ジャカランダとは
ジャカランダの科名
ジャカランダの科名は「ノウゼンカズラ科」です。ノウゼンカズラ科は熱帯などで多く見られますが、温帯でも生息してます。そのほかの有名なジャカランダ科といえば、黄色い花をつけるイペの木などがあります。
ジャカランダの学名
ジャカランダの学名は、そのまま"Jacaranda"と表します。
ジャカランダの花名由来
ジャカランダの和名は「桐擬き(キリモドキ)」と言われています。これは、桐とよく似た紫色の花を咲かせることからつけられた花名です。
ジャカランダの花言葉・由来
ジャカランダの花言葉:「名誉」「栄光」
ジャカランダの花言葉は「名誉」と「栄光」となっております。とてもジャカランダの花の雰囲気に合っていますね。花言葉の由来を見ていきましょう。
ジャカランダの花言葉由来
ジャカランダの花言葉は、花の形がラッパに似ていることからきたと言われています。戴冠式などの祝いの場で流れるファンファーレを連想しているのでしょう。
ジャカランダの開花時期
ジャカランダの開花時期は5月から6月です。ジャカランダは熱帯に咲く花として有名で、乾期が終わった直後に咲くようです。紫色の綺麗な花が咲き誇り、熱海などではジャカランダの植物園が有名となっております。
ジャカランダの栽培方法
難易度
ジャカランダの栽培の難易度は中級です。もともと熱帯の植物なので冬の寒さには弱いですが、冬は水もあまり与えなくて大丈夫です。
ジャカランダの育て方:植え付け
植え付けの場合は、ある程度大きくなったものを使いましょう。小さいジャカランダは寒さに弱く、管理も大変となっているため、難易度が上がります。
ジャカランダの育て方:種まき
ジャカランダは秋に木からタネを採取して、来年捲くことができます。ただし、木が大きくなるまでは種がならないので、あまり種まきをすることはありません。株から育てるのが良いでしょう。
ジャカランダの育て方:水やり
春から夏にかけては成長期となっているので水もたっぷりあげましょう。秋になって葉っぱが黄色くなってきてからは水をあげる回数を徐々に減らして行き、冬は月に1、2回あげる程度で大丈夫です。
ジャカランダの育て方:肥料
肥料は春から夏にかけて、有機肥料、またはじわじわと効果が出るタイプの化学肥料を2ヶ月ごとにあげましょう。苗を植えつけるときも土にしっかり肥料を与えると良いです。
ジャカランダの育て方:剪定
ジャカランダの剪定は3月から4月に行います。細い枝を切って主幹はちょうど良いと思う高さまで切りそろえましょう。
ジャカランダの育て方:増やし方
ジャカランダは挿し木で増やすことができます。 挿し木は5月から7月に行うのが通常です。枝は10cmほど切り取り、葉っぱは上の葉を数枚残すのみにします。挿し木の元を水に30分程度つけたら、土に挿しましょう。根が張るまで常に土が乾かないよう水をこまめに与えてください。
ジャカランダの育て方:場所
春から夏にかけては、外で日当たりの良い場所で育てます。乾燥にも強い植物なので、日当たりさえよければ大丈夫でしょう。 秋になって葉っぱが黄色になってきたら室内の日当たりの良いところに取り込みます。寒さには比較的強いですが、冬には暖かい部屋で育てるようにします。
ジャカランダの育て方:植え替え
ジャカランダは成長がとても早いので、根が窒息してしまう場合があります。そのため、植え替えは早めに行った方が良いでしょう。植え替えは6がつに行うのが適当です。傷んだ黒い根を取り除いて、大きな鉢に植え替えます。根は3分の1程度取り除いてあげると良いでしょう。
ジャカランダの特徴
ジャカランダは世界三大大木のうちの一つで、10cm程度のものから15mのものまで様々な高さがあります。紫色の花が特徴で、6月ごろには綺麗に咲き誇ります。 ジャカランダの原産地はアルゼンチで、主に熱帯の地域に生息していますが、日本でも栽培可能です。ただし、寒さには弱いので、冬の寒さが厳しいところでは栽培は難しいです。 外国では、ジャカランダの花が咲くと春の訪れを感じるようです。
ジャカランダの品種
ジャカランダ・ミモシフォリアホワイト
「ジャカランダ・ミモシフォリア・ホワイト」は、白い花のジャカランダです。紫の花が特徴的なジャカランダですが、白色の花もまた美しいです。ブラジルやアルゼンチンなど、南アメリカを中心に生息します。
ジャカランダのその他おすすめ情報
ジャカランダの害虫対策方法
ジャカランダはカイガラムシという害虫がつく場合があります。このカイガラムシは湿度の高いところに発生しやすいです。よく効く農薬というのはないため、歯ブラシを用いてこすって落とすのが最善の策です。
熱海で人気なジャカランダ遊歩道
熱海では6月ごろになると、ジャカランダがたくさん成ります。紫の花が遊歩道全体に咲き誇り、大変人気な観光スポットとなっております。ジャカランダを楽しみたい方は一度訪れてみると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、 ・ジャカランダは世界三大大木の一つとして世界的に親しまれており、綺麗な紫色の花を咲かせること。 ・ジャカランダは、そのラッパのような花の形状からファンファーレをイメージし、「名誉」「栄光」といった花言葉を持つこと。 ・ジャカランダは、もともと熱帯に生息する植物なため、成長期には水をたっぷりと与え、冬は防寒対策が必要であること。 ・熱海には、ジャカランタで有名な遊歩道があること。 などについてご説明しました。春になると綺麗に咲き誇るジャカランダの木。自分の庭で育てることができたら嬉しいですよね。 最後までお読みいただきありがとうございました。