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ハイビスカスの色別花言葉!エジプトの女神が由来?気になる知識もご紹介!

ハイビスカスには赤・ピンク・オレンジ・白・青ととてもカラフルな配色があります。花言葉もそのカラーにあわせていろんな意味の言葉が添えられています。そんなカラフルなハイビスカスの花言葉の由来や意味を花の特徴や開花時期も含めてご紹介します
2020年8月27日
MMRICH
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ハイビスカスの花言葉・特徴

ハイビスカスはハワイ州の花で、南国を象徴する代表的な熱帯の花です。アオイ科フヨウ属の属する植物で、別名を「ブッソウゲ」といい、現在確認されているだけで3000以上の品種が流通するポピュラーな花。その花のカラーも赤やピンク・オレンジ・白をはじめ青や黄色・グラデーションまで非常に豊富なことでも知られています。園芸用の植物としても需要が高く、流通する園芸種には大きく分けて3つの種類があります。

オールドタイプ

原種に近い自然花タイプのハイビスカス。従来系やヨーロッパ系とも呼ばれる品種で、花の大きさは10㎝程に達し、沖縄に咲く別名ブッソウゲやアカバナと呼ばれるものにこのタイプも含まれています。

コーラルタイプ

フリンジブッソウゲの配合種で、暑さに非常に強く改良された品種。特徴は、花びらの縁に切れ込みが入ることで、小さな花がたくさん咲き、基本的に赤が主流。「アーチェリー」や「ピンクバタフライ」といった品種が人気で、沖縄で見かけるハイビスカスにこのコーラルタイプも多く存在します。品種改良によって非常に強く丈夫に出来ているため、園芸趣味にも好んで栽培される品種です

ハワイアンタイプ

ハワイアンタイプは、おおくの品種改良が行われたハワイで生まれた品種を総称しています。数多くのハイビスカスの品種はこのハワイアンタイプ。特徴は何といってもその花の大きさと豪華さです。ハワイの青い空に映える大きな花びらのハイビスカスは、観賞用として最適。最近ではフロリダ州などアメリカ本土で、盛んに交配が行われ、「マドンナ」「エンゼルイエロー」といった新種が誕生しています。

ハイビスカスの花言葉・由来

ハイビスカスの名前の由来

ハイビスカスの名前は、エジプトの女神「Hibis」ヒビスという女神の名前から由来していると、長く信じられていましたが、実はこれは誤り。エジプトにヒビスという名前の神が存在しないことと、ハイビスカスは元々エジプトには存在しない花だったことが理由。ではどうしてこんな由来というが独り歩きをしたのかというと、実は中村浩氏著書による「植物名の由来」という本の中に、誤解を招くような意味の記載があることが原因とみられています

著書「植物名の由来」


著書の中にはこうあります 「ふつうハイビスカスと呼ばれている花は中国原産でハワイや沖縄によくみられるが、学名をヒビスクス・ローザ・シネンシス(Hibiscus rosa-sinensis)という。リンネの命名による。ヒビスクスという属名は~エジプトの神イビスのような~という意味で、このエジプトの神はおそらく美しい女神であろう。rosa-sinensisは中国のバラと言う意味。」

名前の由来の誤解

この記載の部分の「エジプトの神のイビスのような」の下りは全くの誤解で、ibis・イビスはギリシャ語でトキを意味する言葉で、神の名前ではありません。イビスが女神のようなとらえ方をしたことからこの名前の由来の誤解が生まれたようです。 正解は、ハイビスカスは古代のギリシャ語で「ibiscos」とよばれ、紀元後1世紀に活躍した植物学者ペダ二ウス・ディオスコリデスという人が命名したものです。この名前はもともと、タチアオイという植物につけられた名称で、これがラテン語に翻訳されて「hibiscos」となります。 18世紀に入り、ヨーロッパに世界の珍しい植物が持ち込まれるようになりました。その当時中国もしくはインド原産の八重咲のハイビスカスに酷似する植物がヨーロッパに伝わります。この花に植物学者のリンネが名付けたのが、「Hibiscus rosa-sinensis」でした。

つまりハイビスカスは、「ibiscos」(古代ギリシャ語)が「hibiskos」(ラテン語)に翻訳されて、現在の「Hibiscus」ハイビスカスとなったという説が正しい由来の様です。

ハイビスカスの花言葉・開花時期

ハイビスカスの開花時期は5月~10月。最盛期は9月~10月です。花が咲き始めてシーズンが終わるまで、長い間開花を楽しめるのがハイビスカスの特徴ですが、つぼみが多くつきますので、次から次へと花を咲かせて、一つの花が長持ちするように錯覚してしまいますが、1つの花の寿命は1日のみです。 常夏の季節の花ハイビスカスですが、30度を超える高温多湿には弱く、酷暑の続くような異常気象下では花が咲かなくなることもあります。

ハイビスカス誕生花

ハイビスカスを誕生花にもつ誕生日は ・7月11日 ・8月10日 ・8月31日 ・9月22日(ピンク色限定) ・11月10日(赤色限定) ハイビスカスは沖縄のような温暖な気候のみで栽培されるイメージがありますが、日の良くあたる場所で管理をすれば、室内でもよく育つ植物です。鉢植えでも、花束でプレゼントにしても非常に喜ばれ、贈り物として最適な花です。

ハイビスカスの花言葉・青色

ハイビスカスの中でも青色は非常に珍しい配色。ハイビスカスの「青色」には実は花言葉がありません。しかし以前ハイビスカス属に属していた、青色の花びらを持つ「ブルーハイビスカス」という現在はアリオギネ属に分類されるハイビスカスに非常に酷似した花があります。

学名を以前は、Hibiscus huegeliiと言いましたが、現在では学名もAlyogyne huegeliiに変更されています。 花の形状が、ハイビスカスをそのまま小さくしたような薄い青やライラックの様な花の色から清らかな意味をもつ花言葉「清潔」が生まれたようです。春から初夏にかけて美しく咲く花で、艶のある5弁の薄青の花が華やかに見えることから「華やかな」という花言葉も派生。オーストラリアや西オーストラリアが原産であることから、ハイビスカスと実際に配合された品種も存在します。


ハイビスカスの花言葉・オレンジ色

「繊細な美」

オレンジや黄色は太陽の色。ビタミンを象徴するエネルギーのカラーです。「繊細な美」に秘められた花言葉の意味には、オレンジ色の明るい花もたった一日の命であるという繊細さを持っているというような解釈から由来した花言葉だと想像させます。

オレンジのハイビスカスの代表品種に、大きくて豪華な花を咲かせる「オアフビューティ」やオレンジと赤のグラデーションがおしゃれな「ブリーディングハート」、黄色のドットが鮮やかな「ロサリン」、フリルがキュートな「オレンジフラミンゴ」などがあります。

ハイビスカスの花言葉・ピンク色

「華やか」

ピンクのハイビスカスには「華やか」という花言葉がつけられています。この華やかはまさにその美しい花びらを意味することである事は否定できませんが、ピンク色が象徴するやわらかで抱擁感のある雰囲気を持つカラーとして、とくに女性を表現する華やかという言葉が用いられたのでしょう。

クリスタルピンク

ピンクのハイビスカスの代表品種として、フリルが非常に豪華な「ブロワダービー」ピンクの花びらの中心が濃く艶やかな「クリスタルピンク」、ピンクの八重咲の花びらをつける「ドクタープリタ」丸くピンクの花が咲くかわいらしい「ピンクマドンナ「などがあります。

ハイビスカスの花言葉・赤色

「常に新しい美」「勇敢」


ハイビスカスの赤色はまさに花を代表するカラー。赤色が象徴とする炎のような情熱や熱くほとばしる精神を想像させる意味の「勇敢」という花言葉を生み出したと想像されています。 また「常に新しい美」は、豪華に咲く大きな真っ赤な花のハイビスカスも1日という限られた時間しか生きることが出来ない為、毎日新しく美しい花をさかせ、人々の目を楽しませます。こういった花の性質がそれぞれの花言葉を生み出したと言われています。

原種系の「コキオ」、花びらの一つ一つが旗のように見えることからつけられた「ハワイアンフラッグ」赤のハイビスカスの代表「レッドバタフライ」などが赤いハイビスカスでは人気があります

ハイビスカスの花言葉・白色

「艶美」

白のハイビスカスにつけられた花言葉が象徴するのは女性の艶やかさ。白のハイビスカスが風に揺れるようすや、特に繊細に見える白の花びらのキメ細さが、この花言葉を産んだのでしょう。

ハイビスカスの白色の代表的な品種に、「ミス・ウエノ」や透き通るようなパールホワイトの白花が非常に美しい「ザ・パール」純白の花びらが印象的な「ホワイトエレガンス」、原種で希少な「ワイメアエ」などがあります

まとめ

ハイビスカスといえば、ピンクやオレンジ・赤といったカラフルで明るいカラーで作られたレイを思い浮かべる人も多いことでしょう。どのカラーをとってもハイビスカスの大きく開いた大胆で豪華な花の姿から、エネルギーやパワーを感じますね。ハイビスカスの花言葉はどれもとってもポジティブ。ハイビスカスの花を贈るものにして、あなたも太陽の花の幸せを人々にプレゼントしてみませんか?きっと喜ばれること間違いなしですよ。