ユッカってどんな観葉植物？
ユッカという観葉植物の特徴についてご紹介します。ユッカは、キジカクシ科イトラン属で幅広く分布している観葉植物です。乾燥にとても強く、他の植物比べて水やりをしなくても元気に育ってくれます。ある程度放置しておいても育つことから、初心者でも簡単に育てることができる観葉植物として親しまれています。ユッカの育て方は難しいものではなく、日当りのいい場所へ置いておくとよく育ってくれます。
ユッカの葉の特徴は、細長くとがった葉です。この葉は、上向きに生えていきます。見た目もシンプルでかっこよく、飾る場所を選びません。ユッカは主に低木ですが、中には１０ｍを超すような大きなものもあります。ユッカを主に、観葉植物として育てることがおすすめですが、寒さに強い品種のユッカは庭木としても育てられています。
ユッカを自宅へ招き入れる前に、お手入れなどに必要な道具を準備しておきましょう。準備しておく道具は、剪定するときに必要なハサミと水やりのためのじょうろです。他にも、鉢植えにするのであれば鉢と土が必要です。植え替えの時に使う鉢や土はその都度準備していきましょう。これから、ユッカの育て方について詳しくご紹介していきます。
観葉植物ユッカの花言葉
ユッカの花言葉には、「勇壮」「偉大」「颯爽(さっそう）」というものがあります。ユッカの花言葉は、葉の生え方やその姿からつけられていて、とがった葉がまっすぐのびる姿から「勇壮」や「偉大」という花言葉が付けられたとされています。「颯爽」は、ユッカに生えてくる花の姿にちなんでつけられています。白く美しい花を咲かせる姿はまさに「颯爽」という言葉がよく似合います。
観葉植物ユッカの水やり方法
ユッカは正しい育て方と手入れ方法で大きく成長してくれる植物です。その育て方で一番大切な水やりの方法について説明します。ユッカの水やりには、時期によって異なった方法で行わなければいけません。その方法について説明します。水やりで与える水の量は、鉢の底から水が出てくるまで与えてください。土が乾燥してから水やりを行うようにしてください。
４～１０月の水やり方法は、暖かい時期なので土の表面が乾いてから水やりをおこなうとちょうどいいです。土の表面がしっかり乾いていることを確認して、水やりを行いましょう。 １１～３月の水やり方法は、寒い時期なのであまり水やりが必要ありません。土の表面が乾いてから約１週間後に水やりを行ってください。置き場所が室内の場合は、葉水を与えて葉のつやを保ってあげましょう。
観葉植物ユッカの肥料の与え方
ユッカに必要な肥料は、主に液体肥料になります。５～１０月の間に１０日に１度のペースで液体肥料を与えてください。液体肥料を与えるのが面倒に感じるのであれば、植え替えの時の土に化成肥料を混ぜておくと液体肥料を与えなくても問題ありません。この場合は、約２か月は肥料を与えなくても問題ありません。肥料を与えることによって、ユッカの成長を促し、大きく育ててくれるので忘れないように注意しましょう。
観葉植物ユッカの植え替え方法
ユッカを鉢植えで育てている場合は、植え替えをしてあげなくてはいけません。植え替えは、４年ごとに行いましょう。植え替え時期は、５～１０月に鉢の底から根が出てきていたら一回り大きな鉢に植え替えておげましょう。植え替え前に、ユッケの水やりをやめて土を乾燥させておきます。一回り大きな鉢に鉢底石と観葉植物培養土を半分まで入れます。ユッカの苗を鉢から取り出したら、根をほぐしていきます。ほぐし終わったら土を入れた鉢に苗を置いて土を上から足していきます。植えたら水やりをしてあげましょう。植え替え後の置き場所は、１週間ほど日陰に置いておきましょう。
観葉植物ユッカの剪定方法
ユッカを育てていく中で、剪定は必ず行わなければいけません。ユッカを剪定せずにそのまま育てていくと、見た目が悪くなっていきます。なので、葉が伸びてきたら剪定をしてあげましょう。剪定する場所は、ユッカの幹からでてきた芽です。生えている部分から約１０ｃｍ上に部分を切りましょう。剪定時期は、５月の終わりごろから８月の初めまでです。剪定をして、きれいな姿のユッカを育ててあげましょう。
季節にあわせた管理場所
ユッカの季節に合わせた置き場所について説明します。ユッカは、基本的に日当りのいい窓際で育てることをおすすめします。５～１０月の温かい時期は、レースカーテン越しで日が当たるような場所で管理してあげましょう。寒くなる１１～４月の間は、レースカーテンなしで日が当たる場所で管理してあげましょう。この管理場所を守ることで、ユッカがよく育ってくれるようになります。
観葉植物ユッカの増やし方
ユッカを挿し木で増やす
ユッカの主な増やし方は挿し木という方法です。挿し木をすることによってユッカを増やしていくことができます。必要なものは新しい鉢、鉢底石、バーミキュライト、発根促進剤です。挿し木をする時期は、５～８月の間です。この間に挿し木を行います。まず、ユッカの枝を８ｃｍに切って、切り口に発根促進剤を塗っておきます。準備した鉢に、鉢底石と土を入れます。土に水を撒いてぬらしておきましょう。土に穴をあけて枝を指します。根が出てくるまでそのまま管理していきましょう。一か月ほどで根が出てくるので、そのあとは新しく準備した鉢に植え替えましょう。
観葉植物ユッカが枯れる原因
比較的育てやすく、植物を育てたことのない人にもおすすめの観用植物です。ですが、そんなユッカも枯れてしまう場合があります。ユッカが枯れてしまう原因に、間違った育て方と害虫があります。葉が茶色く黄色してしまったり、元気がなくなってしまう場合があります。原因と対処法について一つずつ詳しく説明していきます。
間違えた育て方で枯れてしまった場合
まず、夏の管理場所について説明します。夏に直射日光を当て続けてしまうと葉焼けを起こし、枯れてしまいます。日陰に移動させるか、カーテン越しに日光が当たるように徹底しましょう。
他にも、ユッカの管理が悪いと枯れてしまう可能性があります。水やりのあと、しっかり乾燥させないとユッカの株自体が枯れてしまう場合があります。土が乾く前に水やりを行うことは避けましょう。根腐りで葉が枯れてしまっている場合は、手入れをするだけでは治りません。なので、根腐りが原因の場合は植え替えを行ってあげましょう。早く対処すればするほどユッカが元気になります。早めの対処を心がけましょう。
害虫によって枯れてしまった場合
葉がしおれてきたり、元気がなくなってきたときは葉の裏側を確認してみましょう。もしかすれば、小さな虫がついている場合があります。その虫がユッカが枯れてしまった原因です。カイガラムシやハダニのような害虫によって、ユッカが枯れてしまいます。ハダニが発生していた場合は、できるだけ葉が乾燥しないように注意しましょう。ハダニが寄ってこない手入れを心がけてください。葉が乾燥しているとハダニの発生の原因になります。葉水などで予防しておきましょう。ハダニを駆除するためには、割りばしなどで捕獲して駆除していきましょう。
殺虫剤で駆除
カイガラムシの場合は、幼虫であれば殺虫剤で駆除することができます。成虫になると殻がつくので、つまようじやへらなどで取り除いていきましょう。カイガラムシは、暗くて狭い場所が好きなので葉の裏もしっかり確認してあげましょう。害虫が寄ってこないようにしっかり日頃の手入れを行いましょう。
観葉植物のある生活
ユッカは、観葉植物としてとても人気があります。手入れ方法や剪定などをしっかり行うことで長く、元気に育てることができます。さらに、挿し木で増やすことができるのでたくさん挿し木をしてユッカを飾ることもできます。お部屋のなかに緑があると、とてもリラックスできるのでおすすめです。ユッカの別名には「青年の木」というものがあります。これは、青年のようにどんどん成長していく姿からつけられています。どんどん成長してほしいという意味を込めて男性の方へプレゼントすることが多いです。葉が特徴的なユッカを育てて、観葉植物のある生活を楽しんでみてはいかがでしょうか？