ジャボチカバとは
科名
ジャボチカバの科名は「フトモモ科」です。
学名
学名は"Myrciaria cauliflora"となっております。
ジャボチカバの花言葉
花言葉:「神秘」「永代」
ジャボチカバの花言葉は「神秘」「永代」となっております。それぞれの由来について見ていきましょう。
花言葉の由来
ジャボチカバは、幹に直接なる果実で、その様子はとても奇妙です。その様子から、「神秘」という花言葉ができました。また、ジャボチカバは、一度育ったら、孫の代まで安定的に実がなると言われています。そのことから「永代」という花言葉が生まれました。
ジャボチカバの栽培方法
難易度
ジャボチカバの栽培難易度は中級です。育つまで時間がかかりますが、熱帯の植物にしては耐寒性もあり、冬の霜にさえ気をつければ大丈夫です。
水やり
ジャボチカバは、乾燥に弱い植物なため、土は常に湿らせておきましょう。特に夏は朝夕水を与えるのが良いです。冬になったら成長も遅くなるため、水はあまり与えなくていいでしょう。鉢植えの場合は月に1、2度ほど、地植えの場合は水を与える必要はありません。
肥料
ジャボチカバは化学肥料に弱いため、有機肥料を使うようにしましょう。腐葉土を土に混ぜるなどが適しています。成長期である4月から9月にかけて、4回ほど定期的に与えるのが良いです。一度にたくさんあげすぎるとダメになってしまうので、適量を与えるようにしましょう。
剪定
ジャボチカバの剪定は実がなるようになるまでは行いません。実がなるようになったら、根元から生えてくる若芽のみを切るようにしてください。そうすることで、果実に栄養がたくさん回るようになります。
増やし方
ジャボチカバの増やし方には、挿し木と種まきがあります。 挿し木は、剪定した7cmほどの枝を用います。4月に植えると、成長が早いので良いでしょう。弱酸性の土が適しています。根付くまで少し時間がかかりますが、4月から9月は成長期なのでいずれ安定します。 種まきの場合は、種をそのまま土下5cmくらいのところに植えます。芽は出やすいですが、実がなるようになるまで5年ほどかかるので、苗から育てるのが良いでしょう。
場所
ジャボチカバは暗いところではあまり育ちがよくありません。日当たりのいいところで育てるのが良いでしょう。土は水はけの良い土を好み、栄養分の多い場所を好みます。
植え替え
ジャボチカバは1~2年に一度の頻度で植え替えをします。もともと成長が遅い植物なので、頻繁に植え替えをする必要はありません。ただ、鉢に根っこがまわりすぎると根っこが窒息してしまうため、根詰まりを起こしてないか定期的に確認してください。植え替えは、成長期の初めの4月か、成長期が終わった9月かに行うと良いです。
ジャボチカバの特徴
ジャボチカバの特徴は、何と言っても幹に直接成る実です。初めて見る人はその様子はとても奇妙でしょう。ただ、果実自体はとてもおいしく、ブラジルなどでは人気の果物となってます。
ジャボチカバの品種
大葉系
大葉系は春から秋まで花が咲き続けます。葉は付け根の部分は丸みを帯びているのが特徴です。
中葉系
中葉系は大きな果実がなり、一番美味しい果実がなります。大葉系のものと葉っぱの形は似ていますが、中葉系のものの方が小さいです。
小葉系
小葉系は、先端と付け根いずれも尖った形をしており、黄色や緑色の果実がなります。いちばん小さい実がなるのが特徴です。
ジャボチカバの食べ方・効能
ジャボチカバの味
まだまだ日本ではあまり普及してないジャボチカバですが、気になる味はどうなのでしょうか。ジャボチカバの味は、その見た目に反してとても甘いようです。パイナップルのような味がするらしく、ポリフェノールがたくさん含まれていて抗がん剤としても効果がある大変有能なフルーツです。
ジャボチカバのジャムのレシピ
ジャボチカバの人気レシピとして、ジャムがあります。 材料は、ジャボチカバの実:水:砂糖=2:1:1となるように用意します。これらを7、8分煮て、灰汁を取り除いていきます。それを裏ごし器で濾したら、冷凍保存しましょう。 ジャボチカバのジャムはとても簡単にでき、味もすごく美味しいので、ぜひ一度試してください。
ジャボチカバの効能
ジャボチカバの効能としては、上述したように抗がん作用があるほか、様々な生活習慣病を防ぐ効果もあります。 これは、ジャボチカバにアントシアンが多く含まれているためで、ブルーベリーよりも濃く含まれているんだとか。高血圧や脳卒中を防ぐため、高齢の方や糖尿病の方に大変おすすめな果物です。
ジャボチカバはどこで手に入れられるか
ジャボチカバの苗は、ネット通販で購入することができます。値段は苗の大きさによって大きく異なりますが、3000円前後のものが多いように思います。まだまだ知名度が高くないので、苗を売ってるお店は少ないですが、ネット通販では手に入れることができるので、興味のある方は購入してみると良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、 ・ジャボチカバは幹に大きなぶどうの実のような果実が成る ・ジャボチカバの花言葉は「神秘」「永代」である ・ジャボチカバの種類には、大葉系、中葉系、小葉系の3つに分かれる ・ジャボチカバはとても甘く、様々な病気に効く成分を含んでいる ことなどについて解説しました。まだ日本では知名度の低いジャボチカバですが、とても美味しい実が成るのでぜひ栽培してみましょう。