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「バイオマスター」シリーズの比較インプレ!狙う魚での選び方も解説!

「バイオマスター」は、大手釣り具メーカーである「シマノ」が製造する中級スピニングリールで、現在は、「バイオマスターSW」の名で製造が続けられています。この記事では、バイオマスターSWの各種モデルの特徴や、各種モデルの比較時のインプレッションについて解説します。
2020年8月27日
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この記事で紹介しているアイテム

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 5000XG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 バイオマスタ-SW 6000HG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 4000HG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 4000XG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 5000PG

スフェロス SW 6000HG シマノ 大型スピニング 30%OFF

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 バイオマスタ-SW 6000XG

シマノ(SHIMANO) ツインパワーSW 6000PG 03319

シマノ 15ツインパワーSW 8000HG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 8000PG

シマノ バイオマスターSW 10000HG

「バイオマスター」とは?

「シマノ」が製造するスピニングリールの1つ

「バイオマスター」は、大手釣り具メーカーである「シマノ」が製造するスピニングリールの1つで、同社のスピニングリールの商品ラインナップでは、中級に位置しています。 初代バイオマスターは1992年にデビューしており、当初は商業的大ヒット作にはならなかったものの、堅牢性の高い設計や安定感のある使い心地が一定の評価を受け、その後も、モデルチェンジやモデルラインナップの追加が数回実施されています。

現在は 「バイオマスターSW」のみが存続

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 バイオマスタ-SW 6000HG

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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シマノは2010年に、バイオマスターの派生モデルとして、過酷な使用方法が想定されるゲーム向けに、向けに耐塩性と堅牢性をより一層高めた、「バイオマスターSW」を発売し、こちらはアングラーの高評価を集め、シマノの 中型、大型汎用スピニングリールの代表的存在となりました。 バイオマスターの標準モデルはその後、同社の後発スピニングリールとの差別化が困難になったことから、2011年に発売された「11バイオマスター」を最後に姿を消し、現在は、この記事で取り上げる、2013年に発売された「13バイオマスターSW」(6000番モデルは「16バイオマスターSW」)のみが存続しています。

バイオマスターSWの全体的な特徴は?

前述の通り、バイオマスターSWはオフショアや磯からのアプローチなど、大型のターゲットを狙うゲームに適した設計が施されています。 ここでは、バイオマスターSWの全てのモデルラインナップで共通する、「全体的な2つの特徴」について見ていきます。

バイオマスターSWの特徴1【堅牢性の高さ】

ほとんどのビッグゲームでは、塩分を含んだ水しぶきに長時間さらされ続けながらも、大型のターゲットや頑丈なタックルセッティングを相手に、高いパフォーマンスを維持しなければならず、リールにとっては過酷な環境と言わざるを得ません。 バイオマスターSWには、リール内部の動作機構の堅牢性を高めるための各種テクノロジーが多数採用されており、アングラーが安心してゲームに集中することができる、高い信頼性をウリにしています。

また、各部が本来持っている性能を十分に発揮できるように、性能低下の原因となる塩分や水分の侵入を極限まで防止するためのテクノロジーも併せて採用されており、どんなに過酷な環境にあっても、高いパフォーマンスを維持し続けることができるように設計されているのです。

バイオマスターSWの特徴2【高コストパフォーマンス】

シマノは2017年12月5日現在、既存の スピニングリールの商品ラインナップ に属する各種モデルのうち、オフショアゲームや磯からのゲームでの使用を想定し、標準モデルよりも耐塩性と堅牢性を高めた派生モデルに、「SW」(ソルトウォーター)の称号を付与して、事実上の姉妹商品としています。 SWの称号が与えられている、「ステラSW」、「ツインパワーSW」、「スフェロスSW」の、3つのスピニングリールとバイオマスターSWとを比較した場合、バイオマスターSWはスフェロスSWに次いで安価なスピニングリールとなります。

出典: http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/3341

それでも、全工程プレス加工の「HAGANEギア」、パワフルでスムーズな巻き心地を実現する「X-SHIP」、海水の侵入を阻止する「Xシールド」や「Xプロテクト」など、上位製品に採用されているテクノロジーを多数採用しています。 手頃な価格ながら、上位製品にも引けを取らない確かな品質が、多くのアングラーの高評価を集めているのです。

バイオマスターSWの各種モデルをご紹介!


2017年12月5日現在、バイオマスターSWには10種類の各種モデルがラインナップされています。 ここでは、10種類の各種モデルそれぞれの詳細について解説していきます。

バイオマスターSWのモデル1【4000番】

4000番モデルは、バイオマスターSWのモデルラインナップの中で、最も小型のものとなります。 ここでは、バイオマスターSWの「2つの4000番モデル」それぞれの「主な仕様」、並びに、「インプレッションや、他モデルとの比較時の評価」をご紹介します。

4000番モデル1: バイオマスターSW-4000HG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 4000HG

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン4号が150m, PE1.5号が320m 実用ドラグ力: 5.5kg 最大ドラグ力: 11.0kg ギア比: 5.8 最大巻き上げ長: 93cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-4000HGのインプレッションとしては、4000番という小型のモデルだけあって、自重が最も軽く、取り回しの良さが際立つという評価です。 バイオマスターSW-4000XGと比較すると、ギア比が低いことによるパワフルな巻き上げ性能が期待できる一方で、ハイギアリールの優位性がいきる場面においては、極めて不利になってしまいますので、ジギングのような、素早いラインの回収が不可欠なゲームよりも、ゴリ巻きするようなやり取りに長けているでしょう。

4000番モデル2: バイオマスターSW-4000XG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 4000XG

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン4号が150m, PE1.5号が320m 実用ドラグ力: 5.5kg 最大ドラグ力: 11.0kg ギア比: 6.2 最大巻き上げ長: 99cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-4000XGのインプレッションとしては、4000番という小型のモデルならではの 取り回しの良さ と、高いギア比とを兼ね備えたスピニングリールであるという評価です。 バイオマスターSW-4000HGと比較すると、素早くラインを回収できるのが強みである一方、巻き上げ時のパワーには劣っていますし、そもそも、サイズ故のパワー不足や最大巻き上げ長の限界があるため、場合によってはあえて、後述する 5000番モデル を使う方が意味があると言えるかもしれません。

バイオマスターSWのモデル2【5000番】

5000番モデルは、16バイオマスターで6000番モデルが登場するまで、バイオマスターSWのモデルラインナップの 中心的な存在 となってきました。 ここでは、バイオマスターSWの「2つの5000番モデル」それぞれの「主な仕様」、並びに、「インプレッションや、他モデルとの比較時の評価」について解説します。

5000番モデル1: バイオマスターSW-5000XG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 5000XG

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン5号が150m, PE3号が240m 実用ドラグ力: 5.5kg 最大ドラグ力: 11.0kg ギア比: 6.2 最大巻き上げ長: 105cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-5000XGのインプレッションとしては、あらゆる面で最もバランスが取れており、近海での幅広いミドルゲームに対応しているという評価です。 バイオマスターSW-4000XGと比較すると、最大巻き上げ長の差は大きいですし、ラインキャパシティー設定からしても、オールマイティー性が非常に高いモデルですが、16バイオマスターSWからは、各種6000番モデルが既存のラインナップに追加されたため、選択肢が増えてしまったという側面もあります。

5000番モデル2: バイオマスターSW-5000PG


シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 5000PG

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン5号が150m, PE3号が240m 実用ドラグ力: 5.5kg 最大ドラグ力: 11.0kg ギア比: 4.8 最大巻き上げ長: 81cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-5000PGのインプレッションとしては、大型の青物やマダイなどを相手にしても力負けしない パワーの強さ が魅力という評価です。 最大巻き上げ長を他のモデルと比較すると、バイオマスターSWのモデルラインナップの中で最小であるため、フルキャストによるジギングや、レングスが長めのロッドとの相性は悪いものの、低いギア比が生み出す トルクのある巻き心地 は、決して軽視できない武器であることは確かです。

バイオマスターSWのモデル3【6000番】

6000番モデルは、2016年の16バイオマスターで新たに登場したモデルで、5000番モデルでは、巻き上げ時のパワーやラインキャパシティーが若干不足していると感じていた方にピッタリです。 ここでは、バイオマスターSWの「3つの6000番モデル」それぞれの「主な仕様」、並びに、「インプレッションや、他モデルとの比較時の評価」を取り上げていきます。

6000番モデル1: バイオマスターSW-6000HG

スフェロス SW 6000HG シマノ 大型スピニング 30%OFF

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン5号が190m, PE3号が300m 実用ドラグ力: 7kg 最大ドラグ力: 12.0kg ギア比: 5.7 最大巻き上げ長: 103cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-6000HGのインプレッションとしては、あらゆるミドルゲームに対応した設計と、6000番以上のモデルから採用されている エッグ型のパワーハンドル が特徴的であるという評価です。 バイオマスターSW-5000XGと比較すると、最大巻き上げ長は2cm短くなるものの、ラインキャパシティーとパワーが大きくなっていますので、状況に応じてそれぞれを使い分けることが可能になり、6000番モデル登場で、より一層ベストなリールをチョイスできるようになりました。

6000番モデル2: バイオマスターSW-6000XG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 バイオマスタ-SW 6000XG

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン5号が190m, PE3号が300m 実用ドラグ力: 7kg 最大ドラグ力: 12.0kg ギア比: 6.2 最大巻き上げ長: 112cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-6000HGのインプレッションとしては、トルクフルな巻き上げに加え、ハイギア化によって、大胆なゲームを展開できるようになっているという評価です。 バイオマスターSW-6000XGと比較すると、9cmもの 最大巻き上げ長の延伸 が図られているため、5000番モデルを超える 大容量のラインキャパシティー と併せて、水深が深めのポイントにおける、あらゆるゲームフィッシングで求められる性能を満たしたスピニングリールであると評価できます。

6000番モデル3: バイオマスターSW-6000PG

シマノ(SHIMANO) ツインパワーSW 6000PG 03319

出典:Amazon
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出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン5号が190m, PE3号が300m 実用ドラグ力: 7kg 最大ドラグ力: 12.0kg ギア比: 4.6 最大巻き上げ長: 83cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-6000PGのインプレッションとしては、一層の力強さを感じさせる巻き上げによって、大型のターゲットを力で圧倒することができるという評価です。 バイオマスターSW-6000XGと比較すると、19cmもの 最大巻き上げ長の差 があるものの、最大巻き上げ長を犠牲にしてでもギア比を低くしたことによるパワーの増強は、カツオやレコードクラスの青物などといったターゲットを相手にしたやり取りにおいて、パワー面での優位性を約束してくれます。

バイオマスターSWのモデル4【8000番】

8000番モデルは、実用ドラグ力が、バイオマスターSWのモデルラインナップの中で最強の 7kg を誇りますので、ビッグゲームでの使用が想定されるモデルと言えるでしょう。 ここでは、バイオマスターSWの「2つの8000番モデル」それぞれの「主な仕様」、並びに、「インプレッションや、他モデルとの比較時の評価」について見ていきます。


8000番モデル1: バイオマスターSW-8000HG

シマノ 15ツインパワーSW 8000HG

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン6号が230m, PE4号が300m 実用ドラグ力: 9kg 最大ドラグ力: 13.0kg ギア比: 5.7 最大巻き上げ長: 106cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-8000HGのインプレッションとしては、コストパフォーマンスが非常に良く、シマノの他の上位製品の8000番モデルにも引けを取らない堅牢性や使い心地を体感できるという評価です。 バイオマスターSW-8000PGと比較すると、ギア比の高さが巻き上げ時のパワーに多少影響を及ぼしていることは確かですが、適切な方法でやり取りを行えば、大物との格闘において力負けしてしまうことはありませんし、むしろ、ジギングにおいてヘビーウェイトのジグを操る際などには、ハイギアのメリットを十分に享受することができるでしょう。

8000番モデル2: バイオマスターSW-8000PG

シマノ (SHIMANO) スピニングリール 13 バイオマスターSW 8000PG

出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン6号が230m, PE4号が300m 実用ドラグ力: 9kg 最大ドラグ力: 13.0kg ギア比: 4.8 最大巻き上げ長: 89cm

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-8000PGのインプレッションとしては、コストパフォーマンスの良さはもちろん、大型回遊魚をゴリ巻きしても余裕を感じさせるほど、パワーにあふれたスピニングリールであるという評価です。 シマノの他の上位製品と比較すると、ドラグ性能や巻き上げ時のパワーなどの、ビッグゲームにおいて特に重要な性能のレベルは高いですし、マグロゲームでの有効性も証明済みですので、ビッグゲームに初めて挑戦する方にもおすすめしたいモデルです。

バイオマスターSWのモデル5【10000番】

シマノ バイオマスターSW 10000HG

出典:Amazon
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出典:Amazon
出典:Amazon
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ラインキャパシティー: ナイロン8号が210m, PE5号が300m 実用ドラグ力: 9kg 最大ドラグ力: 13.0kg ギア比: 5.7 最大巻き上げ長: 113cm

10000番モデルは、シマノのスピニングリールの商品ラインナップの中で、最も低価格な10000番モデルとなっており、モデルラインナップは、バイオマスターSW-10000HGの 1モデルのみ となっています。 ここでは、「バイオマスターSW-10000HG」の「主な仕様」、並びに、「インプレッションや、他モデルとの比較時の評価」をご紹介します。

インプレッションや 他モデルとの比較時の評価は?

バイオマスターSW-10000HGのインプレッションとしては、価格を抑えた結果、全体的な品質水準が低くなっており、実用性に致命的な問題が残っているという評価です。 そもそも、10000番モデルでは、通常の大型モデルとは異なる設計を施す必要が生じてきますが、バイオマスターSW-10000HGは、8000番モデルを単に大型化しただけと言わざるを得ない作りで、シマノの他の上位製品と比較すると、自重、パワー、堅牢性などが、実用的とは言い難いレベルになってしまっています。

バイオマスターSWは あらゆるゲームを制する

バイオマスターSW-10000HGを除き、バイオマスターSWは、高いコストパフォーマンスと確かな品質とを武器に、あらゆるゲームを制するスピニングリールです。 この記事をお読みの皆さんも、バイオマスターSWを持って、フィールドに出掛けてみませんか。