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アルコールバーナーのパッキングにも最適な軽量で機能的な商品10選!

アルコールの気化を利用したアルコールバーナーをご存知ですか?パッキングしやすい軽量でコンパクトなボディと、趣きのあるスタイルが受けて、登山やツーリングなどを楽しむ人たちに愛用されています。そんなアルコールバーナーの魅力やおすすめ商品、自作方法までを紹介します。
2020年8月27日
ironman17
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

(トランギア) trangia アルコールバーナー

バーゴ チタニウム デカゴンストーブT-302

アルコールバーナーの魅力に迫る!

アルコールバーナーってご存知ですか?エチルやメチルといったアルコールを燃料として燃やす、キャンプ用のストーブです。軽量・コンパクトな上に、ちょっとやそっとじゃ壊れない頑丈さや使い方のシンプルさが魅力で、少しでも荷物を減らしたい登山やトレッキング、ツーリングキャンプなどをされる方に愛用されています。またガスやガソリンを使ったストーブの武骨さとはひと味違うデザインや雰囲気など、おしゃれなギアを愛する人たちにも人気です。そんなアルコールバーナーの魅力に迫ってみましょう!

アルコールバーナーのしくみとは?

アルコールバーナーとひと口に言っても、メーカーによっていろいろな形式のものがあります。ですが構造自体はいたってシンプルで自作も可能です。

第1段階:燃料のアルコールに点火する

まず燃料となるアルコールに点火します。すると真鍮などの熱伝導率の高い素材でつくられた、ストーブ自体が加熱されます。

第2段階:アルコールが気化する

ストーブ自体の熱が上がることによって、中の燃料のアルコールが加熱されて気化が始まります。そしてアルコール自体の容積が増え、ストーブ内の圧力が高まります。

第3段階:アルコールの本燃焼が始まる

アルコールの気化が進み圧力が上がり続けると、やがて気化したアルコールがストーブの穴から噴き出し始めます。そして穴から噴出したアルコールに引火することによって、バーナーとしての炎が燃えはじめ、料理などを行うことができるようになります。

アルコールバーナーのメリットを5つ

①抜群の携帯のしやすさ

アルコールを燃焼させる単純なストーブのため、非常にコンパクトにできます。素材もチタンやアルミ、真鍮などでできており、軽量にできることもウルトラライトを目指す登山などに向いています。

②シンプルで壊れにくい

単純な構造ゆえに非常に堅牢にできており、使い方もシンプルです。素材ゆえに長年使うと多少の変色や変形はありますが、それでも使用可能なタフさと、その使用感が逆に味となって愛着が湧いたりもします。

③気温に関係なくパワーを発揮できる

ガスストーブの場合、寒い季節には十分な威力を発揮できません。ですがアルコールバーナーは寒冷地でも着火可能で、氷点下でも湯沸かしや料理が可能です。

④燃料が手に入りやすい

OD缶と呼ばれる専用のガスカートリッジやホワイトガソリンといった都市部でしか入手できない燃料と異なり、アルコールは世界各国で手に入ります。またアルコールバーナーの中にはアルコールだけでなく、固形燃料や燃料ジェルなど複数の燃料を使用可能なストーブもあり、燃料の入手には困りません。

⑤ほとんど音がせず静か

燃焼音は無いに等しいぐらい静かです。自然の音を楽しみながらお茶を楽しむなどといった、おしゃれな使い方にもピッタリです。

アルコールバーナーのデメリットを3つ

①燃焼効率は良いとは言えない

燃焼効率はガスやガソリンのストーブと比べ、お世辞にも良いとは言えません。少量のお湯を沸騰させるのにも、そこそこの時間を要します。どちらかというと、ゆっくりと雰囲気を楽しむような使い方が向いています。

②火力調整は苦手

全くできないというわけではありませんが、それでも火力調整はアルコールバーナーにとって苦手な分野と言えます。細やかな火加減が出来栄えを左右するような料理には不向きな面があります。

③風には滅法弱い

アルコールを気化させて静かに燃えるアルコールストーブは風が苦手で、少しの横風でも炎が消えてしまうことがあります。そのため風を遮る工夫を常に考えて使用する必要があります。

アルコールバーナーQ&A


燃料はどうするの?

燃料のアルコールはメチルアルコール(メタノール)やエチルアルコール(エタノール)を使用します。メチルアルコールを含んだものは毒性があるので、誤って飲まないよう注意が必要です。また燃焼時に有毒ガスが出ることもありますので、テントや屋内では消毒用アルコールを使用しましょう。燃料の入手はドラッグストアや町の小さな薬局でも可能ですし、ホームセンターなどでも販売しています。

火力調整はどうするの?

火力調整は付属の蓋でバーナーを覆う量を調節することにより行います。目盛りがあるわけではないので、料理などで細かい調節が必要な際には慣れが必要です。蓋が付属していなアルコールバーナーもありますので、その場合は蓋を自作するなどして調節しましょう。

消火方法は?

火力調節に使う蓋で完全にバーナーを覆ってしまうことにより、消火が可能です。蓋が無い場合は、燃料のアルコールが燃え尽きると自然に消火します。本体収納用の蓋を消火に使うと、中のパッキンが溶けて変形したりするので注意しましょう。

五徳?風防?

五徳がいらないことをウリにしているアルコールバーナーも多くありますが、それでも五徳を併用した方が燃焼効率は上がりますし、料理の際にも便利です。また風には弱く、火が消えたり効率が悪くなって燃料消費量が増えたりしますので、風防は必須アイテムと言えます。メーカー純正の五徳や風防もたくさんありますし、自作でオリジナルのものを工夫するのも楽しいかもしれません。

アルコールバーナーおすすめ10選その①

トランギア

(トランギア) trangia アルコールバーナー

出典:Amazon
出典:Amazon

原産国:スウェーデン 使用燃料:エチルアルコール/メチルアルコール 重量:110g 収納サイズ:径7.5cm×4.5cm

1950年代から半世紀以上にわたって親しまれている、アルコールバーナーの代名詞的な商品です。使い方も非常に簡単で、専用の五徳やメスティンと呼ばれる熱伝導性の高いアルミ製の鍋がラインナップされており、料理への対応度も抜群です。

アルコールバーナーおすすめ10選その②

エスビット

出典: https://www.amazon.co.jp/Esbit-%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88-E-AB300BR-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-ESAB300BR0/dp/B004RHPSMM/ref=sr_1_1?s=sports&ie=UTF8&qid=1512707615&sr=1-1&keywords=%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB

原産国:中国 サイズ:収納時・高さ46mm×直径74mm 本体重さ:92g 素材:真鍮

シンプルな外観ながら、火消し蓋に把手がついて使いやすさにも配慮されています。料理を楽しむなら、同社のクックセットが便利です。エスビットがすっぽり収まるサイズの風防は五徳も兼ねており、さらにこの五徳にジャストサイズの鍋までがセットになっています。

アルコールバーナーおすすめ10選その③

ソロストーブ

出典: https://www.amazon.co.jp/Solo-Stove%EF%BC%88%E3%82%BD%E3%83%AD-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96%EF%BC%89-ALCH1-%E3%80%90solostove%E3%80%91-%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/dp/B008VZ91WO/ref=sr_1_3?s=sports&ie=UTF8&qid=1512707733&sr=1-3&keywords=%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB

重量100g、高さ46mm、幅74mm

二次燃焼を使用したネイチャーストーブである「SOLO STOVE」で有名になったソロのアルコールバーナーです。この「SOLO STOVE」をアルコールバーナーの風防として使うこともできます。キャンプの際に両方持っていくと、片方が使えない時に、もう一方を使えるので非常に便利です。

アルコールバーナーおすすめ10選その④

ALOCS

出典: https://www.amazon.co.jp/ALOCS-CS-B02-ALOCS-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-CS-B02-%E3%82%B4%E3%83%88%E3%82%AF%E4%BB%98%E3%81%8D/dp/B00861A244/ref=sr_1_1?s=sports&ie=UTF8&qid=1512707880&sr=1-1&keywords=alocs+%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96

本体寸法 最大径:74mm 高さ:47mm 重量:98g 五徳付き 【五徳寸法:径97mm高さ61mm重量49g】 素材 アルミニウム・銅

基本的には本家であるトランギアやエスビットと構造的には同じで、それを中国メーカーが安価に作ったような商品です。でも意外に作りはしっかりしている上に、専用の五徳までセットされているので料理も問題なくできます。

アルコールバーナーおすすめ10選その⑤

エバニュー

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC-EVERNEW-696950-%E3%83%81%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96-EBY254/dp/B003DKK7MK/ref=sr_1_1?s=sports&ie=UTF8&qid=1512708010&sr=1-1&keywords=%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC+%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96

サイズ:径7.1×高さ4.2cm、内径3.9cm 質量:34g タンク容量:70ml 素材:本体チタニウム製(ガラスウール芯内蔵)

チタン製で30g台という驚きの軽さを実現し、少しでも軽量化を図りたい登山などに最適なアルコールバーナーです。薄板を2枚組み合わせて使う純正の五徳もオプションとして用意されており、専用設計ならではの収まりの良さで料理の際の安定感は抜群です。

アルコールバーナーおすすめ10選その⑥

Vargo

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B4-T-207-%E3%83%81%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%89XE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96T-207/dp/B001G5VSRC/ref=sr_1_4?s=sports&ie=UTF8&qid=1512708135&sr=1-4&keywords=vargo+%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96

サイズ:土台部分 10.5cm / 五徳部分 6cm  重さ:外側コンテナ26g / 内側コンテナ20g

軽量なチタン製で、3本の脚と五徳が収納式になっているため、非常にコンパクトに携帯できるのがウリのアルコールバーナーです。形状的に風に若干弱いため、風防として同社のウインドスクリーンとセットで使用することをおすすめします。アルコールバーナーとしての使い方だけでなく、固形燃料も使用可能です。

アルコールバーナーおすすめ10選その⑦

ホワイトボックス (WhiteBox) アルコールストーブ

出典: https://www.amazon.co.jp/White-Box-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-WhiteBox-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96/dp/B00B5DLNO8

ストーブ本体:約30g ウインドスクリーン:約30g クリップ:約0.5g 総重量:約65g


炎が噴き出す位置の形状を工夫し、五徳がなくても料理を可能にしています。ウインドスクリーンも付属しており、風対策も万全です。アルミニウム製で軽量なのもウルトライト志向のキャンパーにおすすめです。

アルコールバーナーおすすめ10選その⑧

OUT-D

出典: https://www.amazon.co.jp/OUT-D-B-1-OUT-D%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%89%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%96%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%A3%BD/dp/B00T9EIAYQ/ref=sr_1_3?s=sports&ie=UTF8&qid=1512708384&sr=1-3&keywords=out-d

材料:ステンレス鋼 折りたたみサイズ:80x90mm 開けサイズ:130x90mm 重量:247g 容量:100ml

特筆すべきは、折り畳み式の五徳が付属している点です。五徳のみを取り外して、他のアルコールバーナーと組み合わせて使用することも可能です。専用のポーチも付属し、コストパフォーマンスの高いストーブです。

アルコールバーナーおすすめ10選その⑨

BEAUTY LIFE

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%80%90Beauty-Life%C2%AE%E3%80%91%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC-%E8%BB%BD%E9%87%8F%EF%BC%81%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0D/dp/B015BIMOZE/ref=sr_1_1?s=sports&ie=UTF8&qid=1512708616&sr=1-1&keywords=beauty+life+%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB

重量:100g、収納サイズ:径7.5cm×4.5cm、タンク容量:70ml、素材:真鍮

真鍮製でシンプルな作りながら、消火用の蓋も備えるなど必要最低限な機能は備えています。使い方も簡単で、アルコールストーブの入門編として非常にコストパフォーマンスの高いモデルと言えます。

アルコールバーナーおすすめ10選その⑩

VARGO(バーゴ) チタニウム デカゴンストーブ T-302

バーゴ チタニウム デカゴンストーブT-302

出典:Amazon

●高さ:1.25インチ●メインキャニスター:2.25インチ●重量:1.2オンス●下部安定板:4.25インチ●燃焼時間:20分

チタン製で軽量コンパクトなストーブです。炎が横から吹き出すサイドバーナー方式を採用し、五徳不要でそのまままクッカーが乗せられます。使い方にはややコツを要するものの、同じVargo製のウィンドスクリーンとの併用で、さらに効率よく料理が可能になります。

アルコールバーナーを自作してみよう!

シンプルな構造のアルコールバーナーは、素人でも簡単に自作できます。材料は軽量で加工の容易なアルミ缶が最適です。ここでは2種類のアルミ缶を使った自作例を紹介します。しくみさえ理解していれば、いろいろアレンジも可能です。自作例を参考に、自分の使い方に合ったオリジナルの自作アルコールバーナーにチャレンジしてみてください。

自作アルコールバーナーその1:350ml缶で

材料

350mlアルミ缶×2本、アルミテープ、ホッチキス

①パーツを切り出す

アルコールバーナー下部のパーツとして、缶の底から4㎝の高さで切ります。次にバーナーの上部のパーツとして、別の缶で底から3.5㎝の高さで切ります。そして内筒のパーツとして、余った缶の壁の部分から幅4㎝の幅の帯状のパーツを切り出します。

②上部パーツの中央に穴を開ける

上側になるパーツの底(実際にはバーナーのトップになる)の中央に穴を開けます。この穴の大きさのサイズによって、アルコールバーナー全体が熱せられて本燃焼し始めるまでの時間と、その後の燃焼時間が変わってきます。ご自分の使い方に合わせた穴のサイズを試行錯誤してみましょう。今回はφ4.2㎝の穴を開けました。

③ガス噴き出し口の穴を開ける

下部になる缶底(実際にはバーナーのトップ)のフランジ周囲にガスの噴き出す穴を開けます。この穴の数や大きさは、本燃焼時の炎の出方に影響します。これもいろいろと試した、自分の使い方にあったものを見つけてください。今回は均等に24カ所の穴を錐で開けました。

④内筒を作る

内筒のパーツで筒を作ります。サイズは缶底のフランジの溝にキッチリとはまるサイズとし、接合部の上下をホッチキスで止めます。このままでもOKですが、念のためアルミテープを張っておくと良いでしょう。そして内筒の下縁に直径3㎜の半円を対角に2カ所設け、燃料の通り道とします。

⑤下部パーツを加工する

アルコールバーナーの上部と下部のパーツは、それぞれ350mlのアルミ缶から切り出しているので径が同じです。下部パーツを上部パーツの中にねじ込んでパーツをドッキングするのですが、このままでははまりません。そこで中に入る下部パーツにラジオペンチでヒダを付けていきます。ヒダを付ける際は燃料漏れを防ぐため、底から1㎝ぐらいは加工せずに残しておいてください。


⑥下部、内筒、上部の順で組み立てる

下部パーツ底のフランジの溝に内筒をおさめます。そして上から上部パーツをかぶせ、下部パーツのヒダ部分を中にはめ込むようにします。最後に接続部分の密閉性を高めるために、アルミテープを外周に貼って完成です。

自作アルコールバーナーその2:100mlボトル缶で

①パーツを作る

100ml缶を中央部で切断します。上部の飲み口のある部分を内側パーツ、下部の底のある部分を外側パーツとします。

②燃料経路を作る

飲み口の部分に切れ込みを入れ、燃料経路を2カ所作ります。

③バーナーの噴き出し口を作る

外側パーツの切断面から2~3㎝の位置に、均等に燃料吹き出し口の穴を開けます。穴の数や大きさで、燃焼時間や火力が変わります。いろいろと試して、ちょうどいい数や大きさを見つけてください。今回は5㎜の等間隔に28個、径は1.5㎜の穴を開けました。

④パーツを組み立てる

内側パーツを外側パーツにしっかりとはめこみます。やすりで切断面のバリをならしたら完成です。中に燃料のアルコールを注ぎ火をつけます。やがてアルコールバーナー自体が過熱されると、穴から噴き出した気化したアルコールに引火し、本燃焼が始まります。

風防や五徳も自作してみよう!

五徳の自作も工夫次第

軽量でコンパクトなことがウリのアルコールバーナーですが、その上にクッカーを乗せて料理をする場合には五徳は必需品です。バーナーと同様に軽量に仕上げるためには素材にもこだわりましょう。針金やアルミ板など工夫次第で、軽くて丈夫な五徳が作れます。

風防づくりにも挑戦!

風に弱いアルコールバーナーの必需品である風防も、簡単に自作可能です。アルミ板に空気の通り道となる穴を開け筒形にしただけの簡単で軽量な風防から、空き缶と針金を使った五徳付きの風防など、こちらも工夫次第で自分だけのオリジナル風防が作れます。

タフで軽量なアルコールバーナーを使いこなそう!

軽量・シンプルでタフなアルコールバーナーの魅力について紹介してきましたが、いかがでしたか?パワーでは他のストーブにかなわないものの、その趣きのある燃焼方式やパッキングしやすいコンパクトなボディは、使い方次第であなたの強い味方になってくれるはずです。みなさんもぜひこの小さなバーナーを手に入れ、さまざまなフィールドで使いまくりましょう!