バイクパーツセンター 975010
アールケー 428R-XW 150L
KTC PJ-150 ソフトグリップ
デイトナ 91529
チェーングリース A270
ワコーズ A179
1 バイクチェーンの構造
バイクが自転車から受け継いだメカニズムは多くありますが、ドライブチェーンもそのひとつ。エンジンの出力軸にドライブスプロケットを取り付け、両者にチェーンを掛けるだけという簡便さがドライブチェーンの特徴です。 時々メンテナンスで補充するとはいえ最初に塗ったチェーンオイルだけで潤滑し、外気にさらされた状態で使っても数千キロ(目安)の耐久性を誇るチェーンはまさに軽量コンパクトでなければならないバイクの最適のギアだといえます。
スプロケットは前後の歯数を変化させることで二次減速比を変更する事ができます。リアのスプロケを大きくすると加速性が良くなり小さくすると最高速度が伸びるのです。
1-3 シールチェーン費用
アールケー 428R-XW 150L
YAMAHA TW225 02以降適合/リンク数120リンク120cc~400ccまで使用可能。費用もだいたい¥8000前後で購入出来きます。 適合車種によって費用が変わってくるので適合表で確認してかかる費用も計算しましょう。
1-4 シールチェーン導入
バイクのチェーンには、プレートの間にOリングを入れてピンとローラーの間に封入したグリスが流れ出ないようにした高級品などが使われることも多く規格は同じとはいえ一般工業用のチェーンよりも強度・耐久性ははるかに高いです。 現在、ツーリングバイクなどにはシールチェーンが主流になっており、シール無しのチェーンは小排気量のバイクなどに使用されています。チェーンはリンクプレートとローラーリング・Oリングで構成構成されており、Oリングはグリスを封入する為のもので、内部には潤滑用のグリスが封入されています。
2 バイクチェーンが伸びてくると交換時期
バイクチェーンが伸びて遊び(たるみ)が大きくなるとパワーをロスしてしまうし、操作性が悪くなり、乗り心地にも違和感を感じます。また燃費も悪くなりチェーンの騒音が大きくなり、場合によってはチェーンが外れてしまうこともありうるので早め時期のメンテナンスや交換が必要です。
3 バイクチェーン交換時期の確認方法
バイクの後輪に駆動力を伝えるのはチェーンドライブ・シャフトドライブ・ベルトドライブの3方式が方法として採用されていますが、その中でもチェーンドライブのシェアは非常に大きいです。 パワーをかければ当然負荷がかかり、少しずつ伸びていってしまいます。
3-1 定期的なギアの確認方法
チェーンを正常に動かせる為にはオイルが不可欠です。オイルが切れた状態だとチェーンがスムーズに動かずパワーロスが起こりやすく、またオイルにはチェーンを保護する役割もあるのでオイルをささずにチェーンを使い続けると錆びてきてやがてチェーンは固着して動かなくなってしまいます。 最低でもアソビ量とオイルが注されているかくらいは毎回メンテナンスで確認しておきたいですね。 スプロケットも歯が減ってくるので定期的な歯減り具合も確認しておきましょう。
オイルにはチェーンを保護する役割もあるのでこまめにメンテナンスをおこないましょう。
4 バイクチェーン交換はプロに任せる方法もあり
チェーン交換は自己責任にておこなうようにしましょう。また自信の無い時は専門のプロに任せるのもひとつの方法になります。無理せず出来ないようならお任せしておきましょう。
工具なども専門の方は持っているので分からない事や自分で出来ない事はプロにお任せする方法もありますよ。
5 バイクチェーンの交換時期
バイクチェーンの交換時期の目安として ①コマの動きが悪い ②チェーンが伸びすぎている ③左右のアソビがひどい ④錆びつきがひどくなっている ⑤異音がする などが交換時期の目安となっています。
チェーンにこのような固着ができたこのチェーンの寿命です。 グリスアップしても復活しないので交換の時期・目安になります。
6 バイクチェーン交換時の必要工具
バイクチェーンの交換時の道具として ① チェーンカッター ② カシメ用工具 ③ グラインダー ④ プライヤー ⑤ チェーンブラシ などがあります。
7 交換時必要工具 チェーンカッター(ギア)
チェーンカッターはバイクのチェーンを切ったりする道具である。 チェーンは、小さなコマが鎖状に繋がった構造になっている。コマを構成するギアです。 ピン(軸棒)を、チェーンカッターで押し出したり、圧入したりすることで、チェーンを好きな箇所で切断、接続できます。 日本語ではカッターと言う名前がついていますが、刃をもちいて切削加工するわけではなく、チェーンを繋いでいるコマを分解して切り離していきます。 また小型バイクに使用される道具と、中型~大型用でも使用出来る道具で種類もあるのでみていきましょう。
上記の写真が小型バイクに使用されるギア(チェーンカッター)で 下記の写真が中型~大型用でも使用出来るギア(チェーンカッター)です。大きさも違い強度も違います。
7-1 チェーンカッター(ギア)の使い方
チェーンカッターでチェーンを繋ぐ時は、チェーンの形状(幅やピッチ、条数)にあったものを用いて作業します。 チェーンを切断する場合 まずは本体のへこんだ部分にあるレール上にチェーンを置きます。ハンドルを手で回していくと、ハンドルに繋がったネジの先端がチェーンのピンに当たり、横から押し出していきますので、最後までピンを押し出すと、繋がっていたコマが分離しチェーンは切断されていきます。
7-2 チェーンカッター(ギア費用)
バイクパーツセンター 975010
チェーンカッター&カシメツール(モノタロウ)は、バイク用チェーンとして多くの車種に使用されているサイズに対応しています。 また個別消耗品に対して個別設定されていて収納用のブローケースも付いています。費用も1万円をきるのでお徳かもしれません! 参考費用 価格¥9.800(2017/12/13現在)
8 グラインダー(ギア)
グラインダーとは砥石を使って研削を行う道具のことです。 そのうち砥石が円板状のディスクになっているのがディスクグラインダーとなります。 チェーンカッターで切断する際にピンの頭を削って平らにしておくと切断が楽に出来るのです。 またチェーンカッターをいためない為にピンの頭を削り平らにしておく事が重要です。
「研削」がメインで、ディスクグラインダーは 金属をガンガン削り落せるため切断が楽にできます。
8-1 ディスクグラインダー(ギア費用)
9533BLA
マキタのディスクグラインダーはおすすめです。小型・軽量・安全・で使用時も楽に使え、パワーオフで惰性回転が無く割とすぐに回転が止まるので安全性も高いです。 参考費用 価格¥16.740(2017/12/13現在)
9 プライヤー(ギア)
プライヤーとはペンチよりも開口範囲を大きくとるためピボット(ジョイント部分)がスライド構造となっている道具です。 クリップタイプの場合にクリップを外すためにプライヤーを使用します。
クリップタイプの場合にクリップを外すためにプライヤーを使用します。
9-1 プライヤー(ギア費用)
KTC PJ-150 ソフトグリップ
KTCのコンビネーションプライヤー(ソフトグリップ付)掴みやすく握りやすいです! ギア自体もしっかりしていて、広口に切り替えた時でも手を挟みにくい安全設計で歯形状は「三段形状」で細いものから太いものまで掴みやすくなっています。 価格費用も購入しやすくなってるのもすすめ。 参考費用 価格¥1,071(2021/08/17)
10 チェーンブラシ
チェーンブラシはチェーンを掃除・メンテナンスする際に重要な道具となります。汚くなってきた油汚れを綺麗に洗浄するにはチェーンブラシが最適です。
汚れたチェーンを清掃する為の道具です。
10-1 チェーンブラシ(道具費用)
カンタン便利なチェーンクリーニングの道具です。 一度に3面洗浄できる3面ブラシと、より細かな汚れ落としに便利なロングブラシのコンビネーションが一緒になっていて各ブラシは取り外しできます。 チェーンサイズ#415~#630まで使用可能になっています。 ナイロンブラシでシール入りチェーンにも安心してお使いいただける道具です。費用もお手ごろなので購入しやすくなっているのが嬉しいですね。
デイトナ 91529
11 バイクチェーン交換6つの手順!!
バイクチェーンの交換方法6つの手順で説明していきますね。 道具の使い方もあるので説明します。
チェーン交換の時期は錆び付きがひどくなったり、動きが悪くなったのを目安に交換しましょう。
12 バイクチェーン交換 かしめタイプ
12-1 古いチェーンを外す
① まず古いチェーンを切断する為にグラインダーでピンの頭を削ります。 ② グラインダーで削ると1分位で平らになりますよ。 ③ 手前から奥に向かってチェーンのピンを押し出します。 ④ チェーンカッターで締め込むと反対側からピンが押し出されます。
削って平らになるのが次の作業の目安となります。
12-2 チェーンの長さを揃える!
チェーンの長さを揃えていきます。フロントのスプロケットとリアのスプロケットのちょうど中間であわせます。 そのあとチェーンをつかんで上下させ振り幅で調整して下さい。 振り幅は1~2cmくらいに調整していきますが、新品チェーンの場合は初期伸びが発生するため1cmくらいでも大丈夫です。
ちょうどいいところで調整をおこないましょう。
12-3 バイクチェーン交換(チェーンをカットする)
チェーンのコマ数が多い場合にはカットして長さを揃える必要があります。ちょうど良い場所でカットしていきましょう。
コマ数が多い場合にはチェーンをカットしていきます。
12-4 新品チェーンを組む
① ピンが外れたら古いチェーンと新品チェーンを交換しましょう。 ② Oリングを付けてチェーンカッターで左右から押します。(プレートの穴からピンが出るように圧入します。) ③ ゆっくりとていねいに締め込んでいき、かしめて下さい。
かしめタイプは初心者だと目安や加減が難しいかもしれませんので慣れている方に同伴していただくか、いきつけのバイク店さんに始めは教えて貰うと良いでしょう。
13 バイクチェーン交換 クリップタイプ
13-1 古いチェーンを外す
① チェーンを良くみるとコマが違う場所があります。その違うコマにピンが付いているのでプライヤーでピンを外していきます。 ② プライヤーで向かって右から左へ押し出すようにすると素直に外れてくれます。 ③ ピンを外してチェーンのコマを外して引っ張ると簡単に外れます。
プライヤーを使ってクリップを外していきます。
13-2 長さを揃える!!
チェーンの長さを揃えていきます。フロントのスプロケットとリアのスプロケットのちょうど中間であわせます。 そのあとチェーンをつかんで上下させ振り幅で調整して下さい。 振り幅は1~2cmくらいに調整していきますが、新品チェーンの場合は初期伸びが発生するため1cmくらいでも大丈夫です。
カシメタイプと同様にちょうどいいところで調整をおこないましょう。
13-3 バイクチェーン交換(チェーンをカットする)
チェーンのコマ数が多い場合にはカットして長さを揃える必要があります。ちょうど良い場所でカットしていきましょう。
13-4 新品チェーンを組む
クリップタイプのピンの取り付けは取り外しと逆の方向にプライヤーで押し込めば大丈夫ですがピンの向きは決まっていてチェーンは半時計周りの方向に回る為ピンもその向きに合わせて取り付けてください、逆にはめるとピンが外れる側にかかっているので危険です。
14 バイクチェーン交換(チェーンを張る)
チェーンアジャスターアクスルナットを緩めてロックナットを緩めてアジャスターを緩める方向でチェーンを張っていきます。左右の場所は目盛りを目安に確認しましょう。
15 バイクチェーン交換(交換後のメンテナンス)
ドライブチェーンは速度に合わせて高速で回転し、非常に高い負荷がかかるためチェーンは高強度に設計されていますが、チェーンのメンテナンスは重要なのです。
15-1 定期的なメンテナンス方法(シールチェーン)
現在使用されているドライブチェーンはチェーンのプレートとプレートの間にOリングを挟み込み、チェーンのプレートの間にグリスを封入しているシールチェーンが主流となっています。 小排気量のバイクではノンシールチェーンを使用しているモデルも存在していますがほとんどがシールチェーンを採用しています。シールチェーンは手で動かしたとき、Oリングの抵抗があるためフリクションが大きいと思われがちですが実際に駆動力がかかり、チェーンの高速回転を始めるある一定のスピード域からシールチェーンに比べノンシールチェーンの方がフリクションが大きくなってしまします。
15-2 定期的なメンテナンス方法(グリスアップ)
チェーングリース A270
シールチェーンがグリスを封入してあるといっても、高速回転するだけに定期的なメンテナンス(グリスアップ)が必要不可欠になってきます。油分が切れて乾いた状態のチェーンではフリクションも大きくなり、チェーンのダメージも大きくなります。 最悪な場合チェーンが切れてしまうこともありますよ。チェーンにグリスを塗る時はまず、古いグリスをしっかり洗浄して落としたあとで塗る方が効果が高く、チェーンの寿命も伸びます。
専用のチェーングリスでグリスアップをおこないましょう。
15-3 定期的なメンテナンス方法(洗浄での注意点)
ワコーズ A179
パーツクリーナーなどのクリーナーで洗浄する場合クリーナー全般はゴム類を劣化させてしまうためシールチェーンに使用することは控えたい。ここではシールチェーン専用のクリーナーを使用しましょう。 専用クリーナーはシールチェーンのゴムを悪くせず、古いグリスをしっかりと分解してくれるので安心して使うことができます。
パーツクリーナーはゴム類を劣化させてしまう為、シールチェーンにはおすすめしません。注意しましょう!
15-4 定期的なメンテナンス方法(洗浄裏技)
裏技的な事ですが、チェーンの油汚れをおとすのには「灯油」が有効的です。 「ガソリン」だとチェーンを悪くしてしまう恐れがあるので「灯油」で洗浄してみて下さい。きれいに油汚れが落とせます。
灯油で洗浄するときれいにチェーンの油汚れだけが落とせます。
15-5 定期的なメンテナンス方法(チェーンのアソビ)
バイクのリアサスペンションはスイングアームが文字通りスイング(回転)してタイヤを上下に動かしています。 軸となるピボットとスイングアーム後端、そしてドライブスプロケットが一直線に並ぶ場所が最もスプロケットの間の距離が長くなるポイントとなるので、通常状態ではチェーンにアソビを持たせてあげる必要があります。 またチェーンは使用しているうちに伸びてアソビが大きくなってしまうので、ある程度走ったらチェーンのアソビの調整も必要となります。チェーンのアソビは多すぎても少なすぎてもいけないので必ず適切な量に調節する事が重要となってきます。
16 バイクチェーン交換のまとめ
今回はバイクチェーンの交換方法やギア・メンテナンスについてご紹介しましたが、初めてチャレンジする方は、慣れている方や行きつけのショップさんなどに確認しながらやってみましょう。
ツーリングバイクなどにはシールチェーンが主流になっています。