検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

気になるオニドームの長所と短所を大公開!大ヒットの秘密を知ろう!

日本が誇るトップテントメーカーであるアライテント社が、昨年発売して大ヒットになっているオニドーム。 発売してされるやいなやヒットテントとなり、今だに人気のオニドーム。 そんな気になるオニドーム大ヒットの秘密を探ってみたいと思います。
2020年8月27日
のりのり8
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

オニドームとは?

オニドームとは、これまで登山家やアルピニスト、ソロキャンパーなどからの支持されているアライテント社が満を持して発売した新ブランドの山岳テントです。 オニドームは、発売されて以来1年以上経ちますが、軽さと高いユーティリティーと言う相反する機能を同時に実現したテントであり、発売当初から絶大な人気を誇っています。 今回は、そんな評価の高いオニドームが大ヒットとなった人気の理由を探ってみます。

オニドームが大ヒットテントとなった理由とは

アライテント社は、これまでも『ライペンブランド』として、ベーシックドームを始めとして、ドマドームライズ・トレックライズ・エアライズ・カヤライズ・Xライズと言った様々なヒットテントを生みだしてきました。 そんな数々のヒットテントを生み出し絶大な人気を誇ってきたアライテント社が、満を持して発売したオニドームの人気に火が点いたのは、どうやらアライテント社のノウハウとユーザーから集められた評価やレビューにあったようなのです。

ユーザーの意見を取り入れて誕生した!

アライテント社は、登山用の山岳テントとしてライぺンブランドでこれまで売り出して来たテントの評価やレビューを出来る限り多く集めてきました。そして、その評価やレビューにアライテント社のテント作りのノウハウを結集、より使いやすいテントとしてオニドームを誕生させたのです。 では、これまで培ったノウハウとユーザーからの評価やレビューの集大成のテントと言えるオニドームとはどのようなテントなのでしょうか。

オニドームの長所

オニドームは、アライテントがライペンで長年培ったノウハウや、ユーザーからの評価やレビューを反映させて再設計された土間に拘ったテントです。 言い換えると、オニドームはアライテント社『ライペンブランド』製品で受けた評価やレビューによって培われたノウハウがたくさん詰まった新設計のテントなのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドーム長所(その1)考え抜かれたコンセプト

考えに考え抜いて新設計のされたオニドームは、2本だけのポールを使ってオニの形にすることで、ドマドームの最大の特徴である『土間』を創り出しました。 軽量さとユーティリティを兼ね備えたオニドームは、そうして瞬く間に登山における必須アイテムとなっていったのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html
出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドームは、今までの数々のアライテント社のライペンテントモデルにおける評価やレビューをもとに、まったく新設計されたテントです。 つまり、オニドームは、アライテントのライペンベストセラーモデルの良い部分を最大限に生かしつつ、フレームラインや構造を一から練り直し、全く新しい視点で設計し直したテントなのです。 その結果、ライペンの代表テントであるトレックライズの携帯性やドマドームの最大のユーティリティである『土間』を再現した新設計のテントとなり、発売されるやいなや大ヒットとなったのです。

オニドーム長所(その2)計算された形と大きさ


オニドームは、それまでのライペンブランドにはまったく見られなかったオニの形がベースになっています。 これは、オニの形になったツノとツノの間に前室を作れるよう、インナーテント自身でテンションを張り自立できるようにしたからです。 つまり、2本のポールをクロスさせてスリーブに通すだけで前室ができるよう試行錯誤してみると、このオニの形に行き着いた、というわけです。 そして、2本のポールでも一定の強度を保ち、かつ1人でも設営しやすいよう、大きすぎないこのサイズで設計されたのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドーム長所(その3)説営しやすい構造

オニドームは、2本だけのポールをインナーテントのスリーブに通すだけなので1人でも簡単に設営ができます。 しかも、その状態ですぐに自立しますので、傾斜や風が強くない場所であればペグを打たなくても過ごすことができるのです。 登山時のテン場は、専用のキャンプ場のようにペグを打つ前提の場所であるとは限りません。 でも、ポールを通すだけで自立するオニドームであれば、ペグを打てない場所でテントを張らないといけない状況になったとしても、前室をキープした状態で過ごすことができるのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドーム長所(その4)苦にならない重さ

オニドームは、ドマドームのレビューで高評価を受けている高い居住性を実現しながらも、トレックライズで高評価されている携帯性と軽量も同時に実現するために2本のポールを駆使して設計されました。 その甲斐もあり、オニドームはトレックライズと変わらない軽量さを実現し、登山時の携行や設営においても苦にならない軽量テントとなったのです。 こうして、ライペンブランドテントの最新テント『オニドーム』は女性登山でも設営が苦にならない軽量テントとなったのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドーム長所(その5)想像以上に使える前室

オニドームの前室の大きさは、奥行40cmで幅が148cm、高さは80cmあまりあります。もし、フライシートが結露していたとしても、ここにブーツやバーナーなど寝室に持ち込めないものを置く余裕は充分にあるのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドーム長所(その6)意外と使えるツノ

いくら軽量で携帯性に優れた登山グッズとは言え必要最低限のモノをテント内で出すと、意外と場所が必要になります。 でも、オニドームの場合、設営した際に土間ができるのは先述したとおりですが、テント内に2つのツノができます。そのツノの先端部分が登山グッズ置きのスペースとしてとても役に立つのです。 そのツノスペースは、ペットボトルやバーナーはもとより中型ザックであれば、まったく問題なくおける広さがあるのです。

オニドーム短所(その1)長辺に出入り口がある

『あちらを立てればこちらが立たず』と言われるように、完璧なテントというのもなかなか誕生しないのかもしれません。 オニドームは、「軽量な土間付き山岳テント」として作られました。それまでのアライテント『ライペン』のベストセラーモデルテントのユーザーレビューを反映させて、いいとこ取りをして満を持して発売してされたのです。 でも、オニドームの短所について強いて言うならば、ささいなことですが、2点あります。


2人使用で使いにくいことも

オニドームの出入り口が長辺にある点です。 1人滞在では問題ないのですが、2人で就寝する場合、長辺に出入り口があると奧側に寝ている人はテントの出入りの際に必ず入り口側の人をまたぐことになります。また、登山の時は狭いテン場の場合長辺が出入り口のテントは設営できないことがありますので、初めて行くテン場は事前に調べる必要があります。 そう言う意味では、ライペンのテントでも「エアライズ」や「タフライズ」のように短辺に出入り口のあるテントなら対応可能なテン場は多いでしょう。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/air2.html
出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/tough.html

オニドーム短所(その2)オプションがまったくない

ライペンの他のラインナップには、冬季保温用の外張りオプションやインナーテント、タープなどがオプションとして用意されています。 でも、オニドームには、オプションがまったくないので、拡張性がないことが2つ目の短所であり欠点と言えます。

オニドームのカラーバリエーション

そんな視点でオニドームをみてみると、カラーバリエーションがオレンジ一色しかないことが挙げられます。 テントと言えば、他のキャンパーから見るとテントの色でどんな人がいるのだろうと想像することになるので、カラーのチョイスは自分の嗜好的な部分を見せられる唯一な部分かもしれません。 でも、オニドームには発売された当初は、カラーバリエーションがオレンジオンカラーだけのためユーザーには選ぶ余地がありませんでした。 そして、仕方なくオレンジオンカラーのオニドームを購入したユーザーからは、「虫が寄ってくる」「目立ちすぎる」「カラーバリエーションを増やして欲しい」などの評価やレビューがたくさんあったのです。でも、この問題(短所)は、発売から1年余りがすぎた時点で『フォレストグリーン』が発売され、この問題は今となっては少しだけ解決したのです。

アライテントの名テントから生まれたオニドーム

アライテントは、創業から40年以上にわたり、エアライズ、ゴアライズなどと言った軽量山岳テントをはじめ、数々の名テントを作り出してきました。 そして、それらは、ライペンというブランドとして世界中の登山家や山岳家たちに愛用されてきたのです。そんなユーザーであるたくさんの登山家たちの評価やレビューが新しいライペンブランドのテントを作り出す材料になっていたのです。 つまり、オニドームは、ライペンテントの代表作ドマドームの最大の特徴である土間を生かしながら、ライペンエアライズなどで高評価された軽量というポイントも逃すことなくきっちり反映させています。そういう意味では、オニドームは、アライテントの名テントがあったからこそ生まれたライペンテントだったのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/trek.html

ドマドームとトレックライズ

そもそもアライテントのライペンブランドには、これまでもベストセラーとなっているトレックライズとドマドームライトというモデルがあります。 トレックライズは、2本のポールを使って長方形の居住空間を生み出しているスタンダードなモデルで、ドマドームライトは、3本のポールをうまく使って寝室と土間という2つの空間を作り出した画期的なモデルです。 トレックライズの1人用であるトレックライズ0というモデルは、重量が1250gしかなく携帯性にも優れており設営が簡単なことから『究極のパーソナルテント』と呼ばれています。 かたや、ドマドームライトは、3本のポールを用いて土間という前室を作り出し2ルームにしているため快適性はとても高いのですが、重量は1人用でも1790gあり、とても軽量とは言えず携帯性は犠牲となっていると言えます。 両モデルに共通する特徴としては、長方形テントの長辺に出入口が付けられているため使い勝手は良いという評価を得ています。何れにしても、トレックライズとドマドームライトは、それぞれを高く評価したユーザーに愛されて今でもベストセラーとなっているのです。

トレックライズとドマドームのいいとこ取り

オニドームは、2本のポールをうまく使いドマドームの特徴である前室である『土間』を作り出し、2本のポールしか使わないためトレックライズ同様の携帯性を実現したのです。 しかも、フライシートを被せればペグダウンしなくても前室ができてしまうので驚きというよりも画期的な構造になっていたのです。 さらに、1人用であれば、オニドーム1の重量はドマドームライトより軽くトレックライズ1よりも少しだけ重い、中間の携帯性を実現してしているのです。そして、オニドームはトレックライズ0と比べると重量と携帯サイズは実際にはほぼ同じだというのです。 つまり、オニドームは、まさにトレックライズの携帯性を生かしながら、ドマドームのユーティリティを実現した、言わば双方のいいとこ取りの製品として誕生したのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/doma-lt.html

ドマドームとオニドームの違いとは?


ドマドームは、高い居住性を実現するために3本のポールを使って設営します。また、快適性を高めるために広い土間ができる構造を実現しました。 でも、居住性と快適性を高めるために、携帯性と軽量性は犠牲になり、それは欠点となりました。 そこで、オニドームは、ドマドームのレビューなどで高評価を受けた土間を作りながらも、ドマドームの欠点であった携帯性と軽量性を失うことなく設計されたのです。 つまり、オニドームは、ドマドームよりも軽量で携帯性に優れており、ドマドームに迫る居住性と快適性も実現したテントだと言えるのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/doma-lt.html
出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/doma-lt.html
出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/doma-lt.html

登山における快適なオニドームの過ごし方

オニドームの特徴はなんと言っても、前室がある点です。 ですので、わざわざ外に出なくても、前室を利用して煮炊きしたりすることができるのです。 そんなオニドームの前室を使って料理をして食べたりできるので、出入り口からきれいな風景が見えれば最高です。 また、オニドームは、上から形状を見てみるとツノではない奥の方がより長辺になっています。 さらに、この長辺は一般的なテントよりも傾斜が直角に近く45度以上の角度があるので、奥の方に寝ても圧迫感を感じにくいのです。 でも、気を付かないといけないことが1点あります。 それは、奥の壁が垂直に近いということは、強い風をもろに受けるとテントがあおられるので、注意が必要な点です。 ですので、設営の際はこの長辺に強風が直接あたらないように十分に配慮して設営する必要があるのです。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

オニドーム1とオニドーム2はどちらがいいの?

オニドームには、1人用のオニドーム1と2人用のオニドーム2があります。 ただ、オニドーム2は、オニドーム1よりも間口で+17cm、奥行で+35cm、高さで+1cmだけ大きく作られています。 ですので、2人用と言っても大柄な人が2人では少し窮屈に感じることになるでしょう。 重さをみてみると、オニドーム2はオニドーム1よりも200g重いだけです。 また、重さ大きさは違いますが、設営のしやすさの差はほとんどありません。 ですので、少しでも余裕がほしい人や大柄な人は、オニドーム2をチョイスすることをお勧めします。

出典: http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/oni.html

まとめ

これまで、山岳テントと言えば、成熟分野であり、これ以上の進化はほとんどないと思われてきました。 でも、オニドームは、ライペンが今まで生み出してきた名テントのレビューや評価を原料にして、軽量で設営が簡単な土間付きテントとして新たに創り出した画期的なテントとなったのです。