アークテリクス|Charlie Toque チャーリー トーク
patagonia(パタゴニア) マイクロD・ゲイター
ザ・ノース・フェイス/スーパーバーサロフトネックゲイター
OUTDOOR RESEARCH フェイスマスク
Smartwoolスマートウールメリノ250パターン
ファイントラック メリノスピン バラクラバ
ファイントラック バラクラバ
ARC'TERYX アークテリクス|Phase AR Balaclava フェイズ AR バラクラバ
出典: https://item.rakuten.co.jp/auc-hood-inc/cap_tw_balaclava/ パタゴニア patagonia CAPILENE THERMAL WEIGHT BALACLAVA
エクスペディションバラクラバ
マムート MAMMUT バラクラバ チルドレン
バラクラバって?
頭から首までスッポリ保温!
【バラクラバ】というアイテムをご存知でしょうか? 日本では「目出し帽」という名前で呼ばれており、夏山では顔を紫外線から守り、そして冬山ではニット帽やネックウォーマーでは凌ぎきれない鼻先や頬、耳など、頭から首までまとめて保温できる優れものです。馴染みのない方も多いかもしれませんが、冬期登攀や高所登山、厳冬期のバックカントリーなど、冬山の必須アイテムです。
イメージは戦士?
顔をスッポリ覆い、目だけを出したバラクラバスタイル。 何となく、戦士(もしくは強盗?)のようなイメージで、初めて目にした方は少し抵抗があるかもしれません。 そもそも、「バラクラバ」という名前は、1854年に勃発したイギリス軍とロシア軍の「バラクラバの戦い」から。戦士たちが寒冷な東ヨーロッパの気候に耐えるために、手編みされたウール素材のバラクラバを用いたことが起源となっています。
しかしご心配なく。人気のアウトドアブランドから、様々な生地・デザインのバラクラバが販売されており、バラクラバの上からヘルメットやニット帽、ネックウォーマーを重ねれば、機能性とファッション性を兼ね備えた着こなしが可能です!
[冬のアウトドア]顔周りの保温アイテムは?
顔周りのレイヤリングも重要です!
冬山での登山やバックカントリーなどのアウトドアアクティビティを楽しむ上で、基本的なレイヤリングアイテムとして、ハードシェルやオーバーパンツ、その下に保温効果の高いアンダーやミドルレイヤーなどを重ねます。 また、冬用の登山靴やグローブなど末端の防寒も重要です。 そして、忘れてはいけない顔周りの保温アイテムについて、ここからご紹介していきます。
➀頭を守るヘッドウェア
冬山のマストアイテム「ニット帽」。 脳が寒さを感じることで、エネルギー温存のために身体の末端への血流を抑制してしまうと言われています。司令塔である頭部(脳)を冷気から守ることは、低体温症や高山病の予防にもつながります。
アークテリクス|Charlie Toque チャーリー トーク
「ビーニー」と呼ばれる、シンプルでコンパクトなニット帽は、ヘルメットもかぶりやすくおすすめ。
こちらは、耳当てが付いたウール素材の帽子。耳あて部分は内側に折りたたんでコンパクトに収納できます。
➁首を守るマフラー・ネックウォーマー(ネックゲーター)
頭部と同時に、冬山では首を温めることもとても重要。 首とウェアの隙間から冷気が入り込むと、体温はすぐに低下してしまいます。マフラーやネックウォーマーで保温しましょう。
patagonia(パタゴニア) マイクロD・ゲイター
肌触りの良いマイクロデニール・フリース素材のネックウォーマー。生地が2重になっているので、防風効果も抜群!
ザ・ノース・フェイス/スーパーバーサロフトネックゲイター
こちらは毛足の長い「バーサテックスーパーロフト」を使用したネックウォーマー。保温性と通気性を備え、上部のドローコードを絞ればビーニーとしても利用可能!
OUTDOOR RESEARCH フェイスマスク
こちらは、口から鼻まで覆ってくれるフェイスマスク。バックカントリースキーなど、激しく動くアクティビティでは、ネックウォーマーがずれてしまったり、雪煙が入り込んでしまうことがあります。そんな時には、ネックウォーマーとの併用としてフェイスマスクもおすすめ。
➂鼻先・頬・口元を守るバラクラバ
ニット帽やネックウォーマーでは防ぐことのできない鼻や頬、口周り。冬期の過酷な環境から守るため、露出部分を最低限の目元(目はゴーグルやサングラスで守りましょう!)にすることは大切です。やはりバラクラバが重量なアイテムとなってきます。
Smartwoolスマートウールメリノ250パターン
メリノウール素材の、暖かく肌触りの良いバラクラバ。薄手で、ニット帽やネックウォーマーが重ねやすいタイプ。
ファイントラック メリノスピン バラクラバ
こちらもメリノウール素材ですが、ポリエステルとのハイブリッド素材。楽に呼吸が行える構造で、撥水機能も備えます。
バラクラバの必要性
忘れてはいけない「顔周りの凍傷」!
冬期登山やバックカントリーなどのアウトドアでリスクが高まる「凍傷」。 手や足など、末端の血液の循環が悪くなり、水疱からひどくなると皮膚の壊死、筋肉や骨の壊死へと進行します。 そして、その凍傷になりやすい部位として、手足に次いで「鼻」「頬」「耳」など、露出しやすい顔周りが挙げられます。
バラクラバで、鼻や頬、口元など顔周りの保温・保護を!
女性に嬉しい!髪の保護も出来る!
冬山の乾燥や紫外線は髪の大敵! 「髪が凍る」「溶けて乾燥する」という繰り返しで、髪は大きなダメージを受けます。「気づけば春には髪が傷んでいた」という経験のある方も多いのではないでしょうか。登山やバックカントリーでは、バラクラバの中に髪を収納してしっかりと髪の保護に努めましょう。
バラクラバを選ぶ時のポイント
店頭での試着が難しいことに加えて、素材やフィット感などメーカーそれぞれに特徴があり、どのような環境に適しているのか、選択も難しいバラクラバ。 ここでは、バラクラバを選ぶ時の大まかな3つのポイントを紹介します。
ポイント➀素材(保温性・防風性)
バラクラバ最大の役割が「顔周りの保温」。保温性の高いモデルには、素材にフリースやメリノウールが多く用いられています。また、生地の厚さや構造も様々で、通気性を重視したものや、完全に防風機能を重視したものなど、用途に応じて使い分ける必要があります。ヘルメットを着用する際には、生地の厚さに注意してバラクラバとヘルメットの相性にも注目しましょう。 ハイクアップが長いバックカントリーでは、厳冬期でも汗をかくので通気性が求められます。 また、稜線歩きの長い登山では、風に当たる時間が長く防風性が求められます。 素材と同時に、その機能性と適した環境などもチェックするようにしましょう。
天然繊維であるメリノウールの特徴は、肌触りと保温性、そして防臭性が挙げられます。しかしメリノウールだけでは防風性はなく、稜線での強風から顔を守るためにはニット帽やネックウォーマーとの併用が効果的です。 また、メリノウールの弱点をポリエステル繊維が補うという、機能性素材が採用されたものもおすすめです。
フリースの特徴は、その保温性と軽さ、速乾性が挙げられます。 最近では、「ポーラテック・パワードライ」や「ポーラテック・パワーストレッチ」など、厳冬期の厳しい環境でも快適に使用できる性能を持った素材も多くなってきています。
ポイント➁フィット感と通気性
冬山の過酷な環境下でバラクラバを快適に着用するためにも、フィット感は重要です。忘れがちな首元の作りまで、しっかりと確認しましょう。 メーカーごとに裁断・縫製方法も異なり、鼻部分にワイヤーが入っているモデルや、通気性を上げるために口元がメッシュになっているモデルなどがあります。
通気性は、呼吸の確保と同時に、ゴーグルが曇らないためにも重要なポイントです。 口元の通気性が悪いと、低温時は呼気により蒸れて湿ったバラクラバが凍ってしまう場合もあります。 通気性がよく凍りにくい素材を選ぶようにしましょう。
ポイント➂汎用性(使いやすさ)
バラクラバは冬山で使用するものですので、フィールドでの脱着が難しいアイテムです。体温コントロールの妨げにならないよう、バラクラバの汎用性・機能性もチェックしましょう。 厚すぎる生地は、伸縮性がなく適応範囲が狭いものが多くなり、蒸れやゴーグルの曇りの原因となります。適度な生地の厚さで、かつ様々なかぶり方で対応できるモデルを選ぶと便利です。
ファイントラック バラクラバ
バラクラバのかぶり方のパターンとしては、 ●目元だけを出してバラクラバとして。 ●顔を出してヘッドウォーマーとして。 ●鼻まで覆ってフェイスマスクとして。 ●首まで下げてネックウォーマーとして。 などがあります。 あごまで出せるタイプのものが、行動中の水分補給なども容易にできるのでおすすめです。 冬山に限らず、登山中の体温調節は大切です。低体温症にならないためにも、こまめにかぶり方の工夫を行って下さい。
(注)目的に応じたバラクラバを
次の項からご紹介するバラクラバは、主に冬期の登山やバックカントリーなどのアクティビティに対応するモデルを集めています。 これらのアクティビティ以外にも、バイクや自転車用、サバゲ―用など、様々なタイプのバラクラバが販売されています。 冬期の過酷な環境下で、身体を守るバラクラバ。購入の際は素材や機能をチェックし、なるべく登山やウィンターアクティビティに対応する、目的に応じたタイプのバラクラバを選ぶようにしましょう。
おすすめバラクラバ12選!
大人用10選+キッズ用2選!
ここからは、様々な素材やカッティングパターン、機能性を備えた、おすすめのバラクラバをご紹介していきます。 また、後半では、キッズ用バラクラバもご紹介。 通気性を重視し、ネックウォーマーやニット帽と重ねやすい薄手タイプから、防寒・防風性を重視した厚手タイプまで、用途に応じてバラクラバの購入の参考にしてみてください!
おすすめ1.【ジオラインL.W.バラクラバ】モンベル
[保温・制菌・速乾・防臭]高機能バラクラバ
通気性に優れた薄手のバラクラバ。樹脂製の芯が入った鼻部分が、鼻から頬にかけてのフィット感を高めてくれます。 また、素材に採用されているジオラインは、保温性に加えて制菌・防臭効果と速乾性に優れた機能性素材。長時間使用後も口元の匂いが気にならないのは嬉しいですね!
おすすめ2.【ライトウェイトバラクラバ】ザ・ノース・フェイス
通気性&フィット感抜群なバラクラバ
ポリエステル素材はストレッチ性が高く、フィット感に優れています。また、口周りと耳が通気性の良いメッシュ構造になっているので、ヘルメット使用時やハイクアップの時などに蒸れにくいのもおすすめポイント。
おすすめ3.【スーパーメリノウール バラクラバ】モンベル
暖かメリノウール&低価格バラクラバ
●素材:スーパーメリノウール79%、ポリエステル18%、ナイロン2%、ポリウレタン1% ●サイズ:S/M(54~57㎝)、M/L(57~60㎝) ●カラー:ブラック、パプリカ
メリノウールの抜群の暖かさと速乾性を備えつつ、モンベルならではの低価格で購入できるバラクラバ。 ストレッチ性のあるポリエステル素材も入り、様々な環境に合わせてかぶり方の応用が利くモデルです。また、鼻部分に入れられた樹脂製の芯がよりフィット感を高め、メガネやゴーグルの曇り防止に効果的です。
おすすめ4.【メリノスピン バラクラバ】ファイントラック
天然メリノウールと化繊ポリエステルのハイブリッドバラクラバ
ファイントラック メリノスピン バラクラバ
●素材:ビーニー部:ポリエステル65% ウール35%
こちらもメリノウールのバラクラバですが、天然のメリノウールとポリエステルをハイブリッドした高機能な「メリノスピン」糸が使われています。 メリノウールの特性である暖かさと吸湿発散性に加えて、耐久撥水性を備えているので、バラクラバの結露問題も解決!吹雪の中でのハイクアップなど、過酷な環境でこそ実力を発揮するバラクラバです! また、口元は呼吸がしやすい「ブレスルーターシステム」が採用され、息苦しさを感じない構造もおすすめポイント。
おすすめ5.【フェイズ AR バラクラバ】アークテリクス
フィット感を高めたオールラウンドバラクラバ
ARC'TERYX アークテリクス|Phase AR Balaclava フェイズ AR バラクラバ
●素材:Phasic AR ポリエステル87%、ポリプロピレン13%、(UPF 50+)
様々な環境やアクティビティに対応する、通気性に優れたバラクラバ。顔周りのフィット感を高めたデザインで、あごの下にコンパクトに折りたたむことも可能です。 また、首元がすっきりとしたデザインなので、ネックゲイターとの併用もスムーズなバラクラバです。
おすすめ6.【キャプリーン・サーマルウェイト・バラクラバ】パタゴニア
信頼「キャプリーン素材」のバラクラバ
出典: https://item.rakuten.co.jp/auc-hood-inc/cap_tw_balaclava/ パタゴニア patagonia CAPILENE THERMAL WEIGHT BALACLAVA
●素材:ポーラテック・パワーグリッド・ポリエステル91%、ポリウレタン9%。 (ポリジン永続的防臭加工) ●サイズ:ワンサイズ(55~60㎝)
パタゴニアのキャプリーンシリーズの中で、高い通気性を備えつつ最も暖かいサーマルウェイト素材を使用したバラクラバです。 表地は柔らかなジャージー生地で、ニット帽やネックウォーマーとの重ね着もスムーズ。そして裏地は、起毛フリースになっており、保温性を高めつつ吸湿発散性を備え、口元の蒸れを抑えて快適な使用感。
おすすめ7.【コエフィシェント バラクラバ】ブラックダイヤモンド
超高機能フリース素材のバラクラバ
素材に使用されているポーラテック・パワードライ・フリースは、生地の厚さからの想像以上に高い保温力と速乾性・通気性を備えた、超高機能フリース素材のバラクラバです。カバーしにくい耳の部分は2重構造になっており、保温性を確保しつつも周囲の音が聞き取りやすいという安全面での配慮も。
おすすめ8.【Balaclava Arctic WS】マムート
ウィンドストッパーで防風機能抜群のバラクラバ
●素材:Pontetorto Tecnostretch-:GORE WINDSTOPPER Fleece ●カラー:ブラック
額部分とサイドに「ゴア ウィンドストッパー」メンブレンを使用し、とにかく防風対策に効果的なバラクラバ。風を受けやすい高所登山や厳冬期登山、強風時のバックカントリーなど、冬山の中でも過酷な環境に適したモデルです。
おすすめ9.【エクスペディションバラクラバ】ザ・ノース・フェイス
「しっかりガード&曇らない」厳冬期向けバラクラバ
エクスペディションバラクラバ
こちらも高所登山・厳冬期登山・バックカントリーなど、厳しい環境下で顔全体をしっかりガードしてくれる、ハードフェイス加工による防風効果抜群のバラクラバ。 ポーラテック・パワーストレッチ素材で、鼻や口元のフィット感を確保しつつ、ワイヤー入りで立体設計の「ネオプレーンマウスカバー」でゴーグルが曇りにくい工夫が備えられています。
おすすめ10.【ソニックバラクラバ】アウトドアリサーチ
防風からの保護力抜群バラクラバ
ポーラテックのウィンドストッパーテクニカルフリースを採用し、防風性に優れた厳冬期向けバラクラバ。 口元はメッシュになっており、呼吸も楽に。また、一体型になった「ポーラテック ウィンドプロ イヤーパネル」は、しっかりと耳をガードしつつも周囲の音を聞き取りやすく改良されています。
キッズ専用バラクラバ 2選!
柔らかく、冷気や紫外線によりダメージを受けやすいキッズの肌。また、スキーや登山などの冬山でのアクティビティを快適に楽しむためにも、キッズ専用バラクラバをおすすめします。
キッズにおすすめ1.【ミッドウェイトバラクラバ(キッズ)】ザ・ノース・フェイス
キッズにも快適なバラクラバを!
●素材:POLARTEC:registered: PP Power Stretch:registered:(ポリエステル60%、ポリプロピレン37%、ポリウレタン3%) ●カラー:ダークネイビー、ボンバーブルー
ポーラテック:registered:パワーストレッチのフリース生地は、保温性も高く心地よい肌触りのバラクラバ。肌面のポリプロピレン素材が汗冷えを防いでくれるので、こまめな体温調節が難しいキッズにも顔周りの快適性が持続します。 キッズが喜びそうなカラーリングとデザインも嬉しいですね!
キッズにおすすめ2.【バラクラバ チルドレン】マムート
マムート MAMMUT バラクラバ チルドレン
●素材:ポリエステル86%、エラスタン素材14%
肌触りの良い素材で、比較的広くあいているため、キッズにもストレスなくかぶりやすいバラクラバです。ニット帽やネックウォーマーとの併用もしやすいコンパクト設計で、自分で脱着しやすいという点もおすすめ。
まとめ
いかがでしたか? デザインや機能性に様々なタイプのあるバラクラバ。より冬山を楽しむためにも、ニット帽やネックウォーマーだけでは凌ぐことのできない顔に感じる寒さや、冬山特有の紫外線や乾燥から解放されるバラクラバを、ぜひこの冬試してみませんか?
●素材:ジオライン:registered:(ポリエステル)100% ●カラー:ブラック、ライトシルバー ●サイズ:S/M(54~57㎝)、M/L(57~60㎝)