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バラで作るドライフラワー講座!綺麗に仕上げる簡単4つのステップ!

記念にいただいたバラの花束を思い出にとっておきたいとき、ドライフワラーにして保存する人も多いでしょう。簡単に美しく仕上げるバラのドライフラワーの作り方を3つのステップに分けてご説明します。この他バラのドライフラワーの飾り方もご紹介します。
2020年8月27日
佐藤3
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バラのドライフラワーを作ろう!

綺麗なバラ、思い出の花束。ドライフラワーにしてとっておきましょう。バラのドライフラワーの簡単な作り方から、乾燥方法の違いによる2種類のドライフラワーの作り方をご紹介します。 丹精込めて作ったバラのドライフラワーの魅力を、最大限に引き出すためにの飾り方もあわせて見ていきたいと思います。長期間楽しめる美しい花の楽しみ方、ドライフラワーを一緒に楽しんでいきましょう。

ドライフラワーの基礎知識

ドライフラワーの起源はハッキリと伝えられていません。西洋では16世紀頃、有名なビクトリア女王も乾燥させた花が大変お好きで、額縁に入れて部屋に飾っていたと伝えられています。 日本では江戸時代に読本作家:滝沢馬琴が押し花を集めた本を作っています。 ドライフラワーという言葉が日本で一般的になったのは、昭和に入ってからのことです。英語の「Dried flowers」という言葉をそのままカタカナにして広められたのがはじまりといわれています。

ドライフラワーに向いているバラ・向いていないバラ

ドライフラワーに向いているバラの品種はHT(ハイブリットティー)系という人もいます。しかし、HT系のバラは大輪であることが多く、ドライフラワーにするのが難しい品種でもあります。 利用目的やその人の好みもありますので一概にはいえません。 ドライフラワーになりやすいのは「水分が少ない」「厚手の花びら」を持っている花です。 フラワーショップでドライフラワーにするバラを探す時は、この2点に注意して選ぶと失敗しにくいでしょう。 また、バラの花色もドライフラワーの美しさを大きく左右します。シリカゲル法なら色が比較的鮮やかに出るので問題ないですが、自然乾燥法でドライフラワーを作る場合に避けたいのは「真紅の薔薇」です。 全体が黒くなってしまい、あまり美しいとはいいがたい花色に変化してしまいます。 このことから、花色は淡いものの方がドライフラワー向けといえるでしょう。

ドライフラワーの作り方:上手に乾燥させるには

それでは早速ドライフラワー作りに入りましょう。ドライフラワーを上手に作るには乾燥前の処理となる3つのステップが大切です。簡単なことですが、手を抜くと後で面倒なことになったり、出来上がりの見栄えが大きく損なわれたりしてしまいます。 「切り花が傷んできたらヒモで縛って吊るしておけばいい」…それでもドライフラワーを作ることは可能です。でも、できるだけ美しいバラのドライフラワーを作るためには、前処理は手を抜けない部分です。 ここでは、ステップごとに順を追って簡単なドライフラワーの作り方を知りましょう。

ドライフラワーの作り方:ステップ1

バラは新鮮なものを使いましょう。大きな花よりも小型から中型のものが花びらの水分量が少なく、初心者にも簡単に綺麗なドライフラワーが作れるでしょう。 ドライフラワーにするなら水揚げはしないのがコツです。


ドライフラワーの作り方:ステップ2

花びらの奥に結構虫が隠れています。見つけ次第綿棒で取り除いておきましょう。

ドライフラワーの作り方:ステップ3

特にシリカゲルで乾燥させる場合は、花だけをカットして用いることが多いです。ドライフラワーにした後どのように飾るのか、飾り方を考えてバラを先にカットしておくと乾燥が楽に簡単になります。 この他、乾燥前にぜひカットしておきたいのがバラの棘です。乾燥すると硬くなり乾燥後に取り除こうとすると手を怪我してしまうことも。 できるだけ乾燥前の処理としてバラの棘を取り除いておきましょう。

ドライフラワーの作り方:仕上げの乾燥・簡単なのはどっち?

ドライフラワーの乾燥方法:ステップ4自然乾燥法

ドライフラワーの乾燥方法には吊る方法とシリカゲルを使う方法の2種類あります。吊る方法での注意点は、なるべく風通しのよい日陰に吊ることです。 数本の茎を輪ゴムなどでひとまとめにして高所から吊り下げます。この時数本まとめずに1本1本吊るす方法もあります。どちらでもお好みでかまいません。 自然乾燥法の良いところは、バラの花と吊るす場所があれば誰でもすぐにドライフラワーが作れるところにあります。

ドライフラワーの乾燥方法:ステップ4シリカゲル法

シリカゲル法はステップ3まで済んだバラをタッパや瓶の中にシリカゲルを入れ、そこに花を入れることで乾燥させます。 吊る方法と比べてシリカゲルで乾燥させるメリットは、早く乾燥すること、風通しのよい吊るす場所がない人でも出来るということです。

バラのドライフラワーを綺麗に飾ろう:飾り方


自然乾燥やシリカゲルで乾燥させたバラのドライフラワー。そのまま飾っておいても良いですが加工することでもっと素敵なお部屋のアクセントになってくれます。 バラのドライフラワーの飾り方の種類やバラと合わせやすい他の花をご紹介します。

バラのドライフラワーの飾り方吊る?立てる?

ドライフラワーを自然乾燥させた時の状態まま吊るしておくのも、自然な感じで素敵なものです。お気に入りの瓶に入れ立てておいたり、何種類もの色の異なるバラの花びらだけをかごにたくさん入れておくのもとってもロマンチックなお部屋の飾りとして使えるでしょう。

ドライフラワーをレジンで固めて

小さなスプレーバラのドライフラワーならレジンで固めてアクセサリーにしても素敵です。バラ以外の花でもレジンで四角く固めてタイルのように使う使い方をする人もいます。 お部屋に飾るだけでなく、普段持ち歩いたり身につけたりするものにもドライフラワーは活用されています。

ドライフラワーの活用法:西洋では神聖なものだった?

キリスト教圏ではドライフラワーは神聖な行事にも使われます。海での追悼式にドライフラワーやドライフラワーで作ったリースを投げるシーンなどを映画で見たことがある人も多いでしょう。 一度自然乾燥させたドライフラワーを加工することで色んなシーンでドライフラワーを楽しむことができます。 日本で昔から有名なのが「押し花」です。これも本の間に挟むことで紙に水分を吸収させて自然乾燥させたドライフラワーといえるでしょう。できた押し花を台紙に貼ってリボンをつけてしおりにする人もいます。 最近ドライフラワーの飾り方で人気なのが、バラのリース作りです。この時に悩むのがバラの他にどんな植物と合わせるか…でしょう。次項では、バラと合わせやすい植物、お互いが引き立て合う植物の種類をご紹介します。

バラと合わせやすい他のドライフラワーの種類と作り方


初心者にもおすすめ簡単なカスミソウのドライフラワー

カスミソウはブーケでもバラと合わせられることが多いです。飾っておくだけで自然とドライフラワーになっていることもあるくらい、乾燥しやすくドライフラワーに仕立てるのが簡単な植物です。 作り方は自然乾燥法が向いているでしょう。

良い香りを放ちながらドライフラワーになってくれるラベンダー

ラベンダーは香りが良い紫の花が特徴で、ポプリなどによく使われます。香りの強いバラと一緒にすると喧嘩をしてしまいますが、香りの少ないバラとなら相性も良いでしょう。 ラベンダーも吊るしておく自然乾燥がおすすめです。乾いていきながらずっと良い香りを周りに振りまいてくれます。

グリーンを加えるならユーカリが人気

葉が丸くかわいい形をしているのが人気のユーカリの葉。ドライフラワーのグリーンのパーツとしてよく用いられます。 ユーカリの葉も香りが強いので他のドライフラワーとの相性を考えるなら香りが抜けるまでしっかりと自然乾燥させることをおすすめします。 ユーカリも自然乾燥法の作り方が向いていますが、香りは気にしないという方はシリカゲル法でも簡単にドライフラワーに仕立てることができます。

まとめ

バラのドライフラワーを4つのステップに分けて、自然乾燥法とシリカゲル法の2種類ご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。 西洋では神聖なものとしても扱われるバラのドライフラワー。それだけ飾ったり花びらをポプリにしたりと利用価値も多いですが、他の植物と合わせることであなたらしい一品を作り上げることが出来るでしょう。 バラ以外の植物のドライフラワー作りにもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。