マイクロファイバーとは?
タオルや毛布など、マイクロファイバーの商品が多く販売されています。 マイクロファイバーは、速乾性があったり吸収性が高かったりすることが人気を集めています。 マイクロファイバーとは、どんなものなのかご存知でしょうか?
マイクロファイバーのメリットとデメリット、マイクロファイバーの商品についてくわしくご紹介します!
マイクロファイバーの生地ってどんな繊維でできているの?
マイクロファイバーの生地は、化学繊維で作られています。主にナイロンやポリエステルの極細繊維を加工して作られた生地です。 マイクロファイバーは、髪の毛の100分に1以下の8マイクロナノメートルという極細の繊維をねじったり織ったりして作っているため、汚れを絡めとることができます。
また、綿に匹敵するくらいの吸収力があります。
マイクロファイバーのメリットとデメリット
マイクロファイバーには、乾きやすく水分の吸収力が早いというメリットと、強い力でこすると傷をつけてしまうというデメリットがあります。 マイクロファイバーのメリットとデメリットについて、くわしくご紹介します!
マイクロファイバーのメリット
吸水力が高く乾きが早い
マイクロファイバーの生地は、綿などの自然素材よりも乾きが早いです。 木綿の繊維は吸水力が高いですが、乾きにくいというデメリットがあります。 マイクロファイバーは、軽く絞って干しておくだけで、木綿よりも早く乾きます。
汚れをこすり絡め取る
マイクロファイバーは、極細の繊維でできていて、繊維がとがっているため汚れをこすり絡めとることができます。 洗剤を使わなくても汚れを落とすことができるため、掃除におすすめです。
マイクロファイバーのデメリット
傷がつく場合がある
マイクロファイバーは、ナイロンやポリエステルを加工して作られていて、繊維がとがっているため木製のものや肌など、柔らかい素材のものは強くこすると傷をつけてしまうことがあります。 マイクロファイバーのタオルで、赤ちゃんや子供の肌をゴシゴシ拭くという使い方をすると肌を傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。
高温に弱い
マイクロファイバーは、素材がナイロンやポリエステルのため耐熱温度が低いです。アイロンや煮洗いはできません。 また、直射日光の当たる場所に干すことでも劣化します。高温になる乾燥機も使用できません。
マイクロファイバーにはどんな商品があるの?
マイクロファイバーは、さまざまな商品に利用されています。 クロスやタオルは、吸水性が高く速乾性が早いことが生かされている、代表的な商品です。 また、マイクロファイバーは、肌触りが良く保湿性も高いため毛布やラグなどにも使われています。
マイクロファイバーは、ウールや綿の毛布に比べてとても軽いため使いやすいため人気が高まっています。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバーはクロスにも使われています。 キッチンで使うクロスや、掃除の際に使う雑巾、モップなどにもマイクロファイバーの製品が多くあります。 テレビやパソコンなどの液晶画面や、メガネを拭くためのクロス、ホコリを取るためのモップなどにもマイクロファイバーが使われています。
マイクロファイバーの原料になっている、ナイロンやポリエステルは静電気が発生しやすいことを利用して、ほこりを吸着する性質があります。
マイクロファイバータオル
マイクロファイバーの特徴である、吸水性と速乾性を生かしたタオルはサイズが豊富に販売されています。 フェイスタオルなどのサイズが小さいものから、バスタオルなどの大きいサイズのものの他にも、バスマットなどの商品も豊富に販売されています。
マイクロファイバー毛布
マイクロファイバーはとても柔らかくて、薄くても高い保湿性があります。 マイクロファイバーの性質を利用した毛布は、軽くて温かいため豊富に販売されています。 ひざ掛けサイズや、シングルサイズ、ダブルサイズなどの他に、話題の着る毛布もマイクロファイバーを使った製品が多いです。
マイクロファイバーラグ
マイクロファイバーのラグは、軽くて丸洗いができる特徴があります。 肌触りが良く暖かいため、こたつやホットカーペットにも対応している製品が販売されています。
マイクロファイバーの洗濯の仕方
マイクロファイバーは、高温に弱いため洗濯の仕方には注意が必要です。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスは、洗濯機で洗うことができます。乾燥機は使わずに直射日光の当たらない場所で干しましょう。 マイクロファイバーは速乾性が優れているため、短時間で乾きます。
マイクロファイバータオル
マイクロファイバーのタオルも、洗濯機で洗うことができます。乾燥機の使用と、直射日光の当たる場所に干すのは避けましょう。 マイクロファイバーは傷みやすいため、洗濯ネットを使用することで長く使うことができます。
マイクロファイバー毛布
マイクロファイバーの毛布を洗う際には、洗濯ネットを使用しましょう。 洗濯機の手洗いやソフトモードを使い、優しく洗いましょう。 毛布のサイズが大きくて、家庭の洗濯機で洗濯できない場合には、コインランドリーをおすすめします。
コインランドリーの乾燥は、高温でマイクロファイバーを傷めてしまう恐れがあるので、コインランドリーで毛布を洗う際には、乾燥機を使わずに家で干しましょう。
マイクロファイバーラグ
軽くて洗濯が可能な場合は、マイクロファイバーのラグはネットを使用して洗濯をしましょう。 コインランドリーを使用する際には、乾燥機は使わずに家で干すことをおすすめします。 マイクロファイバーは速乾性が高いため、乾燥機を使わなくても他の素材に比べて乾きが早いです
マイクロファイバー・掃除でおすすめの使い方
マイクロファイバーは高い吸水力があるため、水分に押し当てるだけで簡単に水分を拭き取ることができます。 ゴシゴシこする必要はありません。
マイクロファイバーに使われているナイロンやポリエステルの働きにより、マイクロファイバークロスは掃除に使うことで、汚れを落とす効果があります。 マイクロファイバーの特徴を生かした、掃除でおすすめの使い方をご紹介します。
窓掃除
マイクロファイバーの細かい繊維によって、汚れを落として窓の表面を磨き上げる効果があります。マイクロファイバーは繊維がほつれにくいため、窓ガラスに繊維が残ったり、拭き後が目立ったりしにくいのでおすすめです。
お風呂掃除
マイクロファイバーは、お風呂掃除にもおすすめです。 マイクロファイバーで鏡を拭くことで、鏡にこびりついた汚れをキレイに落として、表面を磨き上げます。 蛇口などの水垢の汚れも、マイクロファイバーを使うことで簡単にこすり落とすことができます。
洗剤を使わずに落とすことができるので、汚れに気づいたときにすぐに掃除をすることができます。
フローリングなどの床掃除
マイクロファイバーで水拭きをすると、床の汚れや黒ずみを落とすことができます。 ホコリや髪の毛なども絡めとることができます。 床の素材によって、傷をつけてしまう場合があるため確認をしてから行うことをおすすめします。
マイクロファイバーは登山やアウトドアにもおすすめ
マイクロファイバーの保湿性や速乾性という特徴は、服や肌着にも多く使われています。 汗をかいてもすぐに汗を吸収して早く乾き、軽くて薄くて持ち運びにも便利なため、登山などのアウトドアにもおすすめです。
まとめ
マイクロファイバーについて、おわかりいただけたでしょうか? 肌触りが良くて軽いマイクロファイバーは、毛布やラグとしても人気が高まっています。 マイクロファイバーは、吸水力や速乾性が高いためクロスやタオルとしても幅広く利用されています。
マイクロファイバーは強くこすると、柔らかい素材のものや肌などを傷めてしまうというデメリットがあります。 しかし、その特徴を生かすことで洗剤を使わずに汚れを落とすことができるため掃除におすすめです。 マイクロファイバーを生活に取り入れてみませんか?