検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

チューリップの球根の植え方についてご紹介!綺麗に咲かせるコツも!

春の花と言えばチューリップですね!誰でも簡単に育てられる花なのでお子さんと一緒に植えるのも楽しいですよ。 球根を植えて色とりどりなチューリップが花壇に並ぶのが楽しみになります。 そんな人気のチューリップの球根の植え方や育て方をご紹介します。
2020年8月27日
Sora007
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

チューリップとは

チューリップは現在1000種類以上の品種がありそのカラフルな花がとても人気のある花です。

開花時期

チューリップの開花時期は地域の気温差で変わってきます、咲き方に3種類の時期がありますのでご紹介します。 ・早咲きは3月下旬~4月中旬 ・普通咲きは4月中旬~5月 ・遅咲きは4月下旬から5月 このように咲く時期が異なるチューリップを植えて順に咲く花を楽しむという観賞方法もあります。

科目

ユリ科

学名

Tulipa gesneriana (ツゥリッパゲスネリアーナ) チューリップの花が『頭巾』に少し似ている事からペルシャの古語で『tulipan(頭巾)』という意味からきていると言われてます。

花名由来

実はチューリップという名前は聞き間違いで付いたのをご存知でしたか? 頭に巻いてあるターバンに飾りとして挿してあった花を指さし名前を聞かれた時トルコ人がターバンの事と勘違いし『tulipan』と答え、それが『チューリップ』と名づけられたといわれております。

原産地

中央アジア・北アフリカ

チューリップの良い球根の選び方

チューリップの球根はお店で売っているものはどれでも綺麗な花が咲きますが、良い球根を選ぶとさらに綺麗で丈夫な花が咲きます。 では良い球根の見分け方をご紹介します。 ・黒い点が無く綺麗な物を選ぶ(黒い点が病気になっている可能性がある) ・他のチューリップの球根と比べて大きく重たい物を選ぶ。 ・発根部(根が出てくる部分)が傷ついていない物を選ぶ。 これが良い球根の選び方です。

チューリップの育て方.1植え方

チューリップを植えるのに必要な土の種類、肥料などをご紹介します。

1-1チューリップの育て方 植える時期

チューリップを植えるのに適した時期は10月中旬から11月中旬が球根を植えるのに適した時期です。

1-2チューリップの育て方 土の種類

チューリップを植える時の用土は水はけがよくて保水性のある土が適しています。 チューリップは他の花と違うのはアルカリ性の土を好むところです、他の花は弱酸性の土を好むものが多いです。なので、チューリップを植える10日位前に土と苦土石炭を混ぜておきましょう。 チューリップ用の用土を使うかもしくは自身で配合する場合、小粒赤玉土3・腐葉土7です。


1-3チューリップの育て方 肥料

チューリップは元肥と追肥があります。 元肥とは有機質肥料でチューリップの球根を植えつける前の用土にあらかじめ油カスと骨粉を混ぜ植物にゆっくりと栄養を与えていく暖効性肥料とも呼ばれている肥料です。 追肥とは植物の成長に応じて肥料を足していきます。液体肥料と置き肥がありますが、チューリップは主に液体肥料をあげます。

チューリップの育て方.2 植え付け

2-1球根の植え方

チューリップを植えるのに浅過ぎても深過ぎても良くないです。 チューリップの植え方は球根の尖った方が上になるようにしてその頭の部分が土をかけて隠れる程度の浅目で埋めます。 深過ぎると芽が出てこなくなるので注意が必要です。 球根を良く見ると膨らんでいる面と平らな面があります、この平らな面を植える時に揃えると葉の向きが同じ向きになりやすく綺麗に整列したような咲き方になるので植える時は平らな面を揃えるように植えるのがオススメです。 鉢植えの場合も同様の植え方ですが、植える球根の数ですが5号の鉢植えで球根1個分あけた間隔で植えますが、間隔をつめて植えるのも花が咲いたときにぎっしりと花が咲き並びとてもにぎやかになります。 これは鉢植え・庭植え共通なので自分好みの花の魅せ方で植えるのが良いでしょう。

2-2チューリップの球根を消毒する

チューリップを植える前に球根を20~30分ほど消毒液で消毒をしてあげましょう。 消毒する事によって病気になりにくくしたり、腐りにくくする効果が期待できます。チューリップの球根によく使われる消毒液は『オーソサイド』か『ベンレート』になります。 絶対に消毒しないといけないわけではなく、チューリップの健康の保険をかけるという意味で消毒をします。

2-3球根の皮を剥く場合と剥かなくても良い場合

チューリップの球根は見た目は小さなたまねぎに似ています。 球根の裏を見ると根が出てくる発根と呼ばれる部分があります、その部分に栗色の表皮が付いたままだと皮の中で根が伸びてしまい、発育を妨げてしまうので表皮が付いていた場合は発根部分を傷つけないように皮を剥いてあげましょう。 発根部分の皮が破れていて発根部分が見えている場合は剥かなくても大丈夫です。

チューリップの育て方.3 水やり・日当たり場所

チューリップを育てるのに適した置き場所や正しい水やりの方法をご紹介します。

3-1日当たり 庭植えの場合

チューリップは日当たりのいい場所を好みます、直射日光は花が直ぐに終わってしまう事もあるので直射日光が当たる場所は避け日当たりの良い場所を選びましょう。 寒さには強いので特に防寒対策などはしなくても大丈夫です。

3-2日当たり 鉢植えの場合

鉢植えの場合も庭植え同様日当たりの良い場所を選びましょう。 日当たりの良い窓際に置くのが適しています。 庭植え同様直射日光は花がすぐに終わってしまう事があるので、鉢植えの場合花が咲いたら半日陰になる場所で育てるようにしましょう。 そうする事で花の観賞を長く楽しめます。

3-3水やり 庭植えの場合

芽も出ていない時期も庭植えの場合は基本的に雨の水で十分なので水やりの必要はないですが、雨がなく晴れが続くような時は水やりをしてください。

3-4水やり 鉢植えの場合 *大事なポイント

鉢植えの場合は庭植えの場合と異なるので注意が必要です。 鉢植えの場合は雨の当たらない場所もしくは雨が当たりにくい場所に置き水を定期的にあげます。 これが鉢植えと庭植えとの大きな違いです、鉢植えのチューリップは芽が出ていなくても水はあげましょう。 芽が出てないからと水やりを忘れたり怠ったりすると綺麗な花が咲かなくなります、曲がった茎の花や芽の出方が遅くなったりしてしまいます。 鉢植えの水やりの方法は表面が乾燥していたら鉢底から水が出るくらいの水をあげましょう。 水のあげすぎも球根を腐らせてしまう原因になるので注意です。


チューリップの育て方.5 植え替え方法

チューリップは他の植物と違う所があり、根が再生しません植え替えする時に根を切ってしまい栄養や水分を吸えなくなり倒れてそのまま枯れてしまいます。 花が咲いている内はそのままにしてチューリップを掘り上げるのは花が終わった後だけにしましょう。

チューリップがなりやすい病気・つきやすい害虫.1

1-1病気

チューリップがなりやすい病気はかいよう病・モザイク病です。 かいよう病とは土壌中にいる細菌が原因でなる病気です症状は葉の表面が縮れたりはがれ・亀裂が出来たりします。 かいよう病になってしまった場合は株から抜くのが対処法になります。 モザイク病とは初期症状が若い葉の葉脈が薄く見えるようになります、症状が悪化すると色が濃くなりモザイク状になります。 対処法は株から抜くしかありません。

1-2害虫

チューリップに付く害虫はアブラムシやチューリップサビダニがいます。 アブラムシが付いた時の対処法は数が少ない場合専用の粘着棒が販売しているのでそれを使ってアブラムシを取り除きます。 数が多い場合は薬剤を使って駆除しましょう。 予防策として酢を原料とした製品の特定防除資材を散布するのをおすすめします。 チューリップサビダニの駆除方法は株から抜く事です。 この害虫が付いてしまうとチューリップの花びらの色が白く抜け球根にも寄生し吸汁し球根を乾燥させてしまいます。

チューリップの増やし方

チューリップを増やすのは毎年球根を購入するのをおすすめします。 花後の球根を増やし植えて育てる事も可能ですが、一般家庭では球根が大きくならず難しいです。 難しいですが、来年も花を咲かせてみたいと思う方の為にもやり方をご紹介します。

チューリップの球根を掘り上げる

チューリップを増やす方法に球根を再利用するやり方があります、土の中に埋めたままでは球根がダメになってしまうので球根を掘り上げましょう。 球根を掘り上げるタイミングは葉や茎が枯れた後です。

球根を掘り上げた後の放置はダメ

球根を掘り上げた後そのままでは球根によくないので、球根の保存方法をご紹介します。

球根の保存方法

・球根を掘り上げた後にまず天日干しをして葉・茎・土を取り除き球根だけの状態にしてあげます。 ・チューリップの球根1つには小さな球根が付いています、それもバラバラにして乾かして保存をします。 そして球根を来年も植えて育てる場合は売っている球根と同じ位のものでないと花が咲きません。 同じ大きさの球根を分けて保存しておくとわかりやすいです。

保存していたちいさな球根は使える?

小さな球根でも大きく育てる事で花を咲かせる事が可能になります。 方法は球根を植え葉が出るまで育てます、そして葉が枯れて球根をまた掘り上げる、掘り上げて保存しておいた球根をまた植えるの繰り返しで球根が大きく育ちます。 なので小さな球根でも捨てずに大きくなるまで育てる事でまた花を咲かせる事が可能なのです。

チューリップの花言葉.1

チューリップの花言葉はチューリップ全般では『おもいやり』と言う意味がありますが実は色によっても花言葉が違います。 いくつか色別にチューリップの花言葉をご紹介します。

1-1赤いチューリップ


赤い色のチューリップは『愛の告白』 赤は情熱の赤とも言われていますね、そんな真っ赤な色のチューリップにふさわしい花言葉です。

1-2黄色いチューリップ

黄色いチューリップは『名声』『望みの無い恋』 ちょっと悲しい花言葉ですね、送る際には気をつけましょう。

1-3白いチューリップ

白いチューリップは『失われた愛』 これも誰かに送るにはちょっと躊躇ってしまう花言葉ですね。

1-4ピンクのチューリップ

ピンクのチューリップは『愛の芽生え』『誠実な愛』 これは可愛らしいピンク色をしたチューリップに似合う花言葉ですね。

1-5オレンジのチューリップ

オレンジ色のチューリップは『照れ屋』 照れた時に火照ったような頬の色にもみえる色のオレンジ色のチューリップにぴったりな花言葉ですね。

1-6紫のチューリップ

紫のチューリップは『不滅の愛』『永遠の愛』 とても深い意味合いを持つ花言葉です、生涯を共にするパートナーなどに贈るのも素敵ですね。

まとめ

チューリップは誰でも簡単に育てる事が出来て様々な種類があり、色もカラフルでとても庭が賑やかに鮮やかになります。花が終わった後でも球根をきちんと保存してあげれば来年もまた綺麗な花を咲かせる事も可能になります。 お手入れも比較的楽で育てやすい花だとおもいます。 保存した小さな球根を大きくするのに少し時間がかかりますが、その分咲いたときの嬉しさは何倍にもなると思います。 ガーデニング初心者の方も始めやすい花だと思うので育ててみてはどうでしょうか?