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パキラの植え替え方法!時期や根詰まりなど失敗する原因と対策を解説!

パキラは丈夫な観葉植物ですが、育て方を間違えると枯れてしまいます。パキラは成長が早く、鉢の中で根詰まりを起こしてしまいますので、植え替えなければなりません。如何に植え替えれば良いか、植え替え方法や、根詰まりを解消させ枯らさない為の植え替え方法をお伝えします。
2020年8月27日
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観葉植物パキラ

パキラは、熱帯アメリカ(メキシコ、ギアナ、コスタリカなど)の原産で、パンヤ科・パキラ属の観葉植物です。種類は20種類ほどあります。主に市販されている物は、グラブラ種とアクアティカ種で、見た目はほとんど変わりませんが、アクアティカ種はカイエンナッツという別名があり、ハワイや台湾などでナッツを取るために栽培されて食べられていましたが、毒があることが判明し今は食べられていません。実が出来るということは、パキラは花も咲くということが言えますが、日本の気候では実を付けることは大変難しいです。パキラは根がそれほど張るという訳ではありませんので、大きくせずに長く育てることが出来、昔から人気の高い観葉植物です。

パキラの花

パキラは花を咲かせるといわれますが、あまり見た人がいないのは、日本ではあまり花が咲く所まで行かないからです。パキラの花を咲かせるための条件は相当難しく、市販されているパキラで花が咲いているところをあまり見ることはできません

★グラブラ種の花

花を咲かせるための条件は、パキラの株そのものが実生種(種から育てた物)であることが重要になります。挿し木などでは花が咲かないとされています。種から育てて開花までには、5年~10年位の期間がかかります。まずは実生種を手に入れて下さい。実生株と挿し木株の違いがどこにあるかどうかは、幹の根元がコブのように膨らんでいれば実生株と判断することが出来ます。

★パキラの種

パキラの花言葉・風水

パキラにはmoneytree(発財樹)という縁起のよい別名を持っていて、風水的にも「金運」「仕事運」「勉強運」を向上させ、また「集中力」を高めるのに効果的だと言われています。その為に、縁起の良い贈り物としても重宝されています。 パキラの花言葉は、「快活」です。パキラが色々な環境で元気よく育つことから、この「快活」という花言葉が付けられたと言われています。また「勝利」という花言葉も持っています。この花言葉は貧しい人がパキラを栽培して販売することにより、財をなしたという話からその花言葉を付けられたようです。

パキラの室内での管理・ベストな置き場所

パキラを室内に置いて管理する場合は、リビングや窓辺などの日光の入る明るい場所に置いて管理して下さい。しかし、エアコンの風が直接当たるような場所に管理するのは避けて下さい。エアコンの風は、葉を傷めて枯れる原因になります。パキラを長く元気に育てるためには、管理する場所もとても大事なポイントです。

パキラの育て方

パキラの管理・水やりの方法

暖かくなってくる春ごろから秋にかけてパキラはよく成長し、冬は成長が止まって休眠します。この育て方のポイントをよく知らないと枯れてしまう場合がありますので、季節の変化に合わせて水やりをして下さい。 パキラは、成長期と休眠期を比較すると水を吸う力が変わります。パキラの成長期は暖かくなってくる4月から10月にかけてと言われていますが、その間の水やり方法は鉢の土が乾いたら水を与え、真夏はほぼ毎日水を与えます。 冬、休眠期は根が水を吸いあげる力が弱まるので、土が乾いて2日~3日してから水を与える位にして下さい。しかし、室内で育てている場合には、暖かい季節でも湿度が高い場合は水が蒸発しないことがありますので、土が乾いていることを必ず確認してから水を与えて下さい。そして受け皿にたまった水は、忘れずに必ず捨てて下さい。

水を与えすぎると土が常に湿った状態となり、根が呼吸できなくなり先端から腐ります。これが根腐れといわれる現象でパキラを枯れさせる主たる原因となります。根腐れをすると植え替えをしなければなりません。

パキラの管理・葉が変色したら


パキラの葉の色が茶色に変色してきたら、直射日光に当たるなど、部屋の中で置いている位置がパキラの生育に良くないと考えられます。葉の一部だけ変色した場合は、今、置いてある位置から移動させるだけで元気になります。傷んだ葉は切り取って下さい。切り通らずにそのままの状態で放置すると、どんどん歯が変色していき、そのうちに枯れてしまう場合がありますので、パキラの生育にとって快適な位置を見つけるようにしましょう。

パキラの植え替え方法・必要性

パキラを鉢植えで楽しむ場合は植え替えが必要な植物をいわれています。パキラは植え替えが難しいという植物ではありません。パキラは比較的早く成長する観葉植物ですので、購入から2年位経過すると幹も太くなり、根もたくさん張って来て根詰まり状態になってきますので、別の鉢に植え替えることが必要になります。土は市販されている培養土で大丈夫ですが、あまり価格の安くない土の方を植え替えに使った方が良いです。根詰まりすると鉢の中が根で一杯になってきて生育がストップしてしまいますので、別の少し大き目の鉢に植え替えて下さい。

パキラの植え替え方法・目的

庭などの土の上に植えられているものに比べると、植木鉢に植えられたパキラは根を生やすスペースが限られています。根を生やすスペースがなくなると根詰まりになり、根が呼吸することが難しくなり酸素不足で枯れてしまいます。少し大木目の植木鉢に植え替えることにより根詰まりが解消して、土の栄養もゆたかになり、植え替えの時鉢を大きくすることにより根を伸ばすスペースが確保され、根詰まり状態が解消されますので、パキラの生育が促されることになります。

パキラの植え替え方法・時期

パキラの根が成長してその根で鉢が一杯になってくると植え替えた方が良い時期になりますが、パキラには植え替えるのに都合の良い時期があります。その時期とは5月~7月がもっとも良い時期となります。熱帯アメリカ原産のパキラは、暑さには強いですが、冬の寒さには弱く、冬に気温が下がってくると成長が鈍ってきます。だから、冬に向かう時期に植え替えをすると、ダメージが回復しないまま冬になってしまい、徐々に弱って枯れてしまうことがあるからです。

植え替えは何年に1度とか決めるのではなく、あくまでも植え替えの目安です。植え替えによいタイミングは、水が土にしみ込まなくなり、鉢の底から根がはみ出しているなどが確認できる時ですが、遅くても9月までに植え替えるようにしましょう。

パキラの植え替え方法

枯れさせずにいつまでも長く元気な状態で楽しむためには、植え替えて根詰まりが発生しないようにして下さい。失敗しないための植え替え方法についてお伝えします。

パキラの植え替え方法・道具

今使用している鉢よりも一回り大きな植木鉢に、清潔で水はけの良い土、(土を自分で用意する場合は小粒の赤玉土7:ピートモス2:軽石1)、市販の観葉植物用培養土の使用もおすすめです。そして、清潔なハサミ、ピンセット、鉢底ネット、鉢底石、割り箸、ビニールシートなどが必要です。

パキラの植え替え方法・適期

パキラには植え替えに適した時期がありますので、植え替えの時期を守らないと失敗してしまう原因になります。特に冬の時期には植え替えはしないで下さい。パキラの植え替えに都合のよい時期は5月~9月頃です。植え替えは冬の寒い時期に実施するのではあなく、パキラの成長期である春の5月から9月に期間に植え替えを実施するようにして下さい。

パキラの植え替え方法・失敗しない為のポイント

★植え替える時期(5月~9月)を守って下さい。冬の休眠中は避けて下さい。 ★植え替える鉢を、植え替えるパキラの大きさに適したサイズの清潔な鉢を選んで植え替えて下さい。 ★植え替え用の土は水はけの良い土を使って下さい。(赤玉土(小粒)7割に対して、ピートモス2割と軽石1割とを混ぜたもの、または、観葉植物用培養土など)

もし、植え替えた木がぐらついたりする場合の原因は、植え替えた時の深さと植え替えるための土が問題です。水はけが良いことはもちろん必要ですが、あまり良すぎてもサクサクしていても根がつきにくくなり、正常には育たずに弱って枯れてしまいます。このような場合の対応としては、植え替えたパキラの根が張るまで支柱を立てて支えておくことをおすすめします。

パキラの植え替え方法・鉢の大きさは?

どのような鉢を選択するか、大変に重要なことは、根詰まりをしている鉢よりも一回り大きな清潔な鉢を選ぶことです。一回りというのはあまり大きすぎる鉢に植え替えると、パキラが必要とする水の量よりも鉢の保水する水の量が多くなるので、根腐れの原因になってしまいます。パキラの根が吸い上げる水の量と鉢の保水量のバランスがとれれば、枯れるリスクを減らす事が出来ます。


パキラを植え替え方法

植木鉢やスコップなど植え替えに必要とするものがそろったら、パキラを植え替えます。パキラは、植え替えられた場合、少なからずパキラの根が傷つきダメージを受けます。出来るだけパキラへの負担を減らすために、気温や温度が安定している晴れた日の午前中に作業することをおすすめします。

失敗しないパキラの植え替え方法

・根詰まりのした鉢を、植え替える少し前から水やりを控えて土を乾燥させておきます。 ・後々の清掃を楽のするため植え替え作業をする場所にビニールシートなどを敷きます。 ・植え替え用の新しい鉢に鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を敷きます。 ・植え替え用の植木鉢に土を1/3くらい入れます。 ・根詰まりした鉢からパキラを抜き、根に付いた土を手で丁寧にほぐして落とします。 ・黒くなり腐っている根は、ハサミで切ります。 ・新しい鉢の中央に、根から土を払い落としたパキラの苗を置き、鉢の縁から2㎝~3㎝下くらいまで割りばしなどでつつきながら、根の隙間までなじむように土を入れます。 ・植え替えが終ったら、植え替えた鉢底から流れ出るくらいに、たっぷりと水を与えて下さい。

パキラの植え替え方法・パキラの管理方法

植え替えたばかりのパキラは、しっかり根付いていませんので、植え替えてすぐに元の明るい場所に戻さずに、まずはレースのカーテン越しの日差しから始めましょう。1週間以上たって、植え替えたパキラの根が安定し、幹をゆすってみてもぐらぐらしないようになったら、新しい根が生えて来ていますので、それから1週間ごと徐々に光量を増やすようにして、ゆっくり元の場所に戻すようにして下さい。

パキラの育て方

冬の乗り越え方

冬、気温が下がってきたら、少し部屋の内側(窓の外気が伝わらない場所)へ植木鉢を移動して下さい。冬はパキラが休眠期に入る時期ですので、水やりを控えて、肥料は与えないで下さい。またエアコンでの乾燥が気になる時は、葉水をすると葉に美しい艶が出ます。

パキラをハイドロカルチャーに

まだ小さなパキラの場合は、ハイドロカルチャー(ハイドロボールと呼ばれる人工の土)を使用して比較的簡単に育てる事が可能です。ハイドロカルチャーは土を使わないので、虫がわく事もなく、卓上にも飾ることが出来ます。育て方の基本は、土と同じく土が乾いてから水を与えます。パキラは水が切れる位が丁度良いと言われますので、たまに水をやると言う感じで育てれば、パキラを枯れさせずに育てる事が出来ます。ハイドロカルチャーは観葉植物を簡単に育てるには、非常に簡単な栽培方法です。土の栽培よりも成長速度が穏やかである程度の形を維持しながら育て、楽しむことが出来ます。

ハイドロカルチャーの利点

ハイドロカルチャーに使用するハイドロボールは、清潔で無菌状態ですので害虫がつきにくく、清潔で匂いもほとんどありません。ハイドロカルチャーは、室内で育てるのに向いています。保水性が良いので土で栽培するのに比べて水やり回数が減り管理もしやすいです。またインテリア性が高いことも利点の1つにあげられます。ハイドロボールは約1000℃の高温で焼かれたもので、ほとんど劣化の心配がありませんので、もう一度水で洗って使うことが出来ます。また、ハイドロカルチャーは、透明な容器に入れて作れば水の量が見えるので、根腐れや水枯れをさせないように管理することが容易です。そして、ハイドロカルチャーは、容器を選ばずに育て楽しむことが出来、また、ハイドロボールの代わりに彩りのよいカラーサンドを使うことも出来ます。

ハイドロカルチャーの作り方の方法

★パキラの枝を使って、あらかじめ水挿しなどで、根を出しておきます。その根が出てきた枝を使ってハイドロカルチャーを作ります ★容器の底に根腐れ防止剤を入れます。容器はガラスの器や陶器、マグカップ、空き瓶など何でもお好みのもので大丈夫ですが、初めての人は、水の残量がハッキリと確認できるような容器がおすすめです。 ★ハイドロボールと容器を水でよく洗って、容器の1/3ほどまで入れます。 ★イオン交換樹脂栄養剤を振りかけます。(液体肥料を使う場合は、必要ありません。)

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★容器の中心に植物を入れて、パキラの苗がぐらぐらしないようになるまでハイドロボールを周りに入れます。 ★容器の1/5~1/4まで水を注ぎます。(液体肥料を使う場合は水に溶かしてから与えます。) ★植え替えが終ったら、明るい日陰で管理して下さい。直接日光が当たるとハイドロボールの劣化が早くなり、苔が生えて来て、葉焼けを起こし葉が黄色く変色するので、直射日光の当たる場所は避けて下さい。 ★水位計があると便利です。(鉢が透明で無い場合。)

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ハイドロカルチャー用水位計

確認しづらい水管理の手間を大幅に軽減できます! ハイドロカルチャーは土を使わず、栄養素を添加した水で育てる栽培方法です。 水分吸収の良いロックウールや、水はけの良いハイドロボールやネオコールなどを土の変わりに使います。植物を育てる環境、日照時間などの違いで植物が吸収する水の量も変わってきます。毎日の水位の変化を簡単に確認する事のできるこのアイテムは、水管理の手間を軽減してくれるでしょう。

ハイドロカルチャーの植え替え方法・必要性

ハイドロカルチャーで育てる場合は1年に1回もしくは半年に1回、植え替えが必要です。ハイドロボールの洗浄と根腐れ防止剤を入れるために植え替えます。容器から全て取り出し、根が汚れている場合や、腐っていると思われるところを清潔なハサミで切り落とし準備をして置いて下さい。その間にハイドロボールを水洗いして乾かして置いて下さい。乾燥したハイドロボールに植える時と同じようにして植え替えて下さい。

ハイドロカルチャーがかかる病気

ハイドロカルチャーでパキラを育てて栽培していると、ハイドロボールに白い物がついている場合があり、カビのように見えますが多くは水道水のミネラルが結晶化したものが、肥料の塩分ですので心配はありません。しかし、白くふわふわした物は、カビの可能性がありますので、容器からパキラを取り出して、ハイドロボールを水洗いして乾燥させ,植え替えて風通しの良い場所へ置いて管理して下さい。

ハイドロカルチャー・育てていて枯らせてしまうのは

ハイドロカルチャーで育てている場合、水がなくなるとパキラの根は、ハイドロボールの隙間に溜まった酸素を吸収します。水がまだあるうちにまた水を与えると水を吸収しつずけるしかなく呼吸ができなくなり枯れてしまいます。これが根腐りです。そのため、容器の底に水が無くなっても2日~3日はそのままの状態で、乾燥してから水を与えて下さい。

ハイドロカルチャー・植物の老廃物をためない

植物は根から養分を吸収すると共に根から老廃物を排出します。土に植えている場合は、土の中の微生物がその老廃物を分解します。ハイドロボールには微生物は存在しませんので、老廃物は蓄積され続けます。その為に、微生物の代わりとして根腐れを防止する薬剤を入れて下さい。これは、1年もすると効果が薄れますので、植え替えの時には必ずこの根腐り防止剤も忘れずに入れて下さい。

ハイドロカルチャー・水やりの方法

容器の底にある水が無くなってから2日~3日後に水やりを行って下さい。水やりの方法は、ハイドロボールの約1/5位の高さまで水を入れます。常温の水(15℃くらい)を使用すると、植物への負担が少ないです。水が完全になくならないうちにまた水を与えると根腐れを起こす原因になりますので、水がなくなってもすぐに水やりするのでなく乾燥気味に育てて下さい。

ハイドロカルチャー・肥料の与える方法

ハイドロカルチャーに肥料を与える場合、植えてから2~3週間位経って、根がある程度ちゃんと定着してから与えて下さい。5月~10月の期間は、水耕栽培用の液体肥料を1週間に1度与えるようにして下さい。しかし、濃度は基準量を守るようにしましょう。濃すぎると根を腐らせてしまいます。

まとめ

何故植え替えが必要なのか色々書きましたが、ご理解いただけましたでしょうか。緑色の美しい葉を沢山つけ、幹の形も魅力的なパキラを、失敗しないで、何時までも長く美しいままで楽しむためにも、植え替えは必要です。しっかりとした準備をして大切に植え替えて下さい。