OPTIMUS(オプティマス) ガソリンストーブ 123R スベア
MSR シングルバーナー・ストーブ ドラゴンフライ
MUKAストーブとは?
SOTOのガソリンを燃料とするタイプのストーブであるMUKAストーブSOD-371をご存知ですか?タンク別体のフォルムと、レギュラーガソリン使用可能でプレヒート可能な便利さ、高機能な割りに低価格なこともあり、アウトドアサイトでのレビューでも高評価を得ている人気のストーブです。そんなMUKAストーブの魅力に迫ります。
MUKAストーブをおすすめするポイント5-1
寒さに強い
通常のガソリンストーブであれば、寒い季節の点火の際には、プレヒートと呼ばれる作業が必要になります。これはバーナーやストーブ全体を暖め、ガソリンが気化することを助ける作業です。ところがSOTOのMUKAストーブSOD-371の場合、このプレヒート作業が不要です。そのため氷点下におよぶような寒い時期のアウトドアでも、さして苦労することなくストーブに点火することが可能です。
その理由は?
一般的なガソリンを燃料とするタイプのストーブの場合は、ポンピングによってタンク内の圧力を上げ、ジェネレーターで気化されたガソリンをバーナーまで押し上げて燃焼させます。MUKAストーブSOD-371の場合はこれに加えて気化したガソリンを霧吹きのように噴射させ燃やすことによりプレヒートを行わなくても燃焼しやすくしているのです。
プレヒート不要だとこんなに便利
冬のアウトドアですぐに調理を始められるのは大きな利点です。またプレヒート用に別に燃料を持たなくても済むため、価格面や荷物の軽量化という面においてもたいへん有利です。実際、このプレヒート不要による便利さをMUKAストーブ購入の理由に挙げているレビューが多いことからも、そのメリットが窺えます。
MUKAストーブをおすすめするポイント5-2
レギュラーガソリンが使える
コールマンなどのガソリンを燃料として使用するタイプのストーブに代表される燃料として通常使われるのがホワイトガソリンです。一方、ガソリンスタンドで販売され、普段私たちが車に給油するのはレギュラーガソリンです。他のほとんどのガソリンストーブは、このレギュラーガソリンをホワイトガソリンの代わりとして使用することができません。ところがSOTOのMUKAストーブSOD-371の場合は、このレギュラーガソリンが使用可能なのです。
その理由は?
レギュラーガソリンには酸化防止剤をはじめとしたさまざまな添加剤が含まれています。これは車のエンジンの調子を保つためには必要なものなのですが、ガソリンストーブのジェネレーターを詰まらせる原因となります。しかしMUKAストーブSOD-371はその高い燃焼効率のため、これらの不純物ともいうべき添加剤をほとんど燃やしてしまうのです。そのためジェネレーターの詰まりをあまり起こさずに使用することができるのです。
レギュラーガソリンが使えるとこんなに便利
レギュラーガソリンが使えるということは、荷物を極力減らしたいツーリングキャンプの際など、バイクのタンクから抜いたガソリンが使用できるので便利です。またホワイトガソリンはレギュラーガソリンに比べ価格がかなり高いため、価格の安いレギュラーガソリン使用でランニングコストを低く抑えることができます。
MUKAストーブをおすすめするポイント5-3
重心が低く安定している
SOTOのMUKAストーブSOD-371の特徴として挙げられるのが、その重心の低さです。バーナーの下にタンクを持つバーナーでは、どうしても重心が高くなり安定を欠く傾向があります。ところが燃料タンクが別体となったMUKAストーブSOD-371の場合は、重心を低く抑えることで抜群の安定感を獲得しています。
その理由は?
SOTOのMUKAストーブは燃料であるガソリンタンクを別体とするタイプです。そのためバーナーの下に燃料タンクを持つ他のストーブに比べ、重心を低く抑えることを可能にしています。また加圧のためのポンプノブや、コントロールダイヤルを別体とした燃料タンク側に持っていくことにより、バーナー側のさらなる低重心に貢献しています。
低重心にしたことによるメリットは?
ストーブ自体を低重心にしたことにより、ストーブ自体の安定性を確保しています。これは調理の際に、五徳の上に載せた鍋やフライパンなどのクッカーをより安定させることにつながります。またバーナーを低い位置に抑えることにより、アウトドアでも風の影響をより受けにくくなり、安定した火力を供給することにも寄与しています。
MUKAストーブをおすすめするポイント5-4
ハイパワー
SOTOのMUKAストーブSOD-371の最大火力は4.7kw(4700kcal)を誇ります。ガスなど他の燃料を使用するストーブでは得られないハイパワーも大きな魅力で、通販サイトなどの商品レビューでも、そのハイパワーぶりを確認することができます。
その理由は?
まず第一に使用燃料がガソリンであることで、他の燃料のストーブに比べ外気温の影響を受けることなくハイパワーを得られるということがあります。またSOTO独自の燃焼システムがもたらす、燃焼効率の高さも火力の大きさに貢献しています。
ハイパワーがもたらすアウトドアでのメリットは?
MUKAストーブSOD-371がもたらすハイパワーは、風や寒さなどの中での調理を可能にしてくれます。これはとりもなおさず過酷な環境であるアウトドアで使用するストーブにとっての大きな利点であると言えます。また他のストーブに比べ、燃料価格とパワーを換算したときのランニングコストがずば抜けて高いのも大きなメリットです。
MUKAストーブをおすすめするポイント5-5
とってもコンパクト
MUKAストーブの利点として、そのコンパクト性もメリットとして挙げられます。収納時で幅80ミリ×高さ80ミリ×奥行65ミリの小さなボディが専用の収納袋に収められ、携行も非常にスマートです。
その理由は?
タンク一体式タイプのストーブと異なり燃料タンクを別体としたことが、コンパクト性を実現した一番の要因と言えます。また別体となったタンクも、一体タイプのようなずん胴な形態ではなく、スマートな水筒のような形をしており、パッキングの際に場所を取りません。
コンパクト性がもたらすメリット
登山やツーリングなど携行する荷物の量や重さに制限がある使い方をする人たちにとって、MUKAストーブのコンパクト性を最大のメリットとして挙げているレビューが多く見られます。また荷物の制約のないオートキャンプにおいても、そのコンパクトさによって他に携行できる荷物を増やす余裕ができるというレビューも見ることができます。
MUKAストーブを使う時の注意点3-1
ジェネレーターユニットの定期交換が必要
レギュラーガソリンを使えることがSOTOのMUKAストーブの最大のメリットです。それは燃焼効率の高さによるジェネレーターの詰まりにくさがなせる業ではありますが、それは決してジェネレーターが詰まらないわけではなく、詰まりにくいということを忘れてはいけません。つまり、MUKAストーブの場合も定期的なジェネレーター交換は避けられれないのです。このジェネレーターユニットの交換は燃料を20リットル燃焼させるごとに必要です。頻度は決して高くありませんし、交換部品の価格もそれほどランニングコストを圧迫するものではありません。忘れずに交換するよう心がけましょう。
MUKAストーブを使う時の注意点3-2
とろ火の調節が苦手
ガソリンを燃料とするタイプのストーブに共通する弱点として、とろ火の調節が苦手という点が挙げられます。SOTOのMUKAストーブSOD-371の場合もご多分に漏れず、このとろ火の調節を苦手としています。改良が進み古いモデルよりは調節できるようになっているものの、それでもガスストーブのような微妙な調整は不得意と言えます。微妙な火加減が要求される調理の際には、ある程度の慣れが要求されます。
MUKAストーブを使う時の注意点3-3
ポンピング作業が面倒
これはガソリンを使うタイプのストーブの宿命ともいうべき作業と言えます。圧縮した液化ガスを充填したガスストーブの場合は、バルブをひねるとガスが噴出して着火可能なため、すぐに調理可能です。ところがガソリンストーブは、ガソリンを気化させて噴出させるために、タンク内の圧力を高めるポンピングという作業が必要です。MUKAストーブの場合も、調理の前のひと手間ともいうべきこのポンピング作業が不可欠となります。ガソリンストーブを使う際の儀式と割り切って、逆に楽しんでしまう姿勢が大切です。
MUKAストーブの使い方
①燃料を指定の線まで給油する
燃料のガソリンをタンクの指定の線まで入れます。決してこの線を越えて給油してはいけません。これはポンピング作業によって、タンク内の圧力を高めるために必要なスペースを確保するためです。
②ポンピングでタンク内の圧力を高める
インジケーターの赤い目印を目安に、約100回程度のポンピングを行い、タンク内の圧力を十分に高めます。
③燃料ボトルを水平な場所に設置する
タンク上部にポンピングによって圧縮した空気をためる空間を確保するために、タンクを水平に置きます。
④ダイヤルをSTOPからSTARTに回す
コントロールダイヤルのツマミをSTOPの位置からSTARTの位置に回します。
⑤点火する
コントロールダイヤルを上に引っ張り上げ、点火します。
⑥炎が安定したらダイヤルをRUNの位置に回す
点火直後は赤い炎が高く上がります。しばらくすると炎が安定し、青白い炎に変わってきます。そしたらコントロールダイヤルをRUNの位置に回せば、いつでも調理が可能な状態になります。
ライバルとの比較では?
ガソリンストーブを選ぶ際、その種類の多さに迷われる方も多いと思います。ここではインターネットサイトのレビューなどを参考に、MUKAストーブとライバルストーブとの比較を行なってみます。
オプティマス スベア123R
OPTIMUS(オプティマス) ガソリンストーブ 123R スベア
使用燃料:ホワイトガソリン 本体重量:550g 収納サイズ:100×130mm 出力:1400W(約1300cal) 燃焼時間:120mLの燃料で最高2時間
タンク一体型のガソリンストーブとして長い歴史を誇り、登山家などから絶大な信頼を勝ち得ているのがこのオプティマススベア123Rです。商品レビューでも、そのシンプルさや武骨さが人気のようです。価格はMUKAストーブより若干安い設定ですが、使用燃料がホワイトガソリン限定であることや、プレヒートが必要なことがデメリットとして挙げられます。
ドラゴンフライ
MSR シングルバーナー・ストーブ ドラゴンフライ
燃焼時間(600ml液体燃料あたり):ホワイトガソリン/126分、灯油/153分、ディーゼル/136分 最高出力:2192Kcal/h 1Lが沸くまでの時間:ホワイトガソリン/3.5分、灯油/3.9分、ディーゼル/3.5分 内容:ストーブ本体、ポンプ、ウインドスクリーン、簡単なメンテナンスキット、説明書、スタッフサック(燃料ボトルは別売りです) 重量:395g(総重量510g)
タンクを別体とした低重心のストーブとしてMUKAストーブのライバルに挙げられることも多いのが、MSRドラゴンフライです。ガソリンだけでなく灯油や軽油まで使えるのがドラゴンフライの魅力ですが、重量はMUKAよりも重く、価格も割高となっています。実際に商品比較のサイトのレビューでもこの点でMUKAストーブを選んだという意見がよく見受けられます。
やっぱりMUKAストーブはアウトドアにおすすめ!
SOTOののMUKAストーブSOD-371の魅力に迫ってきましたがいかがでしたか?レギュラーガソリンが使用可能で、寒いときでもプレヒートが不要というメカニカルな利点だけにとどまらず、シンプルで武骨なデザインはアウトドア好きの心を揺さぶるものがあります。キャンプでの調理用バーナー選びに迷ったら、ぜひこのMUKAストーブを検討することをおすすめします!
MUKAストーブ純正ジェネレーターユニット