アズーロコンパクトとは
アズーロコンパクトとは、サントリーが開発した花の品種です。元々はロベリアという花がもとになっており、春から夏を越え、秋ごろまで美しい花を楽しむ事が出来る品種です。基本的にはサントリーが開発したもの以外はアズーロコンパクトとは言えないので、気になる方はタグが付いている事をチェックしてください。 鉢植えは勿論、庭植えでも育てる事が出来るのでどんなお家にもおすすめの品種です。
アズーロコンパクトの基本情報
アズーロコンパクトの科名
キキョウ科
アズーロコンパクトの学名
Lobelia (ロベリア) ロベリア属は、熱帯から温帯にかけて約200種程度生息していると言われています。まだ発見されていない品種もあるかもしれないので、大変種類の多いものだと言えるでしょう。
アズーロコンパクトの花名由来
サントリーが開発した品種です。ですが、HPなどには明記されいませんでした。 イタリア語で考えると アズーロ=青色・空色 コンパクト=小さなかたちできめこまかな という意味があるので、そこから花のイメージを参考にして名付けられたのでは無いかと推察する事が出来ます。
アズーロコンパクトの花言葉・開花時期
アズーロコンパクトの原種はロベリアというお花です。ロベリアには種類が多く、アズーロコンパクトの元となったのは、その中でもエリヌスというものです。同じロベリアであっても、原種となった花によって違いが出る事もこの花の面白さです。
アズーロコンパクトの花言葉
『いつも愛らしい』
アズーロコンパクトの開花時期
3月下旬から8月中旬の秋前 アズーロコンパクトの開花時期は、他の花に比べても比較的長いと言われています。その為、長い期間美しい花を楽しむ事が出来るので、幅広い方々に人気の品種です。お店に並ぶのは実際の開花時期よりも前になるので、2月から7月の春から夏にかけての時期か、10月以降の秋頃になります。
アズーロコンパクトの育て方
育て方の難易度
とても丈夫な品種で、寒い時期でも比較的多くの花を付けることが出来ます。難しい栽培方法もない事から、初心者向けの花と言えるでしょう。
育て方:時期
3月~10月まで美しい姿を楽しむ事が出来ますが、ピークは7月頃です。この時期の手入れによって、秋口の花の付き具合が変わってきます。きちんと管理をする事によって、長期間美しい花を楽しむ事が出来るでしょう。 基本的には一年草なので、冬になる頃には枯れてしまいます。ですが、中には冬になってもまだまだ美しい花を見せてくれる株もあるかもしれません。その際には、霜や雪が当たらないようにしてあげてください。寒さの厳しい地域では、玄関先など中に入れてあげる事も大事なポイントです。
育て方:水やり
アズーロコンパクトは比較的沢山の水を必要とします。その為、土の表面乾いたらお水をあげてください。この際表面だけを確認して水をあげるのではなく、鉢底から流れ出るまでしっかりとあげる事がポイントです。水は、葉の上からではなく根本から優しく入れてあげましょう。
育て方:肥料
肥料は、お花のご飯となります。その為、定期的に使う必要があります。まずは、環境の変化のある、家に植える時に使います。その後は、1か月に1度程度追加してあげてください。ただし、開花時期は通常よりも多くの栄養素を必要としているので、肥料を切らさずに与えてください。
育て方:種まき
種まきの時期は、9月中旬~10月中旬とされています。しかし、お店によっては種よりも苗で販売されている場合も多く、時期がずれる可能性もあります。そんな時は、タグの裏を確認したりお店の方に意見を聞いてみましょう。
育て方:剪定
お花を美しく咲かせる為には、日々のメンテナンスが重要です。植えたまま、ただ水を与えていたとしても、美しい花を継続させて咲かせる事は出来ません。 アズーロコンパクトの場合には、葉の色が黄色くなってきたときや咲き終わった花がある場合にはすぐに摘み取るようにして下さい。はさみなどを使用してしまうと、本体を傷つけてしまう場合があるので、基本的には手で行いましょう。 この作業は剪定と呼ばれており、定期的に行う事によって十分な栄養素を必要な場所で使う事が出来ます。その為、より効率的に美しい花を咲かせることが出来るでしょう。
育て方:増やし方
アズーロコンパクトは非耐寒性の一年草です。その為、同じ株をずっと育てる事は出来ません。しかし、開花時期が長いので、きちんと手入れをする事によって、一年を通して美しい花を楽しむ事が出来ます。 美しい花を咲かせる為には、肥料をきちんとつかいつつ剪定して行く事が重要です。少々手間のかかる作業ですが、それをする事によってお花を綺麗に増やしていく事が出来ます。
育て方:場所
直射日光を避けた日当たりの良い場所がおすすめです。根腐れを防ぐためにも風通しの良い場所必要となり、室内よりも外の方がおすすめです。 どうしても、室内に置く場合には締め切った暗い場所は避けましょう。
育て方:挿し木
一年草の為、挿し木は難しいでしょう。
育て方:寄せ植え
一年草と言う事もあり、刈り込みは基本的行う必要はありません。ですが、一年の間に大きく育つのでそのままにしておくと、形が悪くなり他の花とのバランスもとりにくくなります。その為、株が大きくなってきたら適度に形を整える事も出来ます。
育て方:植え替え
アズーロコンパクトは、最初は小さなポット苗で販売されている事が多いです。しかし、そのままにしておいても大きくなる事はありません。まずは、ひとまわり大きな鉢にうつしてあげましょう。そうする事によって、根が広がり、更に美しく大きな苗にする事が出来ます。この際、根をほぐしながら植える事が重要です。 アズーロコンパクトは、高さが10~20センチほどあるので、他の植物と一緒に植えると良いアクセントにする事が出来ます。
育て方:摘心
ロベリアの改良種と言う事もあり、基本的にはロベリアと同じ場所を行えばいいとされています。その際には、無理に行うのではなく、優しく行ってください。
育て方:植え付け
アズーロコンパクトを、鉢から植え替える際や庭に植える際には、あまり気温が高くない時間帯がお勧めです。その為、太陽がまだあまり出ていない朝方や午前中のうちに行いましょう。
育て方:寄せ植え
アズーロコンパクトはある程度まとめて植える事によって美しい花を楽しむ事が出来ます。鉢の大きさにもよりますが、3~5株程度がお勧めです。 同じ色を入れても美しい姿を楽しむ事は出来ますが、アズーロコンパクトには色々な色があるので、濃淡をつけて植える事によってより美しい姿を楽しむ事が出来るでしょう。 あまり鉢に余裕がない時は、アズーロコンパクトと他の植物を合わせてみましょう。アズーロコンパクトは一株でも開花時期には多くの花を咲かせるので葉物系の植物を一緒に植える事によっても、変化のある寄せ植えを楽しむ事が出来るでしょう。
育て方:植え込み
アズーロコンパクトをプランターに植え込む際には大体30センチ直径の丸鉢プランターに3株程度が望ましいとされています。庭で考えると少々難しいかもしれませんが、15センチ程度離す事で解消する事が出来るでしょう。
育て方:かかりやすい害虫や病気
アズーロコンパクトは、基本的に外に置くお花です。その為、虫の被害に合う事もあります。アズーロコンパクトがかかりやすい虫の被害は以下の通りです。 ■アブラムシ・・・5月〜9月頃 植物の栄養素を吸ってしまうので、発育が悪くなります。 ■うどんこ病・・・梅雨時期などじめじめした時期 うどんの粉を付けたように葉が白くなってしまう事が特徴です。 これらの虫の被害や病気は、市販の薬によって比較的簡単に治す事が出来ます。被害が大きくなる前に、早めに薬を使う事をお勧め致します。
アズーロコンパクトの特徴
アズーロコンパクトは、原種であるロベリアよりも長い期間美しい花を楽しむ事が出来ます。夏を超す事が出来るので、ガーデンイングの主役となってくれるでしょう。花の形がまるでチョウのような姿なので、華やかで愛らしい姿を楽しむ事が出来ます。 カラーも沢山登場しているので、自分の好みの雰囲気に合わせて株を選ぶ事によって全く違った雰囲気の鉢植えとして楽しむ事が出来るでしょう。
アズーロコンパクトの品種・原種
アズーロコンパクトの原産地
こちらの花の場合、サントリーが開発したロベリアの品種です。その為、原産国などはありません。ちなみに、ロベリアの原産国は、原産地は、南アフリカとされています。 源品種である、ロベリアではではそう長く咲く事が出来なくとも、春~秋まで美しい花を楽しむ事が出来ます。ですが、その分値段が高くなってしまうという難点もあります。
アズーロコンパクトの分布地
青、青紫、白、濃いピンク、濃いブルー、ピンク、薄紫などの様々な色がありますが、どれも品種改良によって出来たお花です。その為、分布地などは無く園芸店などで購入する事が出来るでしょう。
アズーロコンパクトのその他おすすめ情報
ロベリアの改良種です。基本的には、一年草なので冬を越す事は出来ません。ですが、最近では新種改良が進んだこともあり、種類によっては多年草と呼ばれる冬を越す事が出来る品種も登場してきました。アズーロコンパクトとしての見た目的な差は殆どないので、気になる方は購入前にタグをチェックしてみてください。 また、鉢植えのイメージの強いアズーロコンパクトですが、切り花として販売されている事もあります。ふんわりとした姿が、花束などに入る事によってより豪華で華やかな印象にしてくれる事でしょう。
まとめ
アズーロコンパクト様々な色があり、チョウのような可愛らしい姿を楽しむ事が出来ます。初心者の方でも、きちんとお世話をする事によって、大きくすることが出来美しい姿を楽しむ事が出来るでしょう。ガーデニングの主役として、是非お楽しみください。