評判のスキレットは売り切れ続出?ニトリなら買える?
スキレット鍋(フライパン)は、料理好きやアウトドア好きの間でここ数年の間で注目されている調理アイテムです。一般的な家庭で多く使われているアルミニウムにテフロン加工したフライパンとは異なり、鋳鉄製ならではの熱伝導力で肉がふっくらジューシーに、野菜は素材の甘さを引き出して美味しく調理できます。 スキレットはサイズが一人分ということで料理をしたそのままでテーブルに並べるとおしゃれです。インスタ映えするアイテムとして注目を集めています。
スキレットについて
スキレットという呼び名は、主にアメリカで使われている言葉で「鉄製のフライパン」を指しています。それ以前に「17世紀から18世紀にヨーロッパで使われていた足つきの深型シチュー鍋」をスキレットと呼んでいたこともありました。 日本で流行っているスキレットとは前者のことを指しています。流行以前から、小さな一人用の鉄製フライパンは料理好きの間ではあこがれのアイテムでしたが、ニトリが低価格で発売をはじめたことから一気に世間に広まっていきました。 最近では「スキレット」と聞いて「なにそれ?」と感じる人も少なくなってきているほど、日本人にも知名度があがった調理用品のひとつです。
ニトリのスキレットの基本情報
ニトリのスキレットの一番の魅力は日本でも買いやすいというところにあるでしょう。お値段もそうですが実店舗もあちこちにあり、ネット通販でも買うことができます。 ニトリのスキレットについてもう少し詳しく見ていきましょう。
スキレットは蓋は別売り?サイズは?蓋セットは?
ニトリのスキレット、通称「ニトスキ」には2つのサイズが用意されています。15cm(6インチ)サイズと19cm(約7.5インチ)の2つです。 スキレットは通常蓋(スキレットカバー)は別売りとなっていて、この2つのサイズに合うものは取り扱いがありません。その代わり、スキレットと蓋セットになったものが2サイズ展開で販売されています。 こちらのサイズは16cmと20cmとなっています。 値段はスキレット15cmサイズ 462円 19cmサイズ 740円。 スキレット+蓋セットが16cmサイズ 925円 20cmサイズ 1,380円です。
蓋代用になるもの
ニトスキにはジャストサイズのスキレットカバーが存在しません。蓋セットの蓋が1cm大きいだけだから使えるのでは?と思われるでしょうが、スキレットに蓋がある利点として「圧力をしっかりかけて美味しく仕上げる」「一度素材から出た旨味を逃さず食材に戻してやる」という2つがあげられます。 たった1cm大きいだけでこの2つの利点が損なわれる可能性があります。 蓋を買うなら同じサイズのスキレットを2つ買って1つを蓋代用にする方が鋳鉄製フライパンの恩恵にあずかれるでしょう。 もちろん、ニトリ以外のブランド品で同じサイズのスキレットカバーがあればそれもニトスキの蓋代用可能です。 ニトリでスキレットを購入する場合は、蓋セットで買うかニトスキの同じサイズを2つ購入するかがおすすめです。 お値段の面で見るとニトリのスキレット+蓋セットのコスパが一番高く「ちょっと試してみたい」「頻繁に使う予定はないけどひとつは持っていたい」という人向けの商品です。
IH対応のスキレット
最近はオール家電の住宅であったり、新築の家や賃貸物件でも新しい部屋にはガス台の代わりにIH調理器具がキッチンの主流となっています。IH調理器具で使えるのかというのが大きな問題になる人も多いでしょう。 ニトスキはIH対応しています。しかし、一番小さな15cmサイズで鍋底の幅が12cmと非常に小さなフライパンです。 IH調理器具の中でも鍋の大きさが対応していないものは使えない可能性があります。 買う時はお使いのIH調理器具に鍋サイズの制限があるか調べた方がよいでしょう。
ニトリのスキレットの評判は【口コミ】
ニトリのスキレット:良い口コミ
ニトリの通販には利用者のレビューがあげられています。ニトスキを買って実際に使った人の中では 「夫婦ふたりで暮らしていても、それぞれ別の料理をアツアツな状態で食べられるのが◎。鍋にも食器としても使えるのでコスパが良い」 というものがありました。
ニトリのスキレット:悪い口コミ
ニトスキのレビューにも良いものばかりではありません。実際使ってみてここは大変だった、良くなかったというレビューは以下のようなものでした。 「手入れの方法を見てきちんと手入れしているつもりでも、サビがでてきてしまう。サビがでている鍋で調理したものは食べたくないので結局使えない。」 鋳鉄製の鍋やフライパンは、アルミニウム製のテフロン加工の鍋が一般家庭の主流となっている現代では「扱いにくさ」を感じてしまうようです。 スキレットのお手入れ方法について、特にサビに関する注意点を次項でご説明します。
スキレットのお手入れ方法
スキレットはサビに注意
ニトスキはサビがでるという口コミがありました。鋳鉄製の鍋が減ってアルミニウム製鍋やテフロン加工鍋が増えたのはこのサビがでやすいという「お手入れの手間」を避けたいという目的が大きな割合を締めているでしょう。 鋳鉄製のスキレットはお手入れしなければ錆びるものというのは当たり前のことです。そのために行いたいのが使用前のシーズニング作業と使ったあとのお手入れです。
スキレットのシーズニングの方法①
買ったばかりのスキレットには錆止めの薬品が塗られています。これを洗剤を使ってナイロンのたわしでよく落とします。
スキレットのシーズニングの方法②
スキレットを空焚きして水分をしっかり飛ばします。その後、キッチンペーパーなどを用いて食用油をスキレットに薄くよく塗り込んでいきます。 スキレットが熱いうちにこの作業を行います。やけどに注意!(特に持ち手) スキレットが冷めたらもう一度油を塗り込みます。
スキレットのシーズニングの方法③
スキレットはそのままでは鉄のにおいが気になる商品もあります。このニオイ取りのために野菜くずを最初に炒めましょう。 これはニオイ取り目的なので食べませんので、捨てるような野菜くずを使用します。 油を入れ、野菜くずを炒める、野菜くずを一度捨ててもう一度油を入れて野菜くずを炒めると2回行えばニオイはほぼなくなるでしょう。 最後に野菜くずを捨てたら洗わずにそのまま30分ほど空焚きをします。 煙が出ますがそのまま空焚きを続けることで、シーズニングは完了です。
スキレットを使ったあとのお手入れ
スキレットの使用後のお手入れには「洗剤は使いません」! お湯を使いナイロンタワシで洗って乾燥させるのが基本です。 こげつきはスクイーパーでこげを取り除いてから水を入れて火にかけ、汚れを浮かせて落とします。 ニオイが移りが気になる時は重曹を入れた水をスキレットで沸騰させるとニオイが取れます。 洗剤を使って洗ったあとは、必ずシーズニングからやり直してください。
キャンプでも活躍!スキレットを使ったレシピ3選
スキレットを使ったレシピ①
スキレットの使い方で悩んだら、美味しそうな他の人のレシピを真似してみましょう。 スキレットでまず焼きたいのはお肉です。 ここでは、ハンバーグレシピをご紹介します。お肉がジューシーふっくらに仕上がります。 材料 ひき肉:300g 玉ねぎ:1/4個 パン粉:適量 牛乳:適量 卵:1個 塩、コショウ、ナツメグ:適量 作り方 1.玉ねぎはみじん切りにしてひき肉と合わせます。(余力があれば先に玉ねぎだけきつね色に炒めて粗熱をとっておいても) 2.卵と調味料とパン粉を入れて混ぜてみて、ゆるくなりすぎない程度に牛乳を入れてハンバーグのタネの硬さを調整します。 3.スキレットをよく熱し、油をしきハンバーグを両面焼きます。竹串を指して透き通った汁が出たら中まで火が通っています。 4.付け合せの野菜は電子レンジでチンして火を通しておいてから、スキレットに入れ軽く焼いて塩コショウで味付けてできあがりです。 ハンバーグを焼く時にスキレットカバー(蓋)を使用するとハンバーグが圧力と素材の水分でふっくらジューシーに仕上がります。
スキレットを使ったレシピ②
朝食に!HMで簡単美味しいダッチベイビー 材料 HM:50g 卵:1個 牛乳:適量 作り方 1.ホットケーキミックスを卵と牛乳を入れてよく溶いておく。タネのゆるさはお好みで。 2.スキレットをあたためバターを溶かし、1を流し込む。 3.弱火でじっくり20~30分焼き上げてできあがり。 ジャムなどお好みのソースをかけていただきます。
スキレットを使ったレシピ③
スキレットで男のひとり飯!逆オムライス 材料 冷ご飯:1膳分 卵:1個 青ネギとしょうが:トッピング用に適量 塩コショウ:適量 作り方 1.スキレットを温め油を入れたら冷ご飯を炒めて塩コショウで味付けして炒飯を作ります。 2.1をいったん他の器に置いておき、再びスキレットに油をしいて溶き卵を流し入れます。 3.溶き卵が半熟くらいで、1の炒飯をスキレットに戻してトッピングに青ネギと刻んだ紅しょうがを加えてできあがりです。 材料もシンプルで簡単に作れるひとり飯です。食べる時には半熟薄焼き卵も一緒にぐしゃぐしゃに崩して混ぜて食べると美味です。
まとめ
安くてコスパのよさが人気のニトスキについて詳しくご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。 シーズニングのやり方がわからない、おしゃれだと思って買ったけど使い方がわからないという人の疑問も解消できましたら幸いです。 おしゃれでインスタ映えするスキレットを活用して、毎日の生活やアウトドアライフを満喫していきましょう。