タコを釣りたい!どんな釣り方が?
エサで狙うタコ釣りが基本
タコには、タコ焼きという代表的な食べ物をはじめ、様々な料理の食材に使われるので、かなり親しみのある食材なのではないでしょうか? そんなタコってどのように捕ってくるイメージがあるでしょうか? 昔の人であれば、タコつぼを海に放り込んでその中に潜ませることで捕まえるというのが、頭に残っているかもしれません。 そんなタコは、意外や意外、堤防から簡単に釣れるのです。 カニや魚を縛って底から誘ってみたり、タコジグなどに引っ掛けて釣ってみるのが今までの主流でした。 しかし、日々釣りは進化します。近年ではタコエギというものも生み出され、しっかりと釣果を出しています。そんなタコ釣りのお話をしていきましょう。
どんな場所で釣るの?いつがいいの?
タコ釣りに最適な場所とは?
釣りというものは、ターゲットにする魚種の習性やどういう場所を好むのかなどということをしっかり頭に入れておく必要があります。 タコは夜行性ということと狭い所や影になっている場所を好むということがわかっていれば、攻めるべきポイントがおのずとわかるのではないでしょうか? 例えば、テトラ隊であったり、防波堤の石の継ぎ目などが好ポイントとなっています。
梅雨の時期がねらい目!
ジメッとしてくる梅雨の時期からタコのシーズンは始まります。この時期は、小型のタコが多いですが、数釣りが楽しめるので飽きることがありません。大型は、もう少し時期がたった7月から8月ごろまで狙うことになるでしょう。
タコの釣り方のコツ
はりついたら負け!素早く引きあげろ!!
タコ釣りのあたりは、ぐっと重みの乗るような魚とは全く違うあたりを見せてくれます。重くなったなと思ったら手早く一気に引き上げないといけません。というのも、タコの吸盤ではりつかれてしまうと根掛りと同じレベルの張付きをされてしまい、最悪引き上げることができなくなります。 仕掛けをほおっておくという選択肢は、この釣りにはないということは頭に入れておく必要はあるでしょう。 重みが乗ったら、一気に巻くというのをお忘れなく。
タコエギってどんなもの?
近年話題のタコエギとは?
おそらく、アオリイカなどをはじめとした対イカのルアーフィッシングであるエギングは知っているという方はかなり多いかと思います。近年では、同じ軟体生物であるタコもエギで釣ってやろうということで、タコエギングというものが流行りだしています。今まででは、テンヤを投げてひきづったり、タコジグで誘うのが主流でしたが、タコ釣りもエギング風の釣り方、仕掛けを取り入れ始めました。
タコエギを使った釣り方ってどんなもの?
通称タコエギングと呼ばれていますが、皆さんのエギングのイメージは、しゃくりで誘うかなり力を使うような釣り方という認識をしていらっしゃる方が多いかと思います。このタコエギングは、どちらかといえば、アオリイカを釣るようなタイプではなく、どちらかといえばコウイカエギングをイメージしていただきたいですね。 タコエギングの基本的な釣り方は、ズル引きです。仕掛け(タコエギ)を着底させ、タコが潜みやすい岩礁地帯などを中心にずるずると引いてのアピールをすることになります。難しいのかなと思ってあきらめるのは勿体無いです。やることはシンプルでわかりやすく、誰もが始めやすい釣り方であるのはいうまでもないでしょう。
基本的なタコエギを使ったタックルをご紹介!
タコ釣りの基本、ベイトタックルを採用?
タコ釣りの基本であるベイトタックルをタコエギングでも採用しています。勿論、スピニングでも代用は可能です。 まずはロッドですが、タコ釣りのロッドは船釣りのようなかなり太めのしっかりしている竿を使用します。何度も言っているように、1度張り付いたら離れないというように張り付く力が尋常ではないのです。柔い竿だと簡単にポキッ通られてしまいます。故に、万能竿のようなもので代用は不可能です。 長さは7,8フィートぐらいの30グラム程度のタコエギを投げることができる太くしっかりした竿がおすすめです。タコエギングの専用竿も販売されていますので、そちらを優先的に購入するのがベストですね。ない場合であれば、パワーのある船釣り専用のロッドや、投げ釣りロッドなどを代用するというのも1つの手ですね。 リールは、ベイト、スピニング共に3000番ぐらいはほしい所です。まず、ベイトでいい理由として、エギング(アオリイカ)のようにフルキャストをしないちょい投げ釣法を採用しているというところです。キャスト向きのスピニングでなくとも問題はありません。型番の話ですが、小型のものだと巻き取りの力が足りないということもあり、必要最低限のパワーを引き出すことができる3000番以上をおすすめさせていただきます。
ベイトリールの扱いって難しくないの?
バス釣りや穴釣り、船釣りなどで、既にベイトリールの扱いに慣れている方であれば、まったく問題なく扱えると思いますが、初心者が普段使うタックルに採用されているのは、スピニングリールです。 この2つのメリット、デメリットは様々なものがあります。今回のタコ釣りをするにあたって、初心者に対して言えることは、ベイトリールよりもスピニングリールの方がライントラブルが少なくて済むというのがありますね。 慣れてしまえば、圧倒的にベイトリールの方がタコエギングにはあっていますので、これを機にスピニングリールからベイトリールに変えて、試運転してみるのもよいかもしれません。
おすすめのタコエギ5選をご紹介!
①タコエギ クラーケン 3.5号 シリーズ
タコエギ クラーケン 3.5号 シリーズ
アピール力抜群のタコエギシリーズです。派手なカラーも多いのが特徴です。
タコエギ クラーケンの実釣動画
クラーケンを使用した解説動画がありますので、参考にしていただけると幸いです。
②タコジグ タコエギ ダンシング八チャン
タコジグ タコエギ ダンシング八チャン
パワーティンセルと呼ばれる後ろの飾りのようなもので、タコを引く付けます。また、最初から胴付きシンカー(オモリ)が装着されているため、胴付きのような要領でも狙うことができますね。いちいち用意しなくてもよいのが、このタコエギのいいところです。シンプルなカラーのものが多いですね。
③タカミヤ タコエギボンバー 3.5号
タカミヤ タコエギボンバー 3.5号
夜釣りでもアピールできる発行仕様となっています。こちらもナス型重りが装着されているタイプで、即座に胴付きの要領で釣りを開始することができます。根掛しにくいのが、このタイプのメリットですね。
④ヤマリア タコじゃらし 3.5
ヤマリア タコじゃらし 3.5号
エギの大手メーカー、ヤマリアのタコじゃらしは特におすすめです。始めるならまずこれを手に付けてほしいですね。光と音で誘い込みます。他にはない独特なカラーも特徴的ですね。
⑤ラパラ ストーム 五目 タコ エギ TKE30 3.0号
ラパラ ストーム 五目 タコ エギ TKE30 3.0号
シンカー(オモリ)の形状にこだわりを見せているタコエギです。なんといっても根掛しにくいというのが売り文句のタコエギです。アピール力も十分です。
タコエギは自作できる!?その方法とは?
エギングの安いエギでタコエギを作る!
流石に一から作るというのは、かなり困難で難しいと思われるため、今回は通常のアオリゲームで使われるイカエギを使用した自作タコエギの作り方を簡単にご紹介していきます。 まず、タコエギを作るのに足りないものを用意しないといけません。最もわかりやすいのが、フックですね。タコ専用のものは大きく2,3の針が大きく沿っているのが特徴的です。安く済ませるのであれば、100円均一で針金を購入して、2本の針を作るという選択肢もありますが、今回は実際にある大きな針を用意しましょう。その際におすすめできるのが、ボラ掛け針です。25号ぐらいのものを用意してあげましょう。このボラ掛け針のままだと根掛しやすくなるので、針を画像のように、上部にだけ沿うように改造します。エギからカンナを出して、作った針を差し込みます。フックがある状態だと明らかに入らないので、ハンダで溶かすひと手間も必要です。接着剤をつけて差し込み、糸でしっかり固定をすれば、完成です。 割と手間のかからない作り方を紹介しましたが、エギ自体を自作したり、自分の好みのカラーにしてみたり、針自体を自作するなど、こだわりを見せることができる部分は多数あります。興味のある方は、是非やってみてください。
参考になる自作タコエギ動画で作り方を学ぼう!
多少、作り方がわかりにくいという方は、少なからずいらっしゃるかと思います。採用しているものが異なりますが、動画を見ながらの方が、実際作る場合、分かりやすいかと思います。是非ご活用ください。
タコエギを使った釣り方を動画を合わせてご紹介!
ちょい投げで狙う!タコエギング動画!
釣り方の方で紹介したちょい投げ釣法ですね。現在はタコエギの登場のおかげで、こちらが主流になりつつあります。しっかりポイントに投げてあげると釣果につながるのがお分かりになるかと思います。
イカエギのままでもタコが狙える!?タコエギング動画!
底にオモリをつける胴付きのような要領ですね。ルアーゲームで言うと、ダウンショットリグに近い形でのタコエギングです。軽めのオモリを用意する必要がありますが、こちらも実績のある釣り方で、いくつか他にも動画が上がっております。船でのタコゲームは、この重りをつけるタイプが主流のようですね。
タコエギがタコ釣りの時代を変える!
タコ釣りの革命を起こしたタコエギングを味わおう!
いかがでしたでしょうか?タコ釣りはのんびりしたイメージがあったかと思いますが、どんどん進化し、タコエギングと呼ばれるルアーゲームまで登場しました。タコ釣り入門には、うってつけの釣り方のように思えますし、是非、一度やっていただきたい釣りですね。 タコは、そこまでややこしい釣り場にいかなくとも、近くの防波堤でもポイントさえ分かっていれば、しっかり釣果につなげることが可能です。これから始める方の活躍をかげながら応援しています。