ビオラを花言葉と贈ろう
スミレのようでいて、パンジーのようでもあるビオラ。ビオラには、この2つにはない独特のよさがありますよね。 ビオラは、パンジーとは違って開花時期も少し違います。ビオラに花言葉は、愛らしく初々しい恋の花言葉が多くつけられていました。その花言葉の由来も気になりますよね。
ビオラのカラーは豊富で、毎年品種改良がなされています。そんな中でも、白・紫・ピンク・赤・青・オレンジ・黄色の7色の色別花言葉を紹介していきます。 花言葉の由来も合わせて、ビオラの色別情報を紹介していきます。
ビオラとは
ビオラとパンジーは似ていますが、園芸品種としては区別されています。花が大きく花径が5cmあるものをパンジーと呼び、4cm以下のものをビオラと定義されています。似ているので間違えてしまいがちですが、小ぶりな花がビオラだと覚えておきましょう。
ビオラは、パンジーよりも開花時期が遅くなります。しかし、ビオラやパンジーの開花時期は、9.10.11.12.1.2.3.4.5.6月と長いので秋から春にかけてのお庭の必須アイテムになっています。 色は紫・青・白の定番から、最近の品所改良によってウサギの耳のような形のかわいらしいビオラや淡いトーンの色合いも生まれてきました。
パンジー
ビオラと違って、パンジーは花径が大きいですね。ビオラよりも花期は早く長いですが、花数が少ないのが特徴です。
ビオラ情報
ビオラの開花時期や、育てるうえでの基本情報をまとめました。 形態:一年草 原産:ヨーロッパ・南米 分布域:日本全土で可能 開花時期:9月から5月 耐寒性:強 耐暑性:弱い 注目なのが、開花時期が9月から開花して翌年の5月まで咲き続けるというところです。冬の時期にも次々と開花していくので、こまめに花がら摘みをしておきましょう。
ビオラの花言葉
ビオラ全体の花言葉は、恋にちなんだ可愛いらしい花言葉が多いのが特徴です。
ビオラの代表的な花言葉は、 ・「片思いの恋を密かに応援する花」 ・「少女の恋」 などが挙げられます。 かわいらしい花を咲かせるビオラは、パンジーーよりも小ぶりな花でとてもかわいらしいものです。花言葉とともに、色別で伝えたい思いを込めて贈りたいものですよね。
花言葉由来
この恋愛のような花言葉は、ビオラが咲くときに下向きになっていることからきています。春になり、恋に目覚め花開きますが恋に悩む思春期のようにうつむいています。花はとてもかわいいのに、自信がないような姿には言葉をかけてあげたくなりますね。自分の恋も自然と内側から応援してくれるような、魅力的な花ですね。
ビオラの神話からの由来
ビオラの由来は、ギリシャ神話の中にも伝えられています。神のゼウスは、少女イオのために紫色のスミレを咲かせました。少女の瞳は透き通るように美しい紫色をしていたということです。 ビオラの代表的な色は、ムラサキですよね。花言葉には、ムラサキのビオラの花言葉が多く含まれています。
7-1.黄色のビオラの花言葉
「ささやかな幸せ」「田園の喜び」
黄色の花言葉は、 ・「ささやかな幸せ」 ・「田園の喜び」 です。 優しい色合いの黄色のビオラは、秋の実りを思い浮かべますね。華やかなのに少し素朴な印象のイエローのビオラなので「田園の喜び」とつけられたのでしょうか?
ビオラの花は一つ一つは小さいのですが、1輪あっただけで心にポッと癒しをくれます。そのような花姿から「ささやかな幸せ」を感じさせてくれます。 お付き合いの長い方に、花言葉とともにプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
7-2.白のビオラの花言葉
「あどけない愛」「純粋」「慎み」「律儀」
白色の花言葉は、 ・「あどけない愛」 ・「純粋」 ・「慎み」 ・「律儀」 です。 オフホワイトの澄んだ美しさは、「純粋」や「律儀」な印象を持たせてくれますね。日本の美徳という落ち着いた美しさが引き立つのが、白のビオラのいいところです。
さて、実は白のビオラの「あどけない愛」というのに関連して、「キューピッド伝説」という話があります。キューピッドが恋を叶えようとして弓矢を放ちました。しかしその人には当たることなく、近くにいた白のスミレにあたってしまったのです。その後、スミレが光を放ちます。
そこから、ビオラ・パンジーが生まれた、と伝えられています。小さな花だけれども、純情を守って「あどけない愛」伝えようとしている美しい話ですね。
7-3.青のビオラの花言葉
「純愛」「誠実な愛」
青色の花言葉は、 ・「純愛」 ・「誠実な愛」 です。 すがすがしい、スカイブルーや群青色のビオラなど、青色にも幅広いカラーが存在しているビオラですが、その花色から「誠実さ」を強く感じさせてくれます。
恋にちなんだ花言葉が多いビオラですが、やはり「純愛」や「誠実な愛」という言葉はみんなが求める理想の形ではないでしょうか? この青色のビオラを選んで、恋人や好きなに贈ってあげると、喜ばれると思います。
7-4.紫のビオラの花言葉
「誠実」「思慮深さ」「揺るがない魂」
紫の花言葉は、 ・「誠実」 ・「思慮深さ」 ・「揺るがない魂」 です。 ギリシャ神話には、ほかにもビオラに関する伝説が伝えられています。 少女エマは、規則によって恋をしてはならない人に恋をしてしまいました。しかし、その思いは誰にも伝えられません。
あきらめきれずに、ひたすら思い続けた少女の瞳で、美しい紫色の花を咲かせた「ビオラ」となずけられたということです。 あきらめられない純粋な愛は、「誠実」に規則を守りながら「揺らがない魂」で叶えられるのかもしれませんね。お友達に贈って、恋を一緒に応援してあげたいですね。
7-5.オレンジのビオラの花言葉
「純粋」「天真爛漫」
オレンジの花言葉は、 ・「純粋」 ・「天真爛漫」 です。 かわいらしい小さな花のビオラですが、オレンジの花を見ているとあどけない少女を連想させてくれます。お庭に植えておくと、心がうきうきと明るくなってくるのがわかるはずですよ。
オレンジのビオラのパッと顔をあげて咲く姿には、「天真爛漫」の花言葉がぴったりです。 お友達や、彼女などどんな方に贈っても喜ばれるビオラだと思います。ビオラの伝説や花言葉にまさにぴったりなオレンジのビオラですね。
7-6.ピンクのビオラの花言葉
「信頼」「私を想って」「少女の恋」
ピンクの花言葉は、 ・「信頼」 ・「私を想って」 ・「少女の恋」 です。 ビオラ全般の代表的な花言葉から、「少女の恋」・「私を思って」はぴったりの花言葉ですね。ビオラは、しっかりと濃い色の花が多いですが、咲き始めると気温や花の咲き具合いによって淡いピンクや濃いピンクなど表情をころころと変えてくれます。
そんな「少女の恋」「あなたを信頼している」という気持ちを込めて、ピンク色のビオラをプレゼントに贈ってみてはいかがですか?かわいらしいビオラに、一目で恋してくれることでしょう。
7-7.赤のビオラの花言葉
「思い出」「思想」「物思い」
赤色の花言葉は、 ・「思い出」 ・「思想」 ・「物思い」 です。 真っ赤な色をしたビオラは、きれいなのに全くくどくありません。いさぎのよい大人の赤色をしていて、ビオラの中でも珍しい色をしています。
真っ赤なビオラに秘められた花言葉は、「物思い」のように情熱を寄せた恋にふけっているかのように思えてきます。あなたの恋を一歩前進させてくれる、赤色のビオラ。ぜひ自宅に招いてあげてください。
複色のビオラの花言葉は?
ビオラは、品所改良がなされ多くの品種が生まれています。その中で、園芸品種にも複色(違う色を持った花のこと)はたくさんあります。そういった時の花言葉はどうしたらよいでしょうか? 紫×黄色のビオラは「揺るがない魂」・「ささやかな幸せ」として贈るとよいでしょう。
花言葉はうまく組み合わせて、贈る相手によってぴったりのビオラを贈ってあげたいですよね。 ビオラ全体の花言葉が、恋にちなんでいるため恋人や好きな人に贈ると恋が実る確率もぐんと上がりそうですね。恋の由来から選んでみるのもおすすめです。
ビオラをプレゼントしよう
いかがでしたか? ビオラには花の色が何種類もありますね。花言葉と由来も、色別で7つに分類しました。あなたにぴったりの花言葉が見つかったはずです。
ビオラは、花の外側がひらひらとフリル状になったものやウサギの耳のようにぴょんと飛び出ているかわいらしいビオラもあります。 ビオラは開花時期がとても長いのが特徴です。贈るだけではなく、自分で育てるのにもビオラはきっと役立ってくれるのではないでしょうか。