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【今話題のワトコオイルの正しい塗り方/使い方】分かりやすい色見本付き!

DIYでもよく利用されるワトコオイルとはどんなものなのでしょう。自然素材で身体にも優しいワトコオイルは、安心して使える塗料として人気を集めています。色の種類も豊富なので、好みの色を見つけ出すことができ便利です。そんなワトコオイルの特徴や使い方をご紹介します。
2020年8月27日
kaorin007
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この記事で紹介しているアイテム

ワトコオイル_200ml[WATCO(ワトコ)]

ワトコオイルとは

ワトコオイルとは、植物の亜麻の種子からとれる亜麻仁油をベースに作られた植物油主体の塗装料です。イギリス生まれのワトコオイルは、イギリスの安全基準をクリアした成分で作られています。だから、シックハウス症候群の原因とも言われるホルムアルデヒドなどの有害成分を心配する必要がありません。

ワトコオイルの特徴

ワトコオイルの最大の特徴「オイルフィニッシュ」

ワトコオイルと言えば「オイルフィニッシュ」が特徴です。オイルフィニッシュとは、外側に塗装膜を作らず内部に浸透して塗装膜を作ります。これにより、木材の素材を活かした美しさを維持でき着色というよりは色を補うという使い方です。だから、仕上がりは透明感のある木のぬくもりが感じられます。

豊富な色あいで素材を活かす

ワトコオイルの色の種類は、なんと8種類あります。また、オーク材やパイン材などの素材によって色合いや風情が変わるのもワトコオイルの特徴です。実際の木の自然な色合いにあった色で、木の持ち味を活かした質感を表現してくれます。

あえてUVカット材を使用せず経年変化を楽しむ

ワトコオイルには、あえてUVカット剤を入れていません。それは、日焼けすることで生まれる木の味わいを楽しむことを目的としているからです。年月を経るごとに味わい深くなる木製の素材は、それだけで自然の風情を感じることができるでしょう。あまりに日焼けが気になる場合は、オイルふき取り用のウエスにワトコオイルを付けて拭くだけでメンテナンスできるから安心です。

塗りやすいから初心者にもうれしい

ワトコオイルは、他の油性塗料などと異なりさっぱりとした粘性の少ない塗料です。そのため、ムラなく濡れるのが特徴です。塗料の塗り方が上手くいかないと村が出来て仕上がりが汚くなります。でも、ワトコオイルなら初心者にも簡単にムラなく塗ることができるでしょう。

割れやヒビが出にくくなる

ワトコオイルは、オイルフィニッシュという特徴があります。それにより、表面に膜ができないことで木材の空気流通が良くなります。その結果、木材にヒビが入ったり割れたりすることを予防してくれるのが特徴です。

ワトコオイルのカラーいろいろ

ワトコオイルのカラーは全8色です。それぞれに趣があり、木そのものの性質を損ねないのがうれしいですね。薄めのカラーは、自然な仕上がりに魅力があります。濃いカラーは、高級感のあるイメージに仕上がるでしょう。 また、パイン材とオーク材では同じ塗り方をしても、仕上がりに違いがでます。オーク材は、広葉樹のため色が濃く木目もしっかり仕上がるのが特徴です。パイン材は針葉樹なのでオーク材に比べ色合いが薄く感じられます。

ワトコオイル全8色の特徴


出典: https://www.hoxan.co.jp/watco/

ナチュラル

刈り取る前の麦の色ともいえるこの色は、海外で「ストロー(わら色)」とも言われています。年月ともにに、変化を遂げ次第に深くなっていく色合いを楽しむことができるでしょう。

ホワイト

古びた素材風にわざと雑に塗られた壁や柱には、使い込まれた味わい深さを感じることができます。塗り方次第で、シャビーな感覚をうまく醸し出してくれるのがこの色の良いところです。

チェリー

その名ととおり元は桜の木の補色として使われていた色です。少し赤みがかった色合いが、とても上品な仕上がりにしてくれます。年代物の家具などに使うと味わい深いでしょう。

マホガニー

実際のマホガニー材は、現在取引が制限されています。そんな素材をイメージしたこのカラーは、正統派の家具やアジア風のインテリアに最適です。

エボニー

渋みがありビンテージ感を醸し出すのが、エボニーです。ワトコオイルでは、他の塗料に比べ顔料が少ないので木目の味わいをしっかり出すことができます。時とともに色あせることで、より趣を感じることができるでしょう。

ドリフトウッド

ドリフトウッドは、海岸などに流れついた流木の色をイメージさせる色合いです。少し白味をおびた灰色で幅広く利用できます。少しダメージ感を与えれば、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。

ミディアムウォルナット

床材などの定番カラーとしてもよく使われるのが、ミディアムウォルナットです。元の木目がしっかりと出せるので、木の風合いを損ねることがありません。また、変色してしまった木の素材に塗り重ねることで自然な木の風合いを取り戻すこともできます。

ダークウォルナット

ダークウォルナットは、渋みのある焦げ茶色で高級感を出すのにピッタリな色です。安価な素材で作ったものも、このカラーで仕上げれば高級感のある演出を施すことができるでしょう。大人の雰囲気を作り出すには、最適な色合いだといえます。

ワトコオイルの使い方


ワトコオイルの主な使い方は、木材製品の塗装です。DIYで自作した木製家具や既存の家具の補色などに利用します。少し年月がったった家具などにワトコオイルを塗ることで、また違った味わいを楽しむことができるでしょう。その他の使い方は、床や柱などへ塗る方法です。ワトコオイルは、塗り方も簡単で初心者にも使いやすいといえるでしょう。

ワトコオイルの塗り方

ワトコオイルを塗る際に準備するもの

ワトコオイイルを塗る前に準備しておくものは、次のようなものです。 ◆ワトコオイル ◆バケツなどの容器(ワトコオイルを入れる) ◆塗る素材や面積に応じた大きさの刷毛 (広い面積のものなら大きめの刷毛がおすすめ) ◆サンドペーパー (通常のものと耐水性のあるものの2種類用意) ◆雑巾 ◆きれいなウエス (毛羽立たないもの) ◆ビニール製手袋 ◆エプロン ◆有機ガス用防毒マスク(あれば用意)

塗り方の手順

ワトコオイルを塗る前に、まず材料となる木材の汚れやホコリをしっかりと落します。次に、サンドペーパーで表面のデコボコなどを整え塗る面をフラットにします。この時使うサンドペーパーは、粒子の細かいものがおすすめです。できれば240番以上のものを選ぶとよいでしょう。

下処理が出来れば、後は刷毛でムラが出ないよいう塗っていくだけです。万遍なく全体を塗り終わったら、15分~30分程度置きます。準備したタオルで表面に残っていワトコオイルをふき取り、さらに1時間ほど乾燥させるのがポイントです。乾燥したころを見計らって、2回目を塗ります。この時塗る量は、1回目より少し少なめしておきましょう。塗料が染み込めば、表面に残ったワトコオイルをふき取り24時間以上乾燥させれば完成です。

上手に塗るポイント

ワトコオイルを塗る際にポイントとなるのが、余分なワトコオイルのふき取りです。余分なオイルをウエスなどで充分にふき取りながら、オイルの浸透をしっかりと促します。この作業を丁寧におこなうことで、色ムラなどのない綺麗な仕上がりを実現できます。ウエスには、なめらかな綿素材が良いでしょう。綿素材の古いTシャツなどを代用することも可能です。

ワトコオイルの色が濃く出過ぎた時の対策

ワトコオイルの塗り方によっては、色の出方が濃すぎたと思うこともあるでしょう。そんな時は、作業途中でも耐水性のサンドペーパーで調節すれば大丈夫です。ワトコオイルは、表面に膜を張らないのでどのような段階でも調整することができます。オイルが残ったままで研磨をかければ、しっとりとした風合いのなめらかな仕上がりになります。塗り方だけでなく、研磨方法でも独特な風合いを楽しめるのがワトコオイルの特徴です。

今ある家具がこんなに変わる

手作りの木製家具などにワトコオイルを施すのもいいですが、今ある家具にちょっと手を加えただけで結構いい感じになるのもワトコオイルの特徴です。塗り方も簡単だから、女性でも安心して使うことができます。テーブルなどのシンプルな家具なら、家事の合間にワトコオイルでリニューアルしてみるのもいいでしょう。使い古したテーブルが、味わいのあるインテリアに変身するかもしれません。

BRIWAXとの併用でより自然なツヤを演出

ワトコオイルを塗った後に、BRIWAXで仕上げればよりつややかな仕上がりを実現できます。単体では、さほど着色されることもないBRIWAXですが、ワトコオイルを塗った後の仕上げ剤として利用すると効果的です。使い方は簡単で、ワトコオイルを塗った木材にBRIWAXを万遍なく塗りタワシなどで磨けば完成です。


ワトコオイルの使い方の注意点

作業中の注意

ワトコオイルは、オイルフィニッシュ機能を促すために有機溶剤などが含まれています。そのため、塗装中や乾燥中は有機溶剤中毒や引火などには充分注意が必要です。作業時には、火気のある所は避け歓喜機能の整ったところでおこなうようにしましょう。ワトコオイルが、皮膚につかないよう保護手袋やエプロンの着用をおすすめします。作業中は、有機ガス用防毒マスクなどをつけておくと安心です。

作業後の注意点

作業で使った布などは、放っておくと自然発火を起こすことがあります。使った後のウエスなどは、水につけて発火を起こさないよう気をつけておきましょう。ゴミなどと一緒に捨てる場合は、燃えやすいごみとは別に生ゴミなどと一緒に捨てることをおすすめします。

ワトコオイルの購入方法

ワトコオイル_200ml[WATCO(ワトコ)]

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

公式サイトが紹介している購入方法

ワトコオイルの販売をおこなっている北三株式会社では、大手ホームセンターなどの店舗での購入と北三株式会社の販売サイト「DynaCityCorporation(ダイナシティ) 」での購入を紹介しています。こちらのサイトでは、ワトコオイルお試しセット(5色入り)1,080円という商品があるのでワトコオイルを試したいという人には最適です。

大手通販サイトでも購入可能

ワトコオイルは、Amazonやyahooショッピングなどの通販サイトでも購入することが可能です。値段的には、やはり大手通販サイトの方が少しコスト面でお買い得かなという感じですね。ワトコオイル購入の際は、複数のサイトで値段を比較しながら上手に購入することをおすすめします。

ダークウォルナット

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

まとめ

ワトコオイルは、DIYで仕上げた手作りの家具やアイテムにひと手間かけるだけで、見違えるように素敵な仕上がりにしてくれます。他の油性塗料に比べ、ムラができにくいから初心者にもうれしい製品です。 もうそろそろ買いかえようかと考えている家具などにも、ワトコオイルでひと手間加えれば味わい深い古材風のアイテムに復活してくれるでしょう。家の中で眠っている古びた家具もワトコオイルを塗ることで、新しい趣のあるアンティーク家具に生まれ変わるかもしれません。