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今注目のみかんの皮!その効果と活用法であなたも美生活習慣!

冬には欠かせないみかん。でも食べた後、その皮捨てていませんか?待って!みかんの皮は優れものなんです。みかんの皮で作れるお菓子やそれに含まれる成分が美容、掃除に大活躍!ここではそのお菓子のレシピや活用法、そしてその効果などについて詳しくご紹介します。
更新: 2021年1月26日
sarabande
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みかんの皮は漢方の生薬

陳皮と言われる優れもの

中国では古くから「みかんを食べる」以外にそのみかんの皮を捨てないで漢方として利用していました。成熟したみかんの皮を乾燥させて粉にしたものが「陳皮」と言われる物で日本でも温州ミカンの皮で簡単に作る事ができるんです。

この陳皮は体を温めてくれたり痰をきれやすくしたり、色んな効能があります。また家庭でもすぐに作る事が出きてあらゆる利用法があるんですよ。一体みかんの皮にどんな成分が含まれているのでしょう。

みかんの皮の成分は?

ビタミンやその他多くの成分

みかんの皮には多くの成分が含まれており、よく知られているのはビタミンCやクエン酸でしょう。しかしそれだけではありません。中には聞いた事がないような物ですがそれらの効能は抜群!

「ペクチン」「ヘスペジリン(ビタミンP)」「βークリプトキサンチン」「リモネン」「クエン酸」「ビタミンE」 など数多くこれらは体にいいものばかり!捨てるにはもったいない物ばかりです。まずはこれらの効能は次に述べていきますね。

みかんの皮の効能・効果

風邪予防や発がん抑制など

みかんの皮を摂取する事で得られる効能は計り知れません。成分別に述べていきます。 ★ヘスペリジン(ビタミンP)は主に毛細血管の強化で血流改善がありまた血圧低下やアレルギーの強化など。

★βークリプトキサンチンは抗酸化物質であり骨粗しょう症の発症を抑えたり闘病病にも効果的、発がん抑制や免疫力を高める効果がある。

★ペクチンは整腸作用があり便秘解消されその結果美肌効果がある。更にコラーゲンを再生する成分でもあるのでより肌に潤いを与える。

白い筋も利用する

「アルベド」という物

みかんを食べる時に実の方についている白い筋はつい取ってしまう?いえいえ、この白い筋は「アルベド」と言われる物で、柑橘類の中果皮とも呼ばれる繊維状の白い筋の部分。

これにも皮と同様にヘスペリジンというビタミンPが多く含まれていて本体の300倍も!そのほか食物繊維も多いので捨てるにはもったいないんです。口当たりが気になる人は皮と一緒に色んな活用法を試してみるといいですね。

みかんの皮を美味しく食べる!

お菓子色々、簡単レシピ。

そんな栄養豊富なみかんの皮はもちろん捨てないで利用しましょう。食べる事で健康になり更にお子様も大好きなお菓子に変身するんですよ。レシピもいたって簡単!オーブンなど使う事なく焼いたりもしません。

なるべくノーワックスのみかんをお勧めしますが手に入らない時は、何度か茹でこぼしをするので大丈夫!しかもワックスとは天然の物なのでそこまで有害ではないのです。ここでみかんの皮を使っての代表的なお菓子のレシピをご紹介します。

みかんの皮レシピ①

マーマレード


やはり代表的な物はマーマレード。もちろんパンに塗っても良いですがお湯で溶かしたらみかん茶で寒い冬には最適ですよ。

○みかんの皮6個分(実は不要) ○レモン汁少々 ○砂糖(皮の重さの6割) ○水

①みかんの皮は細く千切りにする。 ②3回ほどゆでこぼしする。 ③ひたひたの水とレモン汁、砂糖を入れて煮詰めるだけ!

みかんの皮レシピ②

オレンジピール

材料はマーマレードとほぼ同じですが違いは皮の大きさをマーマレードよりも少し大き目に食べる時のお好みの大きさに切る事と、煮る時の水の量を少し減らしましょう。

①煮詰めたみかんの皮をシートに並べて天日に干す。 ②充分に乾燥したらグラニュー糖をまぶしたら素敵なお菓子が出来上がり。

このオレンジピールは単体でも充分に美味しくいただけますが、更に色んなお菓子に利用できます。チョコをかけて固めたり、クッキーやパウンドケーキを作る時に刻んで入れるだけでオレンジの風味の聞いた別のお菓子になりますよ。

みかんの皮レシピ③

みかんゼリー

みかんの皮を捨てずに容器替わりに利用します。見た目もかわいくお子様も大好きなお菓子です。

皮の上から1/3をレシピとして、2/3を容器にします。

○みかん6個分 ○砂糖お好み ○粉ゼラチン(果汁200ccに対して5g) ○50ccのお湯

①みかんを皮ごとよく洗い上1/3を細かくみじん切りに残り2/3は容器にする。 ②中身をだしてつぶしてこして果汁を作る。 ③みじん切りにしたみかんの皮1/3を砂糖で煮る。

④粉ゼラチンをお湯で溶かして置く。 ⑤ボールに②③④を混ぜて冷やし固めたら出来上がり。

みかんの皮できれいに掃除!

みかんの皮、食べるだけではありません。なんとお掃除に使えるんですよ。みかんの皮の中に含まれている色んな成分が掃除するのに大活躍!天然の物なので小さなお子様やアレルギーが心配な人にも安心な洗剤に早変わり。ここではその掃除の活用法をご紹介します。

みかんの皮で掃除1.みかんの皮スプレーの活用法!

みかんの皮を茹でるだけ!

このみかんの皮のスプレーがあれば色んな場所に使えます。まずは作り方です。

みかんの皮を3個分、200ccの水で15分間茹でます。口にする物ではないのでワックスは既述した通り天然の物なので有害ではないし気にせずにそのままお湯洗いした後に茹でます。

もし気になるようでしたら1分ほど茹でた後に1度捨てて再度茹でても構いません。多少は効果が落ちるかもしれませんね。

その後は網などでこしてしばらく冷ました後にスプレー容器にいれて出来上がり!これだけなんでとても簡単に作れますね。

みかんの皮スプレー1-1.フローリング掃除

汚れを落としワックスにもなる

上記のように作ったみかんの皮スプレーでフローリングの掃除ができちゃうんです。前述したみかんの皮に含まれる成分のうち「リモネン」は油を分解する働きがあるので床についた汚れを落としてくれます。

また「ペクチン」という成分にはコーティングする働きがあるためにフローリングのつやをだし、傷つかないように守るという意味でもフローリング掃除にぴったりですね。


みかんの皮スプレー1-2.シンクやキッチンまわりでの活用法

クエン酸が水垢落とし

柑橘類と言えばクエン酸ですね。みかんの皮にも多くのクエン酸が含まれています。このクエン酸はアルカリ性の汚れを落とします。アルカリ性の汚れとは主に手垢、水垢などで水道蛇口やキッチンのシンク回りなどですね。

このみかんの皮スプレーをかけてアクリル毛糸タワシ(普通でも可)でこするとピカピカになります。

また先述したように油もとれるのでコンロまわりなどにも最適!香りも良いのでキッチンが気持ちよく使えますね。

みかんの皮スプレー1-3.リビングでの活用法

クレヨンがきれいに落とせる

このスプレーはリビングでも活用できます。窓ふきにも使えますし食べこぼした汚れのテーブルもきれいにしてくれます。小さなお子様がいたらクレヨンの落書きがいたる所になんて事もありますね。

そんな時にクレヨンの汚れにもこのスプレーが大活躍!直接吹きかけてしばらくしてから、アクリル毛糸タワシでこするときれいに取れますよ!

また油性のようなしつこい汚れは直接みかんの皮の表面をこすりつけると更に効果が見られます。みかんの皮なのでお子様にも安心です。

窓ふきや壁掃除に。

フローリングやシンクと同様に、みかんの皮スプレーを吹きかけて乾いた布で拭き取るだけです!二度拭きもいらないし、フローリング同様コーティングされたようにピカピカになりますよ。年末の大掃除にはもってこい!の一本ですね。

みかんの皮スプレー1-4.お風呂掃除にも

浴槽にスプレーして流す

もちろん、お風呂掃除にも利用できます。浴槽に直接スプレーしてスポンジでこすったあとに流すだけ!キッチンと同様に蛇口や鏡などにもスプレーして磨けばピカピカに!

ここでは皮のスプレーで掃除利用ですが、みかんの皮は入浴剤としても活用できるんですよ。ネットに入れたみかんの皮を入浴剤として利用した後にそのまま浴槽をこすれば掃除ができまさに一石二鳥!これは後に詳しく述べますね。

みかんの皮で掃除2.レンジ内

レンジに置いて温めるだけ!

レンジの中はすぐに油や汁が飛び散り汚くなるし、においも気になりますね。これもみかんの皮で全て解消できます。茹でたりする手間もなく皮をそのまま置いて、600Wで2分温めるだけです。

その後はみかんの皮からでる水滴を利用して直接皮を持ってこすり落とします。最後に雑巾やキッチンペーパーで拭き取ればOK!汚れも取れてにおいも消えてしまいます。

その他のみかんの皮の活用法

基本はそのまま放置。


みかんの皮をザルにあげておくだけ乾燥していきます。これが既述した「陳皮」と呼ばれる物ですね。暑い時期や梅雨時期はカビが生えたりしますので天日やレンジで一気に乾燥させましょう。

しかしみかんは一般的には冬に出回るので湿気などの心配はなく室内に放っておいて大丈夫!この時にもしワックスが気になるようであればお湯洗い、もしくはさっと湯通しした後にザルにあげましょう。

陳皮の長期保存する

上記の陳皮を長く使いたい場合は長期保存する必要があります。そのためにはまず充分すぎるくらいに乾燥させましょう。理想は天日で最低5日間ほど干すこと!

水分がほとんどなくなった状態でふると「カラカラ」と音がするくらいですね。それをきれいな密閉容器に入れて一緒に乾燥剤を入れるとより長く保ちます。

入浴剤として

みかんの皮に含まれ度々出てくる「リモネン」の効果はまだまだあります。酸化防止作用で美肌の効果、血行促進で保湿作用もあるという優れもの!乾いたみかんの皮を「お茶パック」または排水溝用の「水切り袋ネット」に入れて口を結びます。

これで入浴剤の出来上がり!香りでも充分にリラックス効果が味わえた後、このネットごと浴槽をこすれば掃除もできちゃうというわけですね。

脱臭剤としてトイレに。

充分に乾いたみかんの皮をポプリ入れなどにいれてそのままトイレなどに置くと消臭効果とともにほんのりみかんの香りを楽しめますよ。注意する事は充分に乾かしてから入れる事。瓶の中でカビが生えたり腐敗してしまうのを防ぐ為ですね。こまめに替えるように気を付けましょう。

靴箱やブーツの中にも。

同じように消臭剤として靴箱の中も効果的です。トイレと同様にポプリ入れに入れて置くだけ!更にブーツの中も意外とにおいがこもってしまいますね。

そんな時はネットなどに入れたみかんの皮を直接ブーツの中に入れておくのもいいですね。こちらも充分に乾燥させた物を入れましょう。逆に中で蒸れたりするのは本末転倒ですからね。

まとめ

みかんは包丁いらずで手軽に食べる事ができて誰もが大好き。テーブルに置いておくとすぐに無くなってしまう程消費量が多い果物。そんなみかんをできるなら無駄なく食べたいですね。

普通に食べる、お菓子や薬に変身、食べた後も掃除として活用できるのに、今まで皮を捨てていた人はかなり損をしていたのでは?この冬すぐにでも活用して今までの分を取り戻しましょう。