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キャノンデール「バッドボーイ」のクールな魅力に迫る!その魅力的な性能とは?

バッドボーイはアメリカの老舗メーカー・キャノンデールのクロスバイクです。「ステルス戦闘機のような」と称されることが多いですが、登場当時からキャノンデールのスピリットを守り続けています。黒塗りの外観がクールなバッドボーイの魅力を紹介します。
更新: 2023年3月22日
m.miura
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ブランドの風格!キャノンデールの「バッドボーイ」

クロスバイクの枠にとらわれない、アーバンバイクとしてのコンセプトを守り続けたのがバッドボーイ・シリーズです。キャノンデールのバッドボーイは2000年の登場以降、全て黒塗りというスタイルを貫いています。

よく「ステルス戦闘機のような」と表現されることが多いバッドボーイ。都会の街をスタイリッシュに走る様はまさに異彩。今回はそんなキャノンデールのバッドボーイを紹介しましょう!

バッドボーイを生んだキャノンデールとは?

キャノンデールはアメリカの老舗メーカー

CANNONDALE(キャノンデール)は1971年に創業した、アメリカの自転車メーカーです。 自転車の独自性に定評があり、高性能アルミフレーム(CAAD)は特に評価が高いです。実は他の自転車メーカーよりもはやく、リアサスペンションのマウンテンバイクの量産に成功したのもキャノンデールなんです。

キャノンデール「MADE MAID IN USA」のこだわり

キャノンデールは1971年にジョー・モンゴメリ氏が創業しました。キャノンデールには自転車のパーツやウェアなど幅広い製品がありますが、なによりこだわり評価が高いのがアルミフレームの製造技術です。フレームには「MADE MAID IN USA」を刻み、アメリカ製であることをポリシーとしてきました。

現在は台湾やアメリカで生産

しかし2003年の経営危機によってアメリカ資本でなくなり、現在では他のメーカーと同じく台湾や中国での生産をしています。それでもバッドボーイには当時のキャノンデールのスピリットが宿っており、評価の高いアーバンバイクです。

キャノンデール「バッドボーイ」の特徴①大径レフティは圧倒的に見た目がイイ!

フロントフォークが1本だけの「レフティ」

バッドボーイは登場した2000年からずっとレフティを貫いています。レフティとは、前輪を支えるフロントフォークが左片側一本だけのもの。バッドボーイは4つ全てのグレードでレフティを採用しています。

正直なところ今ではより性能のよいサスペンションフォークがあるので、レフティが走行性能にメリットがあるのかどうかは微妙なところです。しかしレフティのクロスバイクはキャノンデールだけなので、単純に所有欲を満たしたい方にもおすすめできるクロスバイクです。

レフティって強度的に問題ないのか?

通常のママチャリのような軽快車に慣れ親しんでいる私たちからすると、「片側だけで本当に大丈夫なのだろうか?」と思ってしまいますよね? ご心配なく。このレフティという構造は、飛行機の車輪にも使われているとても信頼性の高い技術でできているのです。

ステルス機のような戦闘機では舗装されていない悪路に着陸することもあるので、非常に強度が高いこの技術が使用されています。

キャノンデール「バッドボーイ」の特徴②装飾を廃したワルい外観が超クール

あらゆるパーツが黒!

バッドボーイを初めて目にすると「ぎょっ」とするかもしれません。ハンドルやホイール、部品の全てが光沢を抑えたマットブラックで統一され、軽快さからはほど遠い外観をしています。この外観は好みの評価が分かれるところでしょう。

この中途半端さをそぎ落としたミニマルなスタイルは、すさまじいインパクトを与えるので、クリエイティブ業やIT関係の方は好んで乗っているようです。


パーツ選びに悩んでしまうことも…

外観が黒でクールな反面、カスタマイズ性に乏しい部分もあります。なぜならバッドボーイはキャノンデールというブランドそのものと言えるからです。

カスタマイズすればするほどその部分が白く浮いてしまい、「バッドボーイ」にふさわしくないというジレンマに陥ってしまうかもしれません。

ヘルメットやバックパック、靴に至るまで…つい、マットブラックで揃えてしまいたくなるのも、ブランドの持つ魅力ですね。

キャノンデール「バッドボーイ」の特徴③キャノンデールの神髄アルミフレーム採用

カーボンキラーと呼ばれるキャノンデールの技術

キャノンデールはアルミフレームの製造技術に定評があります。ロードバイクと言えば、鉄の素材を使った細いフレーム(クロモリ)が主流でした。しかしキャノンデールは1983年にアルミバイクを開発して以来、アルミにこだわり続けた老舗メーカーです。

その性能は「カーボンキラー」とまで言われるほど評価が高いです。「アルミフレームは乗りたくない」という方でもキャノンデールの自転車なら自信をもっておすすめできます。

特許取得の三次元鍛造技術でシームレスに

バッドボーイのフレームはキャノンデールが特許を取得している三次元鍛造技術で作られています。キャノンデールの精神は「いかに無駄をなくすか」です。この技術によって溶接のつなぎ目がない完全な1ピース・フレームを作り上げることに成功しています。

きわめて滑らかでシームレスなフレームは、重量に1gの無駄のない芸術的な仕上がりです。

キャノンデール「バッドボーイ」の特徴④夜間ライドでも主張する画期的な技術

フレームにLEDライトを内蔵

2017年モデルからバッドボーイは大きくモデルチェンジしました。無駄のない外観はそのままに、より都市部での安全な走行に配慮したデザインに変わったのです。それがフレームにLEDライトを埋め込む、というもの。

新しいレフティフォークの前方には光のラインが存在を主張しています。これで夜間ライドでも視認性が向上し、安全な走行ができるようになりました。

内蔵型にすることで盗難防止にも

ライトをフレームに埋め込むことによって、もうひとつ嬉しいメリットが生まれました。それはライトの盗難防止です。LEDライトは低価格化が進みだいぶ手に入りやすくなったとはいえ、転売目的で盗難されることは後を絶ちません。

性能のいいライトは価格も高価ですからお財布にも優しいです。また盗難によって交通事故に遭った例もあるので、盗難対策ができるのは本当に助かりますよね。 内蔵型になったことでバッドボーイも見た目によりスマートになり、かっこよさもアップしました。

キャノンデール「バッドボーイ」の重量は?

重量は少し重めの12kgくらい

本格的なロードバイクなら、重量の目安といえば10kg以下と言われています。ロードバイクやF1など乗り物に関するスポーツでは、重量が軽いほど有利なので、その点でいうとバッドボーイは「重量級」と言えます。

一方でママチャリのような一般的なシティサイクルだと目安は16kgほどになってきます。バッドボーイに乗る目的によると思いますが、街で乗るかっこいい自転車という点で評価すると、十分用途に似合っているクロスバイクといえます。

キャノンデール「バッドボーイ」の購入場所は?

キャノンデールの正規ディーラーでしか購入できない

キャノンデールの自転車はキャノンデールと契約を結んでいる正規ディーラーでしか購入できません。なぜ大衆的な販売店で取り扱っていないのかというと、ユーザーへの信頼とブランドイメージを損なわないためです。

正規ディーラーはキャノンデールの自転車を整備・メンテナンスできると認められた事業所です。購入できる店舗はキャノンデール公式HPから確認できますよ。ぜひ足を運んでみましょう。


気になったら試乗会に行ってみよう

気になるバイクを見付けたら、ぜひ試乗したいですよね。しかし残念ながらキャノンデールは、試乗用のバイクを扱っている店舗も少なく、なかなか試してみるという機会がありません。

けれど公式HPでは、毎年11月、12月頃開催の試乗会スケジュールが発表されます。もちろん新車試乗会など不定期で開催されたり、キャノンデール取扱店が主催したりする場合もあります。ぜひチャンスを見付けたら試乗会へ行ってみてください。

キャノンデール「バッドボーイ」シリーズ4つを紹介

バッドボーイには4つのグレードが用意されています。 それぞれのグレードにはコンセプトがきちんと決められているので、グレードの低いもの=単なる安価品ではありません。どれもおすすめですのでぜひあなたにぴったりのバッドボーイを見付けてくださいね。

BAD BOY1

バッドボーイで最も価格が高価でハイグレードなのがバッドボーイ1です。バッドボーイ2との違いは変速機(ギア)が内装であるということです。そのため変速機周りがすっきりとしており、バッドボーイの外観のかっこよさが非常に引き立ちます。

高価な優等生モデル

内装変速機は遊星歯車機構という仕組みでできています。この仕組みのメリットは変速機が内側に入っているため、雨天時でもさびにくく、メンテナンスの手間が省けることです。

そのかわり重量が増し、パンクの時にはブレーキや変速機のケーブルを外さなくてはならない、というデメリットもあります。 日頃のメンテナンスの手間を省くことに成功したため、もはやバッドボーイ(悪ガキ)ではなく優等生であると評価されています。

BAD BOY2

バッドボーイ2はバッドボーイ1よりも軽快で、もちろん安全に配慮したLEDを搭載したフレームが採用されています。 違いは外装変速機(ギア)ですが、この特徴はなによりも重量が軽いことです。

定期的な注油や清掃の手間は掛かりますが、そのぶん愛着をもって長く乗りたい一台といえるでしょう。 シマノ製は国内での取り扱い店も多いので、いざというとき専門の店舗で相談しやすいメリットもあります。

BAD BOY3

バッドボーイ2と比べるとフレームが変更になり、幾つかのパーツが省略されました。ブレーキは油圧式を採用しており、スムーズな制動性があります。むしろ軽い力で強力にブレーキが掛かるので、ママチャリに慣れていると驚くかもしれませんね。

その分専用の油を定期的に差してあげるなど、日々のメンテナンスは必要です。しかしディスクブレーキとしての性能を最大限活かすのは、油圧式とも言われています。本格的にスポーツバイクを試したい方におすすめです。

BAD BOY4

90,000円という価格で購入できるレフティフォークのバイクは、おそらくバッドボーイ4だけでしょう。 バッドボーイ3との違いはブレーキが機械式に変更されたところです。

機械式になったことで油圧式の滑らかな制動性は多少損なわれたものの、手入れの容易さで、より手の届きやすいスポーツバイクになりました。ちょっと個性的で日常に使えるクロスバイクでしたらバッドボーイ4がおすすめです。

長くクロスバイクを楽しむためのメンテナンス

バッドボーイに限りませんが、クロスバイクを購入したら日々のメンテナンスが必要になってきます。タイヤもチェーンもたくさんの距離を走ると消耗していくので、定期的な交換をしなければなりません。

もちろん交換は自転車店にお願いするのもおすすめの方法ですが、どれくらい消耗しているのかのチェックは自分でやっていきたいものです。 そこで自分たちでできる、メンテナンスの方法を紹介します。

空気圧をチェックする


クロスバイクを乗る前にタイヤの空気圧をチェックしましょう。空気圧は正しく調整することでパンクの予防や乗り心地の良さが変わっていきます。 空気圧はタイヤによって適正量が異なります。

まずはタイヤの側面部分に書いてある、適正空気圧を確認してください。あとはその値の範囲に収まるようにエアーを入れればOKです。

専用のエアポンプで空気圧のチェック

空気圧は目で見てわかるものではないため、できるだけ空気圧計付きのエアポンプを用意することが望ましいです。また単体で使えるエアゲージも1,000円くらいから購入できるので、空気を入れるときには併用するようにしてください。

空気圧のチェックは乗る頻度、距離によっても変わってきますが、最低でも一週間に一度はチェックしたいですね!

チェーンへの注油

チェーンから異音がする、変速するときに違和感を感じるときはチェーンの油が切れている可能性があります。 チェーンのメンテナンスには2種類のオイルを使用します。一つは揮発性の高いオイルで、古い油やサビを落とす役割があります。

日本国内でもっともメジャーなのはkure5-56でしょうか。二つめは粘性の高い機械油です。サビからチェーンを保護し、滑らかに変速させる潤滑油の役割を果たします。

月一のメンテナンスを

メンテナンスのやり方は、①揮発性の高いオイルでチェーン全体を洗浄し、②機械油を注す、です。月に一度はチェーンのメンテナンスをすると、長くクロスバイクを楽しめるようになります。

清掃をする

駅前の駐輪場を見渡すと、サビだらけの自転車を目にすることがあります。自転車もアルミだろうとカーボンだろうと金属が使用されていますから、土埃や水分をほったらかしにしておくとサビてしまいます。

おすすめは使った後は簡単にでも拭き掃除をしておく、ことを習慣にすること。乾いた布でささっとでも掃除をしておくと、美しい外観を保てますよ。

まとめ

キャノンデールのバッドボーイは、スポーツバイク入門おすすめの一台です。真っ黒な外観は驚くほど街に溶け込み、快適な走りを体験できるでしょう。メーカーも確かな技術をもつ評価の高い老舗メーカーです。そのため「見た目」で選んでも後悔のないものです。

ぜひあなたの日常をハッと目覚めさせるような一台に、バッドボーイはいかがでしょうか?