オスプレー(OSPREY) UL グラブバッグ (ポーチ ウエストバッグ) OS58100
オスプレー(OSPREY) ULマップラップ (マップケース) OS58120
ケストレル38とは
オスプレー社について
オスプレー社は、アメリカに本社を置く1974年創業のバックパックメーカーです。背負い心地とフィッティングに重きを置き製造を続けています。ユーザーからは、機能性や軽量性で高評価を受け、特に、抜群のコストパフォーマンスで人気です。
ケストレルシリーズについて
そのオスプレー社の数々のバックパックの中で、一番の売れ筋の製品がケストレルシリーズです。 発売以来、評価が高く、今や定番バックパックとなりました。 ケストレルには、容量別に28、38、48が有りますが、日帰り登山にも一泊程度の小屋泊りにも丁度いいサイズということで、38が人気です。 ケストレルシリーズは、ダブルストラップのトップローダーで、使い方としては難しい部分は無く、初心者でも馴染みやすい設計になっています。 ちなみに、ケストレルの女性専用モデルは「カイト」で、カイト36,46のラインナップになっています。女性の体格に合わせたヒップベルト、ハーネスになっています。
ケストレル38の主なスペック
オスプレー(OSPREY) ケストレル(Kestrel)38 参考価格 ¥19,440 (税込) 主なスペックをまとめました。
ケストレル38の生地
【メイン】210Dナイロンダブルダイヤモンドリップストップ 【アクセント】420HDナイロンパッククロス
ケストレル38のサイズと重量
【容量】S/M=36リットル、M/L=38リットル 【寸法】縦71×横38×奥40cm(M/L) 【重量】S/M=1.37kg、M/L=1.42kg 【サイズ】S/M(第7頸椎骨~腰骨最上部=48.3cm以下)、M/L(第7頸椎骨~腰骨最上部=48.3cm以上)
ケストレル38のカラー
ドラゴンレッド(RD) ジャングルグリーン(GN) アッシュグレー(GY) オーシャンブルー(BL)
ケストレル38のショルダーベルトの使用感は?
ショルダーベルトは十分な広さが有り、背面長を適切に合わせることにより、背中から胸へのフィット感を高めることができます。ショルダーベルト下には、専用のアタッチメントであるグラブバッグを取り付けることができる、アタッチメントストラップが付いています。
メリット
上部にロードリフターストラップがあるので、バックパック自体を背中に密着させて、重量感を少なくすることが出来ます。
デメリット
軽量化のため、パッドが少なめです。クッション性が欲しい人には、物足りないかもしれません。
ケストレル38の固定式トップポケットの使い勝手は?
トップポケットは、ジッパー式で外部と内部、それぞれ一つずつ。内部のポケットは大事なカギなどを止めて置ける、キークリップが付いています。
メリット
ジッパーのタブが大きく、グローブを装着していても開閉がしやすくなっています。内部ポケットはメッシュで中身が見えるので便利です。
デメリット
外側ポケットの高さに余裕が無く、あまり物を入れられません。また、開口部が狭いため、出し入れのやり難さがあります。バックパックの中では、よく使うポケットだけにもう少し余裕が欲しいところです。
ケストレル38のエアスケープバックパネルの背負い心地は?
S字型にカーブした凹凸のある5㎜厚のフォーム材を、メッシュ素材でカバーして、通気性、快適性、安定性を確保しています。 背面は、背面長に合わせサイズを変えられます。使い方は、上から隙間に手を入れ、マジックテープ外すだけです。
メリット
カーブしたバックパネルで、背中との間に空間が有るので蒸れ感が軽減されます。カーブしていますが、左右が閉じているので、冬場は寒風が通ることはないので、背中が寒すぎることが有りません。 また、背面長調節は簡単なので、歩行中、気になった時に変えることもできます。使い始めの時の調整時も苦になりません。
デメリット
メリットで上げたように、バックパネルの左右が閉じているために、その反面で夏場は背中が蒸れやすいのは否めません。しかし、良い点としての面もあるので評価が分かれるところです。
ケストレル38の各ストラップを確認
スターナムストラップ(チェストストラップ)
スターナムストラップ(チェストストラップ)は、体格に合わせ3段階に高さを調節できます。使い方は、円形パーツを水平に倒すだけで簡単に外せます。
リバースストレートジャケット・コンプレッションシステム
サイドに2本ずつのコンプレッションベルトで、バックパックを効率よく圧縮できます。また、これらのストラップは、スノーシューやジャケットなどを固定するストラップにもなります。使い方は、ストラップを外し、反転させ正面に回すことで可能です。
メリット
簡単に調節できるスターナムストラップは、縫い付けられていないため、必要ない場合、簡単に取り外せます。 コンプレッションベルトは、左右上下ともにバックルで取り外しできるため、トレッキングポールなどを楽に取り付けることが出来ます。
デメリット
ストラップに、特に残念な部分は特に見当たりませんでした。
ケストレル38の各ポケットは何か所どこに?
1.雨蓋の上部に一つ、内部に一つ。 2.正面に大型メッシュポケット。 3.両サイドにメッシュポケット。 4.ヒップベルト左右にジッパーポケット。 以上、7個のポケットが付いています。
メリット
両サイドのメッシュポケットは、ボトルポケットとしての使い方をしても、作りが深いので長いボトルを入れても安定しています。
デメリット
正面の大型メッシュポケットは、ジッパーやホックなどの留め具が付いておらず、しかも背負ったら後ろ向きなので落ちてもわかりませんので、注意が必要です。
ケストレル38のヒップベルトの使い勝手は?
ヒップベルトは、軽量化のため大型パッドなどが入ったものではありませんが、バックルとベルトが比較的大きいため、バックパックが動くことは有りません。
メリット
ヒップベルトにはジッパーポケットがあるため、カメラや地図、コンパスなど小物を収納するのに便利です。
デメリット
容量に比べ、ヒップベルトの貧弱感は否めません。重量物を背負う場合は、バックパックの安定感不足を感じるかもしれません。ケストレル38の各部の中で、評価が低いところの一つです。
ケストレル38のストウオンザゴートレッキングポールアタッチメントの使い方は?
「ストウオンザゴートレッキングポールアタッチメント」と書いても、何の事だかという感じですが、行動中にストックを簡易的に止めておく、オスプレー独自の仕組みです。見た目は、刀を差したような感じになります。 このシステムが気に入って、オスプレーのバックパックを購入する人がいるほど、評価が高い仕組みです。
使い方
使い方は、 1.トレッキングポールを完全に縮めます。 2.パックパック左側下部のサイドポケットの 下にあるエラスチックバンドを伸ばして、 トレッキングポールのバスケットを入れます。 3.ショルダーベルト左のトレッキングポール のマークの位置にあるエラスチックバンドを伸ばして、 トレッキングポールのグリップを入れます。 わかりくいかもしれませんが、実際にやってみると難しくありません。
メリット
行動中、岩場や鎖場など、手を使って登る必要があるとき、わざわざバックアップを下しトレッキングポールをしまうのは億劫なものですが、このシステムを使えばそのような煩わしさが無くなります。慣れれば、歩きながらでもしまうことが出来ます。
デメリット
バックパックの下にトレッキングポールの先が出たような形になりますので、気を付けないと、枝などに引っ掛ける可能性が有ります。また、バックパックを体から外した時など安定していないときは、ブラブラとなりますので、長く固定する場合は、サイドストラップやバンジータイオフなどを使用して固定する必要が有ります。
ケストレル38のメインコンパートメントへのアクセスは?
メインコンパートメントへは、上部のメイン開口部と、下部のサブ開口部の2か所です。上部の開口部はヒモによる開閉、下部はダブルジッパーで、どちらも簡単に開閉できるようになっています。
メリット
下部の開口部から、バックパック下部の荷物へ直接アクセスできるので、パッキングする際に、使用頻度や使う順序などで、荷物を積んでいく順番を考えずに済みます。パッキングに慣れていない初心者には優しい仕組みです。
デメリット
48リットルタイプは、サイドジッパーがあるので、さらに便利ですが、38リットルタイプにはありません。サイドからもアクセスできればもっと便利なのですが。
ケストレル38のレインカバーは?
レインカバーは付属しています。 下部のポケットに収納されており、すぐに取り出して使用することができます。
メリット
マジックテープでつながっており、常時セットされているので持って行くのを忘れることは有りません。
デメリット
レインカバー自体は、少々厚手の生地なので、畳んだ時に意外と幅を取ります。せっかく軽量化を図ったバックパックなので、ここもコンパクトにして欲しかった部分です。
ケストレル38の便利なアタッチメントをご紹介
ケストレルシリーズ専用の、便利なアタッチメントが販売されていますので、ご紹介します。
ULグラブバッグ
オスプレー(OSPREY) UL グラブバッグ (ポーチ ウエストバッグ) OS58100
ショルダーベルトのアタッチメントストラップを使って、体の前面にサブバッグとして取り付けることが出来ます。大き目のループジッパータブなので、グローブを付けていても簡単に開閉が出来ます。内部にはメッシュのポケットが付いています。
ULマップラップ
オスプレー(OSPREY) ULマップラップ (マップケース) OS58120
防水加工のロール式マップケースです。スターナムストラップに取り付けてることで、ブラブラすることなく、必要な時にすぐに開けます。
メリット
ULグラブバッグは、簡単に外すことが出来ますので、バックパックからは離れる時は、ウェストバッグやショルダーバッグとして持つことができますので貴重品も安全です。ここは評価が高い点で、バックパックとグラブバッグをセットで購入する人も多いです。 ULマップラップは、首にぶら下げるタイプが嫌いな方にはおすすめです。
デメリット
ULグラブバッグは、ジッパーが付いているポケットが一つしかないので、鍵とスマホなどを同じポケットに入れておく必要があり、鍵がスマホを傷つけたりしないか常に不安です。
ケストレル38の購入情報
販売ショップ情報
オスプレー商品は、日本では株式会社ロストアローが正規輸入代理店になっています。ロストアローは、多くの登山用品店やスポーツ量販店と取引があるので、店舗購入には困らないでしょう。 株式会社ロストアローのウェブサイトでは、取扱店を検索できるので、お近くの販売店を探すことが出来ます。
オンライン購入情報
お近くに販売店が無い場合は、株式会社ロストアローのウェブサイトでオンライン購入が出来ます。 また、アマゾンや楽天市場などの主要通販サイトでも豊富に取り扱っています。
まとめ:ケストレル38はこんな人におすすめ
各部の説明でも書きましたが、肩やヒップ部分のパッドが軽量化のため薄く、体へのあたりがあるので、クッション性を求める方には向きません。しかし、できる限り少ない荷物で歩くトレッカーには高評価です。より軽く、より早く歩きたい、ファストトレッカーにおすすめのバックパックと言えるでしょう。