ワカサギ釣りに出かけてみよう!
ワカサギってどんな魚?
ワカサギはサケ目キュウリウオ科ワカサギ属に分類されているお魚です。英名では「Japanese smelt」と呼ばれていて、学名では「Hypomesus nipponensis McAllister」と呼ばれている魚です。 漢字では「公魚」と呼ばれています。その他にも別名で、山陰地方の方ではアマサギ、北陸地方などではソメブリなどの呼び名があります。冬の時期、氷上の上で行うワカサギ釣りが人気です。 関東の群馬、埼玉、東京、千葉などではワカサギ釣りを楽しめるスポットが多数ございます。ドーム船で釣れる釣り場もございます。また冬の時期は穴釣りと言って氷上の上で釣りを楽しむ事も出来ますので楽しめますよ!
ワカサギの特徴は?
ワカサギの特徴として平均して体長が15cm前後になる魚です。体型はスリムな体をしており、体の色は薄い茶色をしていて、体側からお腹部分にかけては銀白色です。ワカサギは全体に薄く透明な鱗がついています。 ワカサギの鱗は非常に剥がれやすい鱗です。魚屋の店頭に並ぶ際はそのほとんどが剥がれてなくなっています。ワカサギをはじめとするキュウリウオ目の魚はサケ科と同じように、尾の付け根辺りの背には脂ヒレと呼ばれている小さなヒレが付いています。 近緑種のチカという魚によく似ていますが、腹ビレが背ビレよりも少し前方についていますので、そこを比較してワカサギと見分けられます。ワカサギは綺麗な水質で生きていると思われがちな魚ですが、実際には富栄養化などの、水質悪化に強い魚です。放流によって各地に定着している魚です。
ワカサギの生育環境
ワカサギは1月から5月になると湖岸や流入河川に親魚の群れが集まってきます。そしてそこで産卵を行います。ワカサギの産卵期は春になり、孵化したら仔魚は湖や湖や海の内湾を下り、動物プランクトンを捕食します。 北海道のワカサギはほとんど海で生活をして、春に河川で産卵するワカサギもいます。寿命は短く、平均して1年程です。産卵後に1年ばかりで死ぬワカサギが多いですが、稀に2年程生きるワカサギもいるようです。
ワカサギの生態は?
ワカサギは鮎と同様で、河川を下り海で成長し、産卵の為、また河川を遡上する「両側回遊型」のワカサギと、海には下らないで河川にとどまり一生を終える「陸封型」がいます。中には同じ河川で両側回遊型と陸封型が混在している河川もあります。 このようにワカサギは海水にも淡水にも適応出来る魚です。ワカサギは海を下らないで河川や湖だけで生きられる魚ですので、多少水質が悪くても生き抜く性質がある事から、諏訪湖や山中湖など各地の内陸部の湖に拘留されてその場に定着するようになったと思われます。
ワカサギの栄養価
ワカサギには良質なカルシウムが豊富に含まれています。その他にもリンが豊富に含まれているお魚です。ワカサギの食べ方は通常丸ごと食べるのが一般的であり、カルシウムを摂りたいときなど、とてもおすすめの食材です。 他にも活性酸素を抑えて動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果が期待できるビタミンAを含んだ数少ないお魚です。他にも、悪性貧血の予防や肩こりの緩和にも効果が期待できるビタミン B12も多く含まれています。
ワカサギの釣り方は?
ワカサギは刺し網漁や定置網漁、ケタ網漁などで釣られているお魚です。他の釣り方として、凍結した湖で行う「穴釣り」もあります。主な産地は北海道、青森県、茨城県になります。 他の県でも群馬県や千葉県、埼玉県の湖でワカサギ釣りが人気となっています。 ドーム船で行なうワカサギ釣りも非常に人気があり、ご家族で楽しむ方もいます。真冬の氷上で行なうワカサギ釣りは寒さに堪えますので、よく着込んで楽しんでください。
ワカサギ釣り初心者の方でも楽しめます!
初めての方が準備するもの1. 竿
まずは自分の竿を用意しましょう。ドーム船や屋形船からの釣りになりますと、船内のスペースを考慮して、小型の竿を用意した方がよいです。また氷上の上で行う穴釣りの場合は、氷の穴の脇で釣るので、同様に小型の竿を用意します。
初めての方が準備するもの2. 仕掛け
糸はナイロン製のもので0.6〜0.8号程度のものが扱い安いです。針は釣具店でワカサギ用として売られているものを使用します。初心者には5本〜7本針がおすすめです。
初めての方が準備するもの3. オモリ
初心者におすすめなのが1号〜2号のナス型のオモリです。釣具店で売られていますので探してみてくださいね。
初めての方が準備するもの4. 餌
ワカサギ釣りの餌は赤虫やラビットを使用します。初心者は赤虫を使用するのが良いです。最初はつけるのにコツが入りますが慣れてきますと徐々にできるようになります。練習してみてください。
初めての方が準備するもの5. 穴釣りであれば防寒具
ドーム船などで行うワカサギ釣りは室内ですので、多少寒くても問題はありませんが、氷上の釣り場で行う場合、防寒具が必須になってきます。関東と言えど、冬は寒くなりますので注意が必要です。
関東のワカサギ釣りスポット1. 山中湖
まず最初にご紹介する関東でワカサギ釣りを楽しめる場所は山中湖になります。こちらではドーム船からの釣りや、冬の時期、氷上で行われる穴釣りも有名なスポットです。ドーム船はお一人の予算は4000円前後です。釣りのベストシーズンは10月〜3月になります。 富士五湖の中で、一番水深が深いのが山中湖になり、岸から少しずつ深くなる地形となっています。周囲は観光地となっている場所であり、ご家族やカップルなどで出かけても楽しめる施設もございます。真冬はかなり寒いので、暖かい服装でお出かけしてください。
山中湖へのアクセス方法
中央自動車道からは、河口湖インターから国道139号を本栖湖方面に走らせて約20分ほどで、また甲府南インターからは、甲府、精進湖道路を走らせて約30分ほどで到着します。
ドーム船からのワカサギ釣り動画
こちらの動画は山中湖でのワカサギ釣りをドーム船から行っています。何となくイメージが湧かない方は、こちらの動画をご視聴すれば、ドーム船の釣りのイメージを掴めるかと思います。是非ご視聴くださいね!
関東のワカサギ釣りスポット2. 榛名湖
関東でワカサギ釣りを楽しめる場所で次にご紹介する場所は、群馬県高崎市榛名湖町にございます「榛名湖」です。群馬県に住む地元の方も訪れるこちらの場所では、冬の時期、氷上の上で行う穴釣りを楽しむ事が出来ます。他にもボート釣りも楽しめます。 穴釣りは1月の末頃から2月の末頃まで楽しめ、ボート釣りは9月の初めから11月の末頃までとなっています。入漁漁は大人、子供700円と値段もリーズナブルな価格設定です。レンタルボートを借りるとするならば二人乗りで一日3000円です。(2017/12/7現在) 湖畔には、 榛名湖温泉元湯の2軒を始めとし、湖の登り口にあたる伊香保温泉にも日帰りの入浴施設が複数ございます。都心からも近い距離にあり、ご家族連れで来ても存分に楽しめる場所となっています。 冬の時期はやはり寒いのでよく着込んで釣りを楽しむのをおすすめします。榛名湖は名曲の「湖畔の宿」のモデルになった事でも知られていて、古くは大正時代の画家、竹久夢二が愛した湖と言われています。
榛名湖へのアクセス方法
関越道の渋川伊香保インターを下車し、国道17号から渋川駅方面に折れて、そのまま伊香保温泉方面へ走ります。そして伊香保の温泉街をまっすぐに抜けていく一本道がございますので、その道を走ると榛名湖へと通じています。渋川インターから1時間程で到着します。
榛名湖でのワカサギ釣り動画
鮎づりの名手でもある松田克久さんが、関東の群馬県榛名湖でワカサギ釣りを行っている動画です。ためになる事ばかりですのでご視聴してみてください。
関東のワカサギ釣りスポット3. 赤城大沼
群馬県前橋市にある赤城大沼は氷上の上で行う関東でもワカサギ釣りで有名な場所です。他にもボート釣りもございます。群馬県内にあるワカサギ釣り場では1、2を争う寒さです。特に真冬の氷上の上で行う穴釣りの季節にはよく着込んでお出かけしてください。 入漁料は大人700円で子供なら無料という安さです。レンタルボートは3000円程かかります。釣り道具のレンタルもしていますので助かります。(2017/12/7現在)
赤城大沼へのアクセス方法
赤城大沼の冬場の道路環境は雪の為、通行止めになる事もしばしばあります。ですので冬場は赤城道路を走り大沼を目指してください。道も凍結しておりますので大変滑りやすくなっております。安全運転で走ってください。
赤城大沼でワカサギ釣り対決!
関東の群馬県にあるワカサギの釣り場赤城大沼にて、ワカサギ釣り対決を行っている動画です。約30分間程の長さで楽しくご視聴して頂けます。是非視聴してみてください!
関東のワカサギ釣りスポット4. 芦ノ湖
関東でワカサギを釣れる場所として次にご紹介するのが、芦ノ湖です。入漁料は大人は1日1300円と他の湖と比べ少しお値段設定が高めです。しかし、雄大な景色の中でワカサギ釣りを楽しめます。レンタルボートは二人乗りのもので3500円です。芦ノ湖のワカサギ釣りは8月に始まりを迎えます。(2017/12/7現在) 関東では最も早くからすることができる場所です。この理由として芦ノ湖の標高は高い為、夏の間には水温が低くなっている為です。まだ暖かい季節から楽しめますので、ワカサギ釣り初心者の方にとてもおすすめできる場所です。やはりまだ気温が高いうちは魚の痛みも早いため、クーラーボックスを所持しておくのをおすすめします。
芦ノ湖へのアクセス方法
東名高速道路からは厚木インターで出口に向かいますが、料金所過ぎてからは国道には出ないで、小田原厚木道路へ入ります。そのまま国道1号線を走り、小田原、湯河原方面へと向かいます。そして案内板の箱根新道を通り抜けて芦ノ湖畔に到着です。 電車では箱根湯本駅からバスに乗ります。箱根の温泉郷方面へと向かっているいくつかのバスが出ていますので、芦ノ湖を経由するかご確認ください。
ワカサギ釣り.芦ノ湖編
芦ノ湖にてワカサギ釣りを行っている動画です。視聴しているだけで楽しいので、是非ご覧になってみてくださいね!
関東のワカサギ釣りスポット4. 亀山湖
関東の千葉県にある亀山湖ではワカサギ釣りが11月中旬から3月上旬頃がベストシーズンとなっています。レンタルボートは二人乗りで3200円です。湖がとても広大であり、県内外から多くの釣り人が訪れる人気の場所となっています。 ご機会ございましたら是非出向いてみてはいかがですか。(2017/12/7現在)
亀山湖へのアクセス方法
東京方面から圏央道「木更津東インター」から、410号線で30分ほどで亀山湖へと到着することができます。
関東のワカサギ釣りスポット5. 三島湖
千葉県の君津市にございます三島湖では紅葉シーズンの時期の11月〜3月頃までワカサギ釣りが解禁されます。ボート釣りが有名で、一人乗りのボートでは3000円で借りる事が出来ます。(2017/12/7現在)他にもへらぶな釣りで有名な三島湖ですが、二千年代以降の近年ではワカサギ釣りが有名になっています。これを機会に是非千葉県にございます三島湖へと足を運んでみてください。
三島湖へのアクセス方法
千葉県の木更津インターから国道410号線を南房総、鴨川方面へ南下し、約30分程で着きます。また千葉県の館山自動車道の木更津インターから92号線を鴨川方面へと向かいます。国道465号線を経由して約25分ほどで着きます。
関東のワカサギ釣りスポット6. 高滝湖
関東圏にあるワカサギ釣り場では人気がある場所です。ワカサギ釣り解禁と共に、ボート釣りとドーム桟橋釣りで訪れる観光客で賑わいをみせています。 初心者でもまずはワカサギ釣りを体験してみたいという方には、釣り具や道具などもレンタル出来ますので非常におすすめです。関東内でワカサギの釣り場をお探しの方は是非訪れてみてください。楽しめますよ!
高滝湖へのアクセス方法
千葉県にある高滝湖へは、関東の羽田にある羽田空港から東京湾アクアラインを経由して、圏央道、市原鶴舞インターを下車し、R297、 県道168号線を利用し、高滝湖へと到着します。
高滝湖でのドーム船釣り
高滝湖で行うドーム船釣りの様子が映っています。こちらで初心者の方は何となくイメージを掴んでいただければと思います。
関東のワカサギ釣りスポット7. 円良田湖
埼玉県寄居町にございますワカサギの釣り場として有名なのが円良田湖になります。こちらの湖では11月の初めから3月の下旬頃まで、ワカサギ釣りを楽しむことができます。 埼玉県にございます秩父盆地への玄関口で、埼玉県寄居町にある円良田湖はヘラブナ釣りの管理釣り場としても有名ですが、紅葉が始まる晩秋から冬の時期にワカサギ釣りを楽しむことができます。是非埼玉でワカサギ釣りをご計画されている方はご検討してみてください。
円良田湖へのアクセス方法
埼玉県の円良田湖へは、関越自動車道を練馬方面から乗車した場合、所沢、川越、坂戸・鶴ヶ島、東松山を通過して「花園インター」で下車します。国道140号線を埼玉県の秩父長瀞方面へと出てから約15分ほどで到着します。
関東のワカサギ釣りスポットについてのまとめ
いかがでしたでしょうか?関東の群馬、千葉、埼玉には人気のワカサギ釣りスポットが多数あります。その中でも自分の行きやすい場所や気に入った場所がございましたら、是非とも一度体験だけしてみるのもいいです。他にも関東圏にはワカサギ釣りを楽しめる場所は複数ございますので調べてみてください。その面白さにハマり、続けているという方は何人もいます。ぜひ楽しいのでやってみてくださいね!