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【初心者向け】太刀魚釣りの攻略ガイド!餌の仕掛けから釣り方のコツまで徹底解説!

太刀魚釣りの攻略偏です。陸からの釣り方、沖からの釣り方の両方を動画を交えながら詳細に解説します!初心者の方も、中級者でも釣果に悩んでいる人も、感覚的にコツを飲み込んで太刀魚の釣果につながる解説です。最適な時期、仕掛け、コツを釣り方別で解説します。
更新: 2021年3月30日
adanokinawa83
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太刀魚釣りを攻略しましょう!

仕掛けと釣り方を「釣り方別」でご紹介

太刀魚釣りは大きくジャンル分けすると、「エサ釣り」「ルアー釣り」に分かれます。さらに堤防などの陸から釣る、釣り用語では「陸っぱり」でのエサ釣り、ルアー釣りがあり、気軽にアプローチ出来る釣りで非常に人気で、初心者におすすめです。

太刀魚釣りは、乗合船と小型の個人などのボート釣りも盛んに行われ、こちらもエサ釣り、ルアー釣りでそれぞれの釣り方で狙う事が出来ます。今回は陸っぱりのエサ、ルアー釣りと沖でのエサ、ルアー釣りを動画を交えながら仕掛け、釣り方のコツを詳細にご紹介します!

太刀魚はどんな魚

生態を知り「時期やコツ」を知りましょう

太刀魚は大きな物では1mを超える、扁平な刀の様な魚です。口に大きな牙が並列し、牙で魚を捉えて魚を飲み込むフィッシュイーターです。ですのでシーバスの様に早合せすると釣りの逃す事があり、コツが必要です。

また、大きな群れで接岸し小魚を襲い、この時が陸っぱりからの時合なので、接岸する時期や時間帯、場所を知る必要があります。

太刀魚の自然化でのエサは

太刀魚の自然化でのエサはイワシやキビナゴなどの小魚類や、アジやサバの幼魚です。時にはイカやオキアミなども捕食すると言われますが、太刀魚のは歯鋭いものの、薄く柔らかいので固いカニや甲殻類は食べる事が出来ません。よってエサには柔らかく、捉えやすい魚が最適です。

太刀魚の生息環境、性質など

太刀魚は表層から水深400mで活動しています。太刀魚は朝夕は表層の沿岸付近に接岸し、日中は海底に降ります。夜間は沖合の表層の魚を狙って魚の群れの下層で静かに待ち構えます。

この時、月明りが反射し気付かれない様に、垂直に立って待ち、この姿が立ち魚といわれる説もあります。魚を待ち下から襲う性質で、この性質を利用し餌やルアーを上下に動かし誘います。小魚の群れに付いて東西に場所を移動するので神出鬼没です。

太刀魚の数釣りが楽しめる時期は

太刀魚は時期を問わず狙えますが

陸っぱりで狙える時期は9月~11月です。限定的には春先に釣れる事がありますが、イワシの接岸場所は少なく、読み切れないのが実情です。7月から釣れ始めますが方が小さく数も少ないです。(九州~関西地方では場所によって8月も良いといいます)

沖釣りでは周年狙えますが、1月~5月は専門的に狙う船は少なく、限定的です。多くは6月から始動し始め、最盛期は9月~11月です。12月は大型が狙えるものの、数が大きく減ります。

初心者でも釣れる時期

イワシの接岸する時期は堤防から10m先でも狙えます。この時期は初心者におすすめで、コツを掴めば数釣りも可能です。実際に初心者の小学生が連続で釣っているのを目撃した事もあります。

この時期の堤防は混みあって入れない状況もありますので、早めに場所を押さえ、ベテランに話を聞いたりする事も、「大きなコツ」と言えます。

太刀魚が釣れる時間帯

陸っぱりから狙う時間

太刀魚は夜行性の魚で、日没近くで深場から上ってきます。陸っぱりから狙う時間帯はイワシやアジと一緒でマズメ(日没、日の出)前後の2時間位が狙い目の時間です。常用灯が煌々とついている場所の堤防では深夜帯でも回遊があり狙う事も可能ですが、多くの場所ではマズメ前後がチャンスタイムです。

沖から狙う時間

乗合船の出船時間も朝まずめからの出船が多いです。沖の深場に戻る魚影をキャッチし、狙っています。夕方から夜間も出船しています。こちらは夕まずめの少し後の6時半から8時位が多く、少し沖合のポイントで集魚灯をつけて釣行します。11時からの深夜発もあるといいます。

太刀魚の美味しい時期は

旬のタチウオを狙いましょう

太刀魚が美味しい旬の時期は晩秋から冬にかけてです。体高が指4本以上の物は脂がのり刺身で最高です。関東では10月位からこのサイズのものが釣れ始め、10月以降が太刀魚の旬のですので、お見逃しなく!


大物が狙える時期は

太刀魚は大きくなると1.5mで3kg位になります。流石にこのサイズはそうそう出会えませんが、1.2m位で1.5kgの大物なら晩秋の沖釣りでは狙えます。大物だけを狙うのでしたら12月以降の方が確立が上がりますが、数が期待できず、ボウズの可能性がありますので、10月後半から11月半ばが狙い時として、お勧めします。

太刀魚釣りのポイント選び

陸っぱりでの場所は

大型の水深のある港湾の防波堤が最適です。最盛期では人が入れない程、堤防は埋め尽くされ、仕方なく周辺の小さな漁港や桟橋など、狭い場所で釣行する姿が見られます。

堤防の他は急深のサーフ、港湾周辺の地磯でもアジやイワシの接岸が見込めるなら、軽装で手軽なルアー釣りでは、良いポイントとなりますので、色々な場所を探る事もまた、楽しみの一つです。

沖釣りでのポイントは

沖釣りのポイントは乗合船でしたら案内に身を任せ、当然ですが探す必要は無く釣りに集中出来ます。自走のボートではポイントを探す必要があり、見つけない事には釣果は得られません。ポイントはアジやタイが狙える根周りがポイントとなります。

シーズンでは、漁港の陸っぱりの釣行ポイントと沖合の乗合船の延長上や、漁港の船道付近が良いポイントです。まずめから夜間の釣りですので、陸にも乗合船にも近付かない様に注意が必要です。

太刀魚釣り方 エサ釣り編

仕掛け、タックル

出典: https://www.ishiguro-gr.com/fishing/fishing_shinan_format.php?id=46

左記の図の様に、竿は投げ竿か磯投げ竿を 使用します。3000番クラスのスピニング リールをセットし、道糸はナイロンの4号前後 、仕掛けは左記の通りです。 水中ライトは安価のケミホタルでも結構です。

市販のタチウオ針を使用すればハリス切りは 防げますが、購入出来ない場合はタチウオ用 のワイヤーハリスか保護チューブのハリス でも大丈夫です。

太刀魚釣りのエサ

生き餌が用意できるのなら、小鯵が有効です。エサの付け方はハリを背掛けにして泳がせるようにします。またキビナゴも同様に背掛けにし泳ぎを意識します。切り身でしたらサンマやサバなどの表面が光るエサが有効です。幅1㎝、長さ8㎝位の短冊状に切り、ハリに通し掛けします。

釣り方のコツ、アワセ

太刀魚のウキ釣りはアワセと誘いが他の釣りより少し難しく、テクニックが必要で、初心者向きとは、少し言い難いです。タナは2ヒロ位(3m強)とって、ポイントに投げ込みます。ウキの反応でアワセを入れても外れますので、ウキが完全に沈むまで待ちます。

沈み込むのを確認し間違いないと感じたら大きくアワセせて釣りあげます。「ここが釣果のポイントですので、慎重に!」仕掛けを投入し、ただ待つだけでなく、エサを少し動かしてアピールするテクニックを用いて釣果を増やしましょう。

太刀魚釣りのエサ釣りを動画でチェック!

動画でコツを押さえましょう。初心者必見!

大阪湾奥での晩秋の夜間の釣行の動画です。ウキを中心に撮影しており、アワセが勉強できます。また投入してからの誘いのテクニックも使って誘っていて、実釣の際にもウキが沈んでから暫く我慢してからアワセを入れています。誘い、ウキの動き、アワセの知識、テクニックが学べる貴重な動画です。

太刀魚の釣り方 ルアー釣り編

太刀魚釣のルアー釣り・仕掛け、タックル

出典: https://tsurihyakka.yamaria.com/fish/%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%A6%E3%82%AA%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BC%88%E5%85%A5%E9%96%80%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91%EF%BC%89

ロッドはシーバスロッドを流用します。 遠投の必要も時にはありますので9ft の負荷40gの硬めのロッドがアワセも しっかり入れれて良いです。リールも シーバス用で使う2500番~3000番で PEの1号を100mセットします。リーダー にはフロロカーボンの4号を使用しますが 、初心者はワイヤーリーダー の方が無難です。

初心者におすすめ

軽装で仕掛けも単純な陸っぱりからのルアー釣りです。上記の図の物があれば(タックル、ルアー)太刀魚を仕留められます。ルアーはメタルジグ、ワインド用ワーム、バイブレーション、シンキングミノーで狙えますが、一番おすすめはワインド用ワームです。

群れがいる所にキャストすれば、初心者にもテクニックを必要とせず、釣り上げる事は可能です!

ワインド、アワセ

ポイントにキャストし、タナにカウントダウンでフォールさせてロッドを大きくあおって誘い、またフォールさせます。このロッドをしゃくり上げる事を、「ワインド」と呼び多用するテクニックです。

太刀魚用のワインドルアーは古くから(20年位)あり、蛍光物はライトを当てると水中でも光りアピール度が高いです。群れがいればフォール中でもあたります。

アワセは小さなアタリで軽く合わせ、重みがのったら追い合わせします。ワインドの多用、アワセが肝のテクニックです。下記の動画でチェックしましょう。

太刀魚釣りのルアー釣りを動画でチェック!


数釣りのテクニックを動画を見てを押さえる。初心者必見!

ワインド用ワームの適正な付け方で釣果に大きく差が出る所から、遠投の仕方、落とし込み方、ワインドの順番で各テクニックを説明してくれます。太刀魚のワインドアクションのテクニックを15分で学べ、貴重な動画です。

太刀魚の釣り方 沖釣り編

仕掛け、タックルは

出典: https://www.ishiguro-gr.com/fishing/fishing_shinan_format.php?id=100

左記の図の様にタックルは50号 負荷の2.4m前後の船竿に中型の電動 リールでPEの4~6号をセットします。 仕掛けは片テンビン仕掛けで、オモリ 側に水中ライトを付け、オモリは80号 ~100号を船長の指定で使い分けます。

モトス、ハリスは太刀魚用の2本ハリセット を使用します。ビニールでハリス切れ対策 の物を選びます。左記の図を参考に仕掛けを セットしましょう。

沖釣りでのエサ

乗合船で用意されるエサは、サバの短冊切りのエサが多い様です。エサは水中で回転しない様にしっかりと縫い刺しします。エサが海中で魚が逃げ惑う様に魅せるために、ハリにしっかりセットします。

釣果を伸ばす釣り方のコツ、テクニックは

釣り方は指示されたタナに落とし込み、しゃくりによって切り身を逃げる魚を演出するので、イメージ力&テクニックが必要です。しゃくりは小さく、または小刻みに行います。アタリは小さく出てその後本アタリが出るというパターンが多く、重みを感じたら小さくしっかりとアワセを入れます。

誘いのアクションは大きくしすぎるとハリスが舞ってアタリを逃すので、小さくまとめ、しゃくった後のアタリ、本アタリを逃さない事が釣果に現れます。タナ、誘い、アワセが大きなポイントで、エサの付け方は同様に大事なので、釣果が上がらない場合は、勇気を持って指導してもらう事も必要です。

ボート釣りでは

釣り方は乗合船と一緒ですが、ポイント探しが肝となります。沈み根や周りがポイントですが、陸から釣れているポイントの沖合の船道沿い等の、回遊が見込める場所がポイントとなります。

ベイトを魚探で探し釣る方法もありますが、タチウオ釣りは夜間が多く危険が伴うので、回遊待ちでアンカーを投入しゆっくり構える事がベターです。大型の釣具店やインターネットで、情報をしっかり掴んでから釣行しましょう。

太刀魚の沖釣り 動画でチェック!

タナ取りやアワセを動画で確認、初心者必見!

秋の東京湾でのエサ釣りでの釣行です。上述のサバの付け方から「誘い、アワセ」のテクニックを網羅した動画です。アワセの「間」がはっきり見れる動画です。動画を見て感覚的に覚えてから釣行に出掛けましょう。きっと釣れますよ!

太刀魚の釣り方 沖ルアー釣り

タックル、ルアーは

出典: https://www.ishiguro-gr.com/fishing/fishing_shinan_format.php?id=101

竿は2.4mのライトジギングロッドに 、パワーハンドル仕様の中型の ベイトリールをセットします。 道糸はPEの1号を200mセットし 、ショックリーダーは フロロカーボンを20~30lbを5m 接続します。ジグは100g~200gの メタルジグを使い分け何れも アシストフックを使用します。 ジグのカラーはパープル、 赤、金、赤金、ピンク、青 等5種類は用意したいです。

釣果につながる釣り方コツは

アクションは「ワンピッチジャーク」=(しゃくり1回にリールのハンドル一周)を基本にアピールする釣りとなります。太刀魚はフォール時にアタックしますので意識しながらアタリを待ち、当たったら軽くアワセ次のアタリをまち、ジグに重みがのったらゆっくりとしっかりアワセます。

タナに合わせアクションする事が大事なので、慣れるまではラインでタナが解るようにするか、メーター付きのリールを初心者は使用しましょう。

太刀魚の沖ルアー釣り 動画でチェック!

ルアー選び、誘い方などのコツを確認。初心者必見

タイトル通りタチウオジギングの入門編の動画です。予約から乗船の仕方など親切に説明しています。リーダーの結び方も解説してます。「ワンピッチジャーク」=(しゃくり1回にリールのハンドル一周)で綺麗にHITするシーンは参考になります。

太刀魚釣りの初心者のおすすめは

その人の性格にもよりますが

お手軽にアクティブに、場所を選ばずに釣りたい人は陸からのルアー釣りをお勧めします。ただ、暗くなってからはアピール度が低く、エサ釣りにはかないませんので、釣れる時間帯が少ないのが難点です。

対してのエサ釣りは用意が大変で、生き餌なども使用するために道具も多く、待ちの釣りですが、ウキの動きも潜り込むまで待つ時間が長く、その分楽しいので、最初から最後までじっくり腰を据えて楽しみたい人におすすめです。

結論的にはどちらもおすすめですが、陸からの釣りがじっくりと理屈が分かるので、陸から釣る事をおすすめします。


太刀魚の釣り方のコツはポイント選び

ポイント選びで釣果の半分が決まる!

陸からの釣りは回遊する場所が限定的なので、情報を釣り場に着く前や、前日などに見に行くことで釣果につながります。有名なポイントの周辺の辺鄙な場所でも水深があれば釣れますので、何れにしてもポイントの選定が重大です。

太刀魚の釣り方のコツは色々あります

初心者とベテランで釣果に差が大きく出る

タナを知り、タナに餌やルアーを投入する事が先ず大事で、それにはタナを知る事ですが、丹念に探るのも良いですが、時合が過ぎてしまうので事前に調べるか、先行者に聞きましょう。

また、ワームや、餌の付け方でヒットの確立が大きく変わりますので、基本に忠実に取り付けて投入します。エサ釣りでも餌を動かし誘う事で釣果が変わりますので、渋ったら行う事が大事です。

夜間の釣りでは蛍光のアピールが釣果につながりますので、面倒がらずにライトを当てアピールさせましょう。横の人ばかり釣れて自分が釣れない場合は、勇気を出して聞いてみましょう。案外これが一番のテクニックかも知れませんよ。

太刀魚の釣り方のコツ、釣果の差はアワセ

釣果に差が出るもう一つの大きなコツ

ウキ釣りではウキが完全に沈み走るまでじっくり待つことが基本です。ルアー釣りでは小さなアタリは軽くあわせ、さらに食いついた時に追い合わせを入れます。

ルアーではフォール時に食ってきますので、ラインテンションは糸フケの無い状況をキープしアクションする事が大事です。太刀魚は口が堅いのでフックは常に刺さりやすい状態にし、追い合わせをしっかり入れる事が大事です。

アタリがあるけど釣れないという人がいますが、アワセがあっていない事、針先に不備があったり、アシストフックを使っていないなどあり、単純な差が釣果に大きく差が出ますよ。

太刀魚釣りのおすすめルアー

メタルジグ、ワーム

陸っぱりからのルアー釣りではワインドワームがおすすめです。蛍光タイプのものが強く、ジグと使い分けてやってみた所、ワームの圧勝を記憶しています。

沖釣りでは逆にジグがおすすめで、これはポイントに到達するスピードや、アクションでも優位さがあります。どちらも使い方では優位性があるので、使い分けて楽しむ事が一番のおすすめです。

太刀魚釣りのおすすめのエサ

釣果につながるエサ

陸っぱりやボートでの釣りではアジやヒイラギなどの小物を昼のうちに釣って、活きエサで臨むのが最高のエサです。東京湾ではサバの切り身の皮付きの腹身での釣果が良く、細長く短冊切りにして小魚を演じる釣法も、釣りのゲーム性を高めていてよい餌と言えます。関西ではドジョウを使用します。

食いと持ちが良いらしく優秀な餌との事です。鮮魚店に売っているので、一度生き餌で試してみたいものですが、信頼度は高そうです。

太刀魚は超高級魚

初心者でもゲットできる身近な高級魚

太刀魚はポイント、タナ、アワセが解れば誰でも釣れる釣りです。太刀魚はサイズによって価値が大化けし、1kgを超える物では5000円/kg以上の値打ちがあり、甘鯛クラスの高級魚です。

小さいものでも釣りたては驚くほど美味しい魚ですので、「釣って楽しく食べて美味しい」嬉しい太刀魚の釣りを、はじめて見てはいかがでしょうか?特に、ヒラメ釣りやシーバス釣りや、エギングを始めた人はタックルが流用出来ますので、是非おすすめ致します。