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シマノ「12アンタレス」のインプレ!13メタニウムと比較しながら解説

12アンタレスと13メタニウムの違い。 12アンタレスに比べて軽量化して”使い易さ””使い心地”がよくなったように思える13メタニウムの性能を掘り下げつつ、現代の価値観に合わせた時代背景とともにまとめていきたいと思います。
2020年8月27日
patago
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この記事で紹介しているアイテム

シマノ (SHIMANO) ベイトリール 12アンタレス HG 右ハンドル

重軽量での使い易さの”差”はどうでるのか

何事だもそうですが、重量というのは”軽い方が良い”とされている時代です。ハンドルの持ち易さ、ギアの回転の良さ、スプールのし易さ、それらも大事な要素ですがやはり長時間楽しむには軽くて悪いことはありません。 最近のアウトドアブームから見ても、女性のフィッシングブームがくるのも時間の問題と言えます。そこでやはり大事なのが、【軽さ】と【使い心地】かと思われます。長時間使用し続けても疲れないようにするためには、より自分にフィットした道具選びが大事になってきます。初心者や学生の頃にフィッシングを楽しんだ経験のある人が再度チャレンジしたくなるような道具がたくさんあるので、今回はそこに重きをおいた説明ができればと思います。

見た目について

まずは下記の画像のインプレを確認していただけますでしょうか。ハンドルやグリップ、リール自体の見た目の軽量化がわかるかと思います。見た目はその事を楽しむためには大事な要素ですので、まずはそこの進化から感じていただけたら幸いです。

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/4353

シマノバスベイトリールの主力モデルが、最新機能を搭載して大幅に性能アップ。

シマノ (SHIMANO) ベイトリール 12アンタレス HG 右ハンドル

出典:Amazon
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新開発遠心力ブレーキ「SVS∞(インフィニティ)」内蔵。 G-FREEスプールIIIとの相乗効果がもたらす驚異の飛距離。

12アンタレスのSVSブレーキシステムの進化

シマノの代名詞でもあるSVSブレーキシステム。従来のDCブレーキシステムとは違い、ユーザー自身がカスタムすることができるよになったことでオリジナリティを出すことが可能になりました。 そして最大の特徴とも言えるキャスティング時の立ち上がりと、どこまでも伸びる感覚を味あわせてくれるSVSの性能がさらに進化を続けているのです。学生時代に楽しんだ人たちからすれば、現代のシマノのリールを使って見ると昔抱いていたインプレとは全然別の物を感じるのではないでしょうか?


外部ダイアルによりフラップを開けずに微調整が実現。 無段階のブレーキ設定を可能にした、新構造遠心力ブレーキシステム。

そもそもこれ以上の進化は必要か?

今やフィッシングも、ファッションや日常と同化しつつあると感じます。フィッシングのためにおしゃれをするのか、オシャレのためにフィッシングをするのか。道具の進化も多様性が求められていることは間違いないはずです。そのためにも見た目や、操作性、重量感に到るまで一般目線での改良も必要です。 そのことを踏まえると12アンタレスよりも13メタニウムの軽さと操作性の方が現代にはマッチしていると言えるかもしれません。進化することに操作性が上がったのであればやはり進化し続ける意味はあるということですね。

SVSブレーキシステムから見えてくる12アンタレスと13メタニウムの違い

12アンタレスの特徴としてすぐに上がってくるのが"飛距離"です。やっぱりフィッシングを楽しむに当たってこの"飛距離"というのは大事な要素になってくるかと思われます。力を入れずとも遠くの方にルアーが落ち、そこに波紋が見えるとなんとも言えない気持ちが込み上げてくるものです。このシマノのリールはそれを可能にしてくれるのです。 12アンタレスは重たいルアーをつけての遠投を長時間楽しめるのに対して、13メタニウムは同条件で長時間の遠投を繰り返すと”バックラッシュ”をしてしまう可能性があると言われています。そこに関係しているのが軽量化による”使い心地”を優先させるシマノ側の意向が汲み取ることができます。

どちらが良いのか?

どちらが悪くてどちらが良いというのは人の価値観によって違ってくるとは思いますが、重たいルアーでの遠投に向いているのは12アンタレスかと思われます。対して軽量化によって使い心地が増した13メタニウムは、使い勝手がよくシマノの大事にしている【キャストフィーリングの良さ】を実現したのではないでしょうか? キャストフィーリングとはすなわち使い易さであり、使う人の性能を自然と向上させることのできるギアなのかもしれません。ブレーキ・スプール・ハンドル・ルアーそれらをうまく使いこなすにはやはりギアが大事で、それを可能にしたのがこの13メタニウムなんだと感じさせてくれます。

12アンタレスのレベルワインダーの欠点


巻き上がりのバランス

このレベルワインダーは両タイプとも開放面が全面側になっています。12アンタレスに関しては巻き心地がシルキーという割には違和感を感じてしまうポイントがあるのです。巻き上げ時に飛び散るアオコの飛沫などがレベルワインダー内部に入ってしまい、それが原因で巻き上げ時にがたついてしまうということが懸念されるのです。 マイクロモジュールギアが優秀なだけに巻き上がりのバランスの悪さは致命的と言って良いかもしれません。やはり飛距離が出る分巻き上げる距離も長くなるわけです。せっかく気持ちよく飛ばしているのに、帰ってくるときは違和感が出てしまうのでは良さを十分にはっきしているとは言い難いものです。

対して13メタニウムは?

13メタニウムは開放面が全面側にも関わらず巻き上げ時の違和感はさほど現れないと言われています。どのような違いがあるのかというと、開放面積が小さくなっている分12アンタレスでの欠点を補っているように感じることができます。 そう言った配慮があるからこそ、どのタイプの釣り手にも気持ちのいい操縦感がありシルキーな巻き上げを楽しむことができるのかもしれません。

12アンタレスのサイドカバー問題

勝手に開く

12アンタレスは使用し続けていると稀にこのようなことが起こると言われています。 ”サイドカバーが勝手に開く” キャスト時や巻き上げ時にこんなことが起こってしまうとなかなか困ったものです。


13メタニウムのサイドカバー

それに比べて13メタニウムでは着脱式になり、開閉スイッチがある分不用意に引っかかることも少ないので、フィッシング初心者にも優しいアイテムと言えるでしょう。初心者にとっては道具のトラブルは、その日の楽しみが終わってしまったと言っていいほどのダメージを受けてしまうものです。ここら辺もシマノの【キャストフィーリングの良さ】にも繋がっている部分かと思われます。 操作感もよければ開け閉めした時のカッチリとした感触も良いと言えます。フィッシングを楽しむためには道具の操作性がいかに簡単で安心できるものかというのは大事な要素になり得ると思います。

結局のところどっちが良いのか

良し悪しに関しては使う本人によってそれぞれ答えが違ってくるかと思います。インプレでいうと機能面は12アンタレスは重量があり【飛距離】重視で飛ばすことに楽しみを見出したい方には向いているのではないでしょうか。一方13メタニウムはオールラウンダーで初心者にも受け入れられやすい【操作性】が魅力的、スプールのし易さやハンドルの軽さなど女性でも安心して使えるのではないでしょうか? 初めての方、中級者、上級者でも違いますし、フィッシングを楽しむ時間や場所によってもそれぞれの良し悪しが出てくると思いますので、それぞれのシーンに合わせたチョイスができると良いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?フィッシングを楽しむにはまずは道具が必要になってきます。でも本質としては道具の良し悪しより”楽しむ気持ちが大事なのかもしれませんね。 今の世の中インスタ映えの写真を撮るために、それまで興味がなかった方なんかも積極的にフィッシングをしてみたりしているのではないでしょうか?これからは見ためのかっこよさも大事ですし、女性が持っても持ちやすく操作性に優れているものなんかも人気が出てくる時代かもしれません。時代とともに進化していくフィッシングの背景に今後も目が離せませんね。