はじめに
ラベンダーと聞いてまっさきに思い浮かぶのは、「イングリッシュラベンダー」ではないでしょうか？ ラベンダーにもたくさんの種類がありますが、ポプリやアロマオイルに使われているラベンダーは、 ほぼこのイングリッシュラベンダーで間違いないでしょう。 というのもその香りの高さにあるんです。 それでは、イングリッシュラベンダーについてご紹介していきます。
イングリッシュラベンダーの特徴
イングリッシュラベンダーは、一年草に思われがちですが、低木のような扱いのできる多年草です。 イングリッシュラベンダーというのは、寒さに強く暑さに弱い植物です。 また、乾燥した気候を好み、高温多湿を嫌う神経質な植物のため、園芸初心者には扱いにくいと言われています。 しかしイングリッシュラベンダーは、人気の高いハーブとして今でも根強いファンを持っています。 ラベンダーの香りには、5つの系統に分けられています。 イングリッシュラベンダーは、他のラベンダーと比べて圧倒的にラベンダーの香りが強いことが特徴です。 また、イングリッシュラベンダーの花から精油を抽出できるのが最も多いため、 アロマオイルやポプリ・石鹸など多岐にわたって利用されています。 イングリッシュラベンダーの香りの効能は、 鎮痛・防虫・殺菌・精神安定などに効果的だといわれています。
イングリッシュラベンダーの花言葉
すてきな香りが特徴の、イングリッシュラベンダー。 その花言葉を紹介していきます。
花言葉：「いつまでも待ってます」「清潔」「優美」「あなたを待っています」「期待」
ラベンダー全体の花言葉は、 ・「いつまでも待ってます」 ・「清潔」 ・「優美」 ・「あなたを待っています」 ・「期待」 でした。 また、英語の花言葉も合わせて紹介します。 ・devotion（献身的な愛） ・silence（沈黙・静寂） ・distrust（疑惑） となっています。 こうしてみると、少し日本語も英語の花言葉も意味合いが似ていますね。
「清潔」「優美」の花言葉由来
ラベンダーは、古代ギリシャ時代にはじめてハーブとして使われたそうです。 その際に、ギリシャ人は洗濯や入浴でイングリッシュラベンダーを使い、香りを楽しんでいたとのことです。 ラベンダーの学名は、こうした「lavo（洗う）」というラテン語を由来につけられたといわれています。 このことから、イングリッシュラベンダーのは、「清潔」「優美」なハーブとして花言葉が付けられました。 イングリッシュラベンダーは、抗菌・鎮静の役割もなすことから、 普段から使われている愛される植物だったことがわかりますね。
ピンクのイングリッシュラベンダーの花言葉
ピンクのイングリッシュラベンダーとして、ラベンダー・エレガンスピンクの花言葉を紹介していきます。
花言葉：「沈黙」「誘惑」「やってくる幸せ」「許しあう愛」「私にこたえてください」
ピンクのイングリッシュラベンダーの花言葉は、 ・「沈黙」 ・「誘惑」 ・「やってくる幸せ」 ・「許しあう愛」 ・「私に答えてください」 でした。 もちろん、イングリッシュラベンダーの代表的な花言葉も当てはまりますが、 ピンクの可憐な花姿にちなんでかわいらしい花言葉が並んでいますね。
花言葉由来：「沈黙」「誘惑」「やってくる幸せ」
「沈黙」という花言葉の由来は、精神安定の効果がイングリッシュラベンダーの香りにあることからきています。 香りをかいでいるときは、心を落ち着かせリラックスをして静かな気持ちになれますよね。 また、「疑惑」という花言葉は、イングリッシュラベンダーは、他のラベンダーに比べて圧倒的に香りが強いところからきているようです。 「やってくる幸せ」というのは、寒い季節を耐え忍び、春から夏にかけて目いっぱいに花を咲かせる姿からきているとのことです。
7/2.8/8の誕生花：イングリッシュラベンダー
イングリッシュラベンダーの、誕生花を紹介します。 ・7/2 ・8/8 の誕生花になっています。 夏の暑い時期にも元気よく咲き続けるラベンダーを贈り物にプレゼントしてもいいかもしれませんね。
開花時期
イングリッシュラベンダーの開花時期は、5から7月です。 花色は紫色、白色、ピンクです。 イングリッシュラベンダーは、常緑多年草なのでうまく夏越しができれば来年の春からまた花を咲かせます。 イングリッシュラベンダーは、花の茎に次の花芽が蕾になっていき次々と花を咲かせてくれます。 早めに切り戻せば、2週間ほどで新たな新芽が動き出します。 また来年も咲かせたい場合は、花が終わった後に短く枝を整理するように剪定しましょう。 夏の暑さと高温多湿を嫌いますが、枝を切りそろえることによって、夏越しがしやすくなります。
イングリッシュラベンダーの花言葉の贈り方
すてきな香りのするイングリッシュラベンダーを、花言葉とともに贈ってみましょう。 きっと喜ばれますよ。
こんな人におすすめ
イングリッシュラベンダーは、アロマや香りが好きな人に贈るのにぴったりです。 イングリッシュラベンダーは、ラベンダーの中で1番香りが強い品種なので、 お部屋に置いておくのも庭で育てるのにもおすすめです。 また、香料にするために抽出したいときも 他のラベンダーよりも抽出量が多く、精油がたくさんとれます。 花を下に向けて、ドライフラワーのように吊るしてもOKなので楽しみ方は無限にありますよ。
プレゼントの贈り方
イングリッシュラベンダーを贈るときは、育て方のメモも挟んであげるとよいでしょう。 イングリッシュラベンダーは、育てるのが少しコツがいります。 せっかくプレゼントしてもらったのに、すぐに枯れてしまうともったいないですよね。 まず置き方は、日の当たる、風通しの良い庭に置きましょう。 花が終わった後の夏には、直射日光を避けましょう。 半日陰で、涼しい場所に移すとよいでしょう。 水やりのタイミングは、乾燥には比較的強いので、鉢土が乾いたら水やりしましょう。 高温過湿を嫌うので、水のやり過ぎには気を付け土の状態をよく観察するとよいでしょう。 苗ものをプレゼントしないなら、ポプリやドライフラワーもおすすめです。 スワッグにしたりと、乾燥していてもイングリッシュラベンダーの香りが強いので プレゼントにおすすめです。
花と一緒に贈るおすすめグッズやアイテム
植え替え用の可愛い鉢などがあると、一年たって株が大きくなったときに 可愛くイングリッシュラベンダーを楽しむことが出来そうですね。 また、誕生日用のピッグを使うのもいいと思います。
イングリッシュラベンダーの飾り方
イングリッシュラベンダーは、春から夏は戸外においてあげたいですね。 特におすすめな寄せ植えスタイルは、イングリッシュラベンダーの紫色が映えるような配色の植物を植えることです。 例えば、ムラサキ×レッドや、ムラサキ×オレンジ などの配色で、暑い夏の時期もすっきりと爽やかに感じることが出来ると思います。 イングリッシュラベンダーは、スタイリッシュな細めの花姿をしているので １苗だけでなく何本かまとめて植えるとよりイングリッシュラベンダーの紫と香りを楽しむことができるともいますよ。 また、イングリッシュラベンダーの香りの効能に「防虫効果」があります。 ローズやアブラナ科の植物の近くにおいて植えることで、 いやな虫がつきにくくなるのでぜひ試してみてくださいね。
イングリッシュラベンダーの基本情報
科名・属名
イングリッシュラベンダーは、シソ科のラバンデュラ属です。 学名は、「Lavandula angustifolia」です。
和名・英名
イングリッシュラベンダーは、和名も同じ「イングリッシュラベンダー」と呼ばれています。 別名では、コモンラベンダーや真正ラベンダーと呼ばれています。
原産地
イングリッシュラベンダーの原産国は、地中海沿岸です。 常緑低木多年草です。 日本へは19世紀初めに渡来し、園芸品種として広く分布しています。
花名由来
イングリッシュラベンダーの名前の由来は、 衣類を洗う洗剤がなかったギリシャ時代に、洗濯物を洗う際にも香り付として入れる習慣があり それがラテン語「Lavandula（洗う）」と呼ばれていました。 その言葉に由来して、この植物をにラベンダーと呼ばれるようになったそうです。 イングリッシュラベンダーは、鎮痛・精神・防虫・殺菌効果にたけていました。 清潔という意味でも使われていたようです。 地中海沿岸地方の中でもイギリスに似た冷涼な気候のため、地中海が原産の「イングリッシュラベンダー」 と呼ばれています。
イングリッシュラベンダーの種類
・アングスティフォリア系（イングリッシュラベンダー） イングリッシュラベンダーのことは、アングスティフォリア系とも呼ばれています。 この系というは、寒さに強く、暑さに弱い性質の品種群の総称です。 花の色は、白・濃い紫色をしていて、特徴的なのは強い香りです。 アングスティフォリア系（イングリッシュラベンダー）の品種を紹介します。 ・濃紫3号 ・おかむらさき ・ラベンダーオールドイングリッシュ これらが一般的なイングリッシュラベンダーで、園芸品種として育てやすいとされています。 プレゼントに贈る際に、参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか？ イングリッシュラベンダーには、たくさんの品種や花言葉があります。 一年間、寒さに耐え、時には夏の暑さにも耐え忍んでやっと咲かせた花は「やってくる幸せ」の 花言葉にぴったりではないでしょうか？ 花言葉以外にも、とても良い香りなのでいつでも贈り物には最適ですよ。