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犬小屋をdiyする理由
愛犬を屋外で飼っていると、犬小屋は寒くないか、狭くて落ち着かないんじゃないかなど、色々心配になるものです。 愛犬にぴったりくるような犬小屋を探してみても、いまいちピンとこない。じゃあ自分で手作りしちゃいましょう!
流行りのdiy、いわゆる日曜大工です。 サイズ、外観、性能など、愛犬に合わせて調整したり、細かい部分までこだわることができます。何より愛情をたっぷり与えられますよ。
diyする環境が整っている
インテリア小物や家具などをdiyで手作りする人が増えてきました。その理由として、ネットで簡単に情報共有できるようになったことがあげられます。
設計図の公開、材料の調達方法、作り方の説明、おしゃれな塗装方法、完成写真など、気軽に探すことが可能です。 犬小屋はサイズ的にちょっと大型の題材で、設計図の図面が必要になるなど大変なところもありますが、今は初心者でもdiyで手作りできる環境は整っています。
愛犬のための犬小屋diy
犬小屋は愛犬のために作りましょう。当たり前のことですが、ついつい作り手の視点になりがちなので、愛犬が快適に住める犬小屋はどういうものかを先に考えてくださいね。
誰よりも飼い主が、愛犬の好む環境をよく知っているはずです。市販の犬小屋では、どうしても愛犬に合わない部分がでてきたりします。そこを自作で補うことができますよ。
愛犬にちょうどいい広さ
まず大きさ、中の広さですね。犬が眠る時は丸くなります。この状態よりも、ひと回りちょっと大きい空間が目安になります。犬は本来、穴に住む動物です。
広すぎると落ち着けなかったり、室内が寒くなってしまいます。逆に狭すぎれば犬小屋と外との行き来がスムーズにできなくなりますし、室温が上がりやすくなって夏の暑さがつらくなります。 愛犬の体長や動きのクセなどを今一度よく観察してください。
犬小屋を設置する場所
次に犬小屋をどこに設置するかを検討します。判断の材料になるのは日当たりです。日陰は寒くなり、日向は暑くなりますよね。朝昼晩それに四季をふまえて、ちょうどいい場所を探してあげてください。
愛犬をクサリにつないで飼っているなら、行動範囲も考えないといけません。移動可能な先に木陰があれば、夏の強い日ざしから逃げられる場所になりますよ。
diyによる犬小屋の作り方/ダンボール編
愛犬を屋外でなく室内で飼っている場合など、本格的な犬小屋は必要ないかもしれません。それでもゲージではなく、休める空間を作ってあげたいという時におすすめなのがダンボール製の犬小屋です。
主な材料はダンボールなので費用がかかりません。それにカッターでカットして、テープでとめるだけ。軽くて扱いやすい上、先に作った設計図の図面通りに進めるだけだから、作り方も簡単です。
用意するもの
一般的なダンボールは厚さが5mmほどになります。なるべく丈夫な犬小屋にするなら、8mm程度のものを用意してください。これは重いものを運ぶ時などに使われています。
ダンボールをくっつけるために、布テープと粘着テープ、両面テープが必要です。設計図の図面通りにカッターでダンボールをカットしますが、モノサシとマジックペンで目印になる線を引きます。 diy中、手をケガしないように軍手をつけてくださいね。
diyによる犬小屋の作り方/ダンボール編・組立
道具とダンボールの準備ができたら、組立前にダンボールを材料へと加工していきます。 ダンボールを解体し、カットの目印となる線をマジックペンでひいて、線にそってカッターでカットします。
基本的な材料はこれだけです。飾り用の小物があるとおしゃれになっていいですね。室内に置くなら、脱臭用に木炭なども材料として用意しましょう。 あとは、設計図の図面通りに組み立てていけば完成です!
作り方のポイント
ダンボールをくっつける箇所には、ノリシロになる部分を残しておけばキレイにしっかりと接着できます。ノリシロは分割してお互いを交差させると、もっとガッチリくっつけられますよ。 床は愛犬がのる場所。
つぶれないよう頑丈に作らないといけません。床は平べったい箱型にします。その中へ箱の厚みに細長くカットしたダンボールを入れていきます。柱みたいに立たせていくつも折り曲げながら詰めればOKです。
diyによる犬小屋の作り方/キット編
屋外でも使えるしっかりとした犬小屋を手作りしたい。でも設計図として図面を書いたり、主な材料の木材を測ってカットして…など考えるだけでも大変で、diyの自信がない人もいると思います。
それならキットはいかがでしょうか?組み立ててビスでとめるだけ。もちろん作り方は簡単です。愛犬だけに合わせた細かな作り込みはできませんが、しっかりと手作りできますよ。
diyによる犬小屋の作り方/キット紹介
おすすめの犬小屋キットを2つご紹介します。 材料だけが届きますので、図面通りに手作りしましょう。大きなサイズの犬小屋は、その分材料も大きくて重量があるため力仕事になりますが、1人でも簡単に組み立てられます。
最低限必要な道具はドライバーのみ。おしゃれにカスタマイズするなら塗装をほどこすのがいいですね。
おすすめの犬小屋キット.2-1
厚板を使うため、しっかりとした犬小屋に仕上がります。木の温もりが感じられて落ち着きますね。お庭を含めて、どんなテイストの屋外でも合いますよ。 シンプルなタイプだから組立が簡単です。ビスを約20本打って、屋根をはめ込むだけなので、女性1人でも短時間で完成させられます。
おすすめの犬小屋キット.2-2
こちらも木の風合いが素敵な犬小屋です。上記のものと作り方は大きく変わりませんが、ハウスとしてもっと本格的な仕上がりになります。屋外に置くと映えますよ。
住むのはワンちゃんですが、犬を飼っている来客者にうらやましがられるかも。 愛犬にリッチで快適なログハウスをプレゼントしてあげましょう!
diyによる犬小屋の作り方・心得
初めて1から、犬小屋をdiyで手作りしようと思っている人は、高い理想を求めてしまいやすいです。 ちょっとしたものならともかく、犬小屋はそれなりに本格的なdiyとなります。
上手くいかなかったり、失敗してしまう部分も出てくることがあって当然です。そんな時は手作りならではの個性と割り切って、あまり深く考えないようにしましょう。楽しみながら手作りするのがdiyです。
リメイクする
最初から思い描く全ての機能性を付けたり、おしゃれなイメージで完成させるのは、diyに慣れるまで難しいことです。 後から、だんねつ材や扉などの材料を取り付けて防寒対策できますし、塗装をしておしゃれにすることもできます。
いっそのこと作り直して、より完成度の高い犬小屋をdiyするのもおすすめです。diyの経験値が増えて技術力が向上しますよ。
diyによる犬小屋の作り方・道具
diyで犬小屋を作るにあたって、まず道具をそろえましょう。 設計図の図面を書く紙と鉛筆、材料の寸法を測るモノサシ、サイズ調整で材料をカットするための手ノコ(ノコギリ)が必要になります。
木材を全部自分でカットするなら“電気丸のこ”がなければツラくなると思います。用途に合わせて道具を準備してください。
インパクトドライバーを用意する
材料はビスを打ち込んでくっつけますが、ドライバーを使って手動でビスを打つのは大変です。数が多いほど苦労することになります。 そこで、電動のドライバーを検討しましょう。
ドリルドライバーは穴あけとビス打ちの機能があります。そこに打撃の力が加わったものがインパクトドライバーです。かたかったり厚みのある素材にも使えるのでおすすめ。ビス打ちが驚くほど楽になりますよ。
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diyによる犬小屋の作り方・設計図
実際に作り始める前には、どういった犬小屋にするのかよく考えないといけません。
イメージができたら設計図に書き起こしていきます。図面がない状態で考えながら作ると、まとまりのない犬小屋になってしまったり、スキマだらけ、すぐ壊れてしまうなど、大きな失敗につながってしまいます。
愛犬は気にせず喜んでくれるかもしれませんが… 設計図の図面へ、なるべく細かく寸法なども書き込んでください。
diyによる犬小屋の作り方・材料
犬小屋の主な材料は、ドウブチと呼ばれる木材とコンクリートパネル、それに留め具となるビスです。作る犬小屋によって必要な材料は異なってきます。
適した木材などをよく調べて購入してくださいね。 愛犬が入る空間の内側にあたる素材は、アレルギーを少しでも避けるため、JAS規格のものを使った方がいいですよ。
木材はカットしてもらう
ホームセンターによっては木材を希望のサイズにカットしてくれます。カット無料のお店がありますので、近くにないか調べてみてください。有料だったり、カット用機材が使えるスペースを提供しているお店もあります。
木材を測ってカットしていく作業は大変なので、diyに慣れていない人は有料でもぜひカットをお願いしましょう。設計図を持っていき図面を見せれば、カットの要望が伝わりやすくなります。
diyによる犬小屋の作り方・制作
材料も用意できたら、設計図の図面通りに犬小屋を作っていきます。大がかりな作業になりますので、屋外でおこないます。 道具、材料、図面は、全て見えるところに整理してまとめておいてください。
こうすることで、気持ちよくスムーズに作業できますし、必要なものがない!といった事態を防ぐことができます。ごちゃごちゃだと余計に大変な作業になって、やる気がなくなっちゃいますからね。
diyによる犬小屋の作り方・おしゃれ塗装
愛犬は気にしないことですが、頑張って作った犬小屋の見た目をおしゃれにしたいですよね。それには塗装です。屋外のイメージに合う塗装をほどこせばなじむので、お庭などのイメージを崩さずに済みます。
ニスでナチュラルテイスト、ペンキでカラフルに、アンティークワックスで深みのある重厚感を演出するなど、塗装で見た目を自在に変えることができますよ。塗装で簡単な模様替えも可能です。
材料を保護する塗装
塗装は犬小屋をおしゃれにするだけではありません。木材などを保護する役目もあるんです。 犬小屋を屋外に置いておけば、直射日光、雨、風、寒暖差などで材料が痛んできます。
これを塗装で防御するというわけです。二度ぬりして防御力を高めてください。ビスの部分は十分に塗料を染み込ませて、金属のサビや周りがクサることを防ぎます。塗りづらい場所から塗っていくようにしてくださいね。
シンプルな手作り犬小屋3選
シンプルにハウスとして必要な機能性を持つ、手作りの犬小屋をご紹介します。diyに慣れていない人はぜひ参考にしてみてください。完成イメージがつかみやすくなりますよ。
どれも手作りの温もりがありながら、おしゃれに仕上がっています。
シンプルだかこそ塗装がおしゃれのポイントになります。愛犬もマイホームを持てて嬉しいことでしょう。屋外で飼うのも安心できますね。
シンプルな手作り犬小屋.3-1
壁の一面を“すだれ”にするというdiyならではのアイデアです。屋外でこそ活きてきますね。すだれを取り付けるのは簡単です。専用の金具をビスでとめて、そこに引っかけるだけ。
夏は犬小屋に熱がこもりがちになって愛犬がバテてしまいますが、通気性バッチリなので真夏も快適にすごせます。 床は地面から離した方が良く、ブロックにのせることで簡単に達成しています。
シンプルな手作り犬小屋.3-2
基本的な犬小屋です。手書きの窓がほっこりします。室内に置くなら十分ですね。このぐらいのサイズなら軽くて、いつでも移動させられます。愛犬が眠るのにちょうどいいスペースでもあります。よりリラックスできるんじゃないでしょうか。
シンプルな手作り犬小屋.3-3
室内にぴったりの犬小屋。ぱっと見だと家具に見間違えてしまいそうなくらいなじんでいます。ムダなものが一切なくて、愛犬にしてみたら十分なんだと思います。ワンちゃんが落ち着くサイズ感で、愛犬のことを考えて作られたのが分かります。
凝った手作り犬小屋3選
次に、作り方が難しいこだわりの犬小屋をご紹介します。大型犬にもぴったり!屋外に置いてもポツンと寂しくならない立派な犬小屋になります。複雑な犬小屋を作れるなら、おしゃれ加工も簡単です。
リメイクを考えていたり、作り直したいと思っている人はアイデアを参考にできますよ。愛犬をより快適な犬小屋に住まわせてあげましょう。
凝った手作り犬小屋.3-1
ペンション風のログハウスで、1泊するのに結構な料金がかかりそうなたたずまい。扉や小物にもこだわっていておしゃれですね!窓から愛犬の様子が分かるのもポイント。いつでも遊びに行きたくなっちゃいます。
凝った手作り犬小屋.3-2
こちらもちゃんとした愛犬のお家です。屋根を斜めにして雨をためないで流れるようにしています。通気用の窓つきで、熱や臭いを外へ逃すことができますね。設置場所も考えられていて、外で日向ぼっこもできる場所を確保しています。
凝った手作り犬小屋.3-3
第一印象はかわいい!犬小屋の形と塗装にこだわりが感じられますね。お部屋の雰囲気に合わせることで、ひとつのインテリアになります。そこに愛犬が暮らしているわけですから、素敵な空間になることでしょう。
diyによる犬小屋の作り方/まとめ
犬小屋の作り方などを簡単にご紹介してきました。 飼い主だからこそ分かる、愛犬が望むハウス。ぴったりな犬小屋をdiyで手作りしてあげてください。愛情を込めれば、愛犬はきっと分かってくれるはず。
きちんと作ることで、雨や風、寒さ暑さをしのげる空間になります。屋外でもツライ思いをさせずに済みますよ。室内で飼っている場合は、ダンボールで作ることもできます。ぜひdiyにチャレンジしてみてくださいね!