、木の風合いを感じられるサイディングです。 主原料は木材です。塗装によってイメージを変える場合と、塗装しないで無垢材のままで利用するのでは大きく印象が変わります。横張りにするのか縦張りにするのかの貼り方でも印象は変わります。 天然木に塗装をしたサイディングです。 ただし、消防法により、地域によっては外壁に使用できない場所もあります。

木質系サイディングの価格の相場

材料費の目安ですが、6000円/㎡~の相場です。 ※価格は予告なしに変更になる可能性があります。

外壁材サイディングの耐用年数

サイディングの外壁の耐用年数ですが、製品によってことなります。 サイディングの種類にわけて、だいたいの目安を調べてみました。 ※正しい耐用年数は各メーカーや製品の説明書を確認しましょう。 窯業サイディングは、7年から8年くらいです。金属系サイディングは10年から15年くらいです。 樹脂系サイディングは10年から20年くらいです。木質系サイディングは10年くらいです。

外壁材サイディングを選ぶときの注意点

メーカーの製品保証

サイディング外壁を選ぶときには、各メーカーの製品保証を確認しておきましょう。 どんな保証があって、どんな時に保証が受けられるのかをきちんと確認しておきましょう。 耐用年数も大切ですが、メーカーの製品保証も大切だと思います。

サイディングの選び方

まず、サイディングの種類をどれにするかです。 それぞれのサイディングの特徴をみながらデザインや素材から選択しましょう。 価格も選ぶサイディングによって違います。予算を設定して、価格を確認しましょう。 耐用年数や、保証などを確認しましょう。 サイディングはバリエーションが豊富です。デザインによって外観の印象は大きくかわります。 ご自身の好みを明確に業者に伝えましょう。貼り方やアクセントの使い方はポイントです。

サイディング外壁を長持ちさせるためには

おすすめの点検ポイント

サイディングの美しさと性能を長持ちさせるためにも、点検と補修をしましょう。定期的な塗装を行うことで長持ちします。 年に1,2回は点検や掃除をすることがおすすめです。

シーリングの補修や塗り替え

劣化しやすいシーリングについては5年から10年周期で補修することが目安になります。 塗装や塗り替えは劣化症状を見ながら、10年から15年周期くらいが目安です。 サイディングの種類によっても違いがあります。塗装する際の塗料によって費用は変わります。

外壁リフォームの施工方法

サイディングを使ったリフォームの種類は2種類あります。それぞれのメリット、デメリットについてまとめてみました。

重ね張りリフォーム

重ね張りリフォームとは、既存の外壁材の上に新しい外壁材を施工する方法です。 ただし、下地を調査して下地があまり痛んでいない外壁材であることが条件です。

重ね張りリフォームのメリット・デメリット

メリットは、大きくイメージを変えられます。 今ある外壁材をはがさないので、廃棄する材料が少なくてすみます。 断熱・遮音効果があります。 自宅にいながら、リフォームができます。 デメリットは、塗装による塗り替えなどと比べると初期費用が高くなります。 重ね張りリフォームの際に、付帯工事が必要になる可能性があります。

張り替えリフォーム

張り替えリフォームとは、既存の外壁材をはがして新しい外壁材を施工する方法です。 張り替えリフォームの場合は、築年数が古い場合や、概観のイメージを大きく変えたい場合におすすめです。


張り替えリフォームのメリット、デメリット

メリットは、既存の外壁材をはずすんもで、建物の躯体や下地の確認をすることができます。 柱の補強や断熱材の充てんなどの建物の性能をあげるリフォームも同時に行うことができます。 デメリットは、既存の外壁材をはがすことになるので廃棄物処理費用がかかります。 また、重ね張りリフォームに比べても価格は高くなります。

サイディングは使わない 塗り替えリフォーム

既存の外壁材の汚れを落として上から塗装する方法です。 塗装する場合は、表面や下地が傷んでいないことが条件です。 塗装だけの場合は、価格もおさえられますし、工期も短くすみますが、デザインやイメージの大幅なチェンジは難しいでしょう。塗装する塗料によって価格は変動します。

外壁リフォームにかかる費用

外壁リフォームでかかる費用とは

重ね張り工法の場合は、約120万~200万円が相場。 張り替え工法の場合は、約180万~300万円が相場です。 ひび割れや亀裂などの簡単な補修であれば数万円で済みます。 家全体のコーキングの交換費用の相場は20万から35万くらいです。 ※家の大きさやリフォームの規模などによって価格は変わります。

サイディングを外壁リフォームで選ぶメリット

デザインや素材感を感じられるサイディング

サイディングは、デザインや素材の種類が豊富なので貼り方によっても印象を変えることができます。 2色組み合わせてアクセントを作る貼り方や、上下階でわける貼り方など組み合わせは様々です。 高級感を感じられたり、木目の温かみを感じるようにしたりとイメージに合わせた貼り方ができるでしょう。

機能性に優れるサイディング

ニチハ セルクレール(フュージェ)

出典: http://www.nichiha.co.jp/wall/fuge.html

仕上がりの美しさとメンテナンスコストの大幅削減を実現した新世代の外装材フュージェ。 フュージェは四方合いじゃくり仕様の商品で、外壁どうしの継ぎ目が目立ちにくく、超高耐候塗料「プラチナコート」と、「プラチナシール」あるいは「ドライジョイント工法」の採用で「変色・褪色15年保証」を実現しています。 全商品、セルフクリーニング機能付きの「マイクロガード仕様」です。

美しいデザインのサイディングです。シンプルで飽きのこないデザインです。 デザイン性だけでなく機能性もよく長持ちするサイディングです。

KMEW ケイミュー株式会社 雅石柄Ⅱ

出典: http://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/haruichi/tokucho_05.html

遮熱性フッ素焼付塗装を採用した「はる・一番」は色あせが断然少なく、長期にわたり外観を美しく保ちます。

こちらの素材のサイディングは洋風な建物にあうデザインです。 色の組み合わせや貼り方によって、モダンにもエレガントにも演出できそうです。 色あせが少ないという、長持ちするサイディングはおすすめです。

素材感が楽しめるサイディング

KMEWケイミュー株式会社 ナロースパン柄 (はる・一番)

出典: http://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/haruichi/

金属の素材感がモダンでシャープなラインをつくりだす「シンプルシリーズ」に、 使いやすい15㎜ピッチスパン柄が登場しました。くせのないデザインで様々な用途にフィット。豊富な9色のカラーバリエーションからお選びいただけます。

シャープなデザインで、すっきりとしたモダンな印象のサイディングです。 色のバリエーションが9種類あるので貼り方しだいで、色々な組み合わせができます。 金属の素材感がクールで近代的な感じがします。

ニチハ キャスティングウッド(モエンエクセラード)

出典: http://www.nichiha.co.jp/wall/exce.html

国産木材チップを利用した「オフセットサイディング」でニチハの高質品外壁材モエンエクセラード。優れた性能と多彩なバリエーションを有し、リアルで再現性の高い柄表現が自慢です。 もちろん全商品、セルフクリーニング機能付きの「マイクロガード仕様」です。

木目柄のサイディングです。貼り方によっては、和風にも洋風にもデザインできると思います。 色のバリエーションもたくさんあるので、お好みのデザインを選ぶことができます。 木目柄は暖かみがあって、日本の住まいにはおすすめの柄ですね。

サイディングメーカーの特徴

ニチハ株式会社とケイミュー株式会社


有名な外装材を扱うメーカーで、ニチハ株式会社とケイミュー株式会社があります。外壁材の機能や保証についてもメリットの大きい2社です。 それぞれの特徴をまとめました。

ニチハ株式会社

ニチハ株式会社は、マイクロガードという機能が有名です。マイクロガードは、空気中の水分子を取り込んで外壁表面に薄い水分子膜を作り、汚れの元となる物質を水分子膜の上に付着させます。雨が降れば、汚れは雨とともに洗い流され、外壁はいつもスッキリ。マイクロガードは、雨の力で住まいの美しさを持続させる効果です。

雨を使ってサイディングを美しく保つといった発想はすごいですね。 自分で掃除しなくても、自然の力で外壁をお掃除してくれるなんて、うれしい機能です。

ケイミュー株式会社

ケイミュー株式会社のサイディングの特徴は、光触媒の壁といった、晴れの日は「壁の汚れを分解」。雨の日は、「分解した汚れを洗い流す」。といった機能です。光触媒の壁なら365日セルフクリーニングするといった機能です。

こちらも、光触媒という汚れを分解して流すという、すごい機能です。 365日セルフクリーニングなんて、うれしい機能ですね。外壁の掃除なんて、大変です、こういった機能がついていると本当に助かります。

外壁リフォームの注意点

業者選びは慎重に

リフォームの業者を選ぶときには、サイディング外壁の工事を行った経験が豊富な業者を選びましょう。 サイディング外壁についての知識や経験が豊富な業者のほうが、補修やメンテナンスもまかせて安心です。 リフォームに対する提案をきちんとしてくれる業者を選びましょう。

リフォーム工事後も安心できるか

保証内容や保証期間も大切なポイントです。 工事が終わったら、それで終わりではなくきちんとしたアフターフォローをしてくれる業者を選びましょう。価格も選ぶ業者によって、違う場合もあります。 信頼のおけるリフォーム業者がいいですね。

外壁リフォームをしてよかったこと

構造体の確認もできる

外壁のサイディングをリフォームする時に同時に、構造体の劣化がないかの確認ができます。 建物の美観がよくなることはもちろん、もし構造体にいたんでいる箇所があればリフォームして補強しておきましょう。

新築のようにきれいな建物に

外壁リフォームの1番のメリットは、建物の外観が新築の時のように美しくなることです。 サイディングの貼り方によっては、今までの建物とは違ったかのように印象を変えることもできます。 最新のデザインや素材のサイディングを使うことによって建物は新築のように輝くでしょう。

省エネ効果

サイディング外壁にリフォームすることで耐久性があがり、省エネ効果も得られます。 また、選ぶサイディングによっては、メンテナンス費用を削減することができるので、コストカットも期待できそうです。

外壁リフォームとサイディング

外壁リフォームを検討する場合、安心できるリフォーム業者を探し、そして自分の思い描くリフォーム後のイメージをきちんと伝えましょう。 外壁をリフォームすることで、住まいの印象やデザインはがらりとかわることもあります。 住まいのデザインはサイディングの貼り方やサイディングの素材でも変わってきます。 イメージ通りの素敵なおうちになりますように。