クロスバイクの空気圧
クロスバイクに乗っていてパンクをした経験のある方もいらっしゃると思います。適切なタイヤの空気圧で乗っていましたか?クロスバイクのタイヤには適切な空気圧があります。空気の入れかたやタイヤの交換方法など空気圧に関わるお話をしたいと思います。
ツーリングをする前に確認を
クロスバイクに乗ってツーリング!気持ちいですよね。しかし、楽しく安全にサイクリングを楽しむためには日頃のメンテナンスが欠かせません。メンテナンスしていない自転車でサイクリングに出かけて、怪我をしちゃった!なんってかっこ悪いですからね。 ここではクロスバイクの空気圧を中心にお話をしていきます。今までタイヤの圧力なんって気にしてなかった、なんとなく空気を入れていたという方、適切な空気の量を知ることで今まで以上に快適なツーリングが出きる事でしょう。ここで自転車の大切な足の部分のことを覚えてください。
クロスバイクのタイヤの特徴
クロスバイク、ロードバイク用、マウンテンバイク用などタイヤの種類は沢山あります。クロスバイクに多い規格は700×25c、28c です。数字の見方ですが、700と言う数字はタイヤの直径を表し、25c、28cと言う数字はタイヤの幅を表しています。したがって、28cより25cの方がタイヤが細いと言う事になります。
タイヤの空気圧の味方
また空気圧の見方ですが、これもタイヤ側面に記載されていますので正しい一目で正しい空気圧がわかります。80〜110psiの間で表記されている事が多いです。タイヤの素材は天然ゴムを使用しているタイヤがありますが抵抗が少ないが空気が抜けやすい特徴を持っています。
空気圧ってなに?
自転車を走らせるためには必要なタイヤ、その中には空気が入っており、圧によってタイヤを膨らませ転がるようにしています。その圧によってタイヤの硬さも変わり、圧が低く柔らかいと漕いだ時に重さを感じ、圧が高いと硬くなり軽く感じます。 また、タイヤの素材や湿度などの環境によって空気が抜けやすくなったりもします。圧力がかかった状態ですので、少なからず空気は抜ける事を頭に入れておきましょう。
クロスバイクの空気圧チェックに重要な「圧力計」
適正な空気圧はタイヤ側面に書いてあります。それを測るために必要なものが「圧力計」です。タイヤのバルブに装着し適切な空気圧になっているか日頃から測っておくようにしましょう。圧力を測るための圧力計にはポンプについているものと単体の物があります。
圧力計の見方
タイヤ側面に適正空気圧が記載されているお話はしましたが、数字の前に「psi」「bar」などの記載があります。次に圧力計を見てみましょう。数字の横に同じく「psi」「bar」などと記載されています。その記号の横の数字を見ることで空気圧がわかります。 数字がたくさん書いてあって初めは見方がよく分からない方もいると思いますが、何度か空気を入れている間に自然と見方がわかるようになります。自分のクロスバイクの空気圧を覚えておくと作業もスムーズです。
クロスバイクの適切な空気圧
空気圧が低いとパンクしたり、リムからタイヤが外れてしまうと言った危険性があります。一方空気圧が高いとタイヤの回転はスムーズですが乗り心地が硬くなってしまいます。必ずタイヤに記載されている数字を守って空気を入れるようにしましょう。
クロスバイクに空気を入れる道具
ポンプの種類
一般的な日本の自転車(ママチャリなど)には英式ポンプで空気を入れる仕組みになっていますが、クロスバイク、ロードバイクは仏式ポンプで空気を入れる仕組みになっています。その他米式もありますが、これは車などに入れる時の方式です。仏式のポンプは4000円前後で購入出来ノズルも長めの設計になっているため使いやすいです。また便利な機能としては圧力を測ることも出来るようになっています。タイヤ側のバルブの形が異なるため、空気入れの側のバルブも異なります。
バルブに挿す方法
バルブに挿す際の方法もいくつかあります。押し込むタイプ、バーで固定するタイプなどがありますので、お店で使ってみて使いやすい方を購入しましょう。そして空気を入れる際にはポンピングを止めてからゆっくりと圧力計の針が下がっていきます。そして針が止まったところが現在のタイヤの空気圧ですので入れ終わってから確認するようにしましょう。
マウンテンバイク用は買わない
ポンプの中にはマウンテンバイク用のポンプも販売されていますが、バルブの規格が異なったり、マウンテンバイクは高い空気圧を入れる必要がなく、高い空気圧を入れるクロスバイクには向いていないため購入する際はマウンテンバイク用を買わないように注意してください。購入する際は店員さんに自分が使用する用途をしっかり伝え適切なポンプを購入しましょう。
バルブを緩めて空気を入れよう
空気を入れるときにはキャップを外し、必ずバルブ(ネジ)を緩め、空気が通る穴を作ってあげる必要があります。写真の先端に付いている金色の部分を回し上に移動させることでバルブが開きます。先端を押し込んで空気が抜けることを確認できたら穴が解放されている事になります。 先端は細くなっているため、ポンプを入れるときは垂直に入れましょう。圧力計のメモリを見ながら空気を入れましょう。ポンプを外す際には、ポンプ内の空気を抜くボタンが付いていますので、ポンプ内の空気を抜いてから外すようにします。
クロスバイクの空気圧点検方法
空気を入れたら必ずチェック!
ポンプに圧力計が付いていない場合は写真のような圧力計単体が2000円前後で販売されていますので、必ず圧力を測るようにしましょう。
クロスバイクのタイヤ空気圧が低いとどうなる
空気圧が低いと圧がかからない分タイヤは柔らかくなり、少しの段差を乗り越えた衝撃でパンクしたり、リムからタイヤが外れる可能性があります。一度空気が十分に入っている自転車と、空気が不十分に入っている自転車を乗り比べてください。同じ自転車?と思うほど軽さが変わってきます。
クロスバイクのツーリング中に起こりうるトラブル
ツーリング中にパンクしたら?
3000,4000千キロと走行距離が多くなるとタイヤも劣化してきます。そんな時、砂利道を走行したり段差を乗り越えたりした瞬間、パンクしてしまう可能性が大いにあります。パンクしたら、チューブを交換しなければなりません。すぐに対応できるように日頃から交換手順を確認したり練習しておくと良いでしょう。
修理方法
準備しておくもの「タイヤレバー」「圧力ゲージ」交換手順 ①空気を抜きます ②タイヤレバーを使いリムからタイヤを剥がしていきます ③バルブを緩めホイールから外します ④タイヤレバーを2本使ってリムからタイヤを外していきます ⑤新いタイヤをセットします ⑥バルブをホイールに差し込んでからチューブをセットします ⑦チューブがねじれないように気ます ⑧バルブを固定します ⑨リムの中にタイヤを入れていきます ⑩チューブをタイヤとリムの間に挟まないように気をつけます 最後に空気を入れて交換は完了です。
修理キットを常備しよう
タイヤの中に入っているチューブや持ち運び可能の空気入れ、タイヤをリムから外すレバーなどは常備し、いざという時に備えましょう。 便利なアイテムとしては窒素ガスが入った空気補充キットが販売されています。使い切りタイプですが、一気に空気を入れてくれ適切な空気圧まで補充してくれます。
まとめ
タイヤ一つで大きな事故になることもあります。自分の身は自分で守るためにも日頃のメンテナンスを心がける様にしましょう。そして、いざという時のためにタイヤの交換方法や空気の入れ方の練習をしておくことも大切です。自転車専門店などで講習を開いている事がありますので、積極的に参加し、路上でパンクして困っている人を見つけたら助けられる位の技術を身につけるとかっこいいですね。自転車と関わる時間が増えれば増えるほど自転車に愛着が湧きよきパートナーになってくれことでしょう。