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ツツジとサツキって似てる?気になる見分け方と違いをわかりやすく解説!

ツツジとサツキの木や花はとても似ていて「見分けがつかない」という人も多いのではないでしょうか。しかし、意外と簡単な方法でツツジとサツキの見分けがついてしまうのです。今回はツツジとサツキの花の見分け方、その違いについてわかりやすくご紹介していきます。
更新: 2024年8月30日
佐藤3
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目次

ツツジとサツキについて

ツツジとサツキはどちらも春に咲く花です。どちらも低木で丸く広がるように木が成長していきます。 パッと見た感じではツツジもサツキも同じような木の形、花の様子で全く見分けがつかないという人も多いでしょう。 ○○ツツジと呼ばれているものの中にも実はサツキの種類もあります。

交配種の名前の付け方が曖昧で、なおさら混乱してわかりにくくなっているというのも事実です。 ツツジとサツキの種類の違いは、その特徴を把握することで簡単に見分けがつきます。そのツツジとサツキを誰でも見分けられる方法を詳しく解説していきます。

ツツジとサツキの違い1.葉

ツツジとサツキを見分けるとき「花が咲いていたら見分けられるのだけど」という人もいるでしょう。しかし、花がついていないツツジとサツキでも葉がついている時期ならばその木がツツジの木なのかサツキの木なのか判断できます。

葉の特徴の違い

ツツジとサツキの葉の違いは触ってみればすぐわかります。比べないからわからないことも多いですが、その感触が全く違うのです。 ツツジの葉は柔らかく、サツキの葉は硬いという特徴があります。 それだけでなく、サツキの葉は一般的に光沢がありツルツルとしたさわり心地です。

それに対してツツジの葉の裏には毛が生えておりふわっとしているだけでなく、服に付着することもあります。 しかし、ツツジの中にも稀に毛が生えている葉を持つ種類があるので、やはり硬さなども合わせて感触で判断するのがよいでしょう。

葉の大きさの違い


ツツジやサツキの葉を触らずに見分けるのは、やはりその大きさでしょう。光沢も見た目による判断方法といえますが、遠かったり雨で汚れていたりするとなかなか光沢だけでは判断がにぶったりします。 ツツジの葉は大きい、サツキの葉は小さい。何といってもこれが簡単に見分ける方法でしょう。

ツツジとサツキの違い2.花

ツツジとサツキの違いを見分ける方法は葉だけではありません。その花の開花時期や咲く時の様子、大きさや色などでもサツキなのかツツジなのかという判断の材料になります。

開花時期の違い

ツツジとサツキの花の違いで一番顕著に表れるのが開花時期の違いです。 ツツジの開花時期は春4月から5月初旬くらいまでです。サツキはツツジの花が終わる頃から開花がはじまります。 4月に綺麗に咲いていたらツツジ、5月になって花の盛りを迎えるのがサツキとおぼえておくとよいでしょう。

花の咲き方の違い


もし、ツツジかサツキかわからない木につぼみがついていたら、数日その咲き方に注目してみましょう。 木のつぼみ全てが同時期に一気に咲くのがツツジの特徴です。 サツキはついているつぼみが少しずつ時期をずらして咲き始め1週間ほどで木のすべてのつぼみが開花します。

もし、咲いているツツジかサツキを見かけたとき、まだ半分くらいつぼみが残っているという状態であれば、その木はサツキの木である可能性が非常に高いのです。全ての花が綺麗に咲き誇っていたならツツジである確立が高くなります。

花の大きさの違い

葉の大きさが違うように、ツツジとサツキは花の大きさも違います。ツツジの花は大きくて立派ですが、サツキの花は小さいですがたくさん花を付けます。 ただし、この花の数の違いはツツジの中でも品種改良で多く花をつける種類もあるので一概には言い切れません。 やはり数よりも花の大きさでツツジとサツキを見分ける方をおすすめします。

花色の違い

これも、一般的にどんな花色が多いかになってしまいますが、品種改良が熱心に行われるツツジの方が花色が豊富です。特に、ピンクや赤紫、白、または白と赤が近くに植えられていると混色してしまい1つの花で白地に赤のラインが入ったりしているものもあります。 それに比べてサツキは花色が赤系であることがほとんどです。

ツツジとサツキの違い3.木


ツツジもサツキも低木といわれていますが、実はツツジは剪定しないで大きく育てると5m以上になる木も珍しくありません。 それと比べてサツキはどんなに大きくなっても1m程度です。これはサツキが山の水辺の近くに生える植物であることに起因します。 川の水かさが増した時でも水にさらわれないよう、木を低くして進化してきた植物だからです。

ツツジとサツキ/その他の違い

ツツジ・サツキと俳句

これは見た目とは関係ありませんがツツジとサツキの違いのうんちくとして覚えておくと何かのときに披露でき、みんなに関心されるかも知れません。 ツツジとサツキは俳句の季語として使われる花の名前です。

ツツジの季語は春、サツキの季語は夏です。 俳句を見たとき「躑躅(つつじ)」と書いてあったら春の歌。「皐(さつき)」と書いてあったら夏の歌となります。

まとめ

ツツジとサツキの見た目の違いを中心にして、簡単にふたつの木、花を区別できる見分け方をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。 品種改良されていることにより、ツツジと名前がついているサツキの仲間もあります。

しかし、見分け方として葉を触ってみたり、開花の様子、時期などから「実はこれはサツキの種類なのだ」ということが簡単にわかるでしょう。 ツツジかサツキか悩んだら、ぜひこの記事を参考に見分けてみてはいかがでしょうか。