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ニチニチソウ(日日草)の育て方!種まきの時期や枯れさせないお手入れのコツを解説!

ニチニチソウの育て方を知っていますか?ニチニチソウは、ガーデニング初心者におすすめの育てやすい植物です。その名の通り毎日花を咲かせるため、毎日花を楽しむことができます。そんなニチニチソウの育て方から冬越しまで紹介していきます。
更新: 2021年11月28日
naru
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ニチニチソウってどんな花?

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ニチニチソウは、キョウチクトウ科の一年草です。初心者向きの春夏植物で、5月から10月の間毎日花を咲かせてくれます。マダガスカルなど、暖かい地域原産の植物なので夏の暑さに耐えることができるのが特徴です。

花は、3日ほどでしぼんでしまいます。ですが、しぼんでしまうのが気にならないほどたくさん咲かせてくれるので、花壇やプランターを鮮やかに彩ってくれます。花の大きさは、3cmほどで白、ピンク、赤などの花色があります。

ニチニチソウは、とにかく日当りがいい場所で管理して水やりと肥料を忘れなければ、簡単に育てることができます。さらに、摘心をすることによって株を大きくすることができます。 ニチニチソウは、品種もたくさんります。自分の好きな品種を探して育ててみるのも楽しいですね。

ニチニチソウの花言葉

ニチニチソウの全体的な花言葉は、「楽しい思い出」です。ニチニチソウは、色鮮やかな花をたくさん咲かせてくれます。その姿がとても楽しそうで、夏を満喫した子供のころを連想させるところから「楽しい思い出」の由来です。 他にも、「友情」「若い友情」「生涯の友情」「優しい」「ゆるぎない献身」があります。

ニチニチソウの種まきと苗植え

種まきをして育てる方法

ニチニチソウは、種まきからでも育てることができます。種まきをする時期は、4月~6月の暖かい時期です。種まきをするときは、種まき用のポットや底が浅い鉢に植えていきます。種と種の間隔を適当に開けて、1cmほどの深さのところに種を植えていきます。

種を植え付けたら、上から軽く土をかぶせていきます。そのあとは、土が乾燥してしまわないように水やりをしてあげましょう。種まきをして育てても、すぐに育ってくれますよ。十分育ったら、花壇やプランターに植え替えてあげてください。

苗から育てる方法

ニチニチソウは、苗からでも育てることができます。苗は、花屋さんやホームセンターなどで手に入れることができます。苗を植える場所は、日当りが良ければ鉢植えでも地植えでも問題ありません。苗は、できるだけ高価なものを購入することをおすすめします。安いものより、しっかり咲いてくれます。


根に傷がついてしまうと株が育たなくなってしまうので、ポットから出した苗は根に部分を崩さずに植え付けてください。地植えの場合は、苗同士の間隔を20cm開けるようにしてください。

鉢植えの場合、鉢の底に鉢底石を敷いて上から土を半分ほど入れていきます。ポットから取り出した苗を置いて、土を入れていきます。しっかり植え付けることができる量の土を入れて、水やりをして完了です。

ニチニチソウを元気に育てる水やり方法

ニチニチソウの水やり方法について説明します。ニチニチソウの水やりは、基本的に土が乾いてから行います。ニチニチソウは乾燥に強い性質を持っています。

その逆に、土が乾燥することなくずっと湿っている状態が続くことを好みません。湿気が高い環境で育てていると最悪の場合、根腐りして枯れてしまう原因になります。なので、ニチイ地層の水やりは、土が乾いてから行いましょう。

夏の間は、土がすぐに乾いてしまいます。なので、朝と夕方の二回水やりをしましょう。夏以外の季節は、毎日最低一回の水やりにしておきましょう。冬はもっと少なくてもかまいません。

水やりの最中は、花に水が当たらないように水やりをします。花に水がかかってしまうと花がすぐに枯れてしまいます。葉に水をかけることは害虫予防になるのでおすすめです。

ニチニチソウを元気に育てる土作りと肥料

元気に育てる土の作り方

ニチニチソウの土を肥料について説明します。ニチニチソウを植え付ける土は、赤玉土(小粒)6:腐葉土4の配合で作ることができます。市販の草花用培養土でも植え付けることができます。市販のもののほうが準備が簡単なのでおすすめです。

基本的には、ニチニチソウは土の質を選びません。病気にかからないためにも新しい土を使うことは大切ですが、意外とどんな土質のものでも育つことができます。 鉢植えの場合も、地植えの場合の土も特に違った土を使わなくても問題ありません。

元気に育てる肥料の与え方

肥料は、ニチニチソウを毎日咲かせるために必要なものです。忘れないようにしましょう。土には、緩効性肥料をませておきます。開花時期に週1回液体肥料を与えてあげてください。

開花促進剤の配合された肥料を与えると、たくさん花を咲かせてくれます。肥料には、窒素があまり含まれていないものを使用しましょう。窒素が多く含まれている土は、害虫を発生させる原因になってしまいます。肥料の成分をしっかり確認して購入しましょう。

ニチニチソウの切り戻し方法

ニチニチソウの切り戻しと摘心の方法について説明します。ニチニチソウは、よく育つ植物です。なので、こまめに切り戻しや摘心をしてあげなければいけません。

こまめに切り戻しや摘心を行うことによって、わき芽がのびて花数をたくさん増やすことができます。切り戻しで切った部分を土に差して増やすこともできます。切り戻しをして風通しを良くすることで、害虫の発生を予防することもできるので、しっかり行ってあげましょう。

切り戻しの時期は、開花時期が終わる1か月前の約9月頃に行います。切り戻しに必要なものはハサミです。伸びている茎の適当な部分で葉のすぐ上を目安に切ります。花がついている場合も、気にせずに切ってあげましょう。一つの茎に、葉が数枚残るように切り戻ししていくのがコツです。


摘心することによって、株を大きく育てることができます。芽をハサミで切っていくことで脇芽を出させて育てることで、株を大きく育てることができます。摘心は、梅雨明けに行います。摘心は、先端の芽を摘み取っていきます。特に、苗から育てている場合は摘心をしてあげましょう。

ニチニチソウの花がら摘みの方法

花がら摘みの方法

ニチニチソウの花は、3日ほどの寿命です。数日ですぐに落ちてしまいます。株の上に花びらが落ちて溜まってしまうと、害虫や病気の原因になるので拾いましょう。種を採取する目的がない場合は、枯れてしまった花はすぐに取り除いていきましょう。花が咲き終えたままおいておくと、種に栄養を取られてしまうので注意しましょう。

種の採取方法

ニチニチソウの種の採取方法について説明します。ニチニチソウの種は、花の後半に採取することができます。花が終わった後、小さな豆のようなさやができてきます。

そのさやは、そのまま置いておくと茶色に変化してきます。茶色になってから収穫し、涼しくて暗い場所で来年の春まで保存しておきましょう。 種は、来年の春に植え付けることができます。

ニチニチソウを育てる冬越し方法

ニチニチソウは、原産地では多年草として扱われますが日本では冬越しができずに枯れてしまうため、一年草として扱われています。なので、条件さえそろえば日本でも冬越しをすることができます。冬越しをするにあたって大切なことは「気温」です。冬越しをうまくするために、冬は室内に取り込み室温10度以上で育てましょう。

室内の中でも、日当りのすごくいい場所で気温10度以上という条件をクリアすると冬越しすることが可能です。冬越しをすることができれば、毎年花を咲かせることができます。室内での気温操作ができるのであれば、冬越しをしてみることをおすすめします。

育てていくなかで気を付けたい事と病気や害虫

ニチニチソウに含まれる成分

ニチニチソウに含まれている成分で、食べてしまうと危険な成分があります。ニチニチソウには、細胞分裂阻害作用のあるアルカロイドが含まれています。抗がん剤として使われているこの成分は、口に入れてしまうと危険です。

副作用が強いため、有害植物ということになります。 動物やちいさい子どもが口に入れてしまわないように注意しておきましょう。

立ち枯れ病について


立ち枯れ病についてご紹介します。立ち枯れ病は、カビの一種です。ニチニチソウの植え付けている土の状態が悪かった場合、立ち枯れ病になってしまう可能性があります。たち枯れ病を防ぐためには、植え付けの時に新しい土を使うことです。

寄せ植えをしたい場合なども同様に、新しい土で寄せ植えしてあげましょう。花の様子をよく観察して、立ち枯れ病かなと感じたらすぐに病気の部分を切り取り、新しい土に植え替えてあげましょう。たち枯れ病にかかってしまった部分と土は焼却処分することをおすすめします。

アブラムシについて

ニチニチソウには、アブラムシがつきやすいです。アブラムシがよってくる原因として、窒素を多く含んでいる肥料を使っていたり、株と株の間隔が狭い場合に発生しやすいです。アブラムシをそのまま置いておくと、養分を吸い取ってしまい枯れてしまう場合があります。

アブラムシが発生しにくくするためには、株と株との間隔を適度に開けて、切り戻しをしてあげましょう。風通しを良くすることによって、発生しにくくなります。発生してしまった場合は、ピンセットで駆除していくかテープなどで一気に取り除きましょう。

農薬を使って駆除することもできますが、発生初期の場合は農薬を使わずに駆除末うことができます。できる限り、初期で見つけて農薬を使わずに駆除して元気に育てていきましょう。

ニチニチソウを寄せ植えで楽しもう

これまで、ニチニチソウの育て方についてご紹介してきました。ニチニチソウは、6月~10月の長い時期咲き続けることができます。ニチニチソウを寄せ植えするためには、管理方法が同じような夏の花を選ぶようにしましょう。

ニチニチソウと寄せ植えするのにおすすめの花は、「ペンタス」という花です。暑さに強く、乾燥にも強いのが特徴なのでニチニチソウとの寄せ植えに最適だといえます。開花時期も、5月~11月なのでニチニチソウとほぼ同じです。

他にも、「ペチュニア」という花もニチニチソウとの寄せ植えにおすすめです。ペチュニアは、たくさんの品種があり、ニチニチソウとすこし花の形が似ているので、寄せ植えにすることで花の形の違いを楽しむことができます。開花時期は、3月~11月なのでニチニチソウと寄せ植えしても花を両方楽しむことができます。

ニチニチソウは、手間もかからずにたくさんの花を次々と咲かせてくれる夏の花です。初めて花を育てる方にもおすすめです。ガーデニング上級者の方は、紹介した寄せ植えに挑戦してみても楽しめるのではないでしょうか? 花色の違いや咲き方にもたくさん種類があるので、自分好みのニチニチソウを見つけたら、育ててみてはいかがでしょうか?