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タイヤのサイズ見方がわかる!タイヤの基礎知識とおすすめタイヤ!

乗用車だけでなく、どの自動車にも必ず使われるタイヤ、そんなタイヤの基礎知識、サイズの表記やサイズ計算方法、選び方、おすすめの購入方法を紹介します。構造やサイズ表示、サイズ計算を理解してタイヤの知識を深めていきましょう。必見です。
2020年8月27日
tryyua
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目次

タイヤの構造、サイズ記載部分

タイヤはゴムだけでなく様々なものから構成されています。サイズを知る前にタイヤの構造を知っておくとより興味がわくと思います。乗用車はもちろん、どの車にも必ず役に立つ基礎知識です。

タイヤ各部の名称その1:トレッド部

トレッド部とは、走行中に実際にタイヤが地面に接する部分のことをいいます。トレッド部はゴムでできているのですが、このゴムはとても厚い作りでできています。この理由は、タイヤ内部の構造が走行中に壊れないようにするためです。 この、タイヤのトレッド部の表面には模様が刻まれています(ここを見てもサイズはわかりません)。この模様のことをトレッドパターンと呼びます。タイヤにおけるトレッドパターンの役割は、(1)タイヤのグリップを生み出すこと、(2)タイヤに排水性をもたらすこと、(3)タイヤの摩耗を抑制すること、などが挙げられます。

タイヤ各部の名称その2:ショルダー部

タイヤにとっての肩にあたる部分がショルダー部です。タイヤのショルダー部の役割は、カーカス(コード層)を保護すること、そして走行中にタイヤ内部に発生する熱を放散すること、これらになります。ここにもサイズ表示はありません。

タイヤ各部の名称その3:サイドウォール部

タイヤの側面側に当たるある部分をサイドウォール部といいます。サイドウォールは、タイヤにおいて最も屈曲が激しい部分になります。厚いゴム層から成り、カーカス保護の役割を果たします。このサイドウォール部にはタイヤのサイズ、ブランド・メーカー名が刻印で表示されています。タイヤの中で唯一の部分です。刻印の見方は後述します。

タイヤ各部の名称その4:ビード部

タイヤでホイールと結合する部分のことをビード部といいます。タイヤのビード部は、タイヤに空気を入れたときにリムにタイヤを固定します。これがビード部のタイヤにおける役割です。コードの末端はこの部分にあります。


内部構造その1:カーカス

タイヤの骨格形成の役割を果たすのがカーカスと呼ばれる部分です。耐荷重・衝撃・空気圧の機能を持っています。

内部構造その2:ビードワイヤー

スチールワイヤーがゴムで覆われているリングの形状をした補強材がビードワイヤーです。タイヤがリムに固定されるために役割を果たします。

内部構造その3:インナーライヤー

タイヤの気密性を保持するために機能するのがインナーライヤーです。

内部構造その4:ベルト

トレッドとカーカス間でトレッドの剛性向上のために機能するのがベルトになります。 す。

タイヤのサイズ表記

上述した基礎知識の通り、タイヤサイズはサイドウォールに刻印されています。ここではそのタイヤサイズの刻印の見方を説明します。このタイヤサイズの見方を覚えれば、タイヤの選び方、サイズに興味を持たれるはずです!選び方習得に貢献します。

僕のマイカーのタイヤサイズ刻印写真です。

僕が街乗りとサーキット走行やラリーで使っているタイヤのサイズ刻印写真を基に説明します。 サイズ刻印は、 205/50R-15 86V となっています。左から順に説明します。 205はタイヤの幅を示します。単位は㎜です。 50は扁平率の割合を示しています(この場合は50%)。扁平率とはタイヤ幅に対する高さに割合のことです。 Rはラジアル構造のタイヤということを示します、サイズではありません。 15はタイヤ内径(リム経)、つまり取り付けられるホイールの外径を示しています。この場合、15インチのホイールへの組付けが可能という意味です。 86Vはロードインデックスと速度記号になります。


出典: https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/size/index.html

タイヤサイズの刻印で興味深い点は、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、インチとメトリック(メートル法)とパーセンテージ、これら3つが入り混じっていてサイズ表記され、1つの単位に限定されていないということです。慣れてしまえば問題ないのですが、サイズ計算が最初は非常に分かりにくく感じると思います。以下ではそのサイズ計算方法を説明します。

タイヤのサイズをメトリックで計算する

それでは、上記のタイヤサイズの刻印をメトリックで計算してみましょう。同時に扁平率とタイヤ幅も計算します。 再度タイヤサイズ確認です、 205/50R-15 86V タイヤ幅の205は205㎜、つまりこれを㎝にすると  205/10=25cm となります。

50は、扁平率50%という意味です。これを式で表すとこのようになります。 タイヤの高さ/205㎜ x 100=0.5 (0.5=50%) タイヤの高さはタイヤ幅の50%、つまり半分となるので、 205/2=102.5㎜  10.25㎝となります。

15は15インチですので、これに2.54㎝(1インチ)を掛ければメトリックで計算できます。 15 x 2.54 = 38.1cm つまりタイヤのリム径(内径)は計算上では38.1㎝ということです。

欲しいサイズのタイヤのおすすめ購入方法

希望サイズのタイヤを購入するにあたってのおすすめ購入方法を紹介します。必要なサイズのタイヤがわかったら、次にすることはサイズのタイヤを購入することです。いろいろな購入方法が今日ありますので、それらを紹介します。

欲しいタイヤサイズ購入方法1:タイヤ屋で購入

タイヤショップに行って希望サイズを伝えましょう。サイズの他にどのメーカーのタイヤが欲しいか希望があれば、それを伝えると良いです。特になけれはいくつかのメーカーで、同サイズのタイヤを比較してやすいものを買うのでも良いと思います。


ネット通販で購入する

ネット通販で希望サイズのタイヤを購入する方法もあります。自分で検索する必要があるのでタイヤサイズなどを確認する必要がありますが、希望サイズで複数メーカーのタイヤを見られるだけでなく、価格も比較できます。購入したサイズのタイヤを持ち込みOKのタイヤ屋やディーラー、ガレージなどに持っていって組んでもらう、又は自分でタイヤチェンジャーなど専用工具を購入してDIYをするのも可能です。

中古タイヤを中古サイトなどで探す

希望サイズの中古タイヤをサイトなどで探して購入するのも最近では普及している購入方法のひとつです。タイヤは非常に高価なものです。サイズによっても値段が変化します。サイズが大きくなるにつれ、タイヤの価格は高くにあります。そのため、希望のサイズで溝がある程度残っているものであれば、中古でも使用可能です。しかし、古いタイヤだとゴムが劣化している可能性が高いので、その点は要注意です。

まとめ

今回はタイヤサイズや構造などの基礎を説明しました。どの乗用車にもタイヤはついていますが、特に興味がなければサイズなど気にすることはありません。しかし、そのサイズを知る、サイズ刻印を理解できる、これらができればマイカーへ今まで以上に愛着が付くと思います。本当にいろいろなサイズのタイヤがあります、ご自宅や友人などの乗用車に付いているタイヤを見せてもらってサイズを知り、自分のものと比較するのも楽しいかもしれません。

サイズ表示にインチ・メトリック・パーセンテージ、3つも使われる一見複雑なサイズ表記ですが、サイズ計算も楽しみのひとつとしていくと良いでしょう。サイズだけでなく、今後の選び方に役立ち、タイヤの構造にも興味を持っていただければ幸いです。